緑谷出久の555アカデミア   作:ジャック・オー・ワンタン

15 / 19
お待たせ致しました!

なんだかんだで今年初の投稿となります。

本編の前に……555、20周年おめでとうございます!!(祝)

20年前人生で初めて見た仮面ライダー(厳密には龍騎が初めて)でここまで時が経っているのは随分早いものです。

さて、それを記念して亀投稿ですが早速次の話を読んで頂けたらと思います!いよいよトガちゃんの変身するオリジナル仮面ライダーアルフの初登場回です。



第15話:魅惑のライダー……その名はアルフ!

とある日の夜……人気のない海沿いの道路を僕は青山君とトガさんを先導するかの様にバイクを走らせた。

 

「もうすぐ目標地点か……。」

 

腕時計をチラ見しながらそう呟くとバイクのアクセルを全開する。音を立てて吹き出したエンジンに合わせて道路で旋回すると目の前を走っていた青山君、トガさんがバイクを停止させた。

 

「ここだよ今回の目標地点は。」

「と……言うことはもうすぐ出てくるころかな?」

 

バイクのフェイスを脱いだ青山君はそう言うとトガさんが辺りを見渡す。

 

「でも……まだ誰もいないですね。」

「時期にヒーローとヴィランの裏取引が行われる筈だ。」

「その隙を狙って……私達が葬り去りるんですね?」

「うん!悪に加担するヒーローもヴィランも全部倒すんだ。」

「腕がなります!」

 

トガさんはそう言うとウキウキした様子を見せる。今回は彼女にとって……アルフにとって初めての指令だ。僕が華を飾ってあげないと……。

 

「緑谷君!来たよ!」

 

すると青山君が双眼鏡として使っていたカイザポインターを覗かせながら言った。

 

「よし!2人共、予定位置に着いて!」

「了解です!出久くん!」

「うん、分かったよ!」

 

2人は頷くとバイクを走らせて予め決めていた場所へ張り込む。僕はそのまま街頭が照らす道路の真ん中でバイクを停止させながらその時を待つ。

 

そして……

 

「来た!」

 

道路の両サイドから2台の車が現れると僕は腰に装着していたファイズギアをさらけ出し、ファイズフォンを手にする。

 

それに合わせて張り込んでいた2人も各々のライダーズギアの端末を手にした。

 

「トガさん!今だよ!」

「はい!」

 

刻りと頷いたトガさんは目の前まで迫る車に目を向けるとアルフフォンの電源をオンにする。

 

『111 standing by』

 

そして……アルフフォンに変身コードが入力され、サイレン音が響き渡る。

 

「変身!」

『complete』

 

そのままトガちゃんは端末を胸元に抑えると白を基調としたスーツが彼女の身を包み、ピンク色のラインが身体を流れていき……仮面ライダーアルフに変身する。

 

αを模した青い目を光らせたアルフは立ち上がるとこちらに走ってくる車の前に躍り出た。

 

突然アルフが飛び出してきた車は慌ててハンドルを切って道路内でスリップする。

 

「ぐっ!危ねぇだろ!轢き殺されてぇのか!」

 

間一髪停車した車からガラの悪そうなヴィランが出てきてアルフに怒鳴り散らす。

 

「殺す?……殺されるのは貴方の方ですよ?」

「はぁ?何言ってんだ?ヘンな格好してヒーローごっこか?」

「私はヒーローじゃありません。」

 

アルフはそう言うとベルトの右腰から自撮り棒型のユニット……アルフロッドを取り出すと胸元にあるミッションメモリーを取り出して柄に装填する。

 

『READY?』

「な……なんだ?お前!」

「ウフフフッ私?私は……」

 

アルフは狂った様な笑い声を上げるとアルフロッドを一回転させ、先端をヴィランへ向けた。

 

「仮面ライダーです!」

「か……仮面ライダー!だと!?」

 

彼女が仮面ライダーと知ったヴィランは青ざめて後ずさりする。

 

