緑谷出久の555アカデミア   作:ジャック・オー・ワンタン

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連続での続きとなります。

とうとうデク君とかっちゃんが再会しちゃいましたね。

果たしてオルフェノク……555となったデク君を見てかっちゃんはどう思うのか?

※555のあのフォーム登場描写は是非、555主題歌のアレンジ版(555、カイザ、デルタが3人並んで変身した時に流れた曲)をバックにお楽しみ下さい。作者はあれを聴きながら制作しました。(´>∀<`)ゝ


第10話:回り回った因縁

堂々と施設の入口から侵入した僕らは広けた場所に部隊を展開したヴィラン連合を睨みつける。

 

「今度は餓鬼かよ。」

「餓鬼?……誰の事を言っているんだ?」

 

彼らの情報はスマートレディが把握済……話しかけてきた手だらけの青年……死柄木弔に淡々と答える。

 

「おい、お前達!何者だ?」

「イレイザーヘッド……ここは退け。」

「何?」

「僕達の事よりこの事を知らせなくていいのか?オールマイトに?」

「……ッ!?」

 

歩き出した僕にイレイザーヘッドは目を見開く。

 

「今は僕らよりも目の前の敵を倒すのが先じゃないのか?」

「……分かった。飯田!」

「はい!」

 

イレイザーヘッドに呼ばれた眼鏡の少年……飯田天哉が声を挙げて彼に顔を向けた。

 

「この事を……オールマイトや先生達に伝えろ!」

「分かりました!今行き……」

「させませんよ?」

 

飯田が入口に向かって走り出そうとした時だった……。黒霧が個性であるワープゲートを使って入口を遮る。

 

「なっ!?」

「はぁ……邪魔するなって言ってるだろ……やるよ。」

 

溜息を付いた僕は青山君、武装したオートバジンJrと共に黒霧に相対する。

 

「お、おい!」

 

すると僕に声を掛ける者がいた。誰かは分かっている……いつかは会うと覚悟していた人だ…。

 

「久しぶりだね……かっちゃん。」

「ば、爆豪!コイツのこと知ってるのか!?」

「知ってるも何も……てめぇは死んだ筈だろ!デク!」

「「えっ!?」」

 

かっちゃんの言葉に雄英生徒達はざわついて彼に注目する。

 

「死んだ?確かに僕は死んださ。」

「てめぇ……誰なんだ?答えろ!」

「僕は緑谷出久だ!それ以上でも……」

 

かっちゃんを睨みつけながらファイズフォンを手にして黒霧を睨む。

 

「それ以下でも無い!……やるよ青山君……!僕らの力で……俺達の力で!」

 

青山君はこくりと頷き、カイザギアを手にする。僕らの持つライダーギアを見て雄英側は興味げに眉を寄せながら見つめていた。

 

『555 standing by』

『913 standing by』

「「変身!」」

『『complete』』

 

端末を装着した僕らは身体を赤と黄色に光らせてファイズ、カイザに変身する。

 

「お前……その姿!?」

「前にエンデヴァーが話していたのはお前達なのか!?」

 

イレイザーヘッドの言葉に赤と白の髪の少年が険しい顔をした。

 

「黒霧……相手はこの俺達……仮面ライダーだ!」

 

黒霧にそう言うとオートバジンJrの右肩辺りにあるハンドルの柄を握るとそこからファイズエッジを手にする。

 

「いいでしょう!誰が相手だろうとここから逃がしません!」

『READY』

 

ファイズエッジにミッションメモリーを装填したタイミングに合わせてオートバジンJrは左腕に持っているシールドからマシンガンを発射する。

 

「ぐわっ!?」

「黒霧!」

 

蜂の巣にされた黒霧を見て死柄木が目を見開いて驚く。

 

『EXCEED CHARGE』

 

それに合わせてファイズエッジの刃を赤く光らせると地面に滑らせた。

 

「はぁぁぁぁぁっ!」

「ぐわぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

黒い霧を展開していた黒霧は悲鳴を上げた直後にカイザがゴルドスマッシュを繰り出す。

 

「たぁぁっ!」

「ぐわぁぁぁぁぁっ!」

「黒霧!!」

 

ゴルドスマッシュを喰らった黒霧は本来の人の姿になると転がってそのまま気を失ってしまった。

 

