緑谷出久の555アカデミア   作:ジャック・オー・ワンタン

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お待たせしました!続きになります。

ファイズのシークエンスに関してツッコミを入れられてますが確かに所々原作とは違う流れになっています。(原作観直そうにも映像が少ないからね。仕方ないね。)そこは気にせずこの世界線の555だなと思って頂ければと思います。

さて、タイトルを見て察した方も居るでしょう!

遂にホースオルフェノクこと青山君の登場です!



そしてお知らせがございます。近々、仮面ライダー龍騎20周年とヒロアカのアニメ6期放映を記念して仮面ライダー龍騎とヒロアカのクロスオーバー作品を制作検討中です。

こちらも是非ご覧頂ければと思います。


第7話:青山優雅

ボク……青山優雅は2割の人間としてこの世に生まれた。そう……無個性だったのだ。両親は酷く哀しみ、ボクは皆と違うという事に強い恐怖を感じた。何故、ボクは無個性で生まれたのだろうか?

 

そう思っていた矢先……個性を提供してくれる者がいて本当にその人から個性を貰ったボクらは喜んだ。この時、オールマイトの活躍を見て自分も輝ける……そう思っていた。

 

でも……それはその人の嘘だった。2年前、その人に個性はくれてやったが見返りに雄英高校に入り、スパイとして行動しろ……と言われた。

 

冗談じゃない!ボクはヒーローになる為に個性を貰ったんだ!その人に逆らえなかった両親の代わりにボクは勇気を振り絞ってそう反論した。

 

それが人間としてのボクの終わりだった。

 

その人は両親を殺し、ボクから個性を奪還した後……ボクも殺された。

 

でも何故かボクだけは……蘇った。訳が分からず街を彷徨い、生存を知ったあの人から差し向けられたヴィランに襲われ始めた生活に追われた頃……知ったんだ。

 

ボクが人よりも優れた人種……オルフェノクになっていたことを……。

 

◇◇◇

 

「うわぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ホースオルフェノクに変身したボクは四足の脚を生やして脳無に突っ込み、その巨体を難なく突き飛ばした。

 

「えっ!?」

 

それを見ていたΦの顔を模した仮面の人に変身した少年が僕を見つめる。……確かファイズと言ったか?

 

「オルフェノク!?」

 

そして少年の口からその言葉が漏れた。

 

……ッ!?この子オルフェノクを知っている!?……そう思った時、ボクは彼に自分の事を話していいと思った。

 

確信を持ったボクは影から人間態の姿を写すと彼に問いかけた。

 

『キミ、オルフェノクを知ってるの?』

 

◇◇◇

 

『キミ、オルフェノクを知ってるの?』

 

ホースオルフェノクに変身した少年は影から自身の人間態の姿を映して言った。

 

「君もオルフェノクだったの?」

『そうだよ……見ての通り、ボクはオルフェノクだ。君もそうなの?』

 

少年の問いに僕はようやく立ち上がるとこくりと頷いた。

 

『ああっ……良かった!ボクだけじゃ無かったんだ。本当にいたんだ!オルフェノクが!ボクの他に!』

 

少年は影に写した姿で笑みを浮かべて喜んだ。どうやら訳ありの様だ……。

 

「でも下がってて!君を守る為に僕は来た!」

『いいよ、ボクも……戦う!』

「で、でも……」

『青山優雅……。』

「えっ?」

『ボクの名前だよ。キミは?……ボクはキミの力になりたいんだ。』

 

青山と名乗った金髪の少年……青山優雅ことホースオルフェノクに顔を向け自分の名を名乗る。

 

「緑谷出久……。」

『緑谷君……宜しく。』

「なら青山君!」

 

僕は再び立ち塞がる脳無に身構え、ホースオルフェノクに声を掛けた。

 

「力を貸してくれるかい?」

『……勿論!』

 

ホースオルフェノクは頷くと何処からか剣を召喚しそれを手に取った。

 

「行くよ!」

『うん!』

 

僕は再びデジタルカメラ型の機械……ファイズショットを右手に装着し、ミッションメモリーを装填する。

 

『READY』

 

それと同時にホースオルフェノクが剣の柄を両手で握り締めて身構える。

 

「グオオオオオオオオッ!」

 

脳無は雄叫びを上げ、身構える僕らに向かってくる。

 

……今だ!

