【完結】おおかみ☆せんせーしょん(ハーメルン移植版)   作:ブドウ冷やしんす

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存亡の危機に瀕したドワーフ王国。
皇帝への忠義のため、己の限界を越えるため……
ブレイン・アングラウス、死を決意せり。


ブレイン・アングラウス 決死剣(しょう)

 

霜の竜(フロスト・ドラゴン)トランジェリットとの戦いを終えたリおん一行はドワーフ王国摂政会と協議を行ったのだが、これが異様に難航した。

 

 

というのも、そもそもの原因は戦闘終了後、喝采(かっさい)するドワーフ兵に囲まれた一行の前に、平身低頭といった様子で歩み出た一体のレッド・クアゴアの言葉から始まった。

 

 

御初(おはつ)御目(おめ)()かりまする、偉大なる勇士の方々。

 

我は先程(さきほど)の兵を(ひき)いた将、名をヨオズと(もう)し上げる。

 

かの霜の竜王(フロスト・ドラゴン・ロード)オラサーダルク=ヘイリリアルの子、トランジェリットを()ち果たした(いくさ)ぶり、敵方ながら(まこと)に感服(つかまつ)った。

 

ついては、この首に如何(いか)(ほど)の価値があるかは存じませぬが、どうか、引き換えに兵らの命ばかりはお助け下さいますよう、(かしこ)み畏み申し上げ仕る」

 

 

腹を(くく)った武人としての、これ以上ないほど丁寧(ていねい)嘆願(たんがん)であった。

(そのようにリおんの耳には意訳された)

 

 

これに困ったのはリおんである。

 

 

(せっかくみんなが竜殺し(ドラゴン・スレイ)まで()たしたのに、政治案件なんかにしてたまるかー!!)

 

 

そう、竜『王』、クアゴアの『将』、『兵』……

『国であると主張しているのではないか』とリおんは思った。

 

 

国であるか否か、というのは視点による部分も大きい。

 

国であると自称する事は自由にできるが、他国から国であると認められるには条件がある。

 

国民、領土、政府、何より『他国と関係を維持する意思と能力』がなければ相手に承認されない。

 

 

では、今回の場合はどうなのか。

 

王はドラゴンなのか、それともクアゴアとは別なのか、もし王がドラゴンなら国家承認せず無視するのは軍事力として危険ではないか……リおんは即答し()ねた。

 

情報が少ない。

 

 

そもそも、認めてしまえば完全に政治案件である。

 

 

冒険者認定制度の『宣伝』として、これ以上ない功績である竜殺し(ドラゴン・スレイ)

『政治絡みだから公表なし、お蔵入り』

などという事になっては泣くに泣けない。

 

 

とはいえ善良なリおんの事、自らの命を差し出してまで部下を守ろうとする立派なリーダーを無視してまで

都合が悪いから皆殺しだー!

とは考えられるはずもなく。

 

 

仕方なく

 

『自分達は友好国の使者として居合わせ自主的に参戦したに過ぎず、

 

戦いの主体はドワーフ軍であり、

 

絶対的に命令できる立場ではないものの、

 

今回の件で協議を行う必要はあるので、

 

可能な限り進言はする』

 

と、何とも何方(どっち)付かずな返答でその場を(にご)し、(あわ)ててドワーフ側との協議に(のぞ)んだ。

 

 

ところが、いざ協議を始めてリおんが

「主体はドワーフ軍であり云々(うんぬん)

という(むね)を伝えると、ドワーフ側は

「いやいや、こちらは助けて頂いた立場で云々」

と一歩引いて見せたのだ。

 

ドワーフ側は恐縮しきっていたのである。

 

あれだけの戦いを見せられ、そんな力のあるワーカーチームを有する帝国に

「自分たちが主役!」

などとは言えない、と、もはや平伏していると言っても良い状態だった。

 

 

かと言って『冒険者認定制度』の事を明かすわけにもいかず……

 

結果、リおんとしては完全に余計でしかない『(ゆず)り合い合戦』が起きてしまったのだ。

 

 

だからリおんは、遠回しに遠回しに、根気強く『(さっ)してほしい事情があるのだ』とアピールし続け、4時間以上もの長い話し合いを()て、ようやく「そういう事であれば……」と理解を得られた。

 

 

元貴族令嬢であるアルシェは別として、横で立ち会っていたブレインやヘッケラン、イミーナなどは

 

「「「……(モウ、ワケガワカラン)」」」

 

と死んだ魚のような目になっていた。

 

弁が立ち頭も悪くない神官のロバーデイクさえ、流石に疲労を(にじ)ませていた。

 

 

ちなみにエルフ達はと言えば、元エルフ国の正規軍人であるからか忍耐強かった。

 

それでも完全に(すず)しい顔をしていたのは部隊長経験者のサエルアンナのみで、リウリンドは(リおんの手前、顔には出さなかったものの)目だけは

「(もうイヤ)」

と語っていた。

 

