戦姫絶唱シンフォギア 仮面の悪魔   作:狼ルプス

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劇場版は今日見に行きましたが、一言で言うと面白かった。


どうしよう…スピンオフを見ずにキマイラとダイモンを映画で初めて見ましたが……この作品に出したくなってきた。


協力と名前

俺がこの世界に転生して一年が経った。一応この世界の俺は学生の身なので学校に通いながら、ガンデファンの情報を頼りにノイズを倒したり、時折ノイズを倒すあの二人の少女から遭遇する前になんとか退散などの繰り返しで少し変わった日常を過ごしている。

そしてデモンズは世間にも知られ、いつしか仮面ライダーと呼ばれるようになった。どの世界にいてもその名前はしっくりくるのだろう。

 

ただ、救えなかった命も沢山あった。たとえ力を持っていたとしても全てを救えるわけではない。頭ではわかってはいたが…実際目の当たりにすると自分の無力さを呪ってしまう。あの時こうしておけばよかったなんて考えてもいた。

 

けど、戦場で犠牲のない戦いなんてない…それでも俺は戦う、仮面ライダーとして、一人の人間として…

 

 

 

「…この世界に来てもう一年か。早いものだな」

 

 

今日は日曜日、俺はショッピングモールで服を買った後近くの公園に居た。今の所今日は何事もなく平和だと、1人でそんな事を思っていた。

 

「危ないよ!もし落ちたりしたら!」

 

 

「大丈夫!大丈夫!ほら、怖くないよ〜こっちにおいで」

 

 

「(?降りられなくなった猫を助けようとしてるのか?危なっかしい子だな…落ちないといいが)」

 

声のした方に顔を向けると二人の少女の内一人が木から降りられなくなった猫を助けようとしている栗色の髪の少女、そしてそれを心配して見ている黒髪の白いリボンを付けた少女、俺はそれが危なっかしく思い見守っている。少女は猫を助けようとしてるが、猫は警戒している少女は猫に近づいていき猫を抱いた

 

 

「よーしよしよし、もう大丈夫だからね」

 

「ニャー」

 

少女は優しく撫でると警戒心を解き大人しくなった。

 

 

「(なかなか勇気があるんだな、あの子)」

 

その行いに危なっかしくもあるが感心した紅輝はそう思い立ち去ろうとした時

 

「きゃあ!」

 

「響!?」

 

ひびきと呼ばれた少女は足を滑らして木の上から落ちていた。ひびきと呼ばれた少女は猫を庇う様に抱きしめて目を瞑っていたが、いつまで経っても痛みが来ないため、少女はゆっくり目を開ける

 

 

 

 

 

「いてて、流石に衝撃だけはどうにもならないか…」

 

「…え、あ、あの......」

 

「怪我はないか?」

 

「は、はい。た、助けてくれてありがとうございます」

 

「平気さ、遠目で見ても危いと思っていたからな。でも次からは気をつけろよ?」

 

「は、はい!」

 

少女は元気良く返事をした。俺は少女を降ろし立ち上がった。するとそこへ先程の黒髪の少女が近づいてきた。

 

 

「響!大丈夫!?怪我はない!?」

 

「未来!うん!このお兄さんが助けてくれたから!」

 

黒髪の少女は俺を見て

 

「ひびきを助けてくれてありがとうございます」

 

「いや、怪我がなくて本当に良かった。さっき足を滑らせていたから、違和感があったらすぐに病院に行くんだぞ?」

 

「お気遣いありがとうございます。あ、私は立花響って言います!」

 

「私は小日向未来です」

 

「俺は速水紅輝、よろしくな」

 

その後は世間話などをした。

 

 

 

 

 

 

 

「紅輝さんは最近噂になってる仮面ライダーって知っていますか?」

 

「仮面ライダー?一年前に現れたノイズを倒す謎のヒーローだよな?(目の前に本人がいるんだけどな……)」

 

「響ったらその話が出るたび仮面ライダーの事を語っているんですよ」

 

「そうなのか?」

 

「はい!だって自らの危険を顧みず人を助けるなんて凄い事だと思いませんか!」

 

「……だが、そいつの目的は謎なんだろ?そいつがノイズを操っているとか自作自演だって噂も聞くが…」

 

「そんな事ないですよ!!私達の知り合いに仮面ライダーに助けられてたって人もいましたし、ニュースでも自衛隊の人達と避難誘導のために連携をとったこともあるって言ってましたよ?」

 

「そうか(俺は別に…出来る事をやっているだけだ。全てを救うことは出来ない…)」

 

話し込んでいたら時刻は夕方へと差し掛かっていた。

 

 

 

 

 

 

「もうこんな時間か。二人とももう帰った方がいいんじゃないか?」

 

「うえ⁉︎もう夕方になっちゃたの!」

 

「響、もう帰ろう?」

 

「え〜そんな〜……もっとお話ししたかったのに〜……」

 