 

ファイズフォンを開き、Enterキーをプッシュする。

 

『EXCEED CHARGE』

 

「『うおおおおおおおっ!』」

 

そして、脳無目掛けて僕らは拳(剣)を振り上げるとその強靭な肉体に強烈な一撃をお見舞いする。

 

「SMASH!!!!」

「グォ!?グオオオオオオオオッ!!!!」

 

一撃を放ち、脳無の前を通り過ぎるとその後ろで脳無は青い炎に焼かれ、Φの赤い文字と共に灰となって消えたのだった。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……。」

 

僕はその場に座り込み、ファイズフォンのCANCELキーをプッシュし、変身を解除すると青山君も元の人間の姿に戻り、その場に座り込んだ。

 

「はぁ……ふふっ……はははっ!」

 

すると青山君はようやく安堵した笑みを浮かべると僕に見つめられながら夕闇に染まる空を見上げたのだった。

 

◇◇◇

 

夜が更けた頃……僕は気がついた社長と青山君を連れてスマートブレイン社へ帰宅した。幸い社長に怪我は無く、デルタギアも損傷すること無く回収した。

 

そして……社長室で僕と社長は青山君がオルフェノクになった過去を聞かされた。

 

「そうか……そんな事が。」

「青山君……。」

 

虚ろげな表情で己の過去を話し、オルフェノクになったきっかけを知った僕は彼に同情の意を見せた。ヒーローになる為に個性を貰ったのに……彼はその夢を叶えることが出来なかったのだ。

 

「個性を与えるって事自体……怪しい話だと思ってたよ。……でも、本当に個性を貰えてその時は嬉しかった……でも。」

「それはソイツが君を利用する為の手口に過ぎなかった……と言うことか。」

「そんな……!それじゃあ青山君が可哀想過ぎる!」

「いいんだよ緑谷君……ボクが決めたことなんだ。」

「だからって!」

「まぁまぁ落ち着きなさい。」

 

社長に宥められ僕は黙り込むと社長はふと、青山君にある事を尋ねた。

 

「青山君……一つ気になったのだが……。君は個性を貰ったと言っていたね?」

「はい……。」

 

社長の質問に青山君はこくりと頷く。

 

「なら……その人の名前……『オールフォーワン』で間違いないな?」

「はうっ!?」

 

刹那、社長の放った人物の名を聞いて青山君は顔を青くした。

 

「オール……フォー……ワン?」

「そうだ。個性を与えられるのは大方彼しか居ないからな。」

 

社長はそう言うとまるで親の仇の様な顔をした。

 

「奴は危険な存在だ……それに個性も厄介ときた。」

「誰なんですか?そのオールフォーワンって……。」

 

僕の問いに社長は椅子から立ち上がると窓から見える夜景に顔を向けて口を開いた。

 

「オールフォーワン……私が出会ったてきたヴィランの中で最も脅威とされる存在でありヴィラン連合を束ねているのではないかとされている奴だ……アイツは文字通り『化け物』そのものだ。」

社長の言葉に絶句すると更にとんでもない事が明かされた。

 

「そして……奴は6年前、オールマイトとの戦いで致命傷を負った……そしてオールマイトもまた致命傷を負ったんだ。」

「えっ!?オ……オールマイトが!?」

 

衝撃の事実だった。それに6年前と言えば確かオールマイトが突然活動を休止した時期だった筈……。平和の象徴である彼ですら致命傷を負った相手だなんて……。

 

「そして……奴の本名は分かっていない。分かるのは個性の名である『オールフォーワン』……ただそれだけ。個性を他者から奪い、それを強引に他者に与える事が出来る個性だ……。」

「個性を……奪う!?」

 

