青也たちと合流した灯のメンバーは再び今回の拠点に戻り夜を待っていた、極東の山では夜に出歩くと危険が伴うが
「今回は青也さんが作った隠れ家を利用して作戦に移るそうですね」
「ああ」
青也が修行時代に団長との単体戦を避ける為に作った洞窟(草木を利用しただけの物)で例の所まで行くのだが道は整備されていないためかなりの労力が使われる、その事をクラウスは感じていたが
「今朝見たら整備されていた、恐らく副団長の仕業だろう…あの人しか知らないからな俺の隠れ家は」
因みにだが、青也が洞窟を隠れ家と呼んでいるのは三か月そこで暮らしたからである(その際に副団長に見つかった)また本来ならそこの洞窟は違法建築に等しいのだが副団長は申請したのである。
「今回の作戦の概要だ、青也」
「おう!まずはチームを三つに分ける、リリィたちチーム」
「はい!私たちは奈落人形を手に入れるのが目的ですね」
「ああ、次にクラウス」
「僕は師匠を止める役割だな、ここでの戦闘は師匠も初めてだろうからそこを狙う」
「最後に俺だな、俺はリリィたちと途中まで行くがガウンを発見次第戦闘を開始する」
「「「「了解」」」」
ーーーーーー
作戦開始時刻 灯のメンバーは全員洞窟内を走っていた、今回の不可能任務は当初予定されていた物よりもさらに難易度が増して「死亡率が九割を超える」物になった
「予定通り、俺が正面にクラウスが西でリリィが東だ」
「ああ、師匠はかなりの手練れだ」
洞窟内を走り終わって、全員が二方向に分かれる(ここからは灯視点でお送りします)
リリィたちは洞窟を抜けて極東戦士団の管轄のバスに乗り中央大学へ向かう運転をしているのは極東戦士団の一員であり青也の同期の
「樫葉 葉隠だ、極東戦士団の情報屋でもある」
葉隠は灯に自己紹介のあとにバスを発車させて場所に向かう、リリィたちは自身の武器の確認を瞬時に終わらせてバスの外の警戒をする
「葉隠さん、到着までどのくらいですか?」
「道は混んでいませんが走りにくい所が多くあるので・・20分くらいでしょうか」
「それだけの時間あればアタシらも少しは気が休めるか・・・いや」
「やめておきましょう、いつどこで狙われるかわかりませんから」
「そうだねこのバスも安全とは言えないじゃない」
モニカは運転手の方を見て言う、確かに相手に極東戦士団それもガウンという存在がいればそのような警戒も必要だが
「モニカ先「お母さん」お母さん!その心配はないっす」
「あらなん「サラは僕の娘だよ」貴方本当にあのモニカ?うそでしょ」
「でなんでなの」
モニカはティアを無視して話を聞く、サラもそんな彼女に慣れたのか話始める
「前に青也お兄ちゃん「僕はおねいちゃんね」に聞いたことがあって、葉隠さんは団長さんの右腕だと」
「左様」
話を聞いていた葉隠が会話に参加する前を見つつ彼も警戒しているようで常に臨戦体制であった
「某は団長の補佐をしている者だ、したがってガウンの指図は受けん!」
「てかお前はガウンが嫌いだろ」
「当然である!あのくそ野郎、何がギャンブルしすぎて金がないだ勝手に経費を使いやがって」
「それに関しては団長もだろ」
「そうだが」
リリィたちは一気に極東戦士団のメンバーに不安を覚えた、因みにだが青也は問題という問題は起こしていないが仕事もめんどくさがりやる気がない
「青也殿、目的地である」
「ご苦労さん、バスはそのまま乗って帰ってくれ」
「了解!」
青也たちはバスから降りて、中央大学の近くまで来ていたそこで青也は分かれて正面をリリィたちは別の方面に向かったクラウスとは既に連絡を絶っている
「では青也君!ご無事で」
「ああ、お前らも生き延びろよ」
青也はそのまま正面の門を乗り越えて敷地内に入る、警報が鳴らずに済んでいるのでリリィたちも自分たちの方向に向かう、
「敷地的に私たちは離れに一番遠い所ですね」
「ええ、でもゆ」
瞬間に灯はかなりの爆音を耳にする、幸い中央大学の周りには人があまり住んでいないため付近の心配はしてくいいが、それでもかなりの物で思わず耳をふさいでしまった。しばらくするとその影響もなくなり耳に以上もなく普通にしゃべれるようになった。
「なんでしょうか?今の」
「わかりませんが…怒らく」
「極東戦士団‥ね、それも青也の物とは違ってかなりの範囲なんて」
「アネットでも無理か?」
「無理ですね!俺様でもぐぅ」
瞬間にアネットの体が吹き飛んだ、そのまま近くの壁にアネットは打ち付けられて気絶をしてしまった
「油断大敵…ここは戦場だぜ」
リリィたちが警戒するよりも早く壁ごとアネットを放り投げて敷地の中にいれる、リリィたちでもとらえきれないほどの速さで灯は全員敷地に入れられてしまう、全員衝撃でダメージはあるが何とか立てた
「ジビアちゃん…アネットちゃんは?」
「だめだな最初の攻撃で完全に気を失ってる、モニカは?」
「僕もヤバイ・・・なんだよこいつ」
「なんだ?青也から聞いてないのか」
蒸気を放出するような音を出して跳躍する(壁が壊れていたので見えた)月明かりのおかげて姿を捕らえる事が出来たが
「何よ…その姿」
「明らかに…異質です」
全身を機械でできた鎧で包まれて、顔には大きな傷がある巨漢の男性であった
「くくく、聞いてないのでは仕方ない‥‥俺は城塞のビース、極東戦士団の裏切り者だ」
最悪の敵が目の前に出てきた
極東戦士団 『城塞』 ビース
全身の機械でできた鎧で覆い、防御力と攻撃力を上げた人間。
全身に電気と熱によるモーターを使って運動能力の上昇に熱の放出であらゆる物を溶かす、極東戦士団の技術で作った物だがビースはデメリットを顧みずに使用その結果通常の武器では戦えない程の能力を持つ
ビース自体もかなりの頑丈性をもち熱にも耐えうるため使用している
戦士名(せんしな)「城塞」 「固く攻撃的な瞬間だ」
頑丈が取り柄な分スピードは劣るがそれでも極東戦士団ではかなりの実力者