……モラノール? 彼女はハイライトの消えた目でリおんとドワーフのオッサン達を交互に見ていただけだ。

 

何を考えていたかなど気ニシナイ方ガイイ。

 

 

さて、合意の内容だが

 

「今回の戦闘はドワーフ軍が主体となって行われたものであり、

 

帝国使者は『クアゴアからの宣戦布告はなかった』とドワーフ王国から聞いていたのでモンスター討伐(とうばつ)という考えで加勢したに過ぎず、

 

そもそもクアゴアやドラゴンの組織どころか種族そのものを詳しく知らなかったので政治的な意図はない。

 

なのでクアゴア捕虜(ほりょ)の扱いはドワーフ王国が決める。

 

以上の内容でドワーフ王国も理解している」

 

というもの。

 

 

つまり『モンスター退治のつもりしかなかったんだから、誰かにツッコミ入れられたらウチに話を合わせて』である。

 

 

それだけでアリバイになるのか? と思われるかも知れないが、この世界では異種族との戦争は珍しくない上、開戦前の合意形成など無いまま戦い始めるのは、よくある事。

 

竜王国や聖王国を見ればわかる。

 

あれこれ厳密に決めて行う『戦争』は人間を相手にするもの、という認識が強い。

 

亜人が相手の場合、武力衝突を戦争と呼ぶ事はあっても、それは国威(こくい)発揚(はつよう)のための『表現』に過ぎない事が(ほとん)どだ。

 

それを考えれば充分な内容である。

 

 

『この世界の暗黙の了解』として、リおんが考えるほど細かく話を合わせる必要など無かったのだ。

 

実際リおんは、摂政会からは首を(かし)げられたし、話をしてみて

 

『あ、無駄な気苦労だったかも……』

 

と思ってはいた。

 

 

では何故そこまでしたか、と言えば、頭の中が『この世界の政治感覚』になっていなかったからである。

 

リアルでの政治とは『人間を相手に厳密に行う事』なのだから。

 

リアルには亜人もドラゴンも存在しない。

 

 

まぁ、無駄な労力と言ってしまえばそうなのだが、そこまでキッチリやる性格だからこそジルクニフは『皇帝の代理人』と名乗る事を許しているのだ。

 

余計な苦労はしても余計な問題を残したりだけはしないだろう、という信頼の証である。

 

 

また、これは先の話ではあるのだが、冒険者認定制度を公表した際ドワーフ王国は『この事だったのか』と納得し『細かな点も手を抜かない帝国』という印象を抱き、警戒心と信頼感を強める結果に繋がるのだから、必ずしも無駄だったとも言えなかった。

 

 

なおクアゴアの扱いだが、最終的な決定はドワーフ側ではあるものの、指揮官ヨオズも含め

 

「ドワーフより危険作業に強い事から、処刑よりは労役が妥当(だとう)では?」

 

というリおんからの提案が受け入れられる形となった。

 

 

 

……ところで、何故クアゴアの大規模侵攻が起きたのか。

 

 

ヨオズへの取り調べで判明した経緯(けいい)としては、本来なら大裂け目を迂回(うかい)するルートの発見を待ち一気に行う予定であった。

 

だがフェオ・ライゾにて正体不明の敵(・・・・・・)による死者が出た事から『ドワーフ軍による逆侵攻作戦があるのではないか』という話になり、やや無謀(むぼう)ながら数で押し込み吊り橋を(うば)う計画が実行された。

 

失敗して橋を落とされても、ドワーフを封じ込め時間を稼ぐ事はできる、と。

 

 

(原因、僕らじゃん……)

 

 

……リおんは

 

旧王都フェオ・ベルカナを調査します!あわよくば奪還(だっかん)しよう!!

 

(まく)し立て、摂政会を誤魔化(ごまか)した。

100レベル吟遊詩人(バード)の全力で。

 

 

そんな理由もあるにはあるが、ドラゴンの『王』なる存在が明らかとなった以上、ドワーフ王国存続のためにも調査が必要である。

 

 

ヨオズが言うには霜の竜(フロスト・ドラゴン)は同盟国の王との事。

 

……クアゴア側の情報は王の名前がぺ・リユロであるという事以外ほとんど明さなかったのに対して、ドラゴン側の情報は居場所やら知っている限りの数やらベラベラ話したのだから、同盟国と言いつつ『どのような関係だったか』はお察し(・・・)という事だろう。

 

 

肝心の調査メンバーだが、フォーサイトは全力戦闘の後で疲労しており、ここから先は完全に政治の話だ。

 

なので今回の主戦力はブレインである。

 

 

サポート役ならエルフ達もいる。

 

……というより、リおんは100レベルの吟遊詩人(バード)だ。

 

この世界の下手なレンジャーや盗賊(シーフ)より探索・索敵能力は高かったりする。

 

