ド根性(ドスケベ)忍伝   作:身勝手の極意

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あけましておめでとうございます!

2024年も皆様がドスケベでありますように!

さてさて、歴史的な慣例になぞりましてのヒメハジメならぬ2024年一発目のドスケベ忍伝だのォ!!

って、もう1年の半分だってばよ!!



ド根性(ドスケベ)忍伝 第十九章

 

 

 その砂に捕らえられた者は逃げることなどできない。いくら足掻こうとも絶対に…。

 

「貴様では話にならん。

 〝砂瀑送葬〟!!」

 

 その砂に捕らえられてしまったが最期。ただの肉片と化してしまうのだから…。

 

 本選出場をかけた予選にて初めて死者が出た。痛みを感じる暇すらなく死を迎えられたのは唯一の救いか…。

 

 殺したのは、砂隠れの里の下忍〝砂瀑の我愛羅〟。慢性的であろう目の隈と今にも人を殺しそうな雰囲気……現に今、それを証明してしまったわけだが、我愛羅はこれでも〝四代目風影〟の末っ子である。

 

 ただ、3人いる風影の子供達の中でも、我愛羅の実力は群を抜いている。彼は()()()()()()()()()()()()()()をその身に宿しているのだ。

 

 とはいえ、我愛羅が強いのは確かなのだが、彼はあまりにも不安定だ。まさに歩く爆弾。平気で人を殺せるのも、突如として殺戮衝動に駆られてしまうのもそうだ。

 

 ナルトと同質の力を持っているが、我愛羅はあまりにも違う。

 

「あれが守鶴の人柱力…アイツの目…」

 

『ハッ!あんなのにビビってんじゃ火影なんて夢のまた夢だぞ、ナルト。それに…お前のすぐ隣には弱っちい化け狸よりも遥かに強い怪物(氷也)が常にいるだろうが』

 

 だが、ナルトの良き相棒となりつつある九尾が言っているように、ナルトと我愛羅の大きな違いはその人間性だ。それと、人柱力としての強さだ。

 

 ナルトのそばには常に、己よりも強く、もしかしたら尾獣と同等かそれ以上のチャクラ量を持つ白い悪魔がいるのだ。恐れることなど、ナルトには何一つないのである。

 

「ビビってんじゃねーってばよ。

 ただ、アイツの目が昔のオレに似てるんだってばよ」

 

「だから放っておけないってか?

 お前らしいな…ナルト」

 

 そう、ナルトは恐れているわけでない。

 

 昔の己に似た存在に憐れみを抱いているのだ。しかも、これから中忍の座をかけて戦うであろう相手に、救ってやりたいと慈愛の心すら持ってしまっている。

 

 端から見たら、忍としてあまりにも甘い。

 

 しかし、隣に立つ唯一無二の相棒の氷也が口にしたように、ナルトらしいといえばナルトらしい。

 

 他の者達が我愛羅に恐怖を感じているであろうなか、上忍達ですら危うさを感じているであろうなか、救ってやりたいと思えるのはナルトくらいではないだろうか…。

 

「お前のしたいようにやればいい。

 お前の後ろには常に俺がいる。だからお前は、お前の直感に従ってその道を突き進め」

 

 そして、そんなナルトを支えられるのは氷也だけだろう。

 

「ま、これを機に砂隠れの里に恩を売っておくのもいいかもしれないしな。中忍試験にやって来ている砂のくノ一に俺の感知力(ドスケベ)は反応を示さなかったが、きっと砂の里にはいるはずだ」

 

 いや、ナルトは巻き込まれているだけなのかもしれない。氷也の野望(エロス)に…。

 

 とにもかくにも予選はこれにて終了。1ヶ月後に行われる本選出場者が出揃った。

 

 木ノ葉の白い悪魔。二代目黄色い閃光。うちは一族の最期の末裔。白眼の日向一族。四代目風影の息子達。

 

 錚々たる顔触れである。

 

 今回の中忍試験本選は例年にない盛り上りを見せること間違いなしだ。

 

 予選終了後、本選の組み合わせも決まった。

 

 第一試合──── うずまきナルト VS テンテン

 

