緑谷出久の555アカデミア   作:ジャック・オー・ワンタン

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さあ!お待たせしました!

いよいよあのキャラとあのオルフェノクが登場です!


第2章:ホースオルフェノク オリジン EPISODEakademia
第6話:3人目のオルフェノク


とある日の日曜日の昼下がり……僕は社長と街を散歩していた。

 

「緑谷君、大丈夫か?1つ持つぞ?」

 

ファイズとカイザのアタッシュケースを両手に持ち、背中にリュックを背負う僕を見てデルタのアタッシュケースを持ち、休日でもスーツ姿の社長が声をかける。

 

「大丈夫です。」

「……なら良いんだが。」

「それより見てくださいよ。この辺りにしません?」

 

僕は景色がいい海兵公園を指して言った。

 

「そうだな……そろそろ休むか。」

「はい」

 

海兵公園に行くと僕らはベンチに座り、小腹を満たすためにコンビニで買ったお茶とおにぎりを頬張っていた。

 

「そう言えばやっぱり見ませんね……オルフェノク。」

「うむ、我々と同じオルフェノクはもうこの世に存在しないのだろうか?無個性の人間は年々減少し、亡くなっても覚醒せずに終わるのだろうな。」

「あの…それなんですけど僕、1つ思うことがあるんです。」

「何かね?言ってみなさい。」

 

社長はこちらに顔を向ける。

 

「個性がある人間でももしかしたらオルフェノクに覚醒するケースもあるんじゃ無いんでしょうか?」

「成程……個性を持ったオルフェノクももしかしたらいるかもしれないな……しかし。そんな同志が都合よく居るものなのだろうか?」

「うーん、そうですよね……。」

 

口元にご飯粒を付けながら僕は空を見上げて言った。

 

僕ら以外にオルフェノクは果たしているのだろうか?

 

そう思っていた時だった……。

 

「く、来るな!来るなぁァァ!」

 

海岸の辺りでそんな声が聞こえた。僕と社長は顔を見合わせ、ベンチから立ち上がると金髪の少年がヴィランと思しき集団から逃げまとっていた。

 

「ひぃ……!来るなよ、も、もうボクに構うなよぉ!」

「そういう訳にはいかないんだよなぁ……。」

「あの方から君を殺せって言われてるからさ。」

 

少年にそう言うとヴィラン達は己の個性を纏ってジリジリと迫ってくる。

 

「ひいいいっ……来るな!こんは筈じゃ……こんな筈じゃ……うわぁぁぁぁぁぁ!」

 

遂にパニック状態に陥った少年は頭を抱えて叫び出した。

 

「あれはまずいぞ!緑谷君!」

「は、はい!」

 

社長に頷き、僕はファイズのアタッシュケースを社長はデルタのアタッシュケースを開け始めた。

 

そしてベルトを装着し、互いに端末を手に取った。

 

『555 standing by』

「変身!」

「変身……!」

『standing by』

『『complete』』

 

僕はファイズに社長はデルタに変身すると少年を助けるべくヴィランへと向かっていく。

 

「あん?」

 

するとヴィランの1人が僕らに気づいてこちらを振り向く。

 

「うおおおおおおっ!」

「ぐわっ!」

 

そのヴィランを殴り飛ばし、僕は少年の前に立ちはだかる。

 

「大丈夫?」

「キ、キミは?」

「君を助けに来た!」

「ボクを?」

 

自分と同じ歳頃の少年はキョトンとした様子を見せる。

 

「緑谷君、奴らを倒すぞ!」

「はい!」

 

デルタの言葉に頷き、並び立った僕らはミッションメモリーを各々の武装に装着する。

 

『『READY』』

 

僕はファイズポインターを装着し、ヴィランの1人を赤いマーカーで拘束する。

 

「うわぁぁぁ!?な、なんだ!?」

「これで……終わらせる!」

「行くぞ!」

「はい!」

 

デルタと息を合わせ、ヴィランの1人にダブルライダーキックをお見舞いする。

 

『『EXCEED CHARGE』』

「や、やべぇ……なんなんだ!?アイツら……」

「な、なんだよこれうわぁぁぁぁぁぁ!」

僕とデルタの蹴りはヴィランを貫くと地面に着地する。

 

「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

ヴィランは悲痛の叫びを挙げるとΦとΔの文字が描かれ灰となって消えていった。その様子を見た少年とヴィラン達は目を見開いて驚く。

 

