緑谷出久の555アカデミア   作:ジャック・オー・ワンタン

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続きになります。タイトルからして察する様に遂にUSJ編へ突入です。(とは言ってもそんなに長くありません。)

今回は2話連続続けての投稿とさせて頂きます。

そして……555のあのフォームがいよいよお披露目です。

ご期待下さい


第3章:USJ編
第9話:潜入!ウソの災害や事故ルーム!


スマートブレイン社に戻ってきた僕らは急ぎ足でエレベーターに乗り、最上階の社長室へと向かった。

 

「社長!」

「戻ってきたか!緑谷君、青山君。」

 

社長室には椅子に座って深刻そうな顔をする社長とスマートレディが居た。

 

「何があったんですか?」

「……ヴィラン連合が……。」

「ヴィラン連合がどうかしたんですか?」

 

社長は暫く黙り込んだ後、僕らに顔を上げる。そして……とんでもない事を告白した。

 

「……明日、雄英高校の施設を襲撃するとの……情報が分かったんだ。」

「「……えっ!?」」

 

その言葉に僕らは目を見開いて驚くのだった。

 

◇◇◇

 

「ヴィラン連合が……雄英に!?」

「どうしてまたそんな事を!?」

「意図までは掴めなかったです〜♪ごめんなさい。」

 

スマートレディは相変わらず軽快なノリで言葉を放つ。

 

「でも……どうしてスマートレディがそんな情報を?」

「それは彼女の……蝶野舞の個性のおかげだ。」

「個性?」

「もう!社長。本名で言うのはやめてくださいよ♪そうです!私スマートレディこと蝶野舞は『ブルーバタフライ』の個性で自分を青い蝶の群れに変えられるんです。」

「つまりスマートレディはその個性を使ってヴィラン連合の動きを?」

 

青山君の言葉にスマートレディはこくりと頷く。

 

「兎に角だ。」

 

社長は咳払いをして注目させる。

 

「奴らは明日、雄英高校ヒーロー科1年A組のカリキュラムに入っている『ウソの災害や事故ルーム』での訓練を襲撃するとの事だ。」

「目的も分かってないんですよね?」

 

僕の質問に社長は頷いた。

 

「そこで……だ。君らにはこのウソの災害や事故ルームに潜入し、ヴィラン連合の目的を阻止して欲しい。」

「「えっ!?」」

 

社長の指令に驚く。それは難攻不落の要塞とも言える雄英高校の施設に入れ。……という事だ。

 

「社長!そればかりは……。」

「言った筈だ。雄英高校のセキュリティシステムには我が社も携わっていると。」

「ま……まさか!?」

「大丈夫。私の言う通りに動けば簡単に侵入できる。」

 

僕は青山君と顔を見合わせると社長に顔を向けて頷いた。

 

「分かりました!ヴィラン連合の目的が何かは分からないけど……。今は奴らを止めるのが……。」

「そうだ、均衡を保つ為に我々は存在する。」

「全ては均衡を保つ為に!」

「やろう!青山君!」

「うん!ヴィラン連合にこれ以上何もさせない!」

 

青山君は拳を握り締め、決意を新たにする。

 

「よし!ただ……幾ら雄英高校の施設とはいえ、奴らもこちらに抵抗するだろう……だから。」

 

社長はそう言うと僕の前にストップウォッチの様な機械を差し出した。

 

「いざと言う時にこれを使え……」

「これは……?」

「ファイズの強化フォームの一つ『ファイズアクセル』だ。」

 

僕は社長に差し出された機械……ファイズアクセルを手に取る。そこには赤い目をしたファイズの顔が描かれたメモリーが装填されていた。

 

「いいか?これはいざという時に使え、そしてこれは『10秒だけ』しか使えない。いいか?『10秒だけ』だ。これだけは守れ……いいね?」

「わ、分かりました。」

 

『10秒だけ』という言葉を念押しした社長に頷き、僕はファイズアクセルをファイズギアのアタッシュケースに入れた。

 

「よし……。必ず連合を阻止し、ヒーローの面子を守ってやれ。」

「「はい!」」

 

◇◇◇

 

翌日……。事前に情報を掴んだ僕らは雄英高校の訓練施設『ウソの災害や事故ルーム』へと原付バイクを走らせた。

 

「あそこだ!」

 

隣でバイクを走らせる青山君に見えてきた建物を指す。

 

「結構大きいな。流石雄英高校の施設だ。」

「関心してる場合じゃないよ。早く行こう!」

「うん」

 

頷く青山君に合わせてバイクを加速させ、目的地であるウソの災害や事故ルームの入口へと辿り着いた。

 

バイクを停車させ、颯爽と降りると荷台にあるアタッシュケースを開ける。

 