 今では木ノ葉隠れの里の〝二代目黄色い閃光〟と期待される元落ちこぼれの天才と本選予選にて四代目風影の息女に勝利したことで、木ノ葉で今最も期待される風遁使いであり、〝白い悪魔〟から見初められたくノ一の対決に、初っ端から大きく盛り上がること間違いない。

 

 第二試合──── 氷也 VS 日向ネジ

 

 木ノ葉隠れの里の超問題児にして〝白い悪魔〟と恐れられる氷也と日向一族始まって以来の天才と称される日向ネジによる対決は、最強の下忍を決めるに相応しいものになるはずだ。

 

 第三試合──── 奈良シカマル VS ドス・キヌタ

 

 第四試合──── 日向ヒナタ VS カンクロウ

 

 第一、第二試合に比べたら、こちらは小休止といった対決だろうか…。それでも、本選までの約1ヶ月の間に、どれだけ成長できるかどうか……これもまた、中忍に昇格する為の鍵となるはずだ。若者の成長が周囲の予想を大きく覆す番狂わせに期待がかかる。

 

 第五試合──── うちはサスケ VS 我愛羅

 

 間違いなく、此度の中忍試験のメインイベント。

 

 滅亡した天才エリート一族──〝うちは一族〟の最期の末裔と砂隠れの里の危険人物にして人柱力〝砂瀑の我愛羅〟の対決である。

 

 本番は1ヶ月後。

 

 果たして、何事もなく中忍試験は終わりを迎えることができるのだろうか…。

 

「さて、1ヶ月後に向けて()()()()()()()か…」

 

 氷也は、中忍試験本選よりも()()()()を警戒しているようである。

 

 

 ❄

 

 

 予選が終了し、本選出場者達がさっそく一月後の本選に向けて準備を始めようとしているなか…。

 

 これを例えるなら、これが正しいだろう。

 

〝イチャイチャオージー(乱交パーティー)

 

 ドスケベが歓喜するドスケベの祭典だ。

 

「皆、よく集まってくれた」

 

 氷也を囲むように、彼の右隣からテンテン、香燐、多由也、そして一周回って左隣にみたらしアンコという錚々たる美女がこの場に集まっていた。

 

 言うまでもなく、彼女達は氷也に見初められ、今現在進行形で絶賛染め上げられているドエロい氷也の女達である。

 

 氷也は彼女達を集めていったいナニをするつもりでいるのたろうか…。

 

「氷也。

 話よりもまず──〝快感法・絶頂十四掌〟を私にもお願い!もう我慢できないの!私、同じ風遁使いを相手に頑張ったんだからご褒美くらいイイよね!?」

 

 ただ、最初に身を乗り出したのは、氷也の最初の女であるテンテンだった。頬を赤く染めるだけではなく、見るからに発情している。氷也が予選で繰り出したソレ(快感法・絶頂十四掌)を目の当たりにし、ソレを己にも施して……欲しくて欲しくて仕方なかったのだろう。もう我慢の限界はとうに過ぎている。

 

「な、ナニソレ!?

 き、聞いただけて濡れてきたじゃんか!?

(ぜ、絶対めちゃくちゃ気持ちイイに決まってるし!

 ああ、ウチも味わいたい!今すぐ!今はもう氷也に女が何人いようとどうでもいい!とにかく、右手はテンテンってのに譲るから左手でウチをお願い!!)」

 

 テンテンに釣られて、興味を示すどころか一瞬で発情してしまったのは、氷也が2億両もの大金を払って草隠れの里から買った香燐である。彼女もまた、テンテン同様に禁断症状が見られる。

 

「こ、このスケベ共が……ッ。

(く…思い出しただけで下着が濡れて…や、ヤバい…一度思い出しただけであの快感が…ひょ、氷也ぁ…ど、どうしてくれんだよ!ウチをこんな身体にしてくれやがって!お、思い出しただけでどんどん溢れ出てくる!これじゃあウチが一番スケベじゃねェか!)」

 

 当然、氷也のスケベは止まることなく伝染する。

 