「縁があればまた会えるさ。じゃあな」

 

「さようなら」

 

「ばいばーい!」

 

 

二人は、紅輝の姿が見えなくなると、仲良く手を繋いで帰って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの子のお人好しな性格、まるで五十嵐一輝みたいな子だったな」

 

 

そして俺も荷物を取り帰路を辿る。あの二人の少女達と話して、立花響は相当優しい子らしい。自分の危険を顧みず猫を助けようとしていたのだ。あの姿を見てしまったら納得するしかなかった。

 

「さて…俺も帰らないとな」

 

 

 

俺はそんな事を考えながら帰る。

 

 

 

 

 

しかし、日の光によって写し出された紅輝の影の顔が、振り向く様に一人でに動いていた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ!ノイズか」

 

俺は家で軽く筋トレをしていたら、ガンデファンから警報がなりノイズを探知した。

 

俺は現場付近に向かい、人やカメラがいない事を確認し、デモンズドライバーを装着、スパイダーバイスタンプを起動する。 

 

 

 

スパイダー!

 

バイスタンプを、ドライバーの上部にあるデモンズレッドパッドに押印する。

 

 

Deal…

 

  

 

「変身!」

 

 

Decide Up!

 

 

紅輝の隣に銀色の蜘蛛が現れ、蜘蛛の糸吐きながら紅輝を包み込む。

 

 

 

Deep. (深く)

 

 

 

Drop. (落ちる)

 

 

 

 

Danger. (危機)

 

 

 

(仮面)Rider.

 

 

 

Demons!!

 

 

変身が完了した紅輝はすぐさまデモンズノックを押し込む

 

 

 

Add…

 

 

コンドル!

 

 

 

ホルスターから別のバイスタンプを取り出し起動させデモンズレッドパッドに押印し正面のモニター、オーインジェクターに押印する。

 

 

 

Dominate Up!

 

 

 

 

コンドル!ゲノミクス!!

 

背中からデモンランブルジョーカーが出現し、その場から飛びたった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方上空ではヘリでノイズが発生した現場に奏と翼が向かっていた。

 

「奏、仮面の戦士と遭遇したら…」

 

「大丈夫だって、そんなに声を出さなくても聞こえるから、それを言うなら翼の方だろ?」

 

『翼、奏、今回も仮面の戦士は現れる確率は高い。翼、前のようにいきなり攻撃をするなよ?』

 

「うっ、わかっています」

 

思うところがあったのか言葉を詰まらせる翼、通信を切り現場の上空に着くと奏と翼は聖詠を歌う

 

 

Croitzal ronzell Gungnir zizzl(人と死しても 戦士と生きる)

 

 

Imyuteus amenohabakiri tron(羽撃きは鋭く、風切る如く)

 

 

 

ノイズが見えてきた。そして既に仮面の戦士もノイズを倒していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふん‼」

 

 

紅輝は、空中、地で次々とノイズを蹴散らしていく。だが、ノイズは消えるどころか、増える一方であった。

 

「……流石にこのままじゃきついか。こいつを使うか」

 

紅輝は片刃の斧を型の武器を取り出す。その武器の名前はオーインバスター50、本来仮面ライダーリバイスが使う武器だが…紅輝は転生の際、リバイスに出るアイテムのメンテナンスや技術を身につけているのでこれを一から作り出したのだ。

 

 

 

 

「ふん‼」

 

紅輝は駆け出し、オーインバスター50で次々とノイズを斬り裂いていく。そして上空にいるノイズが攻撃を仕掛けるが、紅輝は攻撃を避け、オーインバスター50の持ち手を変え、上空にいるノイズを撃ち抜く。

 

オーインバスター50は二つのモードがあり、持ち手を変える事で斧として使え、銃にも切り替えることができる優れた武器だ。

 

 

イーグル!

 

 

紅輝はイーグルバイスタンプ取りだし起動させ、オーインバスターのオーインジェクターに押印する

 

 

スタンプバイ!

 

オーインジェクターに押印した後、イーグルバイスタンプをスロットに装身させる。

 

 

必殺承認!

 

 

 

ヒア・ウィー・ゴー!ヒア・ウィー・ゴー!

 

オーインバスター50の銃口からエネルギーが蓄積され、紅輝はトリガーを引く

 

 

イーグル!

 

スタンピングストライク!

 

「はぁっ!」

 

風を纏わせた弾丸はノイズの大群に放ち、直撃すると爆発が起こり、煙が晴れるとノイズは倒されていた。

 

「…凄いなこの威力………これを発明した狩崎さんって…」

 

 

 

Croitzal ronzell Gungnir zizzl(人と死しても 戦士と生きる)

 

 

Imyuteus amenohabakiri tron(羽撃きは鋭く、風切る如く)

 

 

オーインバスター50の威力に驚く紅輝だったが、上空から歌声が聞こえてきた。

 

 

 

 

「(来たか。今回は早いな)」

 

二人は現場に着いた途端逃げ遅れた人などを助けたり、避難誘導をする部隊の護衛をしていたりしていた。

オレンジ色の髪の女は紅輝に視線を向け、アイコンタクトで何かを伝える。紅輝はそれを理解し頷き、残ったノイズの方へ視線を送る。

 

 

 

「(逃げ遅れた人はあの二人に任せても大丈夫そうだな)一気に終わらせる」

 

 

コンドル!