(もっと)も、それを本人達に言ってしまったらイミーナやリウリンドは苦笑いするだろうが。

 

 

旧・王都への道案内ができる兵士をドワーフ軍から借りて、一行は出発した。

 

 

┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄

 

 

「……で? 俺は何したら良いんだ?」

 

坑道を歩きながらブレインが(たず)ねる。

 

「自分で言うのも何だが、政治なんて分からんぞ?」

 

 

「安心して下さい。オラサーダルクとは僕が話します」

 

 

「……それで?」

 

 

「そいつがもし『帝国なんぞ知らん』と言ったら斬って下さい。歌いますから」

 

 

リおんの返答に(しば)しポカンとした後、プッと小さく吹き出し、ブレインは言った。

 

「良いねぇ、『()めたら殺す』か。それくらいなら俺でも分かる」

 

 

結局のところ、国同士の関係とは『それ』に尽きる。

 

利害の薄い遠国でもない限り、いきなり相互理解や和平など無理な話だ。

 

ましてや隣国、同盟国たるドワーフ王国の存亡が絡んでいては(なお)の事である。

 

 

いくらリおんが善良でも、必ずしも『いのちは大事に』というわけではない。

 

帝国の未来こそ優先だ。

 

 

 

……唐突(とうとつ)な話だが、リおんは『企業による富の再分配』という概念(がいねん)が大嫌いであった。

 

国家の責任を次々と放棄し企業と市場に売り渡す父親の政治を見てきたリおんは

『国民の幸福や国家の発展は通貨の適切な量と流動によってのみ(もたら)される』

と考えるようになった。

 

通貨には国民の生存に責任がなければいけないので、信認すべきは『国が発行する通貨のみ』であり、

『企業が発行する仮想通貨は投機的(ギャンブル)で無責任だ』

というのが信条である。

 

リおんが理想とする経済を、社会を実現できるのは柔軟(じゅうなん)かつ強固な国家のみ。

 

 

その点、帝国はどうだろう。

 

 

共に手を(たずさ)える意思さえあれば異種族さえ受け入れる多様性。

 

個々人の確たる自己という感覚による『適度な無関心』が、社会に(ふところ)の深さを生んでいた。

 

そんな国民を(やしな)っているのは、もちろん帝国の政治による精神的余裕だ。

 

『国民の全ては国家のために』と(かたよ)るでもなく、権力による管理はしつつも粛々(しゅくしゅく)と国家としての義務を果たす政治姿勢。

 

帝国軍も精強であり、発展を続けている。

 

 

これ程のバランス感覚を備えた国は帝国の他にはない。

(法国は宗教国家なので除外)

 

 

確かに帝政である以上、ジルクニフの寿命が尽きたら、次代の王の手腕は分からない。

 

しかし、それを補う『レール』こそ平民の登用と省庁への権力分散である。

 

ジルクニフは次代をも見()えて準備している。

 

リおんが帝国にかける期待は大きい。

 

(ゆえ)に、帝国の未来を邪魔するドラゴンなど『殺してしまえホトトギス』である。

 

 

アイドルなどやっている愛らしい姿や善良さとは裏腹に、リおんは意外とタカ派で保守的な部分がある。

 

今やビビりになってしまったし、戦いが好きなわけではないが『自国の平和維持には軍備も担保(たんぽ)のうち』と警戒心を忘れない。

 

常にロジックを重視し、多視点や俯瞰(ふかん)や柔軟性は意識しつつも、安易な法改正には慎重な立場だった。

(よく調子には乗るが)

 

 

もしユグドラシルやアイドルなどの現実逃避(とうひ)を選ばずリアルで政界に進出していたら、自分達に都合の良い『改革』を求める企業らと対立、国家自決を(かか)げ『人類最後の世界大戦』を引き起こしていたかも知れない。

 

ある意味、父親にとって一番の危険人物であった。

 

 

それでもスキャンダルを恐れた父親は『どこかで隠れてログインしているアイツを、ユグドラシルのサービス終了までに見つけ出せ』と警察に指示していたようだが、たっち・みーはウルベルトを止めに(はし)ったため無駄に終わった。

 

 

リアルの(さわ)ぎは大きくなり、SNSでは連日「#ユグドラシル」「#生存確認」「#反応ください」がトレンド1位〜3位を独占、まとめサイトでは『自身の改革で我が子を亡くした総理大臣ww』と話題に。

 

 

公共放送では五十音順に「……佐藤次郎(サトウジロウ)……清水利雄(シミズカズマサ)……鈴木悟(スズキサトル)……竹之内理緒(タケノウチリオ)……百目鬼俊(ドウメキスグル)……」などと犠牲者の名前が繰り返し流れていた。

 

 

……閑話休題。話が()れた。

 

どうでも良い話だった。

 

 

()(かく)、リおんは『霜の竜王(フロスト・ドラゴン・ロード)』など最初から斬って捨てるつもりであった。

 

 

