いやぁ、自分は本当に愚かだなぁ…と感じました。
このポケモンをメインに、別でワールドトリガーのクロスもあるんですが…ある作品を見てそのクロスを考えてたら全然進みませんでした…(猛省)(しかも1話分書いた後にガラッと世界観変えようとか考えるから振り出しっていうね!無駄ではないけどコレを待ってる方々には申し訳ありませんでした!自分があと2人欲しい!)
それでは、本編どうぞ
「皆さん、お疲れ様です!そして、ようこそ!スメシシティへ!」
「わぁ〜!大きなビルがこんなに沢山…っ!」
RRRビーチの港を出港してから数時間後…途中、ウルトラビースト:マッシブーンとの遭遇もあったリゼ達はその日の夕刻にスメシシティへ到着した
「流石はニジサンジ地方きっての大都会だね」
「ここスメシシティには各地の地方から取り寄せた品物や料理、ファッション等様々な物が揃っています。興味があれば、是非観光して行ってください」
「他の地方の料理…!?りっちゃん、あまみゃ!明日一緒に観て周ろうよ!リゼちゃん達もどう?」
「そうだね。観光はするつもりだったし、一緒に…」
「待てって、姉ちゃん!ジム戦を終わらせるのが先だって言ったろ!」
加賀美から街の紹介を受けてテンションが上がるひまわりに葛葉が待ったをかける
「それは遊園地の話でしょ!」
「屁理屈言うんじゃねぇよ!とにかく、遊ぶのはジム戦を終えてからだ!」
「えーっと、葛葉さん…でしたね?大変申し訳ないんですが、明日はジムをお休みするんです」
「え…!そうなんですか…?」
「はい、なので挑戦は2日後とさせてもらえないでしょうか?」
「…分かりました。じゃあ、その日1番に挑戦しに行くんで」
「はい、お待ちしております。それとバトルが御所望なら、この街の南東にポケモントレーナー御用達のバトルスタジアムがあるので、是非活用してください」
「マジっすか…!よし!ならジム戦前に軽く肩慣らしすっか!」
(とか言いながら、丸一日やりまくるんだろうなぁ…)
と、ジム戦までの退屈凌ぎ及び滞在中に思う存分特訓ができると知ってテンションが上がる葛葉に叶はやれやれと呆れ笑む
「ポケモンセンターはこの街の南西にあります。皆さんお疲れだと思うので、そこまで車でお送りします。リオンさんは私と。エクスさんとアルスさんは御自宅でよろしいですよね?」
「はい、それで問題ないです」
「ありがとうございます。何から何まで…」
「気にしないでください。しっかり休息を取り、スメシシティを堪能していただく。その上でジム戦で最高の勝負をしてもらえれば本望です。この加賀美ハヤト、皆さんの挑戦をお待ちしております。それでは、またお会いしましょう」
こうして、加賀美とリオン、エクス達に見送られてリゼ達はスメシシティのポケモンセンターへと送ってもらった
*
スメシシティ到着から翌日…リゼとアンジュはひまわり達とスメシシティでのショッピングや食事を楽しみんだ
そして、ジムへの挑戦が可能となる2日目…先約していた葛葉達がジムへ挑戦しに行く間に、リゼはアンジュと共に遊園地へ赴くことにした
*
「ここがスメシシティの遊園地…!外からでも分かるくらい賑やかだね!」
スメシシティの北に位置する遊園地
その入場ゲート前…柵の外からでも見える観覧車やジェットコースター、耳に届く楽しい気分を誘う音楽にリゼはワクワクしていた
「それにしても、ひまわりさん達と一緒の時じゃなくてよかったの?」
「出来ればそうしたかったけど、待ってる間分の滞在期間延長が少しね…。RRRビーチで思ったよりも長居しちゃったし…」
「まあ、ポケモンリーグが開かれるまではまだ余裕があるけど、この先何が起きて予定通りにいかなくなるか分からないからね」
「うん。でも、他にも理由があるの」
と、リゼはバッグの中から1枚のチラシを取り出してアンジュに見せる
「えーっと、なになに…?"ニジサンジ地方が誇るコンテストアイドル:相羽ういはがスメシシティの遊園地で特別パフォーマンスを披露"…?」
「そうなの!昔はポケモンコンテストだったけど、最近変わって色んな地方で行われてるコンテストライブ!その最高峰マスタークラスのポケモンパフォーマーが今日この遊園地でパフォーマンスをするんだって!」
