(偽)オタコンのSAO ※打ち切り 作:LeonardRuin
ここからアルゴは...
アイツ...オタコンは最初に会った時、よく分からない人間だった。
だけど、悪い奴では無いって事は解った。
それと同時に、何か抱えている様にも見えていた。
「頼みがあるんだ。...僕の友人にPohって奴がいてね。彼を探してほしいんだ。コルは多めに渡すよ。」
思えばこの時点で気付くべきだった。
その依頼をしてきた時、オタコンは何か思い詰めた様な表情をしていた。
何日かして該当するプレイヤーを見つけ、オタコンに話した後。
次の日だ。オタコンは今にも死にそうな目をしていた。
朝っぱらから怪しいと思い、1層のあの死亡者確認リストの黒い岩を見た。Pohは死んでいた。
予め武器を用意してオタコンに問い詰めると、
「か、彼はむ、昔からの...友人だったんだけど鬱気味だったんだ。だから探してもらったんだけど、彼は死を望んでいた。決闘で俺を殺してくれって言われて殺してしまった。顔は安らかだったよ...僕は救えたのかな?救えなかったのかな...解らないよ。」
「オタコン....」
見てられなかった、辛かった。
オタコンは今にも死にそうな顔になっていた。
その日は一日中オタコンを見守っていた。
「僕の事は大丈夫だよ...だから...だからもう放って置いてくれ。」
「それは出来ないゾ。今目を離したら取り返しがつかなさそうだからナ。」
「本当に大丈夫だから.....それにもう関わらないから....」
「どういう事だよオタコン!頼むからしっかりするんだ!」
「も、もう本当に大丈夫なんだよ!それに依頼をしてこんな事を引き起こさせてしまったんだ。僕にはその責任が有る。だから.....」
オタコンはそう言ってステータスを弄る仕草をした後、私から離れていった。
「オタコン...?」
「それじゃ.....!」
彼はそれ以来来ていない。
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あれから何層か攻略が進んだ。
それに伴い死者も増えてきて、最近ではPKも増えて来ている。
キー坊とは相変わらず連絡が取れない。
あいつはあの1層の攻略の際、他の奴のフレンド設定を削除した。
だから誰も連絡が取れない為、生きている事を確認する事しか出来ない。
「オタコンにつれてキー坊までいなくなっちまうなんてナ...」
怖い……生きているのは解るが、もしいつの間にか横線が引かれていたら...?怖い、怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!
「だれか...だれか...助けてよ...」
「すまない。...おい?アルゴ?」
誰かに呼ばれたのかな...?
後ろを振り返るとそこには...
「...え?...キリ...キー坊!?」
ギュッ
「あ、アルゴ...?」
「キー坊ッ!お前何処に行ってたんだよっ!...もう会えないかと思ったんだぞ...みんな心配してたんだ....ぞ....。」
いつの間にか私はキリトに抱きついていた。泣いていた。
この出来事は私の黒歴史1だ...思い出すだけで恥ずかしい。
「.....すまないアルゴ。あの時フレンドを全削除したせいで...」
「良いんだ。無事でよかったぞ....。う、そ...それで、どうしたんダ?急に現れて...」
「....死者蘇生が出来るアイテムを探してる。」
「え...?死者蘇生のアイテム...?たしか...クリスマスのイベントクエストだったかナ?」
「あぁ...!そのアイテムが必要なんだ...!俺の入ってたパーティの1人が死んだんだ!テツオって言うプレイヤーだ!罠に引っかかったんだ...。」
やったねキリト!ヒロインが増えるよ!
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