ド根性(ドスケベ)忍伝   作:身勝手の極意

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改めて、原作を読んだり、アニメを見たりして思ったことがあるけど、写輪眼ってあれだよね…。


ド根性(ドスケベ)忍伝 第十二章

 

 

 中忍試験第二の試験が開始されてから一夜明け、()()()()()()()()()()()()、第二の試験は2日目に突入した。

 

 1日目に、草隠れの里からの受験者が殺害されていたことが発覚し、殺した草隠れの忍に成り代わった犯人が木ノ葉隠れの里のとある下忍を襲撃するという前代未聞の事件が起きたが、ほとんどの受験者がそれらの事件を一切知らず、試験は中止されることなく執り行われている。

 

 死の森で行われる第二の試験も、2日目に入りそれなりのチームが脱落しているはずだ。その反面、すでに第二の試験を通過した優秀な下忍達もいるはずだ。

 

 そして、〝白い悪魔〟と〝二代目黄色い閃光〟擁する第7班は、開催里の贔屓目抜きにしても、第二の試験を一番最初に通過すると予想されていた。

 

「ふッ、やはり()()()()()()()()()か、予想通りだな」

━━氷遁・氷眼の術 〝遠景〟━━

 

 しかし、周囲の予想は大きく外れ、第7班は未だに死の森に滞在しているようだ。ただ、第二の試験を通過する為に必要な二つの巻物は1日目の内に早々と確保しているようで、あとはゴール地点の中央の塔に向かうのみ。

 

「鬱蒼とした木々の隙間から射し込む太陽の光を受け、水浴びした女体がキラキラと美しく輝く。素晴らしい。まるで人魚が水浴びしているかのような──〝イチャイチャマーメイド〟…たまらんな」

 

 だが、第7班が……主に氷也ではあるが、早々と第二の試験を通過するつもりはないようだ。

 

「お、()()()()()()()か!

 強気な女の子だが、実は年頃の女の子らしく、汚れや体臭などを気にしている…そこがまたイイ」

 

 どうやら、この死の森は氷也にとって〝エロスの宝庫〟のようなものらしい。

 

 なんでも、氷也はエロスの為にオリジナル忍術を改良したとのことで、それの実験も兼ねているのだそうだ。

 

 氷也が改良を加えたのは、視界を共有することができる両面鏡のような効果を持つ無色透明な氷遁の片眼鏡──〝氷遁・氷眼の術〟である。どう改良を加えたのかというと、氷也は氷眼の術に、水晶玉などを媒体とすることで自身が記憶している人や場所などを映し出す〝遠眼鏡の術〟を複合させたのである。

 

 これによって、氷也は無色透明の氷遁の眼鏡越しに、記憶した場所であったり、自身が把握しているチャクラを感知することで、かなり距離が離れていようとも視ることができるようになったのだ。無論、視ることができる距離に限界はある。

 

 とはいえ、氷也は自力で、エロスに対するとてつもない執念によって、極めて広い視野を持つとされる血継限界〝白眼〟を擬似的に再現させてしまったのである。

 

 本来、遠眼鏡の術も超高度のチャクラコントロールが必要とされる会得難易度〝Sランク〟の術。そんな術を、エロスの為に他の術と複合させてしまうとは…。現在の木ノ葉隠れの里で遠眼鏡の術が使える唯一の存在である三代目火影・猿飛ヒルゼンと、白眼を持つ日向一族がこれを知ったら、きっと開いた口が塞がらないだろう。寧ろ、これをエロスの為に使っていると知ったら怒りどころが殺意まで湧いてしまうかもしれない。もしかしたら三代目は、手持ちの眼鏡でも可能かどうか試そうとするかもしれないが…。

 

「くくく、この術は素晴らしい。

 エロスを極めし者である俺にこそ相応しい術だ!!」

 

 言っておくが、日向一族の男達は覗き目的の為に白眼を使用したりはしていない。思春期故の暴走で使用してしまったことがある者もいるかもしれないが、名誉ある日向一族の為にもう一度言っておく。白眼が真価を発揮するのは決して、覗きを犯す瞬間ではない。