 

Charge!

 

 

コンドルバイスタンプを再度起動させ、デモンズドライバーのオーインジェクターに押印し、デモンズノックを押し込む

 

 

 

デモンズフィニッシュ!

 

 

「ライダーキック」

 

その場で跳躍し、紫の翼を広げ、右足に紫色のエネルギーを纏った跳び蹴りを繰り出す。

 

 

デモンズのライダーキックによりノイズは残滅された。

 

 

そして、ノイズを倒し終え二人に顔を向ける。

 

 

「相変わらずスゲェな…一蹴りでノイズが…」

 

「ええ……」

 

奏と翼は戦いを終わらせ、その場から去ろうとしたのを見て、奏は慌てて紅輝に近づいて

 

「待ってくれ!」

 

「………」

 

「別にひっ捕らえようとしてるわけじゃねぇ、話がしたいだけだ」

 

『……話?前に会った時はそこの青髪の女はいきなり攻撃を仕掛けたのにか?』

 

紅輝は声を変え奏の話に答える。

 

 

「そ、それは…すまない」

 

「ワリィな、翼は少し強引なところがあるからな。話の前に、まずあんたの名前を教えてくれないか?あっ、私は天羽奏、んで隣にいるのが…」

 

 

「風鳴翼です」

 

「あんたが現れてから一年、互いに名前すら聞けなかったからな…あんたは世間じゃ仮面ライダーなんて呼ばれてるらしいが…」

 

『……デモンズだ』

 

「デモンズ?」

 

「それがあんたの…いや、その姿の名前か」

 

『それで…話とはなんだ?』

 

互いに自己紹介を済ませた。そして、本題である話を出した

 

 

「実はあたし達と一緒にノイズと戦ってほしい」

 

『そうか、一緒に戦う事ならば構わない』

 

「うえ⁉︎いいのかよ?てっきり断られると思ってたんだが…」

 

まさかの返答に奏も驚きの声を上げる。声には出していないが翼も内心驚いていた。

 

 

『この一年お前達を見ての判断だが、協力関係になるだけだ。今はまだお前らの組織に入る訳ではない…話はそれだけか?』

 

 

「あ、ああ」

 

「(?今は?)」

 

 

 

『俺はここで帰らせてもらうぞ…』

 

紅輝は翼を広げその場から飛び去っていった。

 

 

「あいつ、空も飛べんのかよ…」

 

「底が…計り知れないわね」

 

二人はデモンズが空高く飛び去った空をただ見つめることしかできなかった。

 

 

 

『二人とも仮面ライダーの反応が消えたが、何かあったのか?』

 

「いえ、特に問題はありません。ノイズの残滅は無事に完了しました」

 

「けど、おっさん、仮面ライダー……デモンズと協力関係にはなれたぜ」

 

『っ⁉︎本当なのか⁉︎それにデモンズ?』

 

「ああ、あの仮面ライダーの名前みたいだ。今後は一緒に戦う事にはなるけど…組織には入るつもりはないってさ…」

 

『そうか、後の事はこちらでやっておく。お前たちは戻ってこい』

 

弦十郎の指示に従い、本部に戻っていく奏と翼。

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ…」

 

 

現場から離れた場所で変身を解除した紅輝は一息つく。

 

 

 

 

「最近ノイズの出現頻度が多いような…まさかとは思うが…」

 

紅輝は最近ノイズの出現頻度に違和感を色々と推測するが

 

 

 

―ギュルルルルルル―

 

 

「……そういえば夜飯がまだだったな」

 

お腹の音が鳴り紅輝はガンデフォンでこの近くの飲食店を検索する。

 

 

しばらく歩いていると何やらいい匂いが漂ってきた。

 

「この匂い…」

 

紅輝はいい匂いのする方向へ歩いて行き、

 

 

「お好み焼きか、ここで済ますか…」

 

店のドアを開けて中へ入っていた。その店の看板にはふらわーと書いてあった。

 

「いらっしゃい」

 

紅輝はカウンター席に座りメニューを見る。

 

「すみません。お好み焼き1つと烏龍茶をお願いします」

 

「はい。ちょっと待っててね」

 

 

 

店主はそう言うと、調理に取り掛かった。数分後、出来上がったお好み焼き屋を食べた紅輝は今まで食べた事のないくらい美味しく、ふらわーのお好み焼きを気に入っていつかまた来ようと決めたのだった。

 

 

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