10日以内に次がかけたら、いいなぁ(白目)
皆様はいい加減くっつけや!
と言いたくなるような男女を見た事があるでしょうか?
私はあります(血涙)
ど、どうしたんだよ
どうしたんだ、と?
お前なぁ、さっさと新見さんと話してくりゃいいだろ
・・・いや、はる新見さんと俺なんかじゃ釣り合わないし
(誰じゃごらぁ!漸く、漸く新見さんと
学校への道中に俺は幼馴染の一也と話をしながら登校していた
野郎と2人っきりですよ!
いや、俺らもう高二ですよ!?
なんでこんな悲しい事になったんでしょうかねぇ(憤怒)
いきなりの昔語りとなる
まだ俺と一也が小学生の頃の話である
今とは違い突撃バカだった俺(自己分析マイナス評価)と少しとっつきづらいがなんだかんだて人付き合いの良い一也
そして、もう1人といつも遊んでいたのだ
まぁ、一也の奴がその子を誘ってたのでどちらかと言うと俺は少し距離を置いていた訳なんですけどねぇ!(自画自賛)
その子の名前は
当時は男子である俺ら以上に活動的な奴でサッカーなんかを良くやってたんですわ
ぶっちゃけると、唯の付き合いでやってた俺よりかなり熱中してたと思うんだが
とある日を境にして来なくなったんだ
後日ハル(当人から許可貰っての呼び方なのでセーフ)から聞いたところ、なんでもカズの奴がなんか言ったそうで
ま、思春期特有のモンなんで放置一択だと思ったんだけどなぁ?
俺たち男子と遊ぶの辞めて女子に混じった、んー言い方おかしい気もするんだがなぁ
その結果ハルは驚く程に綺麗になっていったわけでござーして
そうなると、ほらあれですわ
殆ど縁の切れている(様に見える)カズと多少なりともハルに信用されている(様に見える)俺
ハルの事を知りたい奴はそりゃ俺に聞いてくるわけですよ
はい、第一回新見遙佳争奪戦(告白合戦)とも言うべき謎イベントが発生したんですわ
確か小6の頃だったと思うけど
ところが、肝心のハルが綺麗になった理由が「カズに意識してほしい」だった訳で、ね?
結果なんて見るまでもなかった
んで中学に上がったら上がったで他の小学出身の奴らがまたハルに群がるわ群がるわ
終いには『俺とハルが付き合ってる』なんて笑えもしない噂が立つ始末
ハルは相変わらずカズしか見てないし、ハルとしてはそんな噂立てられてカズに意識してもらえなくなったら一大事
ハルもかなり立腹していたろうに、ハルは
ううん、仕方ないと思うし
寧ろ貴方に申し訳ないと思う
と困った顔で言ってくれた訳ですよ
正直なところとして、段々綺麗になっていくハルはどうでも良かったのだが、小学生の頃の元気いっぱいだったハルには心惹かれていた事は否定しようもない
だが、ハルは驚く程真っ直ぐにカズを見つめていた事を幼心に理解していた俺はこの感情に蓋をするしかなかった
だからこそ、ハルの想いが成就する様に俺はあらゆる手を打つつもりだ
ハルの為でもなく、カズの為でもなく、未練たっぷりなこの俺の想いを断ち切る為に
カズこと幼馴染の前田一也は人気者とはいえないし、クラスでも目立つ存在では決してない
妹である前田果音が活発で朗らかな人柄である事からも良く比較される
だが、幼馴染としての贔屓目なしにもカズは間違いなく良い奴だ
今もハルへの想いを捨てきれず、必死で何かを探している
全ては並んでいたはずなのにいつのまにか遠くへ行ってしまったハルに並び立つ為に
とカズは思い込んでいるのだが、はっきり言うとカズの一人相撲である。
ハルはどれだけ周囲から綺麗になったなどと言われたところでそんな事はどうでも良い
ハルが願うのは小学生の頃みたいにカズと一緒に居られる生活を取り戻したいだけなのだから
ま、その隅に俺の存在もあるみたいではあるが、正直なところとして複雑である
カズの周りにはハルとしては安心できる事に女子の影はなく、しかもハルに協力的な俺がいた
となればハルとしては甚だ不本意ではあるが、カズとの距離を取り戻すのに時間をかけようとするのは何ら不思議ではあるまい
何せハルにせよカズにせよ、お互い悲観的に考える癖があったからな
幾らこっちが背中を押せども2人には『
なんだけど、『縁は奇なるモノ』とはよく言ったもので
中学に入ってからカズと俺はハルではなく、とある女子が結構な頻度で一緒に行動し始めた
そいつは間咲ののか
ソフトボールをしているスポーツ系女子だ
スタイルは良く、性格もさっぱりとしたものであり、男子からの人気はおろか、同性からの人気も高い人物である
で、ハルとの関係を戻す事に中々踏み出せないその頃のカズは独特の雰囲気を纏っており、ののかはそんなカズに惹かれていったという訳だ
一応カズの幼馴染でハルの相談相手であり、ののかの友人でもある俺としてはやんわりとののかに忠告したのだが残念ながら乙女心とは俺には理解できなかった様
しかも、まさかハルの名前を出す訳にもいかない事が悪い方へと作用したのかハルとののかはかなり仲良くなってしまうというおまけ付き
カノ、つまりカズの妹である前田果音にその事を愚痴ったところ
あ〜、にいにもそうだけど鈍いよねぇ
と言われてしまった
返す言葉もないとはこの事だろう
色々とハルとカズの事で
故に乙女心で動いているだろうののかを止める術を俺は持ち得ない訳であった
とはいえ、どうもののかとしてはカズと俺を割とセット扱いしている節があるのはどうかと思わなくもないが
