ド根性(ドスケベ)忍伝   作:身勝手の極意

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髪も戦闘に使うというのが何か良いよね。



ド根性(ドスケベ)忍伝 第二章

 

 

 "伝説の三忍"と謳われる自来也に息子がいた。

 

 それは衝撃的な一報……のはずなのだが、木ノ葉隠れの里では極一部の者にしか知らされてはいない。本人達があまり公にしたくないとのことだ。

 

「いいか、()()()

 ただ裸になればいいってもんじゃない。真のエロというものは、見えそうで見えない(チラリズム)…そこがなによりも重要だ」

 

「お、おう」

 

 もっとも、気付く者はすぐに気付くだろう。

 

 何故なら、自来也の息子だからだ。自来也の息子ならば、間違いなく自来也の血を色濃く継いでおり、無類の女好きでドスケベなはずだからである。血は争えない。この親にして、この子ありなのである。

 

「これが…"真のお色気の術"だ」

 

「な、何か…どう言ったらいいかわかんねェけど…ヤバいってばよ…」

 

 現に、変化の術を駆使して裸ワイシャツの女に変化するという禁断のエロ忍術で金髪碧眼の少年を興奮させていた。

 

 シャツの裾から見える白く細い太もも。見え隠れする女の秘密の花園。ボタンの隙間から見え隠れする乳房に、強調された胸の突起。

 

 女の裸だけで興奮できる幼い少年でも、チラリズムの破壊力がどれ程のものか自然と理解できてしまう。氷也は今、女の神秘と真のエロを同じ歳の少年に教え込んでいる。

 

「な、何の修業をしてんだエロガキどもがァァァ!!」

 

 自来也の息子──氷也が木ノ葉隠れの里にやって来てから早いことで数ヶ月。

 

 氷也は現在、木ノ葉の忍者養成学校、通称"忍者学校(アカデミー)"に通っている。

 

「あ、イルカ先生だってばよ」

 

「イイ機会だ。

 ナルト、この術の賢い使い方も教えてやる…よく見ておけ」

 

 氷也程の実力者ならば、すでに忍になっていてもいいはずだが、今は戦時下でもないこともあり、12歳までは忍者学校に通うことが義務化されていた為、氷也も忍者学校に通うことになったようだ。

 

 ただ、かつて里の狂気と恐れられた自来也の息子である氷也は自来也と同じく狂気であり、入校から数ヶ月で優秀すぎる大問題児として、教師達に認定され、恐れられてしまっているようだ。

 

「きゃ!

 ボ、ボタンがッ──ひゃ!イ、イルカ先生のエッチ!」

 

「ふッぐおォォォ!」

 

 授業が退屈だからと、忍者学校で知り合った金髪碧眼の悪友──うずまきナルトと抜け出し、真のエロの追究をしているのだから、問題児認定されて当然だろう。しかも、氷也にとってナルトは波長がとても合うようで、すでに親友と呼ぶに等しく、忍者学校創設以来、最悪の問題児認定されているナルトと氷也が手を組んでしまっては手に負えない。

 

 そして、今日もまた真のエロの被害者が出た。

 

 おっぱいの大きさに耐えかねたボタンがはち切れ、ボタンの隙間から見え隠れしていたおっぱいが完全に露になりかける様を演出した氷也の魔の手にかかってしまったのである。

 

「イ…イルカ先生がイチコロだってばよ」

 

 失血死してもおかしくないおびただしい量の鼻血を吹き出し、気を失ったのは忍者学校の教師で、氷也とナルトの担任である海野イルカだ。

 

「チラリズムは奥が深い。

 そして、チラリズムはおっぱいや太もも、下着、体毛、さらには陰部!隠している部位が偶然または故意によってさらけ出されることこそが何よりも重要だ。

 人は羞恥心を感じる生き物だ。それを隠そうとする仕草に萌え、さらに隠されているものが見えたというラッキーな感覚によりそれが増幅される。これこそがチラリズムだ!」

 

 氷也は、ナルトに真のエロ(チラリズム)を力説する。

 

 母親に似て、絶世の美貌を持つ美男子でありながら、その内に秘めた想いは真性のドスケベ。

 

「勉強になるってばよ!さすがは先生!!」

 

「わっはっは!もっと俺を崇め讃えるといい!」

 

 長い白髪を後ろで一本に束ねた長身の美男子──氷也は近い将来、里の狂気の後継者として恐れられる。

 

 

 ❄️

 

 

 氷也が木ノ葉隠れの里にやって来て数ヶ月──氷也は新たな素晴らしい発見をした。

 

 そして今、その素晴らしい発見を目の当たりにし、歓喜していた。

 

 当然、氷也の新たな素晴らしい発見とはエロいことであり、エロに付き合わされる被害者もいる。

 

「ね、ねェ…は、恥ずかしいんだけど…ほ、ホントに…これ着てないとダメなの?」

 

 氷也と同じ歳頃のお団子頭の美少女が、恥ずかしがりながら氷也に向かってそう口にしているが、チャイナドレスの虜になってしまった氷也は真剣な表情で聞く耳を持っていない。

 

 彼女は氷也の一期上で、すでに忍者学校を卒業してくノ一として活動しているテンテンという名の将来有望な美少女だ。

 

「素晴らしい。

 深いスリットから見え隠れする太もも。ピッチリしたサイズを着ることで、将来が楽しみすぎる発展途上のおっぱいも強調され、袖がない型なのもあって、腕を動かす度に露になる脇もイイ、たまらない!」

 

 テンテンは1ヶ月程前、幸か不幸か……木ノ葉の街中で氷也と遭遇し、目をつけられてしまったそうだ。

 

 真性のドスケベ、女好きである氷也に目をつけられたことを喜ぶべきか悲しむべきなのか…。

 