「ねぇ?貴方はどんな風に燃えるの?」

「ひっ!」

「灰になってゆーっくり消えていく姿を見せて下さい……イヒヒヒヒヒ、アッハッハッハッハッ!!」

「うわぁぁぁぁぁ!!」

 

高笑いするアルフに恐怖したヴィランは転びながら背を向けて逃げ出した。

 

「ウフフフ、逃がす訳ないです。」

『EXCEED CHARGE』

 

アルフはそう言うとアルフロッドの先端からピンク色のマーカーを放つ。

 

「ッ!なんだこれ!?う、動けねぇ!誰か助けてくれぇ!死にたくない!死にたくないんだァァァァ!!」

 

マーカーによって動きを封じられたヴィランは泣きながら命乞いをほざくも悪しきヴィランとヒーローのその言葉を聞くものは居ない。

 

「じゃあ……消えてよ」

 

低い声でアルフはそう言うとピンク色の光を纏ったアルフロッドからフォトンブラッドのレーザー『ホーミングバースト』を繰り出す。

 

「はぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

眩い光と共に放たれたピンク色の光線はそのままマーカーで拘束されたヴィランへ直撃する。

 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」

 

ヴィランは断末魔と共にピンク色のαの文字と共に青い炎に包まれると灰となり崩れ落ちていった。

 

「クククククッ、アッハッハッハッハッ!!」

 

その様子をアルフは高らかに……そして満足そうな声で笑った。

 

「トガちゃん……やっぱ怖いよ。」

 

アルフの戦闘を傍観していた青山君はそう呟いて震え上がった。

 

気持ちは充分わかるよ……彼女が味方でつくづく良かったと思う。

 

「ねぇねぇ!私どうでした?ちゃんとやれたよね?出久くん!」

「う……うん!やれたと思うよ!」

「緑谷君……悟りを開いてる!?」

 

アルフに声を掛けられてニッコリ微笑む僕に青山君がツッコむ。

 

「っと……無駄話はここまでだね。」

「うん……どうやら来たみたいだ。」

 

僕はそう言うとヴィランが車で来た方向とは逆の方面へ顔を向けるとそこから1人のヒーローが暗い道路からつかつかと現れる。それに合わせて僕らは物陰に身を隠した。

 

「おかしいな?アイツがそろそろ来る頃だと思うけど……うん?」

 

辺りを見渡したヒーローは1台の車に顔を向けた。

 

「誰だ?こんな道のど真ん中に車を停めてるのは!……ん?」

 

車に近寄ったヒーローは傍らで光るものを見つめる。

 

「あれは……まさか!?」

 

それが青い炎に焼かれながら風に舞い上がる灰であると気づいたヒーローは慌てて後ずさりする。

 

「そこまでだ!」

 

僕はそう言うと物陰から青山君、アルフと共にヒーローの前に現れた。

 

「き、貴様は!?」

「ここがやつとお前の墓場になる。覚悟するんだな!偽善者!」

「そうか……お前達が噂の仮面ライダーとやらか!!」

 

僕らの正体を見破ったヒーローは身構えると個性を発動する。相手は電気を扱う個性……大した事はない!

 

僕はすかさずファイズフォンを開いて変身体制をとる。それに合わせて青山君も隣でカイザフォンを開いた。

 

『555 standing by』

『913 standing by』

「「変身!」」

『『complete』』

 

僕はファイズへ、青山君はカイザへ変身すると互いに赤と黄色の光を纏ってライダーへ姿を変える。

 

「ちっ!こんな所で灰にされてたまるかぁぁ!」

 

焦りの表情を見せたヒーローは指から電気を放って攻撃してくる。しかし、僕らは三位一体の動きで電撃を回避する。

 

「この野郎!!」

 

足を滑らせながら着地した僕はベルトからファイズフォンを取り出すと銃の形に変形させてキーを入力する。

 

『103 SINGLE MODE』

 

