【完結】おおかみ☆せんせーしょん(ハーメルン移植版) 作:ブドウ冷やしんす
本編とは直接の関係はない小話です。
皇帝執務室にてジルクニフ、四騎士、フールーダ、リおんがいつものやり取りをしていると、ロウネが『それ』を持って来た。
「陛下、聖王国の聖王カルカ・ベサーレスからの書状が
「……見せてみろ」
ジルクニフは内容を確かめるなり『うげぇ』と
「
その様子に、リおんは書状の内容が気になった。
「陛下、何が書いてあったんですか?」
ジルクニフは一瞬だけ
何かと
だが最近では、帝国への
「……最近、竜王国で戦闘が激化しているのでな。『共同で義援金を出しませんか?』などと言ってきた」
リおんの様子を
「陛下、聖王国と竜王国って何か関係があるのですか? 聖王国が
「いや、裕福ではないし亜人種との戦争を抱えている以外には何も関係はない。むしろ聖王国からすれば竜王国は『竜王と異教徒の国』だ」
さらにジルクニフは、『裏の
「
それを聞いてリおんは『やれやれ』といった様子で、
「なら却下ですね。だいたい、他国の話ですし、自国の経済が優先でしょう」
一見、
が、その返事を聞いて『わかっているじゃないか』と
「それに、竜王国には聖堂騎士団がいる。今はビーストマンを相手しているが、平和になったら帝国を向かないとも限らん。
国同士の関係など
同盟国だろうと敵国だろうと、利害が
そして戦争の発生とは『構造』の問題である。
「聖堂騎士団って、そんなに危険なんですか?
「……ナザリック教徒のお前に言うのも何だが、アレは戦闘狂の狂信者集団としか思えん。騎士団を
そう、竜王国民は英雄視している聖堂騎士団だが、他国から見れば
「
騎士団が守る聖遺物。
聖堂内部はフールーダの魔法も
ジルクニフは続ける。
「正直なところ、ビーストマンには聖堂騎士団を永久に
「連隊規模で2個軍溶かすとか無茶苦茶じゃないですか!?」
「だが正しい
それだけではない。
ビーストマンの死体を解体してトラップに利用したり、キャンプ地まで入り込み、ビーストマンの子でも
『戦いに汚ぇもクソもあるか』が、彼女の
話を聞いて
「……陛下、聖堂騎士団って、味方にできたりとかは」
「戦うために戦っていそうな連中だぞ? 新しい戦争に引っ張り出されるだけだろう。……ふむ、『魔除け』として、いっそ帝国をナザリック教国にするか。リオンも人気だしな」
サラッと重大責任を負わされそうで、変な汗をかくリおん。
自分はアイドルであって教祖じゃない、と思っているだろうが、実のところ教典に登場する歌の神と
まぁ、ジルクニフは
何となく話を変えたくなったリおんは、
「 ほ、法国! 法国にお金出させましょう!」
「ん?」
「ガチガチの宗教国家から『王国の場合』みたいに商売でお金を取るのは
それを聞き、ジルクニフは
『どうやら自分は
なるほど手段としては悪くない、坊主にカネを出させたければ
とはいえ、確か法国は竜王国からの『
ならばカネでなくモノを出すだろう。
それも多分、食糧や医薬品、衣類などの『消え物』だけ。
法国から見て、脱走兵が立ち上げた異教徒の騎士団など間違いなく『敵』だろう。
ビーストマンとの
そんな相手に武具は出すまい。
だが、それならそれでも良い。
一時的にでも法国の生産能力に
どのみち今は王国が優先。
いつか法国と
と、そのように思っているとリおんが
「何なら僕が法国
しかしジルクニフは、その場合の展開やリおんが考えそうな事を予想して、
「却下だ」
「え?」
「私は、お前を『
「陛下……」
その言葉の裏にある思いを読み取り、リおんは「……えへへ」と
「……ロウネ、
つまり、法国がNOと言い
ジルクニフは人が悪そうに笑った。
何故こんな小話を書いたかは…気にしないで下さい()
その当時の世相(2022/03/17)とか気分とかのアレです←アレって何だ