黒野「…順調だな」
千佳はスナイパーの練習、修は烏丸先輩と戦闘、遊真は小南先輩と斬り合ってる最中か…
黒野「さてと…何するかな…」
宇佐美「黒野くん?暇なの?」
黒野「ええ、なにせみんな鍛えてるので、僕だけやることが無いんですよ」
宇佐美「うーん、もう訓練室はみんな使ってるからな~」
黒野「じゃあ、みんなの得意不得意を洗い出してみます。僕のやることはみんなのサポートなので」
宇佐美「うん、わかった。頑張ってね」
さて…まずは千佳、本人のスナイパーの実力としては普通だが、有り余るトリオン量とレイジさんという師匠のおかげでB級上位でもやっていける。弱点は今の所本当に人に撃てるのかが問題だが、そこは経過観察。時間が必要。
次に遊真、本人のポテンシャルは極めて高く、B級上位~A級ほどの実力があると思われる。さらにネイバーフッドで傭兵をやっていたこともあり、戦いの勘、発想の柔軟性もある。弱点と言えるほどの弱点も無い。あとはトリガーに慣れるだけである。玉狛第二のエース。期待大。
最後に修、本人の実力はB級と言えるか少し怪しいが、諦めない心と物事を冷静に組み立てて、奇策を実行することができる。さらには現時点では保留だがスパイダーなどで最悪すぐに落ちても妨害ができる。弱点はやはりトリオンの低さと実力。実力はどうにかなるかもしれないが、トリオンはどうにもならないので頑張って実力面でカバーするしかない。
黒野「っと、こんな感じか。あとは紙とかに纏めて…宇佐美先輩に見せるか」
黒野「宇佐美先輩、纏まりました…って、どうした修と遊真、修はバテバテだし遊真はアフロじゃねえか」
修「く…黒野か、いままで何してたんだ?」ハアハア
空閑「俺はこなみ先輩と戦って一回勝った」
黒野「なるほど…ちょっと二人共こっちきて」
修「わかった」
空閑「なんだこれ?」
黒野「宇佐美先輩、とりあえず纏めてみました」
宇佐美「これは…ほうほう、しっかりと纏めてあるね。二人もこれ見て何か言う事ある?」
小南「そうね…だいたい合ってるんじゃない?遊真はまだボーダーのトリガーに慣れてないとはいえ結構動きはいいわ。ただまだ動きに無駄があるわね。さっきは弧月使ってたけど遊真の動きだったら軽いスコーピオンの方がいいかも」
空閑「ほうほう」
烏丸「こっちもこんな感じですね。こいつは全然弱いけど頑張ってそれをなんとかしようとする気概がありますね。まだまだ荒削りなとこはありますけど…まあ今後に期待ってとこですかね」
修「は、はい!」
小南「よし!休憩は終わり!次いくわよ!」
空閑「はいよ」
烏丸「お前もまだやれるか?」
修「まだやれます!」
黒野「頑張れ~」
さて…あとはレイジさんが帰ってくる前に3人の具体的な強化方法でも考えるか…
時間も過ぎて…修、遊真帰宅後…
レイジ「なんだ、まだやってるのか」
宇佐美「レイジさんおつかれさま~」
黒野「お疲れ様です」
レイジ「黒野、もうそろそろ帰った方がいいぞ」
黒野「いえ。今日は泊まりで少しやることがあるので」
レイジ「そうか、体は壊すなよ。それで3人はもう帰ったのか?」
宇佐美「千佳ちゃんならまだ出てきてませんけど…」
レイジ「なんだと!?」
黒野「ご心配なく、千佳のトリオン38なので」
レイジ「38だと!?」
黒野「ええ、でもあいつとことんやる性格なのでそろそろ帰らせたほうがいいですね」
レイジ「そ、そうだな」
ゴウ―ン
黒野「千佳!そろそろ帰るぞ。やりすぎだ」
千佳「あっ、黒野さん、もうここ閉める時間ですか?」
黒野「いや、でもそろそろやめておけ」
千佳「でもまだ撃てますよ?」
黒野「体の方が心配だ。だから今日は帰れ」
やりすぎは体に毒だからな。うん。
千佳「わかりました。お疲れさまでした」
黒野「ああ、お疲れ」
ゴウーン
黒野「OKです。みんな帰りました」
レイジ「そうか、ありがとう」
宇佐美「レイジさんもこれ見て何か言うところある?」
レイジ「これは…あいつらの弱点などを纏めたものか…うん、だいたい合っていると思うぞ」
宇佐美「みんなそういうね~やっぱり黒野くんが周りを見れている証拠だね!」
黒野「みんなの力になれたのなら良かったです。じゃあ僕もちょっとやることがあるのでこれで」
レイジ「ああ、お疲れ」
宇佐美「お疲れ」
黒野「はい、お疲れ様でした」
さて、あとは迅さん呼び出すか…
prrrrr
迅『こちら実力派エリート迅、どうした鳥尾』
黒野「迅さん、明日の未来ってどうなってますか?」
迅『どうって、普通だよ』
黒野「誤魔化さないでください。今日途中で抜けたのはなにか明日あるってことですよね?」
迅『あらら、バレちゃったか。そう。明日の夜にA級の1~3位までの隊と三輪隊が遊真の黒トリガーを奪取しに来るんだよね』
…やっぱりそうか。
黒野「釘刺したのにやるのか…あの野郎共は」
迅『仕方ないよ、このままだと黒トリガーが玉狛に3本あることになっちゃうからな。そうすると力の均衡が崩れる。それは本部にとっては避けたいことだからな』
黒野「…仕方ない。明日そいつら潰しに行きますんで場所教えてください」
迅『落ち着け、お前たちはゆっくりと休んでろ。こっちは俺がなんとかするから』
黒野「…わかりました。負けないでくださいね」
迅『わかってる。じゃあまたな』
黒野「じゃあ、また」
ピッ
さて…潰すか…
翌日の夜…
???1「止まれ!」
三輪「迅…!」
???1「なるほどそう来るか」
迅「太刀川さん久しぶり。みなさんお揃いでどちらまで?」
???2「うおっ迅さんじゃん。なんで?」
迅「よう当真、冬島さんはどうした?」
当真「うちの隊長は船酔いで…」
太刀川「!!避けろ!」
ダダダダダダ!
迅以外「!!」バッ!
迅「はあ…なんでいるのかねえ」
黒野「そりゃあ知りながら見過ごせるわけないじゃないですか」
絶対にここは負けられない…
太刀川「お前は誰だ?」
黒野「初めまして太刀川さん、出水さん、当真さん、風間さん、菊地原さん、歌川さん。三輪隊はお久しぶりかな?」
風間「こちらのメンバーを把握しているだと…!?」
太刀川「んで、お前は誰だ?」
黒野「俺は、玉狛の3本目の黒トリガーで、あいつらを絶対に守る者だ」
黒野「あいつらに危害を加えるやつは…誰であろうと、例えA級1位であろうと、絶対に許さない」
太刀川「へえ…俄然やる気が出てきたな」
迅「おいおい、もうやる気か?まあいいけど」
黒野「迅さんだってやる気でしょう?俺もそうですよ」
迅「まあ待てよ、援軍がいるんだ」
三輪「援軍…?」
ダンッ
太刀川「…!!」
嵐山「嵐山隊現着した。忍田本部長の命により、玉狛支部に加勢する!」
黒トモヤマです。申し訳ありませんが、少し事情により修と遊真の強化を延ばします。理由は後々判明するので許してください!そして次回のヒントはヤベーホモと言われたあいつです。次回「人数不利…と思うじゃん?」にトリガーON!