ハジメちゃんを僕の従者にして30日後……
仮契約の後、なんやかんやあってハジメちゃんと一緒にお風呂に入ったり、一緒にベッドに入ったりするようになった。……まぁ大抵僕が抱き枕になってるんだけど……
まぁそんなことはさておき、ハジメちゃんは僕と仮契約してバクティオーカードを生み出した。それを僕は複製してハジメちゃんに渡しておいた。
仮契約をすると従者に2つの利点がある。ひとつは僕が魔力を与えられる。ひとつはアーティファクトっていうこの世界のものでは無い、その人専用のアイテムを手に入れられること。
ハジメちゃんのアーティファクトは『七色の弾丸』。ハジメちゃんは銃に魔力を込めることでその銃の中の弾丸に色んな属性や能力を自由に込めることが出来るんだって。
銃を元々作るつもりだったらしくて、二丁拳銃にドンナー、シュラークって名前をつけて頬に擦り付けてた。…………可愛かったです。
他にもシュラーゲンっていうアンチマテリアルライフルや、メツェライっていうガトリング砲、オルカンっていうミサイルランチャーを作ってたね。……我が従者ながら殺意高いな……
まぁ楽しそうに作ってたからいいんだけど……作ってる様子を眺めるのが僕の最近の日課です。
あとハジメちゃんのステータス問題も、僕が魔力を送ることで解決した。ハジメちゃん、魔力の通りがめちゃくちゃ良いから身体能力もめちゃくちゃ上がるんだよね。流石僕の従者!ついでに咸卦法も教え始めた。筋はいいんだけど中々上手くいかないね……
あと最近ハジメちゃんがよくくっついてくるようになった。抱き枕にいつも夜されてるんだから起きてる間くらいやめて欲しいんだけどな…………それに、なんか意識しちゃうし、長く続くと襲いそうになるからマジでやめて欲しい。そんなことしてハジメちゃんとの関係壊したくないし。
……え?キスはいいのかって?あれはハジメちゃんが求めてきてるし、別に良いんじゃない?
アレイの従者になって30日後……
アレイから貰ったアーティファクト、七色の弾丸はものすごく強い。勇者だった天之河や八重樫さんが持っていた剣とは比べ物にならないくらい凄まじい性能なんだ。
最近はアレイから咸卦法について教えて貰ってる。アレイから送られてくる魔力と私の身体の中に眠る気を合わせることで強大なエネルギーを纏うらしいんだけど、中々上手くいかない。
この咸卦法の習得でアレイの数少ない欠点がわかった。アレイはめちゃくちゃ教え方が下手ってことがわかった。擬音ばっかりでよくわからなかったから実演してもらった。聞くより見た方がわかりやすいね!
他にも欠点を見つけた。こっちがアピールしてるのに気づいてくれないことだ。
私は2ヶ月くらいアレイと一緒にいて気づいたことがある。私はアレイが好きだってことだ。眷属になったからかもしれないけど、私に対してアレイはいっぱい世話を焼いてくれる。
錬成を使った武器の作成の時はいつもそばにいて私のことをずっと見てくれるし、私のわがままをいつも聞いてくれる。私が寝ている時アレイのこと抱き枕にしても嫌な顔せず抜け出さないでいてくれるし。
たまに私が求めるとちゃんとキスしてくれる。逆にアレイが求めてくることは無いけど。
それだけだ。キスより先に進めてくれない。
アレイにくっついたりしてアピールしてるのに、アレイはそういうのに気づく素振りがない。お風呂に一緒に入るようになったけど、こっちを見向きもしないし……
もしかして年齢……なわけないか、普通にキスしてくれるし。……もしかしたら私が従者でアレイが主でその関係を壊したくないからなのかな?
キスはしてくれるんだけどな……なんでその先をしてくれないんだろ……
……1人で風呂に入ることも少なくなったんだけど、今日は数少ない1人で風呂に入る日だ。ハジメちゃんはもう少し錬成をやりたいって言ってたから僕はそれを尊重して先に風呂に入ることにした。
「……ハジメちゃんは熱心だよな……今度は車とバイクを作り始めてるし……咸卦法もいい感じだしな〜」
僕は本当に封印されてから運がいいな。封印に思わぬ抜け穴を見つけたり、こんな住処を見つけたり、ハジメちゃんっていう可愛い従者も手に入れた。
このまま暮らせれば、僕は幸せだな……
……なんか来るな、ハジメちゃんかな?
「ハジメちゃん、錬成終わったの?」
「うん」
ハジメちゃんが風呂の中に入ってきた。僕も長く入ったし、そろそろ出ようかな……
ガシッ
「…………なんだい、ハジメちゃん、力強いよ?」
「うん、少し話があるの」
「…………それさ、出てからじゃダメなのかな?」
「ううん、ここでアレイと話したいの」
「わかった、聞こう」
いつになく真面目なハジメちゃんに少し驚きながらも僕はハジメちゃんの前に座る。
「で、何の用?」
「……私が言いたいのはひとつだけ」
「うん」
「なんで私と先に進んでくれないの?」
…………………………今なんて言ったこの子。すごい真面目な顔してるからどんな話かと思ったら……なんかすごい話してきたぞ、ある意味。
「……ちょっと待て、どういうことだ?」
「私がアピールしてるのに気づいてくれないし」
「え?アピールしてたの?普通に抱き枕の延長線だと思ってた」
その言葉を言った瞬間、ハジメちゃんの肩がガクシッと勢いよく下がった。どんよりとした雰囲気でまたハジメちゃんは僕に質問する。
「……私はアレイが好きなの。アレイは私の事嫌い?」
「好きでなきゃキスはしていないけど」
「じゃあ私とセックスしてよ!」
「そう恥ずかしげもなく言わないで!」
うぅ……最初はなんか儚げで可愛かったのに……まぁ今も可愛いけどさぁ!そうセックスって大声で言うとはお兄さん思わなかったなぁ!!
「女の子がヤッていいって言ってるのに……!この甲斐性ナシ! 三百年物の童貞! ショタ! 据え膳を食う度胸もないの、雑魚ショタ吸血鬼!!」
………………うん、わからせよう。僕、なんだかんだ言って王様だったから経験あるし。嫌われる前の話だけど。うん……そういうってことは襲われて足腰立たなくなっても文句言わないよね!
「え、あのちょっと……」
「君が誘ったんだ……足腰立たなくなって明日行動不能になるけど……覚悟はいいね?」
……ハジメちゃんは普通に処女だったよ。久しぶりに吸血しながら色々した。最後の方はハジメちゃん気絶してたね。あと案の定ハジメちゃん動けなくなってた。魔力も渡さなかったから一日どころか二日動かなかったよ。
ハジメちゃんの血が美味しいことがわかったから毎日吸血するようになったよ。あぁ、動けないところをチュウチュウ吸ってたから余計動けなくなるかもね。
わからされました。アレイが上手すぎるのが悪いのです。煽った私が悪いわけ…………悪いですね。……なんかベッドのシーツにおしっこまで漏らしてしまいました。
あれがベッドヤクザっていう感じなんですね。はい。最近は吸血も毎日されるようになりまして……その後に毎回セックスするようになりました。……あと何人かいないとアレイの攻めに耐えれそうにないです。1人だと本当に…………