「早く行け!」

「わ、分かった!」

 

飯田に声を掛けると彼は個性のエンジンを発動させて外へと出ていった。

 

「てめぇ……!ふざけんなよ!おい!あの変な奴らをやれ!」

 

黒霧を倒され、怒りを顕にした死柄木の指示でヴィラン達が一斉に向かってくる。しかし、身構える僕らの前にイレイザーヘッドが立ち塞がった。

 

「イレイザー。どういうつもりだ?」

「黙って指を咥えて見ておくのは非合理的だ。俺達の施設も生徒も俺が守る!」

 

イレイザーはそう言うとゴーグルを装着し、抹消の個性を発動する。

 

「なっ!?個性が!」

「何よ!これ!」

 

個性を停止させられたヴィラン達の動きが止める。彼の個性『抹消』によるものだ。

 

「見せてやる……お前達にも!ヒーローが一芸じゃ務まらないって事をな!」

 

イレイザーは首にある布の様な物を操作してヴィラン達を拘束するとそれらを地面やヴィラン同士を叩き付けて戦闘不能にして行く。

 

「イレイザーヘッド……流石だな。」

 

彼の実力に関心する。ヒーローは腐っても実力は折り紙付きの様だ。

 

「嘘だろ……ふざけんな!こんなの……」

「死柄木弔……悪いが崩壊の個性……それを使わせる前に終わらせる!」

「何っ!?」

 

焦る死柄木に僕は身構えた時だった。

 

「まだ……まだだっ!」

 

気を取り戻した黒霧が起き上がるとワープゲートを展開する。

 

「何?」

 

黒霧を見た僕らはそちらに顔を向けると彼の中から一体の脳無が現れる。

 

「「な、なんだ!?あれ!」」

「あれは脳無!?」

「くっ!厄介な奴を!」

 

驚く雄英生達を他所に僕とカイザは現れた脳無に立ち向かう。

 

「はぁぁぁぁぁっ!」

「グオオオッ!」

「ぐわっ!」

 

しかし、脳無は軽々と僕を殴り飛ばすと変身を解除させた。

 

「緑谷君!くっ!やらせるか!」

 

カイザはカイザブレイガンの刃を展開し、左手にホースオルフェノクの剣を召喚するとそのまま脳無へ斬り掛かる。

 

「うおおおおっ!」

「グオオオッ!」

「うわっ!」

 

しかしカイザもまた返り討ちに遭い、変身を解除させられてしまう。

 

「ふふふふっ無駄ですよ。この脳無は対オールマイト用に作成されたもの……。我々の目的はコイツを使ってオールマイトを抹殺する事なのです!」

「オールマイトを……抹殺!?」

「嘘だろ!?」

 

黒霧の言葉に雄英勢は激しく動揺した。

 

「ふざけるなよ……。」

「はい?」

 

それを聞いて僕は地面に落ちたファイズフォンを再び手に取るとゆっくり立ち上がった。

 

「オールマイトを抹殺?ふざけるな!それは……俺がやることだ!」

「デク!……てめぇ!」

「よせ!爆豪!」

「邪魔だよ!かっちゃん!」

 

詰め寄ってきたかっちゃんを僕はいとも簡単に殴り飛ばす。

 

「ぐわっ!」

 

地面に転がって倒れたかっちゃんを見て、雄英側から更に動揺が広がった。

 

「アイツ……マジかよ!」

「クラスで実力1位の爆豪の攻撃を止めやがった!」

「ケロ……し、しかも……個性も使わずに!?」

「何なんだよ。アイツ!ヤバすぎるだろ!」

 

そんな彼らの言葉を気にすることなくファイズドライバーを腰に装着する。……あの脳無だけは絶対に倒す!

