ミミナナと姉妹になりました、頑張って生きてます   作:興味本位

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お久しぶりです……2期良くて、過去編最高で……胸が痛い、しんどいしんどいよぉ~、とのたうち回った後、「さしすって最強だったな」と究極の結論にいたりまして、キーボードをカタカタし始めた次第です!!

ただただ、さしすとミミナナ、そしてオリキャラのネネ仲良くキャッキャしてる話です
お時間ありましたら是非読んでください!!




欠片の話(書きたいものをぽつりぽつり)
寧々子の思い出1


 

 雲一つない青空だ

 何もないそれはどこまでもいけるように清く美しく

 世界はこんなにも美しいのだと私に語りかけてくるようで

 なんだか涙がこぼれそうになった

 

 でもこの空の美しさは

 ここではちょっとしたスパイスになってしまう

 もったいない話であり贅沢な表現になってしまうが

 本当のこと

 

 この空の美しさは夏の暑さは生命の煌めきは

 きっとこの視界一杯の光景をさらに強調させるための術式なのだ

 私はそんなことを考えながら

 

 目の前に広がる光景を脳内に刻み込み

 大きく大きく息を吸って

 吐き出した

 

 

 

「「「「めんそーーーーれーーーーー!!!!」」」」

 

 

 

 

 私たちは広々とどこまでも広がっている

 眼前のちゅら海に向かって愛を叫んでいた

 

 

 

 

 最強×最凶……ちがう!!そんな表現は悪い夢だ!!

 あの事件があって、あの喧嘩があって

 2人が2人になって

 眩しい3人は以前のように輝いて

 

 最強の2人が最強で最高の2人に復活したちょっと後の話

 

 五条と硝子さん、そして夏油様は夜蛾先生に呼び出されていた

 

 

 夏真っ盛り

 蝉は力いっぱい鳴き

 生命力が溢れかえる季節

 通い慣れた教室から

 生意気盛りマシマシな声が聞こえてきた

 

「なんすかぁ?次期学長?俺も別暇じゃないんですけど?」

「悟、やめないか。目上の方に対する態度じゃないよ」

「普段からこんなもんだろ、てかこの前殴られたとこまだ痛いんですけど?請求どこにすればいいっすか?」

「あんた勝手に治せるでしょ、馬鹿なの?あ、馬鹿だったかゴメ」

 

 そこにいるのは天才児かつ問題児の3人

 名を五条悟・夏油傑・家入硝子という

 端的にこのメンバーを紹介するのであれば

 

 劇薬

 

 こんな言葉も間違ってはいないだろう

 

「うるさいぞお前ら!!少しは黙って話を聞くことが出来んのか!!」

 

 この3人を教え導いているのが

 いま怒りの声を上げている夜蛾先生だ

 

 良き指導者、良き理解者として立っているが

 その思いが生徒たちに伝わっているかは謎のまま

 

 当たり前のように

 生徒は笑い、先生は怒る

 先生は怒り、生徒は笑う

 当たり前のようにあるその光景

 

 でもちょっと前までは考えもつかなかった

 けれどいつのまにか

 

 以前のような賑わいが、活気がこの教室にはあった

 

 だらしない姿勢で話している五条

 背筋を伸ばしつつもなめ腐った態度をとっている夏油

 ある意味我が道を突き進む家入

 そして問題児かつ天才児たちに日々悩まされる夜蛾

 

 この光景を見聞きしたものは

 大変だと

 災害だと

 贅沢だと

 時代だと

 好き勝手な評価をするかもしれない

 全て正解であるが

 全て不正解だ

 

 だって、この空間はそんな上等なものではない

 

 こんなのは若人たちの青い春でしかありえないのだから

 

 夜蛾は大きなため息を一つ

 教壇に置かれた資料を確認しながら教え子たちに連絡を始める

 

「以前報告した通り、今年も例年と同数程度の呪霊が発生すると予想されていた……が!!」

「悟の活躍、および先日復帰した傑の頑張りにより、呪霊による被害件数は格段に下がったと言える」

 

 その言葉を聞き、五条は得意げな調子で胸を張る

「まぁね~~~、だって俺たち最強だし、特級だし、夏だし、硝子だし」

「後半は意味が分からないよ、悟」

「私をついでみたいに入れるな、てかそもそも巻き込むな」

「なんだよ、別いいじゃん、事実だし~~。それに被害が減ったのはいいことだろ、な!」

 

 事実だけを見れば、大変喜ばしいことなのだが

 夜蛾は眉間の皺を更に深くしながら連絡を、いや怒りを爆発させた

 

「だが!!被害件数そのものは増えている!!」

 

 ガッデム!!夜蛾は叫んだ

 中間管理職特有の哀愁がそこにはあった

 それはそれは呪術師本来の悩みとは別方向の痛みが確かにあったのだ

 夜蛾は教え子たち、とくに五条と夏油に熱い視線を送り

 まず夏油を力強く指さした

 

「傑!!」

「はい?なんでしょう?」

「なぜ!一般人の避難を待たずに、呪霊への攻撃を始めた!!」

「え?必要ですか」

「当たり前だ馬鹿者!!」

「ヤバ、やっぱ脳蕩けたの犯罪者予備軍?」

「違うよ、人の心配はするけど、猿の心配をしても仕方ないだろ」

「ガッデム!!!!!!!」

 