 この中で一番最初にドスケベの御業(快感法・絶頂十四掌)によって絶頂した多由也も、いつもの強気な様子はどこへやら。頬を染め、瞳を潤ませ、秘密の花園は何もせずとも洪水状態だ。

 

「年長者として若い娘達に譲ってあげよと思ってたけど…無理!絶対に無理!氷也ァ!お願いだからこの火照った身体をどうにかして!アンタじゃないともう無理なのよ(絶頂できない)!」

 

 氷也を含む、この場所にいる者達の中で年長者の特別上忍・みたらしアンコは、年長者でありながらも、我慢することなく、抑えるなど以ての外と言っているかのように本能(エロス)に忠実だ。その想い(エロス)を彼女は身体で示している。すでに服を脱ぎ始めているのだ。

 

 ただ、言うまでもないだろうが、この中でどころか、この世界で最も本能(エロス)に忠実なのは…。

 

「ふッ…さすがは俺が惚れた女達だ。

 喰っても喰っても喰らい尽くせぬエロス。やはり、エロスはどこまでも奥が深く、無限の可能性を秘めている」

 

 1人用のソファーに腰掛けていた氷也は不敵な笑みを浮かべながら両方の人差し指と中指にチャクラを込める。

 

「順番になどとは言わない。

 4人同時にイクぞ…」

━━ 飛雷神の術〝閃光精力絶倫快感法・十四掌〟 ━━

 

 すると次の瞬間、彼女達の身に刻まれた淫紋(マーキング)が輝くと同時に熱を持った。氷也は時空間忍術を駆使して4人の女達にほぼ同時に〝快感法・絶頂十四掌〟を叩き込む。予選で見せた時以上のチャクラを流し込むことで、絶頂の度合いは高くなっており、〝衝門〟をより刺激することで彼女達の性欲もかつてない程に増幅されているはずだ。

 

 予選突破を祝した宴はまだまだ始まったばかり。これから激しく乱れ狂うのである。

 

 一つだけ言っておくが、氷也がテンテン、香燐、多由也、みたらしアンコを集めたのは、本来は本選までの期間の方針を話す為だ。テンテンは氷也の女であると同時に弟子でもあり、香燐と多由也は大蛇丸から刺客を送り込まれる可能性もある。みたらしアンコは〝呪印〟の問題といったところだ。

 

 だが、この5人が揃って大人しく話し合いだけで済むなど決してありえない。氷也がエロい女達を前にしてナニもしないなど、まさしく天変地異の前触れだ。

 

 もっとも、この場所でこれから彼女達が体験するであろう〝まぐわい〟は天変地異の如し。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日。

 

 遠く離れた()()()にて…。

 

「ひょ、氷也くん!?

 ど、どうしたの!?」

 

()()()()()…あなたなら言わなくてもわかるはずだ」

 

 決して放ったらかしになどはしない。都合のいい女扱いなど絶対にしない。

 

 氷也は〝飛雷神の術〟でツナミのもとに飛んでいた。最高難易度の時空間忍術を愛しいエロい女のもとに行く為に使用する。真のドスケベとはそういうものである。

 

「ッ…嬉しいわ!」

 

 もっとも、このドスケベな男にして、このドスケベな女ありだ。名前の由来の如く、氷也を目にしたツナミの身体は一瞬にして荒々しく昂り、彼女の花園は氾濫した。

 

 

 ❄

 

 

「いやはや…」

 

 珍しく暇を持て余し、波の国に1人で滞在する氷也。

 

 いつも常に、氷也の隣にはテンテンやナルトがおり、彼が1人で行動するなど稀なものだ。

 

 ただ、氷也は1ヶ月後に中忍試験本選を控えており、決して暇なはずがない。

 

「テンテンと修行するつもりだったのに、まさか断られてしまうとはな…」

 

 どうやら、氷也はテンテンを修行に誘ったら断られてしまったようだ。恐らく、ナルトにも声をかけたのではないだろうか…。無論、氷也が1人でいることからナルトにも断られたに違いない。氷也にとって、想定外だったはずだ。

 