とはいえ、相手が『帝国の使節殿におかれては……』などと礼節を見せられたら外交戦を経て戦争、という面倒な話になる事も覚悟してはいたが、恐らくそんな事にはならないだろうとリおんは確信している。

 

 

(でなきゃ事前通告もなしに配下(むすこ)を送り込んで暴れさせたりしないでしょ)

 

弁護のしようがない。

 

 

尚、初めこそ霜の(フロスト)竜王(ドラゴン・ロード)』という二つ名で警戒したリおんだったが、子であるトランジェリットのレベルやヨオズの証言から、オラサーダルクは『この世界の一般的な水準』から左程(さほど)離れた存在ではないだろうと判断していた。

 

 

それは良いとして、夕飯の内容を決めるようなノリでドラゴンの扱いを話し合うリおん達に、同行しているドワーフ兵は

 

(帝国だけは敵に回したらイカン!!)

 

と、戦々恐々であった。

()もありなん。

 

 

さて、旧王都フェオ・ベルカナに向かうには三つの難所を越えなければならない。

 

 

ドワーフ兵が語る。

 

「一つ目は、ご存知『大裂け目』であります。しかしながら皆様のご活躍もあって、吊り橋を落とす事にはなりませんでした」

 

一行は何の問題もなく吊り橋を渡った。

 

 

一つだけ特筆すべき事があるとすれば……

 

「……

 

「……リウリンド、下、見ちゃダメ

 

はいっ、リオン様!

 

ニ名ほど顔を青くしていた事だろうか。

 

先の戦闘で渡った際は気にしていなかったらしい。

 

 

しかしリおん、君は100レベルプレイヤーだろうに……

 

 

「二つ目は、この先にある溶岩地帯であります。大きく息をすれば、たちまち肺を焼かれ、断崖(だんがい)に掘り込まれた桟道から足を踏み外せば溶岩に……」

 

 

リおんは飛行(フライ)の呪文は使えない。

 

だが吟遊詩人(バード)盗賊(シーフ)同様にスクロールを使用できる。

 

 

一行はリおんが持ち込んだ浮遊板(フローティング・ボード)のスクロールで浮かび上がり、飛行(フライ)のネックレスを付けたリおんに引っ張られて進んだ。

 

リおんは鼻歌でも歌うように炎耐性の歌を歌いながら飛んでいた。

 

……吊り橋と飛行(フライ)は違うらしい。

 

 

ドワーフ兵は思った。

 

(やっぱり帝国だけは敵に回したらイカン!!!)

 

 

「……最後の難所は『死の迷宮』一定時間ごとガスが()き出る穴やガス()まりがございます」

 

 

一行はリおんの歌で毒を無効化しながら、のんびり攻略した。

 

 

(帝国だけは本っっっ当に敵に回したらイカンんんんんん!!!)

 

 

┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄

 

 

そうして旧王都への坑道を進む一行だったが、その前にクアゴアの集団が現れた。

 

 

『すは戦闘か』と思いきや、一団の中央が割れ、一匹のクアゴアが前に出ると、そのまま単身リおん達へと近付いてくる。

 

 

互いに顔が分かる程度の距離で立ち止まると名乗りを上げた。

 

「我こそはクアゴアの全氏族を(たば)ねし王、ペ・リユロである。話がしたい」

 

 

 

ヨオズは、ただ降伏しただけではなかった。

 

伝令を送り出していたのだ。

送り出されたのは数匹。

 

 

その動きは当然リおんは把握(はあく)していたが、タイミングから見れば伝えられて困る情報はなく、むしろクアゴアの降伏に(つな)がるのではないかと判断し、わざと見逃した。

 

 

リおんが摂政会に苦戦している間に、伝令達はフィディピデス(※マラソンの起源)(ごと)く駆けた。

 

 

伝令の内、本拠地まで辿(たど)り着いたのは二匹。

 

しかし、途中の天井から()み出して来た野生のスライムから(かば)うため一匹が犠牲となり、リユロの元まで生き延びたのは一匹だけであった。

 

 

ヨオズは戦いの結果を見て、竜殺し(ドラゴン・スレイ)を目の当たりにして心折れた兵で無理な撤退戦を行えば本当の意味で(・・・・・・)全滅し兼ねないと考え、兵の生存を優先、ドワーフとの和睦をリユロに(たく)したのだ。

 

 

この後の展開を考えれば、ヨオズが稼いだ時間と伝令が、クアゴア達の運命を決したと言っても過言ではあるまい。

 

武人としては敗戦の将となったヨオズだが、クアゴアが奴隷種族に()ちる事を防いだという評価をするならば、間違いなくクアゴア史に残る名将と言えるだろう。

 

 

そんな忠臣ヨオズが判断を間違えるとは思えず、リユロは衝撃を覚えつつも考えた。

 