 夜蛾は叫ぶ、全身で怒りを表現しながら指導という名の魂の叫びを続ける

 

「ついで悟!!」

「ん?なぁに?」

「お前が格段に強くなったことは知っているし、喜ばしいことだ!!だがな!!」

「帳も降ろさず戦闘をはじめるわ、終わったら嵐のように去るわ、補助監督に全ての後処理を押し付けるわ!その後すぐに、任務終わりの傑および硝子、そして七海と伊地知を拉致し遊びに連れまわすのはやめろ!!」

「えっ?だって遊びたいし」

「お前は馬鹿かっ!!」

「ヤバ、やっぱ脳蕩けてんな反転してる反転?」

「反転ってるわ、いまだって新鮮フレッシュ最強五条様がここにいるぜ」

「ガッデム!!!!!!!」

 

 夜蛾は叫ぶ叫ぶしかなかった

 力の限り叫ばなくてはつらい現実から逃げられなかった

 普段とはまったく毛色の違う業務を行うことは

 少なくないストレスを感じてしまうし

 実際問題現実社会への影響も計り知れなかった

 

 夜蛾は力なくうなだれながらも、連絡兼指導を続ける

 

「……はぁ、お前らにいろいろあったのは知ってる、その一助になってやれなかったことの後悔もある」

「だがな!!!」

「吹っ切れるのにも限度というものがあるぞ限度が!!!」

 

 覚醒した五条、個にして軍をもつ夏油の活躍は素晴らしい報告だ

 しかしながら一緒についてくる始末書の数々は呪術界全体を震わせていた

 

 結果、夜蛾の監督不行届として

 問題児二人のしわ寄せが全て夜蛾に向かっていた

 

「んなこと言われてもな?ちゃんと仕事はしてるわけだし」

「結果だけで言えば、この世界で一番仕事をしているのは私たちですしね」

「先生~、私帰っていいですか?」

 

 三者三様の声は夜蛾の心に沁み込んだ

 労わられてない……悲しい話だ

 だが、夜蛾にも次期学長としてのメンツも思考もある

 悲しみと怒りを飲み込み指導を一旦諦め

 本題へと話を移した

 

「はぁ、つまり現状呪霊による被害が減っている」

「空白とまでは行かないが、この余裕が持てる期間を利用して、お前たち3人に行ってもらいたい任務がある」

「「「任務??」」」

 

 この言葉に3人は素直に驚いた

 理由は単純で3人で行かなければならない任務などほぼ有り得ないからだ

 

 五条夏油、どちらかが行けば大体の事件は解決できるというのに

 この最強2人が必要であり

 しかも貴重な他者を回復できる家入までも参加するほどの任務

 

 想像するほうが難しい案件であった

 

「それほどの話聞いたことがありませんが?」

「被害自体はまだ出ていないからな、だが未知数の部分が大きいため万全の状態で対処したい」

「へぇ~、なんか面白そうじゃん」

「いやいや、面白くないでしょあんたらと私で行くとかどんだけやばいのよ、それ」

 

 スイッチを切り替える

 各々の信じる道に

 呪術師としての姿勢になって話を飲み込んだ

 

「で、いつからなんすか先生?」

 

 五条が嬉しそうに手を上げて聞く

 この男、はっきりと3人で出かけられることを喜んでいる様子だ

 

「明日にでも行って欲しい」

「急ですね」

 

 夏油は神妙な面持ちで受け答える

 生来の真面目さがうかがえるような一面だ

 

「この状態がいつまで続くかわからんからな」

「期間は3日、任務が完了した場合であっても、3日間はそこにいてもらう」

 

「うげっ、3日間は絶対そこにいろっていうの?なんかの呪い?普通に行きたくないんですが」

 

 家入はべーっと舌を出しながら嘆く

 普段は高専内にいることが多い彼女らしい心配かもしれない

 

「詳細は追って伝える、各自準備は怠らないように」

 

「こりゃ、楽しくなってきたな!!なに持ってくか?」

「こらこら、遊びじゃないんだから」

「準備めんどくさいなぁ……ヤニ買っとかなきゃ」

 

 教室が先ほど以上の賑わいになる

 一般的な呪術師であれば緊張した面持ちになるところを

 3人はちょっとめんどくさいな、と感じる程度で終わってしまっていた

 これが彼ららしさなのかもしれない

 

 夜蛾は教室から退出しようとしたが、言い忘れたことがあったのか

 3人に向かってこう言い残し、教室を後にした

 

「美々子ちゃん、菜々子ちゃん、寧々子ちゃんは連れて行っていいからな」

 

「「「は?」」」

 

 そして現在に戻る

 

 

「あのぅ?私たちここにいていいんでしょうか?」

 

 私は夏油様にこう伝えると

 柔らかい表情の夏油様はこう言った

 

「もちろん……次期学長も素直じゃないってことかな」

 




スマン、ミミナナネネが出ると言ったな!残像だ!!
続きは書きたい、いつか書きます!!

感想等頂けると嬉しいです!!

誤字脱字は結構ありそうで勝手にドキドキしてます

2期の続き楽しみですね~~、ではまた会いましょう
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