 そして、想定外は他にも。テンテンがいないのはともかく、ならば香燐と多由也はどうしたのか……どうやら、木ノ葉隠れの里で忍者登録を行っているようだ。本来ならそこまで時間はかからないはずなのだが、香燐と多由也には複雑な事情があり、難航しているのだろう。1週間はかかるとのことである。

 

 ちなみに、アンコも本選の準備諸々で忙しいとのことだ。

 

「俺だけツナミさんのとこに滞在せてもらうことにしたが…」

 

 その結果、中忍試験本選が終了し、中忍に昇格して少しした頃にはもしかしたら……氷也はこの歳で()()()()()かもしれない。

 

 本選までの修行場所として、波の国を選んだ氷也。

 

 氷也の当初の計画では、ツナミにテンテン達を紹介するつもりでいたようだ。

 

 つまり、今回は〝ワンナイト〟ではなく、〝ア・マンス〟ということである。

 

 未亡人との濃密な修行期間になりそうだ。

 

「それにしても…波の国は〝()()()()()()()()()()のか?」

 

 いや、濃密になる相手はどうやら未亡人だけではなさそうである。

 

 もしかしたら、波の国に氷也がいることによって、引き寄せられたのか…。

 

「おやおや…()()()()()()()()()()にやって来たら、まさか再不斬の小僧を殺した張本人に会うとは思いもしませんでしたよ」

 

「戦ったのは確かだが、再不斬を殺したのは俺ではないぞ。白を殺したのは俺だがな。

 で、再不斬と白の仇討ちでもするつもりか…〝()()()()()()

 

 かつて、氷也が最初に〝鬼人〟桃地再不斬と戦った場所で、再び忍刀使いと出会うことになろうとは…。

 

 しかし、今度の相手は鬼人よりも遥かに強い。

 

「噂はかねがね。

 木ノ葉の白い悪魔は再不斬の小僧以上に削りがいがありそうですねぇ…」

 

 鮫を彷彿とさせる風貌とは裏腹に、丁寧で紳士的な口調。

 

 だが、背中に背負っている〝大刀・鮫肌〟を地に叩きつけて威嚇する様からも、性格はその風貌通りに好戦的だ。

 

 霧隠れの里のある水の国で大名殺し、国家破壊工作などの重罪を犯したS級犯罪者(霧隠れの抜け忍)

 

 それが──〝怪人〟干柿鬼鮫である。

 

「やれやれ。

 中忍試験本選に向けての前哨戦にしては派手だな」

 

 今、忍の隠れ里が存在しない波の国に悪魔と怪人がいる。

 

 片や、波の国を救った英雄(悪魔)

 

 片や、波の国を襲った鬼人の元仲間(忍刀七人衆)

 

 2人が立つ水面が徐々に、膨大チャクラで荒ぶっていく。

 

「血が滾りますねぇ。

 〝水遁・水鮫弾の術〟!!」

 

 次の瞬間、干柿鬼鮫は大量の水を掌握し、鮫を象った水遁を氷也に向けて放つ。

 

「扱う忍術も名前通りだな!」

━━灼遁・赤龍の術━━

 

 当然、黙ってその術を受ける氷也ではない。

 

 狙った獲物は決して逃さない獰猛で冷酷な鮫と太陽の化身の如く赤く燃え上がる炎龍の衝突によって、大きな爆発(水蒸気爆発)が起きる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 氷也と干柿鬼鮫が戦う場所から少し離れた場所に、黒地に赤い雲模様の外套を着用した人物がいた。

 

「…!

 鬼鮫が暴れているのか?」

 

 その人物の瞳は、()()()()()()()いる。

 

 そしてその顔は、()()()()()()()()彿()()()()()

 

「波の国に忍は存在していないはずよ。

 鬼鮫が戦っているのだとしたら、鬼人・再不斬関連で霧隠れの忍と遭遇した可能性があるんじゃない?」

 

 その隣には、同じ外套を着用し、青紫色の髪に紙で作り上げたコサージュをつけた美女がおり、何やら事件が発生したのだろうと事態を冷静に分析している。

 

()()()

 鬼鮫はあなたのパートナーよ。責任持って連れ戻してちょうだい」

 

「…そのつもりだ」

 

 今、波の国に複数のS級犯罪者が集っている。

 

 

 






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