~雷狼竜~   作:たかゆい

1 / 1
モンスターハンターです、拙い小説ですがどうぞ


第1話

〜ユクモ村〜

 

 

ユクモ村は今、ハンターで溢れかえっていた、村の集会場にはハンターが依頼を受注する為に受付嬢と話をし、ユクモならばでの集会場の温泉には狩をして疲れた身体を癒すためにハンターが入浴し、アイルーもなぜか一緒に入っていると言う様子になっている。

 

 

 

ユクモ村は本来はハンターは居なく、昔ながらの歴史がある小さいながらもまあまあやって行けてた村だった、何故ここまでハンターが居るのか、

 

それはユクモ村の近くの密林・森丘、砂漠などに新しく確認されたモンスターが沢山現れ、それに困ったユクモの村長がハンター協会、ギルドに依頼し、それでここにハンターが沢山来たと言う訳だ。

 

更に、ユクモ村の周りは意外と広く、ギルドから派遣された調査団が調査をした結果、『ここは未知の宝庫だ』とその広さと果てしなさに感嘆したらしい。

 

今、ユクモ村の集会場にはまだ発表されて無いものも含めると、約20以上のモンスターの依頼が出されている、他の村で出される数は平均で3〜4、首都のドンドルマでようやく10を超えると言う程度なのだから如何にここがモンスターの種類が豊富だという事を表している。

 

今集会場では、ギルドの受付嬢と双剣を腰に提げているハンターが依頼について話し合っていた。

 

 

 

 

「最近密林にも出てくるようになったリオレイアを討伐して、レイアの頭棘を討伐証明として持ち帰る、それが依頼という事で良いのだな?」

 

 

「はい、契約金は1500ベリーに成ります。」

 

 

「了解した、しかしリオレイアか…密林にも出てくるとは…少し厄介だな。」

 

リオレイア、飛竜種で、主に森に生息し、その巨体を活かした突進と体当たり、毒を使った攻撃で多くのハンター達を打ち負かし、陸の女王と呼ばれ、夫婦たるリオレウスと双璧を成す強大な飛竜でハンター達に恐れられている。

 

一番怖いのはリオレイアの巣に入り、卵を盗み、納品する時だ、リオレイアは母性本能が強く、子供を大切に育てるので、卵を盗まれた事に気が付いたら烈火の如く怒り狂う。

 

前リオレイアの卵を納品する依頼を受けた四人組のハンターが、三人は追ってくるリオレイアを止め、一人が卵を運んだのだが、卵を盗まれ、烈火の如く怒り狂ったリオレイアが三人のハンターをたちまち蹴散らし、返す刃で卵を運んでいたハンターに迫って行って、卵を取り返した後にそのハンターは毒を喰らい、ダウンしてしまった。

 

その四人組が言うには、卵を盗まれたレイアは普通とは違い、とても動きが早く、突進が止む事が無く攻撃を受けても構わずに突っ込んでくるため、耐え切れずに負けたと言う。

 

 

レイアは怒らせると経験を積んだハンターが多数でかかって行っても返り討ちにされるぐらいヤバイのだ。

ハンターがリオレイアの卵を取りに渓流に向かっている頃…

 

 

渓流では異変が起きていた。

 

 

渓流の更に上にある山は数々の大型モンスターが生息し、常に弱肉強食の争いが繰り広げられている事からモンスターを狩るハンターでも余り立ち入らない事から霊峰と呼ばれていた。

 

今霊峰に生息する大型モンスター達は怯えていた、

 

 

霊峰でも一番頂上にある洞窟に篭って滅多に姿を現さない者が突如、何の兆候もなく洞窟を出て、霊峰を降り始めたのだ。

 

〜霊峰〜

 

草を踏みしめながら、剃り立った崖の端に立って、それは軽く吠えた

 

己の状態を確かめるように。

 

 

 

 

吠えた者は怒り狂っていた

 

先程居た霊峰で休息していた所を謎の生き物により、追い出されたからだ。ソイツが操る風はとても強く、嵐を伴っていた。彼は霊峰の生態系の頂点に立つ力を有しているが、流石に天変地異を起こす相手には叶わなかった。

 

この事は彼のプライドを傷つけた。何者にも負けない誇り高い彼はソイツに勝る力を身につけて、ソイツを打ち倒すと誓った。

 

彼は霊峰より下にある渓流に向かった。

 

 

リオレイアの卵を取りに向かったハンター達は渓流にあるリオレイアの巣で、卵を採取している。

 

「今回は楽勝だったな」

 

「ああ、運が良いことにリオレイアに遭遇しなかった」

 

普通は卵採集は他の依頼と比べたらワンランク上に分類される任務である。理由としては対象である卵は軽い衝撃ですぐに割れるほど脆い、それを拠点まで無事に守りきりながら運ばなければいけない。勿論、運ぶときは他のモンスターからの攻撃に対して無防備になるので難易度は上がる。更に今回は卵の親がリオレイアだから難易度は段違いに跳ね上がる。

 

 リオレイアは通称『陸の女王』と呼ばれている強大な力と能力をその身に宿す強力なモンスターである。女王たるリオレイアは飛竜種の中でも特に強力なパワーを持ち、巨大な身体から繰り出される「起こり」が無い突進はすさまじい暴威を撒き散らし、ハンターたちを恐れさせる。それと尻尾にある毒も要注意だ。解毒剤を持たないと討伐は更に難しくなるだろう。これらの点に気をつければ十分な実力を有す者ならばリオレイアは討伐できる。

 