「とはいえ、テンテンだからこその素晴らしい出来具合だ。君は本当に素晴らしいな、テンテン」

 

「も、もう…恥ずかしいのに嬉しくなっちゃって複雑だよ…」

 

 普通、出会って1ヶ月そこらで、ここまで恥ずかしい格好をわざわざ見せてくれる女子はなかなかいないだろう。

 

 それでも恥を忍んでくれたのは、氷也の持って生まれた快活で爽快な人柄とエロさ故か…。

 

 もっとも、テンテンが氷也と親しくなったきっかけは目をつけられた以外にも、氷也が自来也の息子だと知ったからなのもあるようだ。とはいえ、今では氷也の人柄にテンテンは完全に惚れ込み、ろくでもないお願いをほぼ何でも聞いてあげており、かなり毒されてしまっているようだ。

 

「よし、今日はチャイナドレスのまま修業だ」

 

 自来也の英才教育のおかげもあり、術が多彩な氷也に修業をつけてもらうのがテンテンの最初の狙いだったのだが……悲しいかな、氷也のエロの追究が優先で、テンテンの修業は二の次。

 

「ええ!?

 は、恥ずかしいんだけど!」

 

「今日は剣術と体術の修業だ」

 

「こ、この格好で剣術と体術の修業したら動きが激しくて下着が見えちゃうってば!!」

 

 氷也にとって第一優先はエロなのだ。それは決して変わることはなく、絶対に譲らない。

 

「このように…刀やクナイに性質変化を纏わせる戦法──"チャクラ流し"を伝授してやろう」

 

「よ、よろしくお願いします!!」

 

 主導権を握っているのは氷也。

 

 氷也に目をつけられたのがテンテンの運の尽きであり、それと同時に運のつきはじめでもある。

 

 どうやら、氷也は指導力も自来也から受け継いでいるようだ。無類の女好きとして知られる自来也だが、指導力にも定評があり、四代目火影を育て上げたことは有名な話である。

 

 氷也は、テンテンを超一流のくノ一に育て上げると同時に、エロくて美しい女に育て上げるつもりなのだろう。

 

 己の手でエロくてイイ女を育て上げるなど、まさに無類の女好きでドスケベだ。

 

 氷也は今日もエロをとことん追究する。

 

「お、今日は赤…俺が好きな色の一つだ。背伸びしてるみたいなところがまたイイ」

 

「あ、赤が好きって言ってたし…って、言わせないでよォ!」

 

 氷也はドスケベでろくでもない。その反面、指導力も優れており、忍としての才能も高い。

 

 これ程、質が悪い有望株はなかなかいない。

 

 

 ❄️

 

 

「猿飛先生…氷也はどうですかな?」

 

「何だかんだで父親をやっておるんじゃな」

 

 氷也が忍者学校に通い始め数ヶ月……いつもなら数年単位でしか里に戻ってこない自来也が、今回は珍しく数ヶ月で戻ってきていた。

 

 その理由は、愛息子の氷也が気になってのことなのだろう。

 

 無類の女好きなだけに、息子には放任主義を貫きそうな自来也だが、母親似なのもあってか気になって仕方がないようだ。ただ、そんな姿を見せたくないのもあるのか、氷也本人の前に姿を見せることはなく、三代目火影・猿飛ヒルゼンに様子を聞くに止まっているようだ。

 

「で…どうなんです?」

 

「はあ…あの子は間違いなくおぬしの息子じゃ。

 立派に…傍迷惑に…"里の狂気"を受け継いでおる」

 

 そんな弟子の様子に、三代目火影は深いため息を吐く。そして、憂鬱そうに氷也の様子を語る。

 

「ハッハッハ!さすがは儂の息子ですのォ!」

 

「まったくじゃ。この親にしてこの子ありじゃ」

 

 三代目はまったく褒めてはいない。だが、自来也は息子が自分に似ているのが実に嬉しそうである。

 

「しかも、ナルトや一期上の女の子を弟子にしておる」

 

「!

 まさか…ふふ、それは嬉しいもんですのォ。

 儂の息子が()()()()()()を弟子にするとは」

 

 自来也は心から、氷也の木ノ葉隠れの里での様子を喜んでいる。そして、強い血の繋がりを感じている。

 

「おぬしに似て、指導力も高い。立派な息子じゃな…自来也」

 

「猿飛先生、照れるからやめろってのォ!」

 

 我がことのように嬉しそうだ。

 

 どんな人物も、子供を持つと変わるのだろう。自来也の場合、己が今も想い続ける女以外に唯一愛した女との子だけに尚更にだ。

 

「とはいえ、問題行動が多すぎる。"お色気の術"…アレだけは危険すぎて禁術指定してやめさせねばならん」

 

「"お色気の術"!?聞いただけでエロを刺激されるその術はいったいどんなものですかのォ!?」

 

 50歳なのに少年のように瞳を輝かせる自来也の様子に、三代目火影は本日何度目かの深いため息を吐くと同時に、自来也が氷也の父親であることを改めて実感する。

 

「やめておけ…儂はあの術で三途の川を渡りかけてしまった」

 

 もっとも、全ての始まりは何だかんだで三代目火影にあるのかもしれない。

 

 何故なら、三代目火影は自来也の師なのだから。

 

「…猿飛先生は相変わらずのムッツリスケベだのォ」

 

「馬鹿者!"チラリズム"の破壊力を甘くみるでない!!」

 

 この師にして、この弟子あり。

 

 






テンテンって可愛くて、作者お気に入りらしいのに、扱い酷いだと思う。だから、ここでは扱いをエロ…じゃなくて、お気に入りのエロ…じゃなくて、ここではエロイン…じゃなくてヒロイン的な立ち位置になるかもしれない。
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