中学3年間でカズは様々な事に挑戦した
ダーツ、ビリヤード、ボーリングなど
しかしカズはあまりのめり込まなかった様で大体半年から一年位で辞めている
ののかはカズの事を『だっつん』と呼んでいるのも最初にカズとののかと俺が遊ぶ事になったのがダーツである事の名残なのだろう
余談ではあるが、俺はボーリングに割とはまっていたので『ぼーるん』などと言う微妙極まる
なお、ぼーるんとののかに呼ばれる様になってからは同級生の野郎達から嫉妬、いやあそこまで来ると最早怨嗟の念だろうか。をしばしばぶつけられる事になった
傍目からするとハルとののかに近しい男子と見えてた為であろう
加えてカズの妹のカノとも親しくしていれば仕方がない事ではあったのだろうとは思えなくもない
なお、ハルはそうでもないがカズにせよののかにせよカノにせよ勉強が嫌いであり、試験前になると俺をいつも捕獲しようと躍起になっていたのはご愛嬌なのだろうか?
カノはカノで兄貴であるカズを通して俺ともそれなり以上の付き合いがあった為に事あるごとに頼ってくる
幼馴染というか、腐れ縁ともいえるカズの妹をあしらうのも躊躇われたから割と親身になって応じていたらいつの間にやら困った時の相談相手となっていたのである
しかも、カノは社交的であり尚且つそれなりに整った容姿である事も相まって俺に対する不満が明らかに蓄積されていくのが分かった
こちとら容貌は良く言っても人並み。自己評価させてもらうと平均値割れしていると思っている
性格も決して褒められたものではない。教室の隅でカズと話をするかそうでなければ本を読み漁る毎日
当たり前だが、部活は帰宅部であり一応ダーツ、ビリヤード、ソフトボール、テニスは出来なくもないレベル
唯一の取り柄といえば精々ボーリングが趣味なくらい
そのボーリングとて『下手』であり、4ゲームして精々アベレージは120〜140といったところ
カズやののか曰く
むらっ気ありすぎ
との事である
さもありなん
何せフォームが無茶苦茶であるのは本人も良く理解している訳であるからして、ガーターへ一直線な事もしばしば起き有る
それでもストレス発散にはちょうどいいので細かい事はスルーする事としていた
勉学については読書が趣味であるからそれなりの点数を叩き出す事はできる為、その一点において親を黙らせる事が出来ていたりする
そんな微妙なバランスの生活であったが、当然変化が起きる
そう進学だ
ハルはカズによく見て欲しいとの一心で勉学にも取り組んでいたし、なんなら俺の自宅と近い事もあってか偶に勉強会をしていた
教員としては進路先をもっとレベルの高いところにしてみては?と3年の時に何度も言われたと聞いている
俺もそうだった
だが、ハルからすれば最重要なのはカズと同じ高校に行く事であり、俺としてもハルとカズの関係をどうにかしたいと思っていた為にそれとなくカズの進路を聞き、それにハルと俺は合わせた感じだ
言うまでもないが、カズに恋心を抱いているののかもカズに進路を合わせたのだが
カズとののかの成績では
その後どうにかしてハル、カズ、ののか、俺は光河学園に入学する事が叶う
まさか、あと1年受験勉強に付き合う事になるとは思わなんだが
で、めでたく留年者を出す事なく俺達は2年に進級した
なお、言いたくないがハルとカズの関係については殆ど進展が無かったことも付け加えておこう
ところが、である
2年の夏休みを終えた頃から自体は急速に動き出した
今まで何をやっても熱の続かなかったカズがカメラに目覚めたらしい
なんでもカズの親父さんからのお下がりらしいが、ポートレート?とやらに最近のカズは夢中になっていた
悪友としては非常に嬉しい事だと思っていた
しかも、写真部に入部したのだから驚きである
・・・・そっちに行くのかぁ
と内心大きな溜息をついてのは許されて良いと思う
此処光河学園には写真部とフォト部がある
多分仔細を知らない人からすれば「一緒じゃね?」と思う事だろう
非常にアレな話なのだが、全く本質が異なると言う他ない
写真部はややエロスに傾倒しており、それを嫌った3年の
結果として写真部の部室を2つにするとの条件でフォト部を創設する事になったそうな
とはいえ、この学園における本流は写真部でありかなーり濃い面子がいると聞いている
部長は3年の
学園男子からの熱狂、いや最早狂信的ともいえる尊敬を集める人物であり、暴走しがちな写真部メンバーをコントロール?している御仁
2年の中川や東も在籍しているのだが、かなりギリギリのラインの写真を狙うらしく女子からはかなり距離を置かれていると聞く
伝え聞いた話では今年1年に女子が入部したとかなんとか
まぁ、詳しい話は知らんし知りたいとも思わんがな
友人としてはカズが染まらない事を切実に願うばかりである
そんな俺のささやかな願いが聞き届けられたのか知らないが、今のところ女子の話にカズが上る事はないそうか
そして、そんな事よりも重要なのは最近になってハルとカズが再び交流し始めたとの事である
これはハルとカズ双方からそれぞれ聞いた話なので間違いないだろう
5年以上にも渡る俺の願いが漸く実ったと言ってもこれは過言ではないだろう
何せ距離を取っていた2人だが、内心ではお互い話をしたかった訳で急速に傍目からすると距離が縮まっている様に見える
ところが、冒頭の会話である
あ”
思わず低い声が出た俺を誰が咎めれようか?
