エロ少なめ?
風の音を鳴らす刀と刀が衝突し、突風が発生する。
「! これは…
「も、もう! 私のパンツ見る為の修業じゃないんですけど!? まさかこの為だけに、私にこの術を習得させたの!?」
朝から精が出る2人。
ただ、双方の修業目的は同じではないかもしれない。
「風チラ最高だ」
テンテンは強さを追い求め、片や氷也はエロを追究する。
チャイナドレスの裾が突風でめくれ、下着が露になる為に片手で必死に隠そうとしながら戦うテンテンだが、氷也を相手にそれは無駄な足掻きでしかない。
「まさかこのような
この術は氷也がテンテンの為に開発したもので、本来は刀やクナイなどに風遁チャクラを纏わせ、斬れ味を向上させるものだ。しかも、習得難易度Aの超高等忍術である。
しかし、この術同士がぶつかり合うことで突風が発生し、テンテンのパンツが露になる現象は偶発的なもの。本日も、テンテンは氷也のラッキースケベ・トリガーによって逆ラッキースケベを誘発され、氷也を満足させているようだ。
「ああッもう!
ここまで来ちゃったらいくらでも見せてあげるわよ! 氷也は私のパンツだけを見てればいいんだから!」
しかも、テンテンは今日もまた氷也が喜ぶ大胆なエロい言葉まで堂々と口にしてしまっている。
「あ!」
失言だと思ったところで後の祭りだ。
「なら、もっと見せてもらおうかな」
「わ、忘れッ──きゃあァァァ!」
そして、テンテンは慌てた後にまた、奇跡的な転け方をしてしまう。お互いに刀を持った状態で非常に危険ではあるが、幸運なことに互いの体に傷を与えることは一切なく…。それでも、天は常に氷也に優しく、氷也の刀がチャイナドレスの深いスリット部分から見えているテンテンのパンツの紐を斬ってしまっていた。
「あいたたた…ご、ごめん…氷…也…あ…」
さらに、転けたテンテンはまたしても氷也を巻き込んでしまっており、氷也を仰向けに押し倒し、テンテンは仰向けになってしまった氷也に股がってしまっている。数字で例えたならば、6と9に見えてしまうような過激な体勢だ。
「テンテン…俺に
「い、いやあァァァァァ!
(み、見られちゃった! い、いつかは絶対に見られることになると思ってたけどッ…氷也に
テンテンはついに、氷也にもっとも大切な部分を直に見せてしまった。もっとも、遅かれ早かれこうなっていただろう。
「これから下忍になる俺への最高のプレゼントだ。 ありがとう、テンテン」
「ひゃあん!?
ま、間近で喋らないでェェェ!!
(プ、プレゼントなら…わ、私を──んんッ! ダ、ダメェ)」
朝早くから修業する氷也とテンテン……精が漲っている。
❄️
先日、
そして今日、第一の試験を突破した下忍候補生達が教室内に集められており、これから下忍としてどのように行動するのかを説明されているところである。
今朝、いつも以上に美味しい思いを味わった氷也も気分良くその場におり、己の配属先の発表を待っている。
本来、新米下忍達は"
だが、今期は訳あって異例の班編成が為されることとなった。その訳……とは、
その超問題児とは、氷也とうずまきナルトのことだ。
三代目火影・猿飛ヒルゼンはこの2人に、かつてないほど頭を悩まされたのだそうだ。氷也とナルトをどのように振り分けるべきか、苦渋の選択だっただろう。
「次…第7班。
この班は人数の都合上で、
いよいよ、三代目の苦渋の選択がうみのイルカの口から告げられる。
「うずまきナルト。
そしてもう1人…」
──── 氷也
三代目が下した選択は、悪童という言葉が生易しくすら感じさせられてしまう忍者学校始まって以来の超問題児の2人を同じ班にするという力のバランスを無視した……正気の沙汰とは思えぬものであった。
「よっしゃあァァァ!