普段は耳にしないコンテストという華やかな催しについて興奮気味に話すリゼに驚き、アンジュは思わず後ずさる
「そ、そうなんだ…。意外だね、リゼってこういうのに興味あったんだ…。バトルにしか興味ないと思ってたけど…」
「コンテストバトルがあった頃ならコーディネーターも目指してみたかったかな。でも、ポケモンと技で魅せるパフォーマンスは凄いんだよ!それにコンテストのバトルって、普通のバトルとはまた一味違うの!ヘルエスタに帰ったら録画してあるのアンジュにも見せてあげるね!」
「う、うん…そうだね…」
(その時は夜通しで見せられるんだろうなぁ…)
いつにも増してテンションの高いリゼにアンジュは苦笑いする
「パフォーマンスライブは昼過ぎだから、それまで沢山遊ぶぞ〜!」
そして、いざ遊園地の入場ゲートへと進もうとした時だった
「あれ…!?リゼやん…!」
「え…!笹木さん…!?」
声を掛けられた方へ振り向くと、そこには同じ日に旅立ったライバルである笹木の姿があった
「久しぶりやな、リゼ!」
「うん!久しぶり!あれ…?でも、なんで笹木さんがここに?私達がRRRビーチへ行ってから1週間以上は経ってるから、もうこの街のジムをクリアして先に向かったと思ってたんだけど…」
「うっ…!煽りじゃないのは分かるけど、それはウチの心にグサッと来るやよ…」
「どういうこと?」
「1発でクリア出来なかったんだよ、ここのジムが…」
「1度負けちゃった…ってこと!?笹木さんが…!?」
驚くリゼに笹木は事の経緯を話し出す
「リゼ達とヤオウシティで別れた後にコウとりりむちゃんとこの街まで一緒に行動して、着いてからすぐにジム戦に挑んだんよ。でも、ここのジムリーダーがエグい"切り札"を使ってきてさ〜…。最初に挑んだウチは負けちゃったんよ」
「笹木さんは…?コウさんは1回でクリアしたの…!?」
「まあ、1回と言えば1回やけど…ウチの試合見て今は勝てないって、その日は挑戦を見送ったんよ。それで、この街の南東にバトルスタジアムがあるんやけど、そこでポケモン達を鍛えてから数日後に再度挑戦して、なんとかウチもコウもクリア出来たんよ」
「そ、そんなに手強かったんだ…!ど、どうしようアンジュ…!もしかして私、遊園地を楽しんでる場合じゃないんじゃ…!」
「お、落ち着きなって、リゼ…!たしかに、ここに来るのは笹木さん達より遅くなってるけど、RRRビーチでポケモン達も強くなってるし、リゼにも切り札があるんだから…!今の実力に不安を感じるのは、今日挑戦してる葛葉さん達の結果を参考にしてからでもいいんじゃない?」
「そうそう!勝てるかどうかは挑んでみないと分からないしな!それにせっかくスメシシティに来たんだから、楽しめるものは楽しもうや!じゃないと勿体ないよ!」
「…そうだね!せっかくだし、やりたいことは悔いの残らないようにならなきゃ!もし負けたら、その時は葛葉さんみたいに猛特訓する!」
アンジュと笹木の説得を受けて不安を拭えたリゼは改めて入場ゲートへと進んでいく
*
「うぅ…。まさか、ウチのポケモン全員アカンとか…」
「スメシジム攻略のために鍛えたのが仇になっちゃったんだね…」
「ド、ドンマイ…」
スメシシティの遊園地では一部のポケモンの連れ歩きが許され、リゼはイーブイとリオル、アンジュはビッパを連れ歩くことが出来た
だが、笹木は該当するポケモンがおらず、連れ歩くことが出来ないために入場ゲートを通って早々に落ち込むこととなった
「ブイ〜!ブイブイッ!」
「ビパ〜!」
「リ、リォ…」
連れ歩きが許されたイーブイとビッパは遊園地の華やかで陽気な雰囲気に楽しい気分が高揚したのか、大通りを元気に走り回るなか、リオルは周囲の人々や初めて見る光景に警戒を示し、リゼの足下にピッタリと張り付いていた
「そのポケモン…リオルやんな?なんか怯えてるみたいやけど大丈夫なん?」
「この子、臆病な性格みたいなんだ。でも、色んなものを見て、触れて、感じれば少しは和らぐと思うんだ」
笹木の心配にそう答え、リゼはしゃがみ込んで足下に張り付くリオルと顔を合わせる
「怖がることはないよ、リオル。ここは楽しい場所…いっぱい遊んで、食べて、思い出に残る良い1日にしようね」