「ヴィラン連合は?」

「まだ来て無さそうだ…時間は10時過ぎ……雄英の生徒は既に施設内に入ってるね。」

「そうか……。」

 

腕時計で時間を確かめた青山君に呟くとケースにあるベルトを腰に装着する。それに合わせて彼もカイザドライバーを腰に装着する。

 

「恐らく向こうも大人数だ。そうなると……こっちはたった2人、だから……。」

 

僕は自身の原付バイクにあるファイズの顔のようなマークに触れる。

 

「こっちも1人増員しよう。」

「ど、どうやって!?」

「見てて。」

 

ファイズのマークを押した僕に原付バイクが反応すると『ピコン』という音と共に原付バイクは僕らとおなじ位の背丈をした人型のロボに変身した。

 

「えーーーっ!?」

 

変形したバイクの姿を見て青山君は思わず驚いてしまう。

 

「オートバジンJr……いざと言う時に役に立つバイクマシンだ。宜しく!オートバジンJr!」

(かっ、カッコいい!!)

 

隣に立った原付バイク……オートバジンJrはこちらに顔を向けるとゆっくりと頷く、らそれを見た青山君は何処か少年の様な瞳をしていたなぞ知る由もなかった。

 

「よし!行こう!」

「うん!」

 

準備は整った!僕らはウソの災害や事故ルーム……通称USJの施設内へと足を踏み入れるのだった。

 

◇◇◇

 

その頃…ウソの災害や事故ルームでは……。

 

「な、何なんだあれは!?」

 

1年A組の担任にしてプロヒーローの1人でもある相澤消太こと『イレイザーヘッド』とウソの災害や事故ルームの管理者18号は生徒達を背に現れたヴィラン達を見て絶句する。

 

施設内の中心部に突如として現れた黒い渦の様なものから次々とヴィラン達が現れると最後に身体中手だらけの装飾を付けた青年がギロリと赤い目を光らせて地面へと降り立つ。

 

現れたヴィラン達を見て生徒達はざわつき始める。その中には嘗て緑谷出久と同級生であった爆豪勝己の姿もあった。

 

「なんなんだ?アイツらは?」

 

爆豪は目を開いてヴィランの集団を見つめる。

 

「さあ?また訓練のやつか何かかな?」

 

隣に立っていた赤髪の少年……切島鋭児郎はそう言って前に出ようとした。

 

「来るな!」

 

しかし、イレイザーヘッドは直ぐに生徒達を制止させる。

 

「これは訓練でも何でもない!奴らは正真正銘……本物のヴィランだ!」

「なっ!?う、嘘だろ!?」

「本物のヴィランって!?」

「そんな事が有り得るのか!?」

 

雄英の施設内にヴィランが現れた事実を聞いて生徒達からも動揺の声が漏れる。爆豪はチッと舌打ちをして拳を握り締める。そして何故かこんな事を考えていた。

 

(もし…アイツなら……デクならどうする?アイツはよく考えて動いてた奴だ……!アイツなりにこれを打開する術がある筈だ……畜生!なんで死んじまったんだ!テメェ、雄英に来るんじゃ……俺と同じ土俵に立つんじゃなかったのか?)

 

亡き幼なじみならどうするのか?……爆豪に帰ってくる答えは無い。

 

「何処だよ平和の象徴……。居ねぇじゃねぇか。」

 

手だらけの青年がそう言うと背後の黒い渦が人の姿に変わって声を漏らした。

 

「おかしいですね?先日頂いたカリキュラムにはオールマイトもここに来るとあったのですが?」

「カリキュラム?何故、それをお前達が?」

「貴方達には関係ないこと。まさかオールマイトが居ないとは。」

 

13号に黒い渦のヴィランがそう言うと手だらけの青年は首を掻き始めた。

 

「おい、黒霧……どうすんだ?」

「仕方ありませんので……。」

 

黒霧と呼ばれた黒い渦のヴィランはヴィラン達を各々見つめ、指示を出す。

 

「まずは……君達からです!」

「ちっ!来るのか!」

 

身構えたヴィラン達にイレイザーヘッドや生徒達、18号も身構えた時だった。

 

「よせ!」

 

入口の扉がゆっくり開き、誰かの声が聞こえる。

 

「今度はなんだ?」

 

イレイザーヘッド達が後ろを振り向くとそこにはベルトを腰に装着した緑谷と青山の姿があった。

 

「……ッ!?お前は……嘘だろ!?」

 

現れた緑谷の姿を見た爆豪は驚愕の表情を浮かべながら彼を見つめるのだった。

555原作キャラを除くスネークオルフェノク枠が誰がいいか?(555のあのライダーに変身予定)

  • ヴィラン連合から:トゥワイス
  • 他ライダーの蛇キャラ:浅倉威
  • 雄英生から:心操人使
  • その他
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