オールフォーワンの個性を聞かされ僕は顔を青くした。隣にいる青山君はそれどころではなく恐怖のあまり頭を抱えていた。

 

「奴はいずれ恐怖になる……。その為に我々は早く君達のような同志を集めなければならない。」

 

社長の言葉に僕はゆっくりと頷く。その後ろではスマートレディが不敵な笑みを浮かべて立っていた。

 

「青山君……君もその1人だ。戦う意思がないならそれでも構わない。行く宛てもないなら住み込む部屋を提供しよう……どうだ?」

 

社長の放った提案に僕も青山君に顔を向ける。彼はゆっくり頭から手を離し……恐る恐る顔を上げ、暫く考え込むような素振りをした後、何かを決意したかのように口を開いた。

 

「ボクは……両親を殺され……自分も一度殺された……でも!ヒーローになりたい夢は変わらない!例え……それが叶えられなくても。ボクはオールフォーワンに復讐したい!今は奴が怖いけど……それでも!それでもこの手で自分の他にオールフォーワンに苦しめられた人を助けたい!アイツからの恐怖を断ち切りたい!」

「青山君……!」

 

青山君の真っ直ぐなその青い瞳を見て僕は微笑む。もうその瞳にはヴィラン達から逃げていた彼の姿は無かった。

 

「なら……決まりだ!緑谷君、あれを渡してあげなさい。」

「はい!」

 

僕は社長に頷きテーブルに置かれたカイザギアのアタッシュケースを青山君に差し出す。

 

「はい!」

「こ……これは?」

「ライダーズギアだよ。オルフェノクでしか変身出来ないものだ。」

「それって……キミが変身していたあれ?」

「うん!今日から君は……『仮面ライダーカイザ』だ。」

 

青山君はこちらを見つめた後、僕が持っていたアタッシュケースを受け取り、それを開く。

 

中にはカイザのベルトやカイザフォンが並べられており、青山君はカイザフォンを取り出すとそれをギュッと握りしめ、微笑んだ。

 

「ありがとう。緑谷君!ボク頑張るよ!」

「頑張って下さいね♪」

「はい!」

 

スマートレディからも激励を受けた青山君は真っ直ぐな瞳で夜景が広がる外の景色を見やる。

 

こうして僕らスマートブレイン社に第3のオルフェノク……青山優雅が仮面ライダーカイザの正式な装着者として仲間に加わるのだった。




本作の青山優雅


青山優雅/ホースオルフェノク/仮面ライダーカイザ

変身したライダー:カイザ(正装着)

本作の設定:原作通り元々無個性の少年として産まれ、オールフォーワンに個性を貰うが雄英高校へ入学し、内通者として動くよう指示されるもそれに反発(したという世界線)、報復としてオールフォーワンに個性を返され、親子共々殺害されたがオルフェノクに覚醒し蘇生した。街を放浪する生活を続けている合間にオールフォーワンから生存を悟られ、彼の息のかかったヴィランに追われる生活を始める。

その際に緑谷出久と村上に助けられスマートブレイン社に保護された。

緑谷の様にヒーローでは無いがそれでも人を助けたいという思いとオールフォーワンに対して復讐をするという事を決意するとカイザギアを受理し、カイザの正装着者となる。

また、珍しく緑谷同様にカイザギアの適合者でもあり、同じオルフェノクであると知った緑谷に対しては原作通り親友同士の間柄であるが原作とは違い、ややダークである。

尚、カイザの状態でもホースオルフェノクの武器を召喚する事も可能でホースオルフェノクの剣と合わせて二刀流の戦法も可能。

スマートブレインメンバーの中ではオルフェノクとしてのスペックは最強で、その実力はプロトタイプとはいえオールマイト並の力を持つ脳無を突き飛ばす程。

555原作キャラを除くスネークオルフェノク枠が誰がいいか?(555のあのライダーに変身予定)

  • ヴィラン連合から:トゥワイス
  • 他ライダーの蛇キャラ:浅倉威
  • 雄英生から:心操人使
  • その他
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