(トランジェリットなら自分も見た事がある。あれ一体を倒すのに自分なら何匹か同胞を犠牲にせねばならないだろう……それを、たった四人で犠牲もなく討伐するなど……

 

ドワーフを圧迫したのは霜の竜(フロスト・ドラゴン)に負けないだけの勢力を獲得するためであって、その竜を抑える事ができるならば、むしろドワーフの方が(ぎょ)(やす)い分、一時的な和睦も(やぶさ)かではない)

 

それ故の対話であった。

 

 

 

リおんは対話に応じる事にした。

 

「はじめまして。僕らはドワーフ王国と同盟関係にあるバハルス帝国の者です。僕が代表のリおん・がぶりールといいます」

 

 

「(報告の通り、頭に獣の耳があるヤツがいるな。コイツが代表?……ドワーフというのは他種族と交雑するのか? 冷気耐性を獲得するため、我々も試した方が良いだろうか)……バハルス帝国?」

 

 

「アゼルリシア山脈の外にある、人間の国です。あ、僕はワーウルフですけどね」

 

リおんはブレインを手で示しながら「人間の」と説明。

 

ヨオズの様子から、彼らが人間をドワーフと混同していると理解して。

 

 

「(ニンゲン、ワーウルフ……ドワーフとは違うのか。多種族の国など、あるのだな)ふむ……先の竜殺し(ドラゴン・スレイ)については聞いている。トランジェリットを倒したのだとか。ヤツの首を落としたのは、そいつか?」

 

リユロはブレインを見つつ訊ねる。

 

ブレインの戦士としての格の高さに気付いたからだ。

 

(……いかんな。この気配、俺より上かも知れん)

 

 

ブレインの油断ない立ち姿は()()まされた刃物を想わせ、氷のような冷徹(れいてつ)さを(かも)していたが、その瞳の奥には強者との戦いを求める赤熱の炎が宿っていた。

 

 

……ちなみに、リおんの事は『何やら変な歌を歌うのが後ろにいた。魔法の歌かも知れない』程度の報告であった。

 

伝令に走った兵は、リおんの『蹴り無双』を見ていなかったらしい。

 

 

「いえ、彼はブレイン・アングラウス。我が国の最高戦力で、竜の首を落としたのは別のチームの人です」

 

 

それを聞いたリユロは、()らしそうになった声を(おさ)え息を()まらせた。

 

竜殺し(ドラゴン・スレイ)が最高戦力ではないと言われたようなものだからだ。

 

 

「(『後詰めの四人(※ブレインとエルフ)』と聞いていた方の戦士が最高戦力だと!? そんなのが何人もいるというのか!?)……ほ、ほぅ? それは頼もしいな。して、その最高戦力を引き連れ、どこへ何をしに行くのか」

 

 

「オラサーダルクなる霜の竜(フロスト・ドラゴン)が王を名乗っているらしいと聞き、意思確認(・・・・)へ……そういえば、あなたも『クアゴアの王』なのだとか。あなた方は、我が帝国と対話する意思はございますか?」

 

 

リユロは『人間世界のしち面倒臭い(・・・・・・)政治の形式』など知らない。

 

が、何を言わんとしているのかは勘が働いた。

 

もし『お前らなど知らん』と答えたら……と、胸騒ぎを覚えたのだ。

 

 

「……寡聞(かぶん)にして帝国の名は知らないが、対話を求められたなら応じる意思がある。オラサーダルクは無理だろうな。あれは傲慢(ごうまん)に過ぎる。……ちなみに、だが、もしヤツが『知らん』と答えたならば、どうする?」

 

 

リおんはにこやか(・・・・)に答えた。

 

「斬ります。こちらを認知しない相手を尊重してやる理由がありませんから」

 

 

(あっぶねぇぇぇぇぇっ !!)

 

顔に出さないよう気を付けながら、リユロは安堵(あんど)した。

 

 

「な、なるほど道理だ。我らは違うぞ? 同盟などと聞いているかも知れないが、ヤツらが圧をかけてくるから仕方なく組んでいるだけだ。霜の巨人(フロスト・ジャイアント)やドワーフなど他種族の脅威(きょうい)があるから、仕方なく、だ」

 

内心、冷や汗を()きながらリユロは言った。

 

さり気なく竜を()(ざま)に言って、全て押し付けようと。

 

 

しかし、リおんは(わず)かにジト目で問う。

 

「……ドワーフ王国も『国』なんですが、宣戦布告もなしに攻め始めたと聞いていますが?」

 

 

この辺の『形式』もリユロは知らないが、答え方次第では何となくマズいという事は感じた。

 

氏族同士であれば、戦の申し入れなしの奇襲は戦士の(はじ)だ。

 

「ま、待て! ……戦の申し入れが届いていない? はて、使者は送ったが、てっきりドワーフの手にかかったものとばかり……もしや途中で落命していたか! これはしくじった! その件で短気を起こした事だけは()びを入れよう!」

 

