ド根性(ドスケベ)忍伝   作:身勝手の極意

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NARUTO疾風伝 木ノ葉秘伝祝言日和のテンテンのチャイナドレス姿がまさにあれなんだよな…。



ド根性(ドスケベ)忍伝 第三章

 

 

 満を持して発売された最新作──"イチャイチャチラリズム"は、空前絶後の大ヒットと呼ぶに相応しい社会現象を巻き起こした。主に、幾つになろうと心は常に青少年な男達の間のみではあるが…。

 

 それでも、前作"イチャイチャパラダイス"上中下巻の総売上数に一気に迫り、上回るのも時間の問題だ。

 

 自来也の文才は前作にも増して素晴らしいもので、"チラリズム"の素晴らしさと奥深さが十二分に作中で語られており、今作は間違いなく今年度の官能文学大賞を受賞するはずである。

 

 しかし、イチャイチャチラリズムが何故ここまで爆発的に大ヒットしたのか……もちろん自来也の文才もあるが、その最たる理由は、前作にはなく今作に導入されたエロすぎる"()()"だろう。自来也の文才をもう一段階上のものへと押し上げるエロすぎる挿絵に誰もが唖然とし、虜となった。世界に名を轟かせる画家ですらも、感動を覚えたそうだ。

 

 ただ、その挿絵を描いたのがいったい誰なのか……読者達は挿絵も自来也が描いたのだろうと思っていたようだが、実は別の人物が描いたと知り、衝撃を受けたことだろう。

 

 "()()"という名前だけが明らかになっただけだ。

 

 もっとも、エロすぎる挿絵を描いたのが未成年だったなど公にできるはずもなく、氷也が自来也の息子だと知っているのは読者の中でも()()()()である。もちろん、自来也の担当編集者と、出版社の社員達は真実を知っているが…。

 

 とにもかくにも、氷也はエロ絵画に新たな息吹を吹き込んだのである。まったく大したヤツである。

 

 瞬く間に天才挿絵画家として話題となった氷也は今日もまた新たなエロを求め、追究しており、その隣にチャイナドレスを着用した美少女をつれている。

 

「ん?」

 

 そんな氷也は、ここ最近……新たな能力(エロ)に目覚めたそうだ。

 

 それは、幸運な偶発イベントである。

 

「きゃッ!」

 

 氷也のお気に入りであり、チャイナドレスを着た将来有望な美少女テンテンが、本来なら躓かないような場所で躓いてしまう。

 

「?

 あ、あれ? 痛くな…ッ!? ひゃあァァァ!

 ご、ごめん氷也!!」

 

 そして、テンテンが躓いて顔から倒れてしまった先にあったのは、氷也……というより男の大切な場所であり急所。男にあり、女にはないモノだった。

 

 衣服越しとはいえ、テンテンは氷也の大切な場所に口付けをしてしまった状況である。

 

「気にしなくていい。

 それよりも大丈夫か? 怪我は…してないようだな」

 

「ほ、本当にごめんなさいィ!

(うぅ…ど、どどど、どうしよう!?

 氷也のアソコに口から突っ込んじゃったよォ!)」

 

 これは、"ラッキースケベ"と呼ばれる現象で、年頃の男性が女性とちょっとエッチな接触、または光景を目の当たりにするという大変幸運な現象であり、氷也の父親である自来也が喉から手が出るほど欲しいと口にする稀少な能力(エロ)だ。

 

 ただ、氷也の場合は少しばかり違う。

 

 躓いたのが氷也で、躓いた氷也が顔から倒れた先がテンテンの秘密の花園だったならばラッキースケベになるが、躓いたのは氷也ではなくテンテンだ。

 

 これはラッキースケベの逆。年頃の女性が男性とちょっとエッチな接触をする現象で、逆ラッキースケベと呼ばれるものだ。

 