氷也と同じ班だってばよ!!」
とはいえ、ナルトと組める者が氷也しかいなかったのは事実。他の者には、
三代目の選択は一見、正気の沙汰とは思えぬ選択のように思われるかもしれないが、氷也の実力を踏まえたならば、これ以上ないほどに正しい選択だろう。
その上、氷也とナルトの担当上忍に任命される人物は並の実力者ではないはずだ。今の氷也とナルトでは、その人物を相手に優位に立てないかもしれない。そもそも、"伝説の三忍"と謳われる自来也の息子で雪一族の末裔の氷也と、素性に訳ありのナルトは何かと背中に気を付けて生きていかなければならず、並程度の上忍に任せられるはずがないのである。
訳ありの超問題児2人を別々にし、貴重な木ノ葉の戦力上忍を割くのも労力の無駄遣いになる。ならば、氷也とナルトを別々にするよりも、一緒にする方が賢明な判断のはずだ。
もっとも、担当上忍が如何に凄い忍だろうと、氷也とナルトが大人しく従うはずがない。担当上忍になる者はこれから大変な思いを味わい、手を焼かされることになるはずだ。
ちなみに、2人1組の班はもう一班あり、どちらも1人少ないこともあってか、合同任務になる場合が多いかもしれないとのことである。ただ、氷也とナルトは一切興味を示してはいないようだ。
❄️
第7班の担当上忍になり、氷也とうずまきナルトを受け持つことになった上忍──ヤマト。
彼は、木ノ葉屈指の実力を持つ上忍で、初代火影・千手柱間のみが使用できたとされる"木遁忍術"を使用することができる稀少な存在である。
そのヤマトは現在、受け持つことになった氷也とナルトの実力を確かめるべく、下忍昇格試験と題したサバイバル演習を行っているところだ。
「ナルト! お前は火遁だ!」
「おう!」
「俺とナルトの連携術…とくとご覧あれ!」
ヤマトは今、氷也とナルトの忍としての実力の高さと、彼らの連携能力の高さを目の当たりにしている。
氷也が放つのは口寄せ契約を交わす"妙木山"秘伝の術で、チャクラを変換した油の玉だ。そして、ナルトがその油に火遁で点火することで、巨大な火炎へと変貌する。
2人がヤマトに向けて放った火遁の連携術は、明らかに敵を殲滅する威力を持っており、相手がヤマトでなければ間違いなく焼き殺しているほどだ。
ヤマトも、氷也とナルトの連携能力の高さに驚愕すると同時に、様子見などしている場合ではないと判断し、使うつもりのなかった木遁忍術を行使する。
「!
(こ、この子達ッ──とんでもないな!!)」
氷也とナルトの広範囲、高威力の火遁に対し、ヤマトは樹海を作りだし応戦した。
木ノ葉隠れの里の演習場で繰り広げられる激しい攻防は、とてもではないが下忍昇格試験とは思えるものではない。
「す、凄ェ…いきなり森ができたってばよ」
「これは…木遁? 初代火影にしか扱えないと聞いてたが…まァどちらにしろ、さすがは上忍ってところか。ナルト、もう一段階上の術で攻めるぞ!」
ただ、氷也とナルトの実力を確かめる立場のヤマトは、さらに驚愕することとなる。
そもそも木とは燃えにくいもので、枝程度ならまだしもヤマトが操る木遁は巨木で物量もある。しかし、氷也とナルトの火遁連携術は全てではないが木遁を燃やしてしまう威力だ。その更に上の火遁連携術があるなど……ヤマトが冷や汗を流しながら色々と考えている間に、氷也が"影分身"を一体作り出し、ナルトに指示を出す。
「風チラの必要は一切ない。
遠慮なくド派手な風遁を頼むぜ…相棒」
「任せとけってばよ相棒!」
しかも今度は、ナルトが火遁ではなく風遁を行使する模様だ。
ヤマトが得た情報では、ナルトが二つの性質変化を扱えるなどなかった。ナルトは
そのナルトが、氷也と出会ったことで見違えるほどに成長した。しかも短期間でだ。本来なら、習得するまでに数年単位の時間を要すると言われる性質変化の習得を数ヶ月単位で……驚くべき、目覚ましい成長だ。
そして何よりも驚くべきは、忍者学校始まって以来の落ちこぼれに、チャクラコントロールを一から叩き込み、性質変化まで習得させた氷也である。
素行に問題あり。去勢が必要。忍としての能力の高さ──計測不可。これが、ヤマトが得た氷也の情報だ。
ヤマトは今、"伝説の三忍"と謳われる自来也の息子が、父親に似て忍としての能力の高さだけではなく、指導能力にも長けていることを知ることとなった。
前日の自己紹介で、氷也とナルトの素行の悪さには納得し、教育が必要だと判断したヤマトだが、それと同時に忍としては教育するべき点が自身にあるのだろうかと思い至ることとなってしまった。
一つだけ言えることは……この2人を合格させないという選択肢はないということだけだ。
ナルトが強力な風遁忍術を…。
影分身の氷也が再び油を吐き出し、そして本体が強大な火遁を放つ。
その威力は防ぎ止めようがなく、辺り一面を草木も残らぬ焼け野原にしてしまうほどの威力を持った灼熱の火遁である。
木遁ですら焼き尽くしてしまいそうな火遁を目にしたヤマトは、氷也とナルトの担当上忍の命を受ける際に、三代目火影から言われた言葉を思い出す。
────心してかかれ
今改めて、その言葉の真意を身を持って知ってしまった。
氷也、うずまきナルト……下忍昇格。
原作の第7班はございません!
これは、NARUTOではない。ドスケベ忍伝"NARUToLoveる"だ!
執筆頑張れるので良い評価と感想お待ちしてまッす!現金なヤツです!