戦姫絶唱シンフォギア 仮面の悪魔   作:狼ルプス

7 / 10
ジュウガめっちゃカッコいいですね。アルティメットクウガを彷彿とさせる色合い、デザインも最高にいい


新たな序章

 

何処か場所、爆発音や銃声が響く。上空にはヘリコプターが飛んでおり、何かを照らしている。カラフルな色、人型やカタツムリの様な形や、中には巨大な個体。そう。ノイズだ。ノイズは家屋を破壊し、進撃する。兵士はアサルトライフルを放ち、戦車などで砲撃するも、全て擦り抜けてしまう。ノイズには通常兵器は効かないのだ。

 

 

「くっ!やはり通常兵器では無理なのか!?」

 

「だからと言ってここで引き下がるわけにはいかん!!」

 

 

隊長らしき男が声を挙げたその時…

 

 

ドゴォォン!!

 

 

 

「うわぁっ⁉︎」

 

「な、なんだ⁉︎」

 

突如と空から何かが落下し、自衛隊はその噴煙から顔を腕で覆う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デモンズフィニッシュ!

 

 

 

 

音声と共に大型ノイズ目掛けて放たれた拳、それを受けたノイズは粉微塵になり、炭素の塊と化した。

 

噴煙が晴れ、隊長の向いた先に、覆面の目を不気味に光らせている仮面ライダーデモンズの姿があった。

 

「か…仮面ライダー…!」

 

「……」

 

無言でノイズの元へ歩いていった。すると、人型のノイズが向かってきたが、デモンズはこれを右ストレートを与え、炭素の塊に還し、すると今度は、カタツムリ型のノイズが大量と、大型ノイズ姿を表すと

 

 

Imyuteus amenohabakiri tron(羽撃きは鋭く、風切る如く)

 

 

「な、なんだ?」

 

「歌?」

 

 

歌声が響き渡り動揺する隊員達、しかしデモンズは仮面の下ではやっとかと言う表情だった。

 

 

 

「はぁ!」

 

その刀を巨大化、一気に振り下ろし、エネルギー刃を放ち、大型ノイズを一気に両断する。

 

蒼ノ一閃

 

 

斬撃を放った正体は天羽々斬を纏った風鳴翼だった。翼は着地するとデモンズの隣に立つ。

 

 

 

 

「来たか…」

 

「遅れてすまない!」

 

「いや、いいタイミングで来てくれた……」

 

 

 

そう言え二人はノイズの大群を見据える。

 

 

「(ノイズの出現と数も二年前よりも増えている…やはりこれは…)」

 

 

「風鳴翼…推して参る!」

 

翼は刀を構えノイズの大群に突っ込んでいき、刀でノイズを斬り裂いていく。

 

 

デモンズもそれに続き、走りながらデモンズノックを押し込む

 

 

Add…

 

 

バッタ!

 

緑と銀色のバッタが載ったバイスタンプを起動させ、デモンズレッドパッドに押印し正面のモニター、オーインジェクターに押印する。

 

 

Dominate Up!

 

 

バッタ!

 

ゲノミクス!

 

 

デモンズの両脚がバッタのように逆関節に変形し、その場から高く飛び上がる。その跳躍力は凄まじいもので空中にいるノイズの目前に飛び、踏み台にするように蹴りを放ち、空中散歩をするようにノイズを倒し炭素の塊と化す。

 

 

「♪〜」 

 

 

翼は歌を歌いながらノイズを斬り裂き、ノイズに囲まれるがその場で逆立ちし、その足を大きく広げて回転させ、脚部のブレードを展開させ一気に敵を薙ぎ払う。

 

逆羅刹

 

 

翼を囲んでいたノイズを一気に斬り裂き、炭素の塊へと変える。

 

 

 

 

 

「す…凄い…!」

 

隊員達は驚いていた。自分達では歯が立たないノイズをこうも簡単に倒せるからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他の兵士が関心しているのを尻目に地面に着地したデモンズは両サイドのデモンズノックを二回押し込む。

 

 

 

More…

 

 

待機音が流れ出し、ノイズを見据えながらデモンズノックを押し込む。

 

 

 

バッタ!

 

デモンズレクイエム!

 

 

その場で跳躍し、周囲を跳び回りつつノイズに攻撃し、 前転宙返りの威力を乗せたドロップキックをお見舞いする。

 

 

そのままノイズは炭素の塊となり、ノイズ達は全滅した。デモンズは着地し、周囲にノイズがいないのを確認し、そのまま去ろうとしたが、隊長の男に呼び止められた。

 

「待ってくれ!」

 

「…なんだ?」

 

「助かった。ありがとう」

 

「俺からも礼を言わせてくれ…あんたが来なかったら俺たちもやられていた。ありがとう…仮面ライダー」

 

隊長とその部下の男はデモンズに礼の言葉を言う。

 

「………」

 

