緑谷出久の555アカデミア   作:ジャック・オー・ワンタン

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村上社長「待たせたな!君達」
緑谷「約一年ぶりの連載再開だよ!」
青山「待たせてごめんね。」
トガ「また読んでくれると嬉しいよねぇ?」

という事で大変長らくお待たせしました。
一年ぶりの連載再開です。
話全く執筆していませんがシナリオは浮かんでいるので
頑張って描いてみます。
続きを待ち望んでいた方、離れてしまったが戻ってこられた方
楽しめて頂ければと思います。


第18話:HERO

翌日……志村さんに海岸へ呼び出された僕は彼女からオルフェノクとしての修行を受けることになる。

 

「まずは私が感じ、経験した事を教えよう。オルフェノクの力を使いこなせればわざわざ怪人の姿にならなくとも力を使う事が出来る。だが、それは並大抵のオルフェノクのでは出来ないだろう。」

「お願い……します!」

 

僕は志村さんを真剣な眼差しで見つめると彼女はこくりと頷いて顔にオルフェノクの紋章を浮かばせるとロブスターオルフェノクへ変身する。

 

そして……昨日使用した赤い稲妻を身体に纏う。

 

「それ……昨日使った時に動きが早くなりましたよね?何なのですか?」

 

稲妻を纏った志村さんに僕はそう尋ねる。

 

「『オルフェノク・フルカウル』……。自身のオルフェノクの力を引き出して身体能力を上げる技だよ。こんな風に……」

 

志村さんはそう言うと地面を蹴り飛ばして空高く飛び上がる。

 

「うわっ!?」

 

その衝撃は凄まじく辺りに砂埃が起こると彼女は空中で脚を自在に蹴り飛ばしてまるで『浮遊』するかのように移動するとスッと地面へ降り立ってみせた。

 

「空を移動する事だって出来る。まぁこれは私の生前持っていた個性をヒントに生み出したものだがな。」

「失った生前の個性の特性を生かして自分を強化出来るなんて……凄い!」

「出久にも出来るはずさ。オルフェノクの力を引き出す事は出来る。」

「はい!」

 

志村さんにそう言われ僕は身構えると気持ちを集中させて目を閉じる。

 

「そうだ、まずは意識を集中させて……内に秘めているオルフェノクの力を出して見せるんだ!」

 

その言葉を信じて意識を集中させる。静寂に包まれた浜辺の真ん中で僕は自身の内に秘めるオルフェノクの力を引き出す。

 

「うっ!ぐっ……」

 

しかし、突然頭が割れるような痛みが起こり、経験したことがない痛みに襲われる。

 

「耐えろ!迷いがあるなら捨てろ!」

「うっ、ぐううっ」

 

志村さんに声を掛けられながら次第に僕の身体から次第に赤い稲妻が発生する。

 

「ううっ、うわぁぁぁぁっ!!」

 

しかし、抑えきれない力に耐えられ無くなった僕は集中が途切れてしまうとそのまま地面に倒れて赤い稲妻を解除してしまう。

 

「はぁ、はぁ、はぁ……」

 

息を切らし、汗をびっしょりかいて息を整える。今のは本当に……自分の力だったのか?

 

「……立て」

「ぬわっ」

 

すると志村さんは容赦なく僕を立ち上がらせて再び身構える姿勢を取らせる。

 

「ぐっ……ううっ」

「狼狽えるな!その程度で音を上げては誰の笑顔すら守れやしないぞ!もう一度やれ!」

「……はい!」

 

厳しい言葉を掛けられながら何度も倒れては立ち上がり、倒れては立ち上がり……赤い稲妻を纏う練習をした。

 

午後になると稲妻を纏う練習を中断し、森へ出かけると木を蹴って移動する練習、崖を登る練習とまるで軍人顔負けのトレーニングや練習を続けていると気が付けば日はすっかり暮れてしまっていた。

 

「よし、今日はここまでだ。」

「はぁ……はぁ……はぁ」

 

長く感じた修行に終わりを告げられると糸が切れたかのようにその場に倒れ込んだ。

 

疲れた……というかもう身体が動かないよ。

 

「大丈夫か?」

「……は、はい」

 

隣に座り、先程とは違って優しい言葉を掛けてくる志村さんに言葉を返す。

 

「君を見ていると俊典を思い出すよ。」

「俊典?……オールマイトの事ですか?」

「ああ……君は嫌だろうけど。似ているんだよ。君と俊典は」

 

疲れているせいかオールマイトと似ていると言われて何かを感じる元気が無かった。

 

「君はオルフェノクになった原因がトラックに轢かれそうになった親子を助けた事だと言ったね?」

「はい」

「その時、君はどう思って助けに行った?」

「そ……それは……」

 

言われてみれば確かにそうだ。何故、あの時親子を助けたのだろう?考えもしなかった。でも、一つだけ言える事がある。

 

「考えるよりも……身体が動いていました。」

「なら、『君は……ヒーローになれる』!」

「ッ!?」

 

志村さんの言葉に僕は目を見開き、疲れが吹っ飛ぶ位の衝撃を受けた。

 

「多くの伝説を残してきたヒーロー達は皆、君と同じ事を言っていた。考えるよりも身体が動いていた……と。君もそうなのだろう?」

「……は、はい!」

 

『ヒーローになれる』……そうだ!僕が言われたかった言葉はこれだったんだ!

 

「仮面ライダー……それもある種のヒーローと言える。オルフェノクは君達を蔑ろにした今の社会が生み出した負の遺産であり、見捨てられた君達の成れの果てかもしれない……それでも」

 

夕日を背にして志村さんは立ち上がると蹲る僕に顔を向ける。

 

「オルフェノクはそんな君達にとって再びやり直せるチャンスでもある。私はそう思う。無論、私もオルフェノクだがヒーローとしてやれる事は尽くした。今の世界に老兵は要らない。だから……」

 

志村さんはこちらに顔を上げる僕を指差す。

 

「次は……君だ!」

「ッ!?ううっ……くううっ」

 

涙が止まらなくなった。母さんにもオールマイトにも……かっちゃんや社長にも言われた事の無い……言われて欲しかった言葉に涙した。

 

「出久、君がオールマイトを憎むなら私は止めやしない。それが彼にとって最初で最後の罪だろうさ。でも、これだけは言わせて欲しい。」

 

志村さんは真剣な眼差しを見せたまま言葉を続ける。

 

「オールマイトが君にした事は許してやってくれないか?君はまだ憧れている筈だ!オールマイトというヒーローに!そうだろう?」

「……ぐすっ……はい!」

 

そう問いかけてくる志村さんに頷いて正直に答える。

 

夕日が沈む中……黄昏の森の中で傷だらけになりながらも僕は涙を乾いた地面に落とす。

 

ヒーローになれなくってもいい。僕は救いたい……人間を……オルフェノクを……仮面ライダーとして!

 

志村さんとの出会いをキッカケにそう決意する様になるのだった。




連載再開を記念して本日は火曜8時から次話からは
昔の仮面ライダーと同じく日曜朝8時に公開します。
※毎週にしたかったのですがそこまで話を作れていません。
インスピレーション湧いてきたら描いていきます。

555原作キャラを除くスネークオルフェノク枠が誰がいいか?(555のあのライダーに変身予定)

  • ヴィラン連合から:トゥワイス
  • 他ライダーの蛇キャラ:浅倉威
  • 雄英生から:心操人使
  • その他
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