 

 そもそも白眼とは、忍術、体術、幻術に分類される全ての術を視認するだけで見抜き跳ね返すとされ、瞳術の中でも静止視力、深視力に優れ、視ることに秀でた性能を持つとされている。その上、第二胸骨の真後ろ以外のほぼ全方向と広い範囲を見渡せるほどの極めて広い視野、透視能力を持っている。

 

 氷也が元々有している感覚的なチャクラ感知術とは違った、視る感知術だ。

 

 視角情報として得ることができるそれは忍にとって、とてつもなく重宝される危機感知能力と言えるだろう。

 

 それ故に、白眼を持つ日向一族はどのような任務であろうとも重宝され、白眼を欲して日向一族の者を狙う他里はあとを絶たない。

 

「テンテン、多由也、ありがとう。

 さて、お次は()()だな。香燐も水浴中だろうか────な…何だ…アレは!?」

 

 そんな、重宝され、喉から手が出るほど求められる瞳術を擬似的に再現してしまった氷也は、お気に入りの赤髪メガネッ娘が水浴している光景を視てしまった。

 

 ただどうやら、氷也の瞳に映り込んだのはそれだけではないようだ。

 

 水浴中の香燐の身体にはいったい何が…。氷也はいったい何をその瞳に映したのか…。

 

 

 ❄️

 

 

 そして、水浴中の姿を離れた位置から覗かれていることに気付いていない香燐はというと…。

 

「はぁ…

(こんな身体、あの人に…氷也に見られたらきっと幻滅されちゃうよな。そうなったら、ウチ…けど()()()()()()…)」

 

 自身の身体にくっきりと残るおびただしい数の噛み跡を確認しながら、深いため息を吐き出していた。香燐が心に思い浮かべる男には決して見られたくないものなのだろう。

 

 その噛み跡は、香燐が特殊な体質の持ち主であることを表している証拠でもあるが、彼女にとってのそれは忌むべきものであり、願わくば失いたい力だ。

 

 香燐は今、この力を失うことを強く望んでいる。

 

 それは、香燐が恋をしてしまったからなのだろう。しかし、その能力は香燐にとって亡き母との大切で、唯一の繋がりでもある。己が心から大切に想い続ける母の娘である証でもあるのだ。この能力を強く失いたいと思うことはあっても、本当に失いたいとは心の奥底では思えずにいるのかもしれない。

 

 だから、香燐は脳内で妄想する。もし、想い人が己の身体にあるおびただしい数の噛み跡を見ても、決して幻滅することがなく、寧ろそれすらも含め己を受け入れてくれることを…。

 

『ッ!?

(え?こ、この…チャク…ラ…ど、どうして…)』

 

『俺も一緒に水浴させてもらおうかな』

 

 香燐の脳内では今、想い人が香燐の心情などお構い無しといった様子でいつの間にか、どうやってかは知らないが、彼女の広大なチャクラ感知術すらも掻い潜り、何の前触れもなく彼女の背後に現れていた。

 

 すると、想い人は現れると同時に香燐にそっと優しく触れ、背後から優しく抱き締めるのである。

 

『ひょ…氷…也?

(ま、まったく感知…できなかった。どうやって?

 あ、あれ?つーか…()()()()()?え…え?)』

 

『君の身体は美しいな。

 あまりにも美しく…触れたくなってしまったよ』

 

 それから、想い人は香燐の素肌へと口づけを落とす。

 

 念の為に言っておくが、今は第二の試験真っ只中だ。唯でさえ危険な死の森で、しかも殺しもありの試験中に水浴するなど危険極まりない。ただ、香燐を含め試験に参加しているくノ一達は年頃の女の子ばかり。何日も身体を洗えないサバイバル生活など堪えられないのだろう。現に、香燐以外に水浴しているくノ一はいる。

 

 それはともかく、水浴すら危険だというのに、水浴しながら淫らな妄想をするのは如何なものか。

 