 つまりこの場合、テンテンが逆ラッキースケベの能力を持っているということになるのだが……実は違う。

 

「今日は()()()()()()くれないんだな…残念だ」

 

「あ、あれは忘れてってば!」

 

 テンテンは普段、躓かないような場所で躓いたりなどはしない。そもそも、成り立てとはいえテンテンはくノ一なのだ。常人よりも身体能力が高い。ならば何故……テンテンが躓くのは、何故だか常に()()()()だけなのである。

 

 数日前、テンテンはどのような転け方をしたのか、チャイナドレス姿で氷也を巻き込んで倒れてしまった挙げ句に、氷也の顔面に股がってしまっていた。氷也は、黒いレースの下着越しにテンテンの秘密の花園の香りを堪能したことだろう。

 

 さらにその数日前は、テンテンが躓いて氷也の方に倒れ、テンテンを支えようとした氷也の手がテンテンのチャイナドレスの脇部分から入り込み、下着すらも通りすぎ、おっぱいを直にお触りしていた。

 

 そう…この現象はただの逆ラッキースケベではない。テンテンは氷也によって逆ラッキースケベを誘発されたのである。

 

 これが、氷也が目覚めた能力なのだ。

 

 意中、お気に入りの女性に対して逆ラッキースケベ能力を誘発させ、氷也が大変幸運なエロを堪能するも。

 

 エロを追究する男ならば、何としても手に入れたい神がかり的なこの能力はこう呼ばれている。

 

"ラッキースケベ・トリガー"

 

「他の男には触らせるなよ?」

 

「さ、触っていいののは氷也だけだよ! あ!

 ち、違ッ、そういう意味というか、違わなくはないけどッ、じゃなく…ああ、もう!氷也のエッチ!」

 

 このように、赤裸々な告白をさせるのも、ラッキースケベ・トリガーの神がかり的な能力の一つなのだろう。

 

「ふッ、俺はドスケベだからな。

 いつもどんな時もテンテンを想い、淫らな妄想をしているくらいだ」

 

「も、もう…氷也ったら。

 普通は怒るか、ドン引きするかのどっちかなんだろうけど…私で淫らな妄想してるのも恥ずかしいのに…氷也にそんなこと言われたら嬉しくなってきたじゃん」

 

 ドスケベを受け入れられ、寧ろドスケベなところに好意を持たれる男だからこそ得ることができる神がかり的なエロ。

 

 まだ幼い少年がとんでもない能力を得てしまった。

 

 ちなみに、氷也は自身がラッキースケベ・トリガーの能力を持っていることに気付いてはいない。幸い、今の段階ではテンテンが逆ラッキースケベの能力を持っているのではないかと思っているようだ。

 

 氷也がもし、自身がラッキースケベ・トリガーの能力を持っていることに気付いてしまったらどうなるか…。木ノ葉隠れの里がたちまちエロい里へと大変貌を遂げてしまう。

 

 氷也には絶対に知られてはいけない。

 

 しかし、知ろうが知るまいが、あまり関係ないかもしれない。

 

 何故なら、氷也はドスケベで女好きだが、理想が高い。氷也の見初められる女性が、テンテンの他にどれだけいるか…。

 

 氷也が木ノ葉隠れの里にやって来て数ヶ月……テンテン以外には、まだ見つけられていないようだ。

 

「テンテン。

 今からチャイナドレスを新調しに行くぞ」

 

「こ、今度はどんなの着せるつもりなの!?

 も、もしかしてミニ丈!?それとも背中開き!?