リゼが頭を撫でながら優しく言葉を掛けると、少し不安が和らいだ様子のリオルはぎこちない笑みを浮かべながら、リゼの想いに応えるように自身の頭を撫でる手を握る
「このリオルって、もしかしてタマゴの?」
「うん。スメシシティに来る途中の船で生まれたの」
「なるほどなぁ…。成長したらかなりの強敵かもしれんな…」
「そういえば、笹木さんのタマゴはもう孵ったの?」
「勿論!でも、何が生まれたかは教えへんよ!」
「えぇっ!?な、なんで…!」
「忘れたらアカンで、リゼ!ウチらは友達だけどライバル!いつバトルするかも分からん相手に手の内を晒すわけないじゃん!」
「た、たしかに…!」
「なら、笹木さんのタマゴから孵ったポケモンが何なのかはいずれバトルするその時までお預けだね」
「そういうことや!リゼがウチの持ってるジムバッジの数に追いついたら勝負してあげるやよ!」
「分かった!楽しみにしてる!絶対追い付くからね!」
「とはいえ、まずは遊園地を満喫しよか!」
「「うん!!」」
笹木とのバトルを誓い、アンジュに促されてリゼ達は遊園地の中へと進み出す
*
「きゃああああああ〜〜〜っ!!!」
「ブイ〜〜〜ッ!!!」
「リオ〜〜〜ッ!!?」
ジェットコースターに乗り…
「そらそらそら〜!」
「目…目が回る〜…!」
「ビパ〜…!」
「さ、笹木さん…もう少しゆっくり…」
「はっはっは〜!リゼもアンジュさんも情けな…うぷっ…」
コーヒーカップでこれでもかと回転し…
『キャプチャ…オン!』
「うわっ…!キャプチャ・ディスクが目の前に飛び出して来た!」
「本当にそこにあるみたい…!最近の技術は凄いな〜…!」
『キャプチャ完了!カメックス!"ハイドロポンプ"!』
『ガメーッ!』
「きゃあ…!み、水が本当に飛び出て来た…!」
ポケモンレンジャーを主役にした4-Dシアターのショーで最新鋭の技術によるエンターテイメントを体感…
この他、ミニゲームやメリーゴーランド、バイキング等を楽しんでいった
*
「さて、次は昼食前の最後のアトラクション…お化け屋敷や!」
正午前…リゼ達は遊園地の端に設けられた古びた旅館をモチーフとしたお化け屋敷に足を運んだ
「な、なんで遊園地にお化け屋敷…?」
「そりゃあ、ホラーアトラクションとしてやろ。ここのお化け屋敷は本物のゴーストポケモン達も驚かしてくることで人気らしいで」
「ほ、本当に入らないとダメ…?」
「あれ?リゼってゴーストポケモン駄目だったっけ?」
「ゴーストポケモンは大丈…いや、脅かされるのは全然大丈夫じゃないけど、ホラー系はちょっと…」
明らかに怖がっているリゼに笹木はニヤリと悪そうな笑みを浮かべる
「日和ってんね〜!ところでリゼは知ってる?スメシシティの次の街…オウマシティの北にある森の奥に廃墟のお城があるんやって」
「あ〜、この地方で最もゴーストポケモンが集まる場所としてはもちろん、未だ調査が進めてない謎多い場所だね」
「な、なんで今その話を…?」
「聞いた話なんやけど、最近そこを調査した人が見たことのない…まるで呪われた騎士みたいなポケモンに襲われたんやって!ウチ等も見てみたくない!?」
「嫌だよ!怖過ぎるよ!実はポケモンじゃなくて本物の幽霊とかだったらどうするの!?」
「ありゃ、駄目か〜。"見たい"って言ったら"この程度のお化け屋敷で怖がってたら話にならんで〜"って煽ろうと思ったのに」
「さ、笹木さんの意地悪…」
弄ってくる笹木にリゼは頬を膨らませる
「リ、リォ…」
「さ、流石にリオルも怖いよね…?ボールに戻っておく…?」
そして、同じくお化け屋敷に怯えるリオルに無理させるのは良くないと思ったリゼはボールの中に戻るか訊ねた…その瞬間
「ブイブイ〜!」
好奇心が抑え切れなかったのか、イーブイがお化け屋敷の中へと走り出す
「あっ…!ちょっと…!イーブイ…!」
「リ、リオ〜…!」
「ちょっとリゼ…!リオルを戻し忘れてるよ…!」
「あははは!ウチも行くぞ〜!」
イーブイを追いかける形で、リゼ達もお化け屋敷の中へと入って行く
*
「恨めしや〜…!」
「ヨマ〜…!」
「モシ〜…!」
「ブイブイ〜!」
お化け屋敷の中…その後半まで進んでいたイーブイは脅かしてくるスタッフやポケモン達に怖がるどころか余計楽しくなり、グングンと出口に向かって走っていく
