10日かかると思ったのだがなぁ?
よろしければどうぞ?
クラスに着くと、あいも変わらず
呆れ返るが基本的に写真部の連中は倫理観を何処かに置き忘れた連中揃いと聞く
言って聞く耳を持つなら説得もしようが、そうでない以上話をしようとも思わない
確かに彼等の撮る写真は色々とお世話になる男子も多いとは思う
だが、運動系の部活中や授業を撮るのは論外だろう
当然ながら被写体は女子ばかり
だが、彼女たちとて
既に一部の部活からは撮影禁止どころか、部活中立ち入り禁止としているところもあると聞く
体育館の部活。その中でも取り分け新体操部は写真部のそういった活動について嫌悪しており、現に職員会議でも幾度も議題に挙がっているとも
本来、写真部は学校行事などにおいて撮影係としてや、日頃のふとした風景などを写真に収める事により、同窓会向けの冊子や年次報告の写真とする事などを引き受けるという前提で本来なら学園生活に不必要であるカメラの校内への持ち込みを許可されているそうな
当たり前と言えば当たり前である
趣味がカメラだからと言って、校内へ気軽に持ち込んで良い類の物では決してない
悪用しようと思えば、それこそ生徒や教員のプライバシーを侵害してしまったり盗撮も出来てしまう
であるからこそ、持ち込み禁止の最上位にカメラが位置している
勿論、九堂先輩とてその辺の線引きが絶妙であり、そうであるからこそ写真部が現在まで存続出来ているわけだ
ところが、その辺りを次世代である中川と東がキチンと理解しているか?と問われたなら、誰しもが彼等を擁護できないだろう
既に夏休みが過ぎて秋口に差し掛かる
九堂先輩は成績も優秀だと言うから、恐らく卒業ギリギリまで写真部としての活動を続ける事だろう
カズが入部したとはいえ、カズがストッパーとなるとは俄に思い難いのも事実
となると来年度写真部の存続は現状の中川と東の活動を見るにかなり厳しいというほかない
何せ擁護出来る部分が男子生徒の欲求を満たすと言うはっきり言えば論外なところしかないのだから
ではまともに活動しているフォト部なら良いか?と聞かれるとそれも微妙
何せ言いたくはないが、紅林先輩と室戸会長による個人的な都合によって成立しただけのものであり、活動内容こそ真っ当ではあるが年末に行われる生徒会役員選挙においてフォト部の存続は争点の一つとなるだろうとも言われている
室戸会長は生徒側の見地から判断する。まぁ、生徒会長なら当たり前かも知れないが
その為か部活どころか同好会の要件すら満たしていないものをあっさり認める事がしばしばある
フォト部と料理研究会がそれにあたる
本来なら写真部として活動方針をキチンと定めるべきであり、部員の統制も写真部として行わねばならない
だが、紅林先輩は九堂先輩との一向に進まない話し合いから室戸会長へ頼み込む事によりフォト部を創った
活動場所こそ写真部の部室を分割する事によりどうにかしたが、写真部の良心とも言える紅林先輩がフォト部に移った事による弊害は大きいと見られている
更にフォト部としているが、学園規定によると部活は5人以上の所属が原則であり、また兼部の場合は数に含まれないと明記されている
紅林先輩以外には一年が2人。うち1人はバレー部とかけ持ち
つまり実質的にフォト部は2人である
同好会の要件である3人すら満たしていないという事
その一点においてなら、写真部の方が真っ当と言えるのは皮肉でしかないだろう
そも写真部は本来フォト部も合わせたものであるのだから、人数低下は避けられない
例え九堂先輩が卒業しても中川に東、カズと一年が1人いるそうなので同好会の要件は満たせる
まぁ、活動内容的には明らかにアウトだが
実のところとして、運動部。事に写真部の盗撮被害にあっている部活から室戸会長への不満が出始めていると聞いた事がある
何せ、フォト部を創った事によりストッパー不在となった。と彼女達には見えているとの事
余談ではあるが、ののかの所属する女子ソフトボール部は盗撮について文句を言うつもりはないとの事らしい
何せ、グラウンドへ立ち入る事は出来ないし、1番被害にあっているののか自体が自分の人気に無頓着ときている
因みに何故か俺からののかを説得して欲しいと言う女子ソフトボール部の面々からの要請があったりするのだが
更にフォト部より深刻なのが料理研究会だろう
何せ発起人であるうちのクラスの
材料費などについては彼女が自身で負担しているし、時々食べに行くののかも多少出している
僭越ではあるが、将来一人暮らしとなると思うので俺もごく稀に研究会へと顔を見せているし、材料費についてもバイト代から一部出させてもらっている訳だが
バイトがなければ
いや、流石にあまり交流のない俺が柚ノ木さんと一緒に活動するのは憚られる
何せ彼女は男子生徒より『学園の嫁』と呼ばれている割とどころか、かなりの有名人
お近づきになりたい男子生徒は多いのだが、その多さ故に互いに牽制しあっている
や、別に普通に声かけるくらい問題ないとしか思えんのだが
おっはよ、ぼーるん
おはよう
おっすののか。今日も朝練かお疲れ
柚ノ木さんもおはよ
いや、そこまで構える事ないだろうよ、クラスメイトの男子諸君
クラスメイト視点
ぐぐぐぐ
また奴か!
学園の嫁と間咲に、くそっ!
聞いたところでは間咲とは中学からの友人だそうだ
では何故学園の嫁と!?
間咲経由だろ
だ、誰か2人に声かけて来いって
む、無茶言うなよ!
クラスメイトの男子達がなんか顔突き合わせているが、暑くないのだろうか?
確かに夏休みは終わったが、まだそれなりに暑いと思うのだが
昼休憩でござる!
食事中にござる!