送ってもいない使者の『行き違い』であると誤魔化した。

 

 

リおんは100レベルの吟遊詩人(バード)だ。

 

相手の嘘やハッタリには敏感(びんかん)である……が、どのみちクアゴアの敗戦は濃厚。

 

他の面で後々譲歩(じょうほ)を引き出す材料として、()えてスルーする事にした。

 

帝国はドワーフ王国の同盟国だが、クアゴアと事を(かま)えているのは、あくまでドワーフ王国でしかないのだから。

 

 

「……なるほど、ではそういう事にしておき(・・・・・・・・・・)ましょう。ところで、我が国としてはドワーフ王国との停戦に応じて頂きたいのですが、交渉する意思はあるのでしょうか」

 

 

「ドワーフと戦を始めたのは、霜の竜(フロスト・ドラゴン)に負けないだけの勢力を確保するためだ。連中さえどうにかできれば交渉には応じよう」

 

と、言いつつリユロは『あわよくば共倒れしてくれないだろうか』などと考えた。

 

帝国の全容が知れない以上、(のぞ)(うす)かも知れないとは思いつつ。

 

 

それに対してリおんは何て事ないように、

 

「では丁度いい。彼らの返答次第では、そのまま旧王都を奪還する予定ですので、道案内など頼めますか? ついでに証人になって頂ければ、後の話もスムーズでしょうし」

 

 

霜の竜(フロスト・ドラゴン)につくか帝国につくか……逆に外堀を埋められた気がしたリユロ。

 

まさか散歩にでも行くようなノリで「一緒に行こう」などと言われるとは思っていなかった。

 

自分が案内するにせよ、案内の兵を付けるにせよ、竜が生き延びた場合、危険は大きい。

 

とはいえ断れば……

 

「(腹を括るしかない、か)……いいだろう、(しば)し待たれよ。少し兵らと話してくる」

 

もし竜が残ろうとも、その時は自分が何としても(とど)めを刺そうと覚悟を決める。

 

 

兵士達を『あれはドワーフとは別種で、あわよくば共倒れを狙う。霜の竜(フロスト・ドラゴン)との関係を切る時が来た!』などと丸め込み、リユロは竜と自分達の実情を知る少数の兵を選抜し、リおん達をオラサーダルクの元へと案内した。

 

 

┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄

 

 

ついに到着した一行。

 

ドラゴンの力なら開けられる大扉。

 

リユロは横の小扉から入ろうとする、が……

 

 

「 た の も ー ! 」

 

大扉をリおんが足で押し開けた。

 

 

穏便な形で通す事で、万が一の場合の『予防線』を張ろうとしたリユロの思惑(おもわく)ぶち壊しである。

 

(何してくれてんだアイツは!! というか、どんな膂力(りょりょく)だよ!)

 

 

景気良く開いた大扉。

 

中央を堂々と進むリおん達。

 

竜達が無反応なわけはなく、最奥から向けられる4対の視線。

 

「何だ、貴様らは」

 

不快そうに問う雄の霜の竜(フロスト・ドラゴン)、オラサーダルク=ヘイリリアル。

 

 

その怒気を、リユロは物理的な圧にさえ感じていたが、リおん達は『どこ吹く風』と歩みを進めた。

 

 

リおんはギターを構え、

 

「コールアンドレスポンス!」

 

「fuuuuuuuuuuuuu!……な、何だ今のは」

 

突如(とつじょ)叫んで首を傾げるオラサーダルク。

 

 

リおんは看破した結果から『歌でバフれば同格くらいにはなるし、いざとなれば自分が蹴る』と勝利を確信。

 

話しかけながら距離を測る。

 

 

「はじめましてオラサーダルク。僕はリおん・がぶりール。ドワーフやクアゴアの件で我らバハルス帝国と対話する意思があるか確認に来ました」

 

 

交渉時のリおんには珍しく、美辞(びじ)麗句(れいく)の一つもない単刀直入な言葉。

 

……それが意味するところは言うまでもなかろう。

 

ギターは下げない。

 

 

20m程の距離で立ち止まる。

 

ドラゴンの傲慢さが、そこまでの接近を許した。

 

……ちなみに、大昔の剣豪は10mの距離を三歩で詰めたのだとか。

 

 

リおんの問いに答えるオラサーダルク。

 

「知らんな。貴様らが持っている()相応(そうおう)な装備を置いて去るなら命だけは見逃してやるぞ?」

 

リおんからの返答は、演奏の開始だった。

 

 

バフを感じつつ、(いく)つもの武技を発動していくブレイン。

 

「限界突破……明鏡止水……能力向上……超向上……神域……」

 

武技の同時発動数を一時的に増やす『限界突破』はヘッケランから学び、『明鏡止水』は独自に到達した、言わば『脳力開放』の上位派生。

 

それでも()だ直立不動の自然体。

 

 

意図を(はか)り兼ね(いぶか)るオラサーダルク。

 