 

「緑谷君……ボクも戦う!」

 

傍らで青山君はそう言いながらゆっくり起き上がると地面に落ちたカイザフォンを拾い上げる。

 

「青山君は休んでてて……あの脳無とケリをつける。」

『555 standing by』

「変身!」

『complete』

 

青山君を制止させ、再びファイズに変身すると左手に嵌めていたファイズアクセルを見つめる。

 

『いいか?『10秒だけ』だ!』

 

脳裏に社長の言葉が浮かび上がるも直ぐに脳無へと顔を向ける。そして……ファイズアクセルにあるミッションメモリーをファイズフォンに装填した。

 

『complete』

 

認識したファイズフォンに合わせて僕の変身するファイズのフォルムが変わる。胸元のアーマが展開し、赤いフォトンストリームが銀色へと変色し、黄色い光を放っていた目は赤に変わった。

 

その姿を見て青山君を含めた雄英、ヴィラン連合達も驚いた様子でこちらを見つめた。

 

「……姿が変わった!?」

 

ファイズからアクセルフォームに変わった姿にイレイザーが目を開く。

 

「これで……ケリを付ける!」

 

脳無に身構え、ファイズアクセルの電源を起動する。

 

『STARTUP』

 

ファイズアクセルの画面から数字が浮き上がり、カウントが始まる。

 

「10秒だ……10秒で終わらせる!!」

 

そう言うと僕は右脚を回しながら地面に付けると目にも止まらぬ速さで脳無へ殴りかかった。

 

「グオオオオオッ!?」

 

その速さは脳無の個性……超再生をも凌駕する速さで殴りかかる。

 

「ば、馬鹿な!?超再生の個性も付与しているのに……!?」

「それを凌駕する速さだと!?」

 

巨大な身体を宙に浮かされ、攻撃を受ける脳無を見て黒霧と死柄木は驚愕する。

 

『3……2……1』

『EXCEED CHARGE』

 

最後のカウントと共に脳無の身体を複数の赤いマーカーが展開して連続のクリムゾンスマッシュが放たれる。

 

「SMASH!!」

「グオオオッ!グオオオオオオオオオオオオッ!」

『Time……out』

 

高速のクリムゾンスマッシュを喰らった脳無はそのまま固まると僕の後ろで灰となって崩れ落ちた。

 

「灰になった……!?」

「まさか!?仮面ライダーって!」

 

灰化した脳無を見てイレイザーと13号が何かに気づく素振りを見せ、戸惑いを見せる。

 

『Reformation』

 

元のファイズの姿に戻った僕は彼らに顔を向ける。

 

「俺達は仮面ライダー……そして新人類のオルフェノクだ!」

「オルフェノク?」

「個性を持った者達よりも優れた者達だ!」

 

呆然とする両者にそう言うと青山君と待機していたオートバジンJrと共にその場を去ろうとする。

 

「おい待て!デク!」

 

しかし、かっちゃんに呼び止められ直ぐに歩みを止めた。

 

「お前は……どうすんだ?これから……オールマイトを抹殺するのは俺だってどういう事なんだ!」

「言葉の通りだ。」

 

僕はそう言うとかっちゃんをまるでゴミを見るような目で睨みつける。

 

「僕はお前を許しはしない。そしてヒーローの夢を否定したオールマイトも!無個性だからと言って自殺を提案してきたお前も……夢を否定した偽善者も俺が倒す……!」

「自殺を勧めたって!爆豪、お前……。」

「なんでやつだ!やっぱお前、クソを下水で煮込んだような奴だな!」

「ばっ!違う!俺は!」

「爆豪、後で話を聞かせろ!」

「くっ!デク!おい!」

 

仲間達に詰め寄られたかっちゃんを他所に黒霧と死柄木は密かに撤退すると僕らも密かにウソの災害や事故ルームを去っていくのだった。




ざっくりになりますがUSJ編は終了となります。

お気づきになったと思いますがA組はデク君、青山君を除いた18人という設定です。(もしかしたら誰か入るかも?)

次回ではいよいよアンケートで1位になったみんな大好きのあの娘が登場します。果たしてどんな形で登場するのか……お楽しみ下さい。
※でも、もしかしたらネタ回になるかもしれません。ご了承ください。


登場兵器

オートバジンJr
555本編に登場したオートバジンを小型化したものでデク君の乗る原付バイクのバトルモード。姿やスペック等は原型のオートバジンと大差ないがデク君や青山君と同じ身長の為、パワーがやや低い。武装はオリジナルのものと同じくシールドから放たれるガトリング砲

555原作キャラを除くスネークオルフェノク枠が誰がいいか?(555のあのライダーに変身予定)

  • ヴィラン連合から:トゥワイス
  • 他ライダーの蛇キャラ:浅倉威
  • 雄英生から:心操人使
  • その他
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