やはり筋肉。筋肉は全てを解決する。 作:あかう
インドラスゲェ!
な、話です。
間話だからちょっとだけ蛇足がついてるぞ!
そんなわけで間話である。
今回はバカ真面目な話になるので「この小説はギャグだ! ギャグなんだ!」という人には申し訳ないがギャグはあんまりない。
と、前置きはこの辺にしておいて本編に入ろう。
前回、インドラがシヴァを送還をすることは無理である、と発言した。
それに対して疑問を呈するベル君。
そこでインドラは懇切丁寧に教えることにした。
「私の予想だと今、我々がポチを送還するのは不可能なんだよ」
「不可能……何故? 送還式を唱えれば今すぐにでも送還できるのでは?」
ベル君が至極真っ当な意見を言う。
送還式とは送還するための詠唱式なのだから、送還式を唱えても送還できないのならば何の為に送還式があるのだろうかという話である。
シヴァもその意見に対し、首を縦に振ることによって同意を示している。
「うーん……じゃあ分かり易いように、先ずは君のステイタスを確認してみよう。せっかくだから更新もね」
と、インドラが言う。
別にベル君としては拒む理由もないのでベッドにうつ伏せになる。
そして出たステイタスがこちらだ。
ベル・クラネル
Lv2
力:EX 2878 →EX 3525
耐久:LB 10372→11293
器用:I 35→ I 38
敏捷:I 55→ I 63
魔力:H102→H163
筋肉:G
魔法
【ティタノマキア】
・召喚魔法
・召喚される人型実体の体型は術者の詠唱時の体型に依存
・身長は調節可能
・身長は高くする程消費精神力も増加
・人型実体は部分的な召喚も可能
・人型実体のステイタスは、詠唱時の術者のステイタス(潜在値含む)×筋肉一筋の倍率×人型実体の身長/術者の身長
・魔力の値は力の値に加算される。
・精神力 2倍消費で 2体召喚可能
・詠唱式「破壊せよ、破壊せよ、破壊せよ。深淵より這い上がりし不死の巨人。雷霆はもはや霞むまで遠のいたぞ」
・送還式「哀れなる巨人よ。母なる大地の目に留まってしまったようだ」
スキル
【
・力、耐久の経験値に倍率(現:19倍)
・筋肉の量により効果上昇
・筋肉がある限り効果持続
【
・力、耐久に常時圧倒的補正
・損傷ダメージを10分の1
・損傷ダメージを自動回復
・状態異常完全耐性
・毒、酸完全耐性
・一定以下の威力の攻撃無効
・一定以下の威力の攻撃反射
【
・常時筋肉を持たない生物及び物体への破壊補正
・怒りが一定以上になった時、特殊状態異常「怒り」発動 これは状態異常耐性の効果を受け付けない
・「怒り」発動時
全アビリティに極大補正
周囲に威圧効果
【ガンガダーラ・バージョー】を自らを対象者として発動
【ティタノマキア】の詠唱及び効果変更
→【ラハショガッテン・マハーデーヴァ】
・召喚魔法
・召喚される人型実体の体型は術者の詠唱時の体型に依存
・詠唱時【ガンガダーラ・バージョー】が発動していた場合、融合する
・身長は調節可能
・身長は高くする程消費精神力も増加
・人型実体のステイタスは、詠唱時の術者のステイタス(潜在値含む)×筋肉一筋の倍率×人型実体の身長/術者の身長×怒り持続時間(分)
・魔力の値は力の値に加算される。
・精神力使用で熱線を発射
・詠唱式「破壊せよ、破壊せよ、破壊せよ。偉大なる三眼の大神よ、秘めし大いなる怒りのままに」
・送還式「大いなる三眼よ、その眼に破壊すべきものは今、映っているか?」
→【ガンガダーラ・バージョー】
・破壊神憤怒シヴァ・ナーラーズの効果以外での発動不可能
・対象者の周囲に浮遊する腕を顕現
・腕の形状は対象者の腕に依存
・ステイタスは対象のステイタス×怒り持続時間(分)
……あいも変わらず意味不明なステイタスである。
インドラは手慣れた動きでステイタスを書き写すと、ベル君と
「これを見てくれ。コイツをどう思う?」
「『すごく……筋肉です』」
やめて(迫真)
「そう。このステイタスは筋肉だ。筋肉だけど今見るべきはそこじゃないんだ」
「え? どこですか?」
良かった。わざとではなかった。
わざとだったら色々ヤバかった。
「この【破壊天憤怒】の部分だよ。特に重要なのは『“怒り“発動時【ティタノマキア】の詠唱及び効果変更』の部分だ」
『……成程』
「…………あぁ、そういう……」