 そ、それに、私にどれだけ服買うの!? お金大丈夫!?」

 

 もっとも、氷也のラッキースケベ・トリガーに誘発されているとはいえ、テンテンが氷也が喜ぶ言葉を赤裸々ながらも口にしてしまうのもあり、テンテンを超えるお気に入りを氷也が見つけ出すのはなかなか難儀なことかもしれない。

 

 テンテンが発展途上の美少女で、この先どこまで美しくエロく成長するのか……氷也自身がテンテンの成長をプロデュースできるのも、テンテンに対する氷也のお気に入り度により拍車をかけている。

 

 ドスケベで無類の女好きな親子──氷也と自来也に違いがあるとしたら、恐らくこれだろう。

 

 氷也は己の手で、エロくて美しい女を育て上げることに重きを置いている節がある。テンテンへの接し方がそれを証明しているのではないだろうか…。

 

「安心しろ。こう見えて、収入(印税)はたんまりと得ている」

 

 テンテンが着ているチャイナドレスや、他にも氷也から贈られたチラリズム要素満載な服はどれも高級品だ。

 

「仕事してるの!?」

 

「最近、父さんの小説限定だが、挿絵画家としてデビューしてな。

 実は、漫画家としてデビューしてみないかという話が出ていてる。父さん(自来也)が脚本を担当し、俺が漫画担当で…ふむ、イイことを思い付いた。テンテンと俺をモデルにして、2人の()()()()()()()()()()()を題材にしてみるのはどうだろうか!」

 

 イチャイチャチラリズムの空前絶後の大ヒットによって、氷也の懐にもとんでもない額の収入(印税)が入っているようだ。

 

 さらに驚くべきは、氷也の漫画家デビューの話である。

 

 ただ、氷也が描くとしたら年齢指定のある漫画。出版社も血迷ったことを考えるのものである。

 

「タイトルは…そうだな──"イチャイチャトラブル"!」

 

「まだ未成年だよね!?」

 

 世の男達を虜にする漫画家が誕生するかもしれない。

 

「氷也は()()()()()()()ないの!?」

 

 改めて言っておくが、氷也は()()()()()()()未成年である。

 

 氷也にとって、どちらが本業でどちらが副業なのか…。

 

 "里の狂気"の後継者は、やはり何を仕出かすか未知である。

 

 

 ❄️

 

 

 木ノ葉隠れの里の三代目火影・猿飛ヒルゼンは、人生史上最大の選択を迫られていた。

 

「どうする…どのような()()にする…どの選択が正しいんじゃ!?」

 

 三代目が執務を行う火影執務室の机の上に並ぶ三枚の忍者登録証。

 

 右から、うちはサスケ、うずまきナルトと続き、氷也の順に置かれており、三代目はその3人の少年の忍者登録証を前に激しく思い悩んでいる。

 

 昨日、忍者学校(アカデミー)にて卒業試験と題した下忍選抜試験の一次試験が執り行われた。

 

 そして、一次試験を突破した下忍候補生達は、明日執り行われる二次試験に望み、合格することで木ノ葉隠れの里の新たな下忍となる。本来なら、里を支える新たな忍達の誕生に喜ぶべきところなのだが、三代目を思い悩ませるのは忍者学校きっての問題児達のようだ。

 

 二次試験では、3人1組(スリーマンセル)の班を作り、各班ごとに付いた担当上忍から課せられた試験を合格することで、下忍になれるわけだが、三代目はこの3人を同じ班にしていいものか、それとも別々にするかで大きく悩んでいる。

 

 一緒にしても問題があり、別々にしても問題がある……問題児と呼ぶに相応しい少年達だ。

 

 三代目は今、究極の選択を迫られているようなものなのである。ただ、三代目がここまで思い悩んでしまうのも仕方ない。寧ろ、正しいと言うべきだろうか…。

 

 何故なら、三代目の選択が、この里だけではなく、忍界全体に影響を及ぼすことになるのだから…。

 

 






ナルトの世界観って不思議だよね。

パチンコとかあるし、漫画もあっていいかな?

氷也は自来也にチラリズムのアイデアを与え、挿絵を担当し、空前絶後の大ヒットに貢献。それにより、(エロ)漫画家デビュー間近!?

本業はエロ漫画家で、副業が忍か!?
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