という訳で昼休憩となりました
さて、今日はどうしたものか
朝バタバタしてたから弁当無かったし、今日はパンの仕込みでそこまでのロスがなかったからお持ち帰りも出来なかったし
間咲ののか視点
あれ?ぼーるん珍しいなぁ
いつもなら「時間勿体無いから飯だ飯!」とか言って直ぐにお昼食べるのに
!!!
そうだ
ぼーるん今日はお昼ないの?
お、ののかか。無いんだよ今日に限ってなぁ〜
あ、そっか。今日は売店混む日だったね
そーなのよ。どないしますかねぇ
ま、最悪食べなくてもいけるか?
流石に体育あるんだから、保たないって
そしたらさ、ちょっと一緒に行こうよ
何処へ?
行ったらわかるから!
ののかに連れてこられましたのは家庭科室
あー、なるほど
ののかちゃんいらっしゃい
あら?
やっほーりなちー。今回はぼーるんも連れて来たけど大丈夫だよね?
ええ。大丈夫
いつも色々と助けてもらっているし、量もそれなりにあるから寧ろ助かるかな?
悪いなぁ、柚ノ木さん
実は今日昼飯の当てがなくて、ののかに連れられて来ましたのですわ
別にあなたにはいつも助けてもらってるし、それに偶にでも一緒にお料理してくれてるのだからご飯がない時は来てくれていいのだけど
そうだよね。ぼーるんって何か変なところで遠慮するからね〜
変な所というのは甚だ心外だ。流石に柚ノ木さん1人きりの活動に参加するのは気が咎めるし、俺自身もバイトの都合もあるからな
別にその辺は気にしないのだけど
それにほら、材料費までもらっているのだからもっと気軽に来てくれても良いと思うわ
うーん、りなちーの言う通りなんだけどね。ただぼーるんって中学校の時もそうだったけど私と2人っきりになる事を避けてたよね?
ぐっ、するどいな
確かに俺はののかや柚ノ木さんといった異性とできる限り2人きりにならない様努めている
例外としては小学校の頃からの付き合いのハルにカズの妹のカノだけだろう
だがそれを面と向かって言うつもりは到底ない
どうするか?
確かにそう言う部分もあるな、ののか
だがそれは顔面偏差値を考えたら至極真っ当だと俺は思う訳よ
顔面偏差値?
えっと
ののかにせよ、柚ノ木さんにせよ街中を歩けば10人中5、6人は気にするくらいの整った顔立ちしてるだろ?
それに比べて俺はその辺の男子と比べても圧倒的に劣る見た目しかしてない訳で
そんな俺がののかや柚ノ木さんと2人っきりになるのはこちらとしては気が咎めるという事よ
あまりにも予想外の発言に思わずののかも梨奈も唖然としてしまう
無理もない
自分達はそんな事全く気にしていないというのに、目の前の男子はあたかもそれこそが唯一の絶対的ルールであるかの様な口調で捲し立てるのだから
なお、2人は知る由もないがこのルールに適応されないのは、今のところ彼の初恋相手である新見遙佳と親友である前田一也の妹の前田果音だけである
プッ
な、何それ?そんな事ずっと気にしていたの?ぼーるんって意外と繊細なんだって初めてしったよ私
え、ええ
何というか凄く意外なのだけど
やかましい!
んな事他ならぬ自分が一番分かってますよーだ
かれこれ3年以上の付き合いとなるののか。料理研究会ができる前から友人であるののかを通じて既に3ヶ月以上付き合いのある梨奈
この2人にとって、この謎のこだわりはそれこそ初めて知った事であり、そうであるからこそ2人とも何だか可笑しくなった
昼休憩の家庭科室
そこから女子2人の笑い声と1人の男子の拗ねた様な声が溢れていた
同時刻、前田一也はクラスメイトの新見遙佳に連れられて屋上に来ていた
ねぇ、どうして?
遙佳は一也に問いかける
いえ、でも
別に私は周りの事なんて気にしない
貴方が私を嫌がるなら、それなら納得出来るかも知れないけど
遙佳は5年以上も疎遠となっていた目の前の男子と話が出来て本当に嬉しかったのだ
時間を見つけては相談にのってくれているもう1人の異性の友人にいつも励まされていながら、それでも怖くて一歩が踏み出せなかった
ずっと待っていた
それだけでは駄目だと分かっていても、目の前の
漸く彼と少しづつだが、距離を戻せるものと遙佳は思っていたし、そうしたいと積極的になろうと決めている
彼が自分を嫌っているなら立ち直る自身はないけど、泣く泣く諦めようと努力するだろう
でも久しぶりに話す彼の瞳にそんな感情は見て取れない
なのに彼は距離を取ろうとする
それが遙佳には辛く、悲しい
女らしくなったら彼と一緒にいられる
そう思ったからこそ、幼い遙佳は大好きな彼と泣く泣く距離を置いて同級生の女子達と過ごしていた
遙佳にとっての一番はあの頃から全く変わっていない
どれだけスポーツ万能な男子でも
どれだけ勉強のできる男子であっても
学園一人気な男子であったとしても
新見遙佳という少女には魅力的に映らない
遙佳の目に映るのはいつも
初恋は叶わない
とよく言われる
そんな事関係ない
誰が彼を否定しようと、非難しようと自分だけは彼の味方でありたい
彼の側に居たいのだ
その日の放課後、前田一也と新見遙佳が一緒に下校するのをたくさんの学園生が目撃した
フォトカノはゲームはプレイしました
でもアニメは未視聴です
しかもゲームどっか行ったしorz
という訳でオリジナル展開入れつつ進めて参ります
なお、ネタバレとなるのでタグについては随時追加となる事をご理解下さいませ
ご一読ありがとうございました