「は、灰になって消えちまった……」

「ま、まさか……こいつらが噂の……」

「噂?どういう噂かは知らんがお前たちを倒すのは間違いない。」

 

デルタはそう言ってデルタフォンを手に取ってトリガーを引く。

 

「FIRE」

 

デルタフォンに銃の役割を与えたデルタはヴィラン達に発砲し、牽制する。

 

「ぐおっ!?」

「畜生!こいつら……!」

「大人しく消えて貰うぞヴィラン共!」

 

デルタの言葉に共感するかの如く僕も身構えてヴィランと相対する。

 

「ちっ……噂の奴がこんな所に来るなんてな……。」

「仕方ねぇ!アイツを使うぞ!」

 

ヴィラン達はそう言うと後ろを振り向いて何者かに指示をだした。

 

「来い!」

 

するとヴィラン達の中から異形の姿をした化け物がゆっくりと前に出てきた。

 

「なっ!?」

「な、なんだ!?あれは!」

 

僕とデルタは驚いた様子でその異形を見やる。濃紺に近い身体に剥き出しになった脳……その姿は明らかに人ならざる者であった。

 

「ククククククッ!せいぜいその化け物……『脳無』と仲良くしておくんだな!」

 

ヴィラン達はそう言うと脳無と呼んだ化け物を残してさって行った。

 

「待てっ!……ぐわっ!」

 

僕は直ぐにヴィラン達を追いかけようとしたが脳無に殴られ、デルタの元に飛ばされてしまう。

 

「グオオオオオオオオッ!!」

 

雄叫びを上げた脳無はオールマイトの様な筋骨隆々の身体で僕とデルタに襲いかかった。

 

「うわぁぁぁぁぁぁ!」

「ぐわぁぁぁぁぁっ!」

 

その威力は凄まじくライダーの力を持ってしても叶うことはなく僕とデルタはその両手で首を持ち上げられてしまう。

 

「ぐっ!ぐうううっ!」

「ぐっ!ぐわぁぁぁぁぁっ!」

 

つ、強い……なんだ!?コイツは!僕たちの攻撃が全く通用しない!でも……!

 

「負ける……か!」

 

力を振り絞り、左側にあるデジタルカメラ型の機器にミッションメモリーを装填する。

 

『READY』

 

そしてファイズフォンを開き、Enterキーをプッシュしようとした時だった。

 

「グオオオオオオオオッ!」

「うわぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

それを脳無に気づかれて僕は空中に投げ出されると人殴りされ、地面に転がった。

 

「ああっ!」

 

それを見ていた少年は目を見開いて絶望する。遠目で彼の姿が目に入るも力が入らず立ち上がれない。

 

「く、くそぉおおっ!」

 

脳無の腕にはまだ社長ことデルタが掴まれており、彼もまた空中に投げ出され、殴られてしまった。

 

「ぐわぁぁぁぁぁっ!」

「社長!!」

 

デルタ……もまた地面に叩きつけられるとその衝撃で変身が解除され、デルタギアとデルタフォンがベンチまで飛ばされてしまう。変身を解除された社長は脳無の攻撃のショックで気絶してしまっていた。

 

「そんな……社長!ダメだ!」

 

僕は社長に手を伸ばそうとするも力が入らず立ち上がれない……気絶する社長の前に脳無が歩み寄ってくる。

 

このままじゃ……社長が!でも……力が入らない!

 

そう思った時だった。

 

「ううっ……。」

 

突然、先程の少年が再びうめき声と共に高らかに叫び声を上げた。

 

「うわぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

そして少年の目が灰色になり顔に紋章が浮かび上がった。

 

「あれは……!?まさか!」

 

それは社長から聞いていたオルフェノクの特徴そのものであった。

 

少年は馬のような怪物……ホースオルフェノクに変身すると四足の脚を生やし、社長に迫っていた脳無を突き飛ばすのだった。




遂にホースオルフェノク登場です!

誰が変身したか……分かったかな?
よくよく考えるとこの子にホースオルフェノクが割と似合うんじゃね?と思って設定しました。


次回、彼がオルフェノクになった経緯をちょっとだけ描かせて頂きます。

※ただしオリ作に現在力を入れてる為、亀更新になりそうです。一応USJ編までは描かせてもらってますので順次投稿していきます。

555原作キャラを除くスネークオルフェノク枠が誰がいいか?(555のあのライダーに変身予定)

  • ヴィラン連合から:トゥワイス
  • 他ライダーの蛇キャラ:浅倉威
  • 雄英生から:心操人使
  • その他
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