 もっとも、彼の想い人は嬉々として、もっと淫らな妄想をしろと口にするだろう。

 

『あ…やぁ…』

 

『安心していい。

 結界は張ったし、香燐の仲間は幻術で眠らせてある。

 絶対に気付かれることはない』

 

 香燐の妄想はどんどんエスカレートしていき、過激になっており、ここから先いったいナニが起きるのだろうか…。

 

 想い人は香燐の肌を優しく撫でながら、首筋へと唇を寄せ、深く吸い付いている。

 

『ひゃ、ま…待っ…ああ…

(あ、そ、そんな…私…氷也に触られて、肌にキス…されてるの?今まで…触れられるのが嫌で仕方なかったのに…氷也に触れられると…幸せ)』

 

『香燐、これから俺は君に印をつける。

 絶対に消えることのない…俺だけの印だ。今後、君は絶対に俺以外の男に触れさせるな』

 

 もし、この場に想い人がこの場におり、香燐の妄想を知ったならば、きっとその妄想を基に、一つの作品を描き上げるだろう。その身に消えない印を……所有の証を刻み込むことから、〝イチャイチャマーキング〟といったところか…。

 

 香燐は妄想で、己の全てに想い人から印を刻まれている。それを強く望んでいる。

 

 ただ、これはあくまで香燐の妄想であり、願望だ。彼女の望み通りになるかどうかは別の話だ。

 

「ひひひ…氷也にだったらウチ、ナニされても…なーんて、叶いもしないことをなに考えてんだか」

 

「ふッ、ならお言葉通り香燐の身体を余すことなく堪能するとしよう」

 

「へ?」

 

 だが、香燐は知らない。

 

 香燐の想い人──氷也という男が、エロい女が大好物だということを…。

 

 エロい女を求めてあっちへ行ったりこっちへ行ったり。エロスを求めて三千里。果てには、空の彼方まで行ってしまいかねないほどにエロスを求めているということを…。

 

「ひょ、氷也?

(は?え…え?

 な、なんで…本物?)」

 

「お前の身体に俺だけの印を刻ませてくれ」

 

 エロい女がそこにいるならば、氷也は神出鬼没。

 

「あ…そ、そんな…ウチの身体…穢…れて…あん…

(ああん…身体が火照って…まるで、豪火に包まれて滅却されそうな…けど、ウチ…もっとォ)」

 

「お前の身体は綺麗だ。穢れてなんかない。

 それでも穢れてると言うなら…とことん俺が染めてやる」

 

 第二の試験2日目早朝。

 

 1人の女の子が、1人の男に染められる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それからほんの少し時間は経過し…。

 

「むゥ…どうして来ないの?

 氷也なら、水浴中の私を襲いに来てくれると思ったのに…もしかして、すでにゴールしてる?」

 

 水浴を終え、着替えているのは、木ノ葉隠れの里の美少女くノ一──テンテンだ。

 

 彼女は敢えて、死の森という危険な場所で、殺しもありの危険な第二の試験の真っ只中、それでも己の想い人が駆けつけてくれると願い、求め、危険を覚悟して水浴へと踏み切った。

 

「まったく、氷也以外の男はお呼びじゃないってのに…」

 

 しかし、想い人は来ることはなく、変わりに別の男達が襲いかかってきたようだ。

 

 無論、その男達はテンテン自ら返り討ちにしたようだが…。

 

「それより、何か嫌な予感がするのよね。

 まさか…あの赤髪の女達のどっちかに行ってる?その可能性はあるわね」

 

 それにしても、いやはや女の勘とは恐ろしいものである。

 

「氷也を呼ぶにはどうしたら…この大自然に相応しい解放的で露出の多い格好」

 

「葉っぱ服か。たまらんな。

 敢えて綴り方を粗くすることで、隙間をたくさん作るのもイイな。テンテンの葉ブラをぜひ見てみたい」

 

 そして、この男は本当に神出鬼没。

 

「ひゃあ!?