と、どうやら二人は大体察せたようだ。
流石ベル君とシヴァ様。頭が良い。
「つまり、この送還式を唱える条件が達成できていないと言うことですね?」
「うん。そう言うことだ」
どう言うことかと言いうと、『【ラハショガッテン・マハーデーヴァ】の詠唱が使用できるのは【破壊天憤怒】が使える時、つまりベル君が怒っている時のみなので、通常時に唱えたところで効果は発揮しない』と言うことだ。
ここで「じゃあ【破壊天憤怒】を発動させればええやん」と思った人もいるだろう。
シヴァもそう思ったらしい。
『いや、しかしコレはベルを怒らせれば済む話なのではないか?』
「そうも考えたんだけどね? 怒って頭に血が昇ってる時にわざわざ送還式なんて唱えられないんじゃないかな?」
「……そうですね。難しいと思います」
『……そうだな。よく考えたら我もそんなことできん』
「だろう?」
そう。【破壊天憤怒】は怒った時に発動するスキルであり、詠唱式を発動できるようになった時にはベル君は怒っているわけだ。
滅茶苦茶に怒っている中で、唐突に『お前邪魔!』と、自らの自由に使える力を放棄しなければならないのだ。
これはつまり、ドラえもんが、特に理由もないのに『邪魔だ!』と言って4次元ポケットを放り投げる行為と同義である。
まぁ、普通はあり得ないことだ。
「えっと……僕がシヴァさんに怒れば良いんじゃないですか?」
「それは難しいと思うよ? 怒った者が、怒らせた相手を助けるようなことをするかい?」
「……しませんね」
そう。怒らせた相手を楽にさせるなど、人間も神も優しい存在ではない。
ベル君を怒らせたシヴァをベル君が送還するなど、胡蝶しのぶが人間を食べた鬼を苦しませず殺して差し上げるくらいあり得ない。
それほどのものなのだ。
「うーん……じゃあシヴァさんを力付くで殺すとかなら……」
「君には弱体化したとはいえ大神を殺すほどの力があると思うかい?」
「あー……成程ぉ……」
『では我が自害すれば……』
「貴様のその模造品でステイタスが付与された神の肉体を貫けるとでも?」
『…………ぬぅ』
結論:無理。
「でもまぁ、策は無いわけじゃ無いんだけどね?」
「そうなんですか!?」
「うん。その方法は…………」
「その方法は……!?」
「雷魔法を覚えるんだ」
「雷魔法……ですか?」
「ああ。雷魔法だ。できるならば一点集中型のものだ。そうでなければ貫けない」
『…………おい』
「もっと言うと“矢“のようなものであれば良いな! それならば確実にポチを殺せるだろう!」
「成程……頑張ります!」
「ああ! 頑張ってくれ!」
これは露骨なまでにインドラの矢である。
なんとしてでも自分色にベル君を染めたいインドラであった。
蛇足 インドラの憂鬱
ベル君が出て行くのを見届ける。
彼は今日も無事に帰って来て、私に今日の稼ぎと、それからダンジョンで起きた事を目を輝かせて話してくれるのだろう。
さて、これから私も仕事だ。今日はかなり現場が遠い。早く準備を済ませなくては。
『……で?先刻の話、本当はどうなんだ?』
……やはり腐っても大神か。こういう場面で勘がいい。
「フン……ペット風情に教えてやる事など有りはしない」
『……まぁ、良かろう。還るのは、今暫し後で良い』
命令権は此方が持っているとはいえ、コイツはただの端末。
本体が未だ天界にいる。
コイツのことだ。連絡手段は幾らでも残してあるのだろう。
もし教えでもしたら、伝わりでもしたら。
ベル君が……いや、それどころではない。
メソポタミアの連中など、血相を変えて下界ごと滅ぼしに来るだろう。
そうだ、絶対に教えてはならない。
親は、子が何になろうと可愛いものなのだから。
なぁ、そうだろう?
ああ、その通りだ。
今のシヴァさんの状態はアクア様みたいな感じ。
え? 最後のヤツは何かって?
まぁ、蛇足だからあんまり気にしないでもろて。
過去編どれにする?
-
幸せな世界線√(ハッピーエンド)
-
不可避の悲劇√(ノーマルエンド)
-
平和の礎√(バッドエンド)
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粉微塵の星√(XKクラスシナリオ)
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そもそもいらん。