キーを入力した僕はヒーロー顔を向ける。

 

「はぁぁぁぁぁぁっ!」

 

ヒーローはこちらに電気を纏った拳を振り上げてくるも僕は銃と化したファイズフォン……『フォンブラスター』の銃口を向ける。

 

「よっと!」

「なっ!うおおおおおおおっ!?」

 

フォンブラスターから放たれた赤い光線はヒーローの腹部を捉えると伸びていく光線に自由を奪われ、僕からじりじりと離れていく。

 

「ぐわっ!」

 

そして光線から突然解放され、仰け反ると派手に転んで地面に倒れた。

 

「くっ!小癪な真似を!うわっ!」

 

しぶとく立ち上がって僕に殴りかかろうとしたヒーローは今度はカイザブレイガンの攻撃を受ける。

 

「そうはさせないよ?」

「き、貴様ら!!」

 

僕とカイザを見て苛立ちを見せるヒーローへ更なる追い打ちが迫る。

 

「今だ!アルフ!」

「了解です!」

『EXCEED CHARGE』

「な、なんだ!?」

 

突然、ヒーローの背後から高速で駆けつけてきたアルフがアルフロッドを槍状の武器に変形させて迫ってくる。

 

「これでフィニッシュだ!」

『『READY?』』

 

僕は左腰からファイズショットをカイザは脚にカイザポインターを装着し、ヒーローにマーカーを放った

 

「ぐわっ!ば、馬鹿なッ!」

 

身動きが取れなくなったヒーローはそのままENDERキーをプッシュした僕とカイザを見つめる。

 

『『EXCEED CHARGE』』

「今ですね!」

 

それに合わせてアルフは胸元にあるアルフフォンのHOMEコマンドに指を触れた。

 

『EXCEED CHARGE』

 

「やぁぁぁぁ!!」

「たぁぁぁぁっ!!」

 

そして……ヒーローの背後から槍を振り上げるアルフと飛び蹴りを繰り出すカイザ……

 

「SMASH!!」

 

最後に僕がファイズショットを手にした拳を振り上げ三方向からトドメを指した。

 

「うわああああああああああああっ!!」

 

着地したカイザとアルフ……拳を振り落とした僕の前でヒーローは断末魔と共にそのままΦとΧ、αの文字と青い炎を纏い灰となって崩れ落ちていった。

 

「ふぅ……」

 

一息吐いた僕はファイズショットを左腰に戻してカイザとアルフを見つめる。2人は変身を解除すると微笑んでこちらに見つめ返した。

 

「ミッション完了だね。緑谷君」

「うん!お疲れ様!」

「私満足しました!」

「トガさんもお疲れ様!期待以上の活躍だったよ!」

「えへへ」

 

デビュー戦を見事やり遂げたトガさんは僕に褒められると顔を赤くして嬉しそうな顔をする。

 

「よし、このまま戻って社長に……」

 

僕はそう言ってベルトからファイズフォンを取り出そうとした時だった。

 

「赫灼熱拳!!」

「ぐわあああああっ!」

「緑谷君!」

「出久くん!!」

 

突然何者かに殴り飛ばされた僕は右頬に炎の様な熱さを感じながら地面に転がる。

 

「ぐっ……ぐううっ」

「見つけだぞ!」

 

倒れる僕の前に現れた人影は身体から灼熱の炎を纏って姿を現す。その人物に顔を向け……苦し紛れに名を呼んだ。

 

「エンデ……ヴァー!!」




まさかの最後にあのヒーローが出てくるとは……。デク君たちはどうなるのか?

そして……近々、首を長くしておられた方もいるでしょう。デク君の「あの姿」が遂に登場予定です。

555原作キャラを除くスネークオルフェノク枠が誰がいいか?(555のあのライダーに変身予定)

  • ヴィラン連合から:トゥワイス
  • 他ライダーの蛇キャラ:浅倉威
  • 雄英生から:心操人使
  • その他
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。