「メロ〜ッ!!」
「ブイ…?」
その最中、正面から来た何かが猛スピードでイーブイを横切り、逆走して行った
「ま、待って〜!離れちゃ駄目だよ〜!」
直後、更に正面から帽子にサングラス、マスクで顔を隠している少女と思しき人物が走って来た
「あれ…?あなたは…?」
「ブイ?」
その少女と目が合い、イーブイは首を傾げる
*
「イ、イーブイ〜…?何処〜…?」
お化け屋敷の中間手前…走ってイーブイを追いかけていたリゼだったが、途中の脅かしや中の不気味な雰囲気に完全に呑まれてしまい、恐る恐る進んでいた
「ゴ〜スト〜ッ!」
「きゃあああああああああっ!!?」
そこへ"ガスじょうポケモン":ゴーストに脅かされ、リゼは叫び声を上げて尻餅をつく
「リオ〜…ッ!」
"いたた…"と尻餅をついた痛みに呻くなか、追いかけて来たリオルが泣き目になってリゼに飛びつく
「リ、リオル…!?そうだった…!ボールに戻すのすっかり忘れてた…!ご、ごめんね…?」
泣きつくリオルにリゼは謝りながら安心させるように頭を撫でる
「リゼ〜!大丈夫か〜!?」
更に後ろから追いかけて来たアンジュと笹木がリゼ達の下へ駆け寄る
「リゼ、立てる?」
「あ、ありがとう…アンジュ」
「エラい盛大に尻餅ついたな〜、リゼ」
「うぅ…恥ずかしい…」
恥ずかしさに顔を赤らめながら、リゼはアンジュに差し出された手を取って立ち上がる
「イーブイは…見つかってないみたいだね」
「うん、もうかなり奥まで進んじゃったみたい…」
「まあ、今は舞い上がっちゃってああだけど、イーブイは賢いから出口に出てるならそこで待ってるはずだよ」
「そ、そうだね。なら早くここを…」
「メロ〜ッ!!」
"抜けよう"…そう言い切る直前、進行方向から聞こえてきたポケモンと思しき叫び声にリゼ達はハッと正面を振り向く
直後、正面からこちらへ向かって来たそのポケモンはリゼの胸にぶつかって止まる
「わわっ…!な、なに…!?」
「なんやなんや…!?」
「このポケモンは…!?」
「すみませ〜ん!その子、私のポケモンなんです〜!」
急に現れたそのポケモンに全員が注目するなか、更に正面から1人の少女が走って来る
「ブイ〜!」
「あっ…!イーブイ!」
そして、少女が抱えているイーブイを見てリゼは声を上げる
「このイーブイ、あなたのポケモンなんですね。1人だったからもしかしてと思って連れて来て正解でした」
「す、すみません…!」
「いえいえ。さあ、もうあなたのトレーナーから離れたら駄目だよ?」
「ああ…!この子はあなたのポケモンなんですよね!ど、どうぞ…!」
少女はイーブイを、リゼは少女のポケモンを互いに送り返し合う
「楽しめてるのは良いけど、もう勝手に離れないでね?」
「ブイ〜…」
「ビックリしちゃったのは分かるけど、私から離れたら駄目でしょ?」
「メロ〜…」
リゼと少女の注意にそれぞれのポケモンは反省した様子を示す
そんななか、少女のポケモンが気になったアンジュが声を掛ける
「あの…そのポケモンってもしかして、メロエッタじゃないですか?幻のポケモンの…」
「ま、幻のポケモン…!?初めて見た…!」
"幻のポケモン"…その言葉にリゼと笹木は驚愕し、メロエッタをまじまじと見つめる
「あ、あの…!この子のことは出来れば口外しないでくれると…!」
そんなリゼ達に少女があるお願いをしようとしたその時…
「ゴ〜スト〜ッ!」
「きゃあああああああああっ!!?」
「メロ〜〜ッ!!?」
再びお化け屋敷のゴーストが脅かしてきて、リゼとメロエッタが大きな叫び声を上げる
そして、あまりにビックリして飛び上がったメロエッタと頭がぶつかり、少女はその場に尻餅をつく
それと同時に、少女の顔を隠していた帽子等が取れ、明らかとなったその素顔を見たリゼ達の表情が驚愕に染まる
「「「え、えぇぇぇぇぇぇっ!!?相羽ういはぁぁぁぁぁぁっ!!?」」」
「あ…バレちゃった…」
メロエッタのトレーナーは今日この後に遊園地で特別パフォーマンスを行うポケモンパフォーマー…相羽ういはだった
リゼ・ヘルエスタ
手持ち:エンペルト、イーブイ、バタフリー
サイホーン、リオル
アンジュ・カトリーナ
手持ち:ゴルーグ、ビッパ
相羽ういは
手持ち:メロエッタ