「何だ、機嫌(きげん)取りの余興(よきょう)のつもりか? 歌など良いから、さっさと……」

 

 

ブレインは、ある二つの技の完成に足踏みしていた。

 

一方の技を完成させるには、もう一方の技を完成させ『人間としての限界』を超えるしかないように感じている、が、その技を完成させようとすれば必然的に……と。

 

しかし、今はリおんの呪歌があり、目の前に難度から見て最適な『(かて)』がいる。

 

(まさ)に好機。

 

 

……彼が成そうとしている事を正確に()べるには、一言では難しい。

 

武術の達人は、動くまでもなく『見える』のだという。

 

現代的な感性で見れば『将棋やチェスのような先読み』と考えるだろう。

 

 

だが、ブレインの辞書には『脳科学』などという言葉はない。

 

故に、それでも『極致(きょくち)』へと辿り着いた彼に敬意を表し、彼の視点で語るとしよう。

 

 

なれば、それは何かと問われるなら、(すなわ)ち『霊感』である。

 

だが足りない。

 

『人間として可能な程度のそれ(・・)』では、完成させようとする技の必要条件には足りないのだ。

 

 

だから彼は今、技の完成へと自らを解放(・・)した。

 

 

ブレインに、圧が当る。

 

それは風か、音か。

 

不動なるまま(・・・・・・)、圧が当る。

 

何故なら彼は今、音も、光も、自らの肉体さえも(・・・・・・・・)、置き去りにしたのだから。

 

ただ必殺の一刀を振るわんと、世界が事象を認識する刹那(せつな)より速く、(ブレイン)は竜へと駆ける。

 

 

魂を『もう一人の自己』として解き放ち、時間も空間も超越し、肉体(もう一方の自己)の先導役とする、発想のアニミズム。

 

必然、その一撃は恐るべき速さと精度を(ほこ)る。

 

 

なれど、その(わざ)は『生きながらにして星幽界の切り裂き魔(アストラル・リーパー)死せる勇者の魂(エインヘリアル)になるようなもの』であり、始原の魔法(ワイルド・マジック)の領域にすら片足を突っ込んでいる。

 

 

である以上、人間の精神に耐えられる負荷ではなく、加速する(ごと)に引き延ばされる世界(時間)は、さながら相対性理論のウラシマ効果が如く、眼前にいた(はず)のオラサーダルクは遠く、遠退()く。

 

 

(……この一歩、踏み出すのに何年()った)

 

 

けれど、時間も空間も超越した(自己)ならば……

 

 

(……この距離、己が生み出したものに過ぎん!!)

 

 

明鏡止水で開いた悟りによって、(ブレイン)は一気に加速。

 

オラサーダルクを間合いに(とら)え、朝東風丸を抜刀!

 

 

正確無比な太刀(たち)(すじ)は、頑強(がんきょう)な鱗も強靭(きょうじん)な皮膚も、筋肉も、その分子構造を破壊する事なく滑り込み、

 

因果を超える切っ先は、

 

逆を言えば斬る事が不可能。

 

 

(ここだ)

 

 

つまり、このまま振り抜けば言うに及ばず……

 

 

(走れ)

 

 

命ず。

 

 

置き去りにされた肉体(ブレイン)が、

 

 

今一度、魂との合一(ごういつ)を果たすべく、

 

 

ただ一振りを放つための機械(マシーン)と化して駆けて来る!

 

 

 

「 ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ ぉ あ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

オラサーダルクは、いつの間にか眼前に現れていた男に、(わず)かに動揺した。

 

男は、刀を振り抜いた姿勢で静止していた。

 

 

だが自身には一切の痛みはなく、竜の知覚さえ潜り抜け、前触れなく接近する(すべ)も知識としては知っていた。

 

「……ふん、驚かせおって。大方(おおかた)、転移魔法とやらであろう? なるほど剣士には有意義ではある、が、刃が(とお)らねば意味はない」

 

(あざけ)るように言うが、男に反応はない。

 

絶望でもしているのだろう、さぁ慈悲をくれてやろうか、などと思う竜の王。

 

 

しかし、目の前の光景に、何か違和感を感じた。

 

いつも見ている世界に、何かが足りない。

 

 

『一体、何が』と、内心で首を傾げるオラサーダルク。

 

だが、その違和感の正体に気付かぬまま、

 

 

 

 

 

彼の意識は闇に沈んだ。

 

 

 

 

 

突然ふらりと崩れ落ちるオラサーダルクに、妻達は(ほう)けた。

 

 

一番気の強いムンウィニア=イリススリムが問う。

 

「オラサーダルク、いくらちっぽけな下等生物が相手とはいえ、いきなり居眠りとは一体どういう……」

 

言いかけて、違和感に(とら)われる。

 

 

その違和感は、オラサーダルクが感じたものと同じであった。

 

何かが足りない景色、倒れているオラサーダルク……

 