デモンズは何も言わずに、自衛隊の元から離れていく。その背を見つめながら自衛隊は敬意を払うようにデモンズに向け敬礼をする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待ってくれデモンズ!」

 

 

現場から少し離れた場所で翼に呼び止められたデモンズは足を止める。

 

「なんだ?俺は帰りたいのだが」

 

「少し、話をしないか?私達だけで…」

 

 

「………少しだけだぞ?」

 

二人は近くの建物の屋上に向かいデモンズは壁に背をつけ、翼は正面を向く。

 

もちろん二人は変身の解除はしていない。

 

 

「(気配はないな…本当に俺とこいつだけみたいだな)」

 

デモンズは周囲を警戒しつつ建物の屋上から景色を眺める。

 

 

「…お前とこうやって共に一緒に戦うのも、もう三年も経つのだな」

 

「そうだな、天羽奏は元気にしているか?」

 

「ええ、むしろ元気すぎるくらいだ」

 

翼は笑みを浮かべその表情は複雑で、何処か安心したような雰囲気を感じ取れた。

 

 

 

 

 

 

「デモンズ、お前に聞きたいことがある」

 

「なんだ?」

 

「ここ最近、以前よりノイズの出現が多くなっているのは気づいているだろう?」

 

「ああ、確かに異常に増えているな…」

 

「お前は何が原因でこうなってると思う?参考に聞かせてくれないか?」

 

「考えられるのは2つ、1つは単純に自然発生率が上昇。もう1つは誰かが意図的に発生させ操っている。この2つだ」

 

「前者はともかく、後者はないだろ?聞いたことないぞ?ノイズを意図的に増やす上操るなど…」

 

「あくまで推測だ。常識の範疇に囚われると到底敵を上回る事はできない…ノイズが出現しているなら何かしら出現を抑える装置、お前達が使っているようなアイテムもあってもおかしくはないだろ?」

 

ライブの惨劇からこの2年、ノイズの数も出現も増え、中には不規則に動く個体も見たこともあった。

 

 

「そうか、わかった。話が聞けてよかった。この話は司令達にも伝えておこう」

 

「そうか、話はこれで終わりだ。今度こそ俺は帰らせてもらうぞ」

 

 

コンドル!

 

 

 

デモンズは翼に背を向け歩き始め、コンドルバイスタンプを起動させる

 

 

「待てデモンズ!お前は我々二課に入るつもりはないのか?」

 

「……」

 

 

 

「二年前、お前はこう言っていた【今はまだお前らの組織に入る訳ではない】と」

 

「………」

 

「いつかは、我々二課に来てくれると捉えてもいいのだな?」

 

「………」

 

デモンズは何も言わず、背を向けたまま、翼は言葉を続ける。

 

「無言は肯定と捉えるぞ?」

 

「………そうだな、お前達の組織に入るのも悪くはないと思っている。それと、お前の司令官にも興味がある」

 

「だったら」

 

「だが、今は待ってはくれないか?この先、大きな何かが起こる気がしてな…」

 

「大きな何か?」

 

「勘、なんだがな。けど、それを解決するまで…待ってはくれないか?」

 

デモンズは振り返りる仮面越しから翼を見据える。翼は仮面で表情はわからないが、雰囲気で察知する。

 

 

 

 

 

 

 

「……わかったわ。その時を楽しみにしているぞ。それが終わったらいよいよお前の素顔を拝めるわけだな」

 

「そう言う事だ。この話はお前の仲間にも他言無用だぞ?」

 

「承知した」

 

デモンズは変声機能を使い会話をしている為、翼はデモンズの正体を四、五十代の男性と推測している。しかし実際デモンズの正体は20の青年だ。

 

 

「では、俺はこれで失礼する」

 

デモンズはゲノミクス武装、デモンランブルジョーカーを展開させ、その場から飛び去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海を臨む高台の校舎から、歌が聞こえる。そこは私立リディアン音楽院高等科。女子校であり、今日は入学式だったのだ。大勢の生徒の中に、ボブカットの少女と黒髪のショートヘアーにリボンを付けた少女がこの学校の校歌を歌っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

「立花さん!!」

 

「ひっ!」

 

 目の前の先生の叫び声に私はビクリと肩を震わせる。

 

「あ、あのぉ…木に登ったまま降りられなくなった子猫がいましてですね?」

 

「それで?」

 

「きっとお腹を空かせてるんじゃないかと――」

 

「立花さん!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ〜!疲れた〜!!入学初日からクライマックスが百連発気分だよ…私呪われてる…」

 

 

「半分は響のドジだけど、残りはいつものお節介でしょ?」

 

響のドジを指摘するリボンを付けた少女は小日向未来。響の親友だ。

 

「人助けと言ってよ〜人助けは私の趣味なんだから〜!」

 

「響の場合度が過ぎてるの。同じクラスの子に自分の教科書貸さないでしょ?」

 

未来は本を整理しながらそう言うと、

 

「私は未来から見せてもらうから良いんだよ〜!ヒヒッ!」

 

「翼さんに憧れて、リディアンに進学したんだもんね。大したものだわ」

 

 

「だけど影すらお目にかかれなかった…そりゃトップアーティストだから簡単なら会えないと思ってるけどさ…」

 

 

何気ない日常の光景が広がっており、少女達は学生生活を謳歌していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(あの日、私を助けてくれたのはツヴァイウィングの2人に間違いなかった。ノイズと戦っているツヴァイウィング…あれは幻…?)