お、おい。どうしたんだよ
カズが困惑してるのを見て、内心の怒りを無理矢理おさめる
や、悪りぃ。でも何でんな考えになるんだよ?
カズもハルの奴も別に問題ないんじゃねぇのか?俺としては久しぶりに話ができる様になったお前らにとやかく言える人間がいるとは思えないが?
あー、いやその、な
目が泳いでんな
余程言いづらい事か?
違う。俺に迷惑をかけてしまうから話したくないってところか
ったく、んなしょうもない事気にする程に付き合い浅くねぇだろうに
この辺の不器用さがコイツを嫌いになれない理由なのかもな
全くズルイ奴だよホント
俺は内心苦笑しながら
大方俺に迷惑をかけたくないとか思ってんだろうが、それこそ今更だろう?
第一毎度試験の度に泣きついて来てるだろうし、そうでなくとも去年カノの受験勉強に付き合ったのは誰でしたかねぇ?
ゔっ
そ、それを言われたら反論出来ない
その後カズから話を聞くとやはりと言うべきか
ま、俺は気にしないさ。
隣のクラスとなってしまった以上、過度な介入は難しい
だが、そいつらは間違いなく虎の尾を踏んだ
隣のクラスだから手を出せない
それは正確ではない
手を出す必要が無いのだ
5年以上もの間、カズとなんとか関係を戻そうとしていたハル
聞けばある事をカズに言われてからハルは女子の輪の中に
だが、既にカズはハルをしっかり意識していた事を他ならぬハル自身がカズの態度を見てわかったはず
であれば、ハルにとって中学以来作ってきた友達関係
それに、だ
ののかも黙っているわけがない。ののかとてハルの気持ちを全く知らない訳でもないだろうし、カズに思いを寄せているののかがカズを傷つけた連中を許す筈もなし
ののかは女子ソフトボール部のエースであり、かなり社交的な人物
当然交友関係は広いしその友人達もののかと同じくさっぱりとした連中
故にこそ断言出来る
連中はこういったやり方は好まない、と
登校しながら、カズに
登場人物紹介
前田一也
原作フォトカノの主人公
ヒロイン毎に性格が変わるが、それはこの手のゲーム界隈ではよくある事
今回の新見さんルートでは全ルートの中でも屈指の切れ味の無さを誇る
でも決める時は決める好漢
なお、前シリーズの主人公に比べると圧倒的な紳士度の不足が見られるが相手が悪かったとしか言いようが無いと私は思う
新見遙佳
フォトカノのパッケージヒロイン
フォトカノにおける中心人物とも言えるのではなかろうか?
主人公である前田一也に幼い頃から想いを寄せており、ゲームにおいては他のヒロインと異なり積極的に
ごく一部からは『攻略系ヒロイン』と呼ばれる
良くも悪くも王道とも言える幼馴染
間咲ののか
フォトカノのヒロインの1人
新見嬢が幼馴染であるなら、遊び友達的なポジションと言えるのではなかろうか?
割とさっぱりとした性格で少し変わったところがある
とはいえ、そんな彼女であるからこそ彼女のルートはかなり面白いと個人的に思うのではあるが
俺氏
本作の主人公
前田一也ことカズと新見遙佳ことハルの幼馴染とも言える人物
自称常識人であるが、言うまでもなく
自分の初恋を終わらせるべくハルの初恋を叶えようとする変わり者
小学、中学においては教室の隅にいるタイプであったが、進学に際して
結果として柄でもない社交的な人物として高校デビューを果たした
個人的には彼女が欲しいとは思っているものの、今はハルとカズをくっつける事が最優先と割り切っている
ご一読ありがとうございます
拙いモノではありますが、何とか完走したく思います
よろしければ感想など頂けたなら幸いです