はたと気付く。

 

 

「……心音が……聞こえない……」

 

 

竜の知覚能力は鋭敏(えいびん)だ。

 

いつもなら五月蝿(うるさ)いほど聞こえていて、意識の外に追い出していたオラサーダルクの心音が消えていた。

 

 

「……え? それ……」

「……し、死ん……」

 

ミアナトロン=フヴィネス、キーリストラン=デンシュシュアも気付いて動揺する。

 

 

「……き、貴様、一体何をした!?」

 

動揺から激昂(げきこう)するムンウィニア。

 

 

ブレイン、

 

「………………何、(しん)(ぞう)を斬ったまで

 

ゆっくりと、(さや)(おさ)める。

 

刃には、()(のり)一つ付いてはいない。

 

 

そう、これこそブレインが目指した奥義の一つ。

 

完成した技としては(・・・・・・・・・)、この世界における最高峰たる、剣の極致。

 

 

堅牢(けんろう)な鱗や外皮だろうと鎧だろうと、

 

一切を無視して素通しに、

 

狙った内部の一点のみを『始めからそうであったかのように』斬る、

 

因果逆転の絶技……

 

 

 

……決死剣、骨切り

 

 

(キン)ッと、鯉口が涼やかに鳴った。

 

 

 

その音に、我に返った妻達は、ようやく何を言われたのか(・・・・・・・・)理解した。

 

 

ブレインは、刀を納めた右手の親指で鼻先を(ぬぐ)い飛ばす。

 

床に散ったのは血だ。

 

 

無理もない。

 

負荷も(すさ)まじい上、一瞬とはいえブレインは(なか)本当に(・・・)死んでいたのだから。

 

 

それこそが、技の完成に足踏みしていた理由だ。

 

技の性質上、『通常の人間が』放つには決死(・・)の剣なのである。

 

 

しかし、それも先程までの話。

 

 

身に付けたアイテムの効果で死を乗り越え、

 

リおんの呪歌で即時回復、

 

オラサーダルクを倒す事でレベルアップを果たし、

 

ついにブレインは『人間の域』を逸脱(いつだつ)した。

 

 

代償として、彼のド根性ふんどしは役目を終え『ミスリル程度に丈夫なタダの(ふんどし)』になっていたが、最早(もはや)それも不要。

 

 

さぁ、次はどいつ(・・・)だ?

 

 

リおんの歌で取得経験値も増やせる今、ボーナスステージも良いところだ。

 

ブレインは、この場にいる全てのドラゴンを『糧』にする気でいた。

 

 

(てめぇら、全員()ってやる!!)

 

 

ドラゴンは嘘を見抜く。

 

ブレインの言葉に一欠片(ひとかけら)の嘘もなく、(おど)しでも何でもないのだと理解してしまった妻達は、恐慌状態に(おちい)った。

 

 

ムンウィニアはブツブツと何事か(つぶや)きながら、自身の失禁にも気付かぬ様子で、尻尾を抱え込んで丸くなった。

 

 

ミアナトロンは三十六計逃げるに()かずと、ここが屋内である事も忘れ(・・・・・・・・・・・・)飛び立ち、壁や天井に激突して墜落。

 

 

キーリストランは……

 

「命ばかりは、お助けを!!!」

 

恐慌状態を理性で()()け、全霊の命()いを行った。

 

 

オラサーダルクに連なる全霜の竜(フロスト・ドラゴン)は彼女に感謝すべきであろう。

 

如何(いか)に善良なリおんと言えど、敵である竜から何の言葉もなければ、ブレインのレベルアップチャンスを捨てたりはしないのだから。

 

 

だが命乞いは成された。

 

オラサーダルクの王国は崩壊、これ以上の殺生は不要であろう、と。

 

 

リおんがそのように考えるだろう事をブレインも理解していたため、とても面白くなさそうな顔をした。

 

 

だが安心したまえブレイン・アングラウス。

 

君はこれからリおんと共に、オラサーダルクの死骸を(かつ)いだキーリストランを引き連れ霜の巨人(フロスト・ジャイアント)の里に行き、ドワーフ王国への不可侵を要求し、それを鼻で笑った見張りや族長を斬って捨て、再びレベルアップを果たすのだから。

 

 

 

 

 

リユ・ドワ

((帝国だけは敵に回したらイカぁぁンんんんんんあああああ!!!))





それ、散りて流るるを人の業にて惑わす勿れ

それ、散りて流るるは春の上にこそ美と成りて


妖夢、大盛りで(作・servoss様)いいですよね。

元は無名の技ですが、原作ブレインの「爪切り」と魚の「骨切り」に引っかけて←

東方project好きな方は是非とも見てほしい。

最近は流行る・忘れるサイクル早いから、あの人の作品が忘れられるのは悲しい。

一応pixivで「技、使いたいです」メッセージ送ったけど反応なし…生きていらっしゃるのか…
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