 

 

その夜、響は未来と共に同じベッドで寝ていた。

 

「(そしてもう1人…私の事を必死に呼びかけた覆面の人…あの人…何処かで会ったことがある様な…)」

 

2年前の出来事に疑問に思いながら、響は眠った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、速水紅輝は…

 

「ハックシュッ!!……風邪か…?」

 

 

紅輝は研究部屋にて武器作り行なっていた。その形は片手持ちのハンマーの形状をした武器だった。

 

 

「よし!これでこいつは完成だ…」

 

『おい、いつになったらあれは完成するんだ?』

 

「うるさいぞカゲロウ…形は出来たがあれはまだデータが充分じゃない」

 

鏡から写る全身黒衣装を見に纏った人物、紅輝の中に宿る悪魔…カゲロウだ。

 

 

 

 

 

『はっ、お前があの二人に構っていなかったら既に完成していたんじゃないのか?』

 

「あの二人を見捨てろってのか?」

 

『おお、怖っ…』

 

二年前、ライブの惨劇の後は地獄が待ち受けていた。あの事件の後、心無いメディアによって、ノイズの襲撃を生き残った者や、その遺族は、世間からの凄まじいまでのバッシングを受けた。

事件によって死んだ人間のほとんどはノイズによる炭化が原因だ。だが、それ以外で死んだ人間の事をメディアは挙げ、結果、自分が生き残りたいが為に他者を犠牲にしたクズとして世間に広まり、凄まじい非難を浴びる事となったのだ。

 

その中にも立花響も含まれていた。

 

 

「(あれは、胸糞悪い二年間だったな…まぁ、そいつらには悪夢を見せてやったけどな)」

 

 

『ククっ、あれは傑作だったなぁ』

 

 

「心読んでんじゃないよ」

 

 

 

 

2年前、響が退院した後、様子見で響の住んでいる街にバイクでドライブに来たことがある。その時、暴力やいじめを受けている響を目撃したのだ。紅輝がバイクを止め、暴漢達の間に入って止め、理由を問いただすと、とんでもない答えがかえってきた。それで、怒りを覚えたは紅輝は殺意を込め脅し追い払ったのだ。

 

そして、響のそばにいた未来に詳しく事情を聞き、ライブでの事件が原因だと悟る。

 

自分自身はどう言うわけか迫害など無かったが、響の家族まで迫害に遭っているのを知った。未来に手伝ってもらいながら全身あざだらけな響を手当てした。

 

更に怒りを覚えた紅輝は、その後裏方で動きを始めた。紅輝は転生当初からあったラフレシアバイスタンプを使った。それを紅輝は少し改造し…終わりなき悪夢を見る作用も追加したのだ。

 

迫害をしている人物の情報を集め…迫害をした連中にラフレシアの激臭を浴びせ…あまりの激臭にその場でリバースしそこから迫害した物達は悪夢の日々の始まったのだった。

 

 

 

どんな内容かって?それは想像にお任せしよう。

 

 

 

 

 

効果抜群だったのか響や家族を迫害をしていた連中は悪夢からなんとか目を覚まし、響に手を出すこともなくなり、家にあった張り紙や落書きもしなくなっていた。

 

 

 

 

♪〜

 

 

「ん?」

 

ガンデフォンから着信音が鳴り、メールの送り主は未来からだった。

 

『あの白リボンか?』

 

「ああ、みたいだな……ふっ」

 

メールの内容を見て紅輝は思わず笑う。内容は響が木の上から降りられなくなった猫を助け遅刻した挙句教科書をクラスメイトの子に貸したなどの様々な内容だった。

 

 

「(楽しくやってるみたいだな…二人とも)」

 

『あの馬鹿のお節介の度合いには呆れるぜ』

 

「言うな…それが響だからな、少なからず天羽奏の影響もあるだろうがな…それにしても猫か…」

 

紅輝、響と未来と出会ったのは過去にちょうど降りられなくなった猫を響が助けようとした時だ。

 

因みに紅輝は今の二人を苗字から名前呼びに変わっている。二年間未来と一緒に響を支え合っていたのでその付き合いから互いに名前呼びとなっている。

 

 

 

 

「カゲロウ、辛口料理出すから【ツーサイドライバー】はまだ待ってくれないか?」

 

 

 

『乗った…』

 

 

因みに辛いものが苦手な紅輝とは真逆に、カゲロウは辛口料理が好きだ…何故だが紅輝自身もわからないが、未来の作った辛口カレーが大好物だ。

 

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