 ひょ、氷也!い、いつの間に!?」

 

 氷也がテンテンの呼びかけに応じないはずがない。

 

 今回はテンテンよりも先に会いに行った女がいるが、それはご愛嬌のようなものである。

 

「水浴中に来れなかったのはすまない。詫びに今度、触れ合いながら水浴しよう」

 

「あ…ど、どうして…服脱がせて…」

 

 いったいどこが詫びなのだろう。それから、当然のように氷也はテンテンの忍服……チャイナドレスを脱がせている。

 

「俺の為に大自然に相応しい解放的で露出の多い格好をしてくれるんだろう?」

 

 ちなみに、葉っぱ服とは文字通りに葉っぱを裸の上に衣服のように纏ったものである。基本的には、ジャングルで衣服を失った時の間に合わせに使ったり、小説や絵画などの作品では野性的な雰囲気を表す為に使われたりする。過激なものだと、ビキニぐらいの面積だったり、胸の突起部分だけや、陰毛を隠すのみだったりと、大自然での解放的な姿をより強調していたりもする。

 

「見たい…の?」

 

「ああ」

 

 テンテンの解放的な姿を……新たなエロスの扉を氷也は開く。

 

 

 ❄️

 

 

 氷也が朝から解放的な女体を堪能してからそれなりの時間が経過し…。

 

「氷也!

 遅いってばよ!!」

 

 氷也はナルトと再び合流した。

 

 ちなみに、大蛇丸と激闘を繰り広げ、虚をつかれて吹き飛ばされてしまったナルトとは一度合流していたのだが、みたらしアンコを苦しめる呪印を封印したり、そのついでに大人の女体を堪能したり、駆けつけた暗部達にみたらしアンコを嫌々ながら引渡したり、ナルトはその間に大蛇丸のせいで行動不能状態に陥っていたうちはサスケと春野サクラの第9班の2人を護衛したり、ナルトに護衛を任せている間に氷也が巻物を揃えたりと別行動を取ってたりしていた。

 

 その合間に、氷也はテンテンや香燐と逢瀬を重ねていたのだが、さすがの一言に尽きる。

 

「悪い悪い!

 そう睨むなよ…頼むから()()()で睨んでくれるな」

 

 ただ、今回の大蛇丸襲撃によって起きた数々の事象の中で、氷也が何よりも驚いたことはナルトの身に起きた変化だろう。

 

 ナルトが大蛇丸に吹き飛ばされた後、急いでうちはサスケ達のもとに戻ると、大蛇丸に呪印を刻まれ苦しむうちはサスケと、何もできずに泣くだけの春野サクラが待ち構えていたのだ。その他にも、大蛇丸の侵入に気付き駆けつけたみたらしアンコが同じく呪印によって苦しんでいたが、それは氷也が処置をしていた。

 

 そして、ナルトは大蛇丸を倒すことができなかった己に怒りが湧くと同時に、己の弱さを痛感し失意に暮れたのである。その感情が、ナルトの瞳に変化をもたらしたようだ。

 

 ナルトの内に封印された〝九尾〟曰く、ナルトの身に起きたそれは()()()()()の先祖返りとのことである。

 

「音隠れの変なのが襲いかかってきたってばよ。

 …ブッ飛ばしたけど。そしたら今度はサスケが暴走するしよ…さすがに疲れたってばよ」

 

「お疲れ。

 とりあえず、うちは達も大丈夫そうだから、さっさとゴールしちまうか」

 

 とにもかくにも、第7班は一難あったものの第二の試験を突破するのである。

 

 

 






白眼を受け継がなかった仙人が神樹の力の一部を突然変異で開眼し、それが息子、果てはうちは一族へと受け継がれた……けど、ざっくりいうと写輪眼って神樹というか、尾獣の集合体の力の一部のようなものでもありますよね。兎の女神が額の瞳術を開眼したのもチャクラの実を食べたからとされてますし……つまり、どういうことだってばよ……と言うと、その系譜の血を色濃く継いだ者が人柱力になると、先祖返りならぬ突然変異が起き、仙人様のように写輪眼開眼してもよくね?

そんな独自解釈です。
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