 しかし、リオレイアの討伐が難しくなるというか、難易度が物凄く高くなる例が三つある。今回のハンターたちが現在進行形で進めている任務が三つの例の中の一つに当てはまる。

 

 そう、卵の納品任務である。

 

 リオレイアは普段でも気性が荒いことでも名が通っているが、女王が一番気性が荒くなる時期がある。それが卵を守っているときだ。卵を守っている状態のリオレイアと戦ったベテランハンターの話では「手が付けられない」「凄まじいの一言に尽きる」「突進が止まらない」

 

 言葉の通り、『激昂』するのである。巣を守るリオレイアは外敵を視界に収めたら直ぐに咆哮をする。普通の状態のリオレイアは敵に体をむけ、威嚇してから咆哮をするのだがこの状態になると事前動作も跳ね飛ばして遭遇次第咆哮を食らわせるのである。

 

 以下の説明でもリオレイアの卵を守るときの厄介さは分かっていただけたと思う。さて、冒頭に戻るが、現在ハンターたちは卵を守るリオレイアに異常な事ながら出会わずに無人の巣にやすやすと入り込み、卵を奪うことに成功して今帰還の途についている。

 

 

 卵を守るリオレイアは何処に行ったのか?

 

 彼女、リオレイアは縄張りに強大な気配を放つ存在が来たのを感知した場所に舞い降りていた。

 

 卵を守るために巣にとどまっていたときに突如霊山の麓の方から身を刺すような威圧感がぶわあっと溢れ出て来た。彼女はその気配を感知したとき感じた、それは自分よりも強いと。しかし、自分の命を捨てれば何とか痛撃は与えられるはずだと...覚悟を決めて行ったのだが、その存在は消えていた。

 

 肩透かしを食らった彼女は安堵の息を吐いて巣に戻った。

 

 巣に戻った彼女は呆然とした。あるはずの卵が消えていたのだ。

 

 

 どこだ 私の子たちを奪った者はどこだ 

 

 彼女は直ぐに大空に羽ばたき、空を飛翔しながら周囲を探索した。探す目標は直ぐに見つかった、四人のハンターたちだが卵を数個所持して拠点に向かっていた。

 

 

 あいつらか、私の子を奪った者は

 

 リオレイアは怒りが身体にめぐり、熱が入るのを感じながら急降下してハンター達の前に降り立った。

 

 

 

 

 ハンター達は突然降りてきたリオレイアに驚きながらもやはり来たか、と覚悟を決めてそれぞれ武器を構えた。

 

 

 リオレイアは目を灼熱の怒りで紅く染め上げ今にもハンターたちに襲い掛かろうとしていた。

 

 

 

 

 双方がぶつかり合おうとしたその時

 

 

 

 森から静かな足音が響いた

 

 その音はゆったりとしていたが其処に伴うゆれは大きかった。森の木がその足音に合わせて大きく揺れるほどなのだから。

 

 

 リオレイアと四人のハンター達は一旦争いを停止させた。彼女は森から放たれる尋常ではない威圧感に恐れを抱いて、ハンターたちは気性が荒いリオレイアが戦いをとめる程の実力を持っている主がこの辺りに居たのかと、恐怖と少しの好奇心をもって両者とも森を見た。

 

 

 やがてその音を放つ持ち主は姿を現した。

 

 固い土で覆われている大地を良く発達した四足で踏みしめ、一歩一歩を悠然とした足取りで進み、蜥蜴を思わせる身体の色は深い色をした碧でキラキラとした輝きを放ち神秘的な雰囲気を放っている。四肢の下方は暴力的な形をして獲物の肉を抉り取る働きを持つ凶悪な爪が付いていた。だが一番特徴的なのは前方に向かって伸びる立派な二つの角であろう。

 

 それを一言で表すなら、狼の形をした竜だった。

 

 竜はハンター達には見向きもせずにリオレイアに向かって軽く唸り声を上げた。

 

 

 リオレイアは何か覚悟を決めた様子で竜に一声懇願した。

 

 

 竜は軽く頷いた。

 

 

 リオレイアはハンターたちが持っている卵をちらりとみてから自分の身体に残る力を全て出して全力の突進をした。

 

 その突進はリオレイア、彼女の人生の中でも最強最高になるパワー・タイミング・スピードの三つの要素が見事に合わさり進むだけで空気を斬り見つめるハンターたちの目に残像が微かだが見えるほどの速度を生み出して竜に向かった。

 

 

 迎え撃つ竜は何も動作を起こさずに居た。

 

 一秒、それにも満たない時間でリオレイアの顎が竜の首を捻じ切ろうと接触しかけたとき、竜が動いた。前足を振り上げてそのまま振り下ろした。

 

 竜の振り上げた腕はリオレイアの突進を易々と打ち砕き、リオレイアを地面にめり込ませた。めり込んだリオレイアの頭はミンチにでもされたかのようにぐちやぐちゃとなり、頭の中身が辺りに飛び散っていた。

 

 凄惨な光景である。見ていたハンター達は恐れのあまり四人とも腰を抜かして尿を漏らしながら後ずさりを必死にして後方に下がり始めた。

 

 

 竜は亡骸の前に立つと天に向かって吼えた。

 

 『オォォォォ...』

 

 ハンターたちはその竜の遠吠えを聞いた瞬間に己が今出せる全力を持って退避した。勿論卵はそのままにである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




難しいですね、モンスターの容姿、戦い方、考えとかを書くのも。一番難しいのは世界観を展開させることですが...

 気長に頑張ります。「継続は力なり」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。