クソマゾ提督の逆襲   作:uncle_kappa

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第一號特殊兵器

俺の名は、天龍だ

艦娘は「特殊兵器」として使われているが、知るかって。

この時代にあって、たまたま、俺は、艦娘として生まれたんだっての。

 

生まれて悪いかよ。

 

俺は、好きに生きる。

妹、龍田との約束だからだ。

 

(天龍ちゃんは、天龍ちゃんらしく、生きてね。)

 

当り前だッつの。俺たちは世界標準をはるかに超えた姉妹艦だぞ。

 

なのに、な、の、に。

 

「あら~。私ま~た強くなっちゃったみたい。」てのは、何だったんだよ。

 

糞、気に入らねぇ。

 

 

5500tに負けそうになった俺を導いてくれたお前が。

輸送に錬成に、俺にとっての光を見つけて呉れた矢先だった時に、お前が先にッ

 

「っきしょう。」

 

(この角の先だな。)

 

憲兵「第一號特殊兵器、待たんか!

 

「ああ、ウルセエナぁ。どけよ、司令部に話があんだよ」

 

※※※

 

失礼する、天龍、意見具申の儀ありて参る。

 

※※※

 

参謀長「第一號特殊兵器、待たんか!」

 

天龍「俺の名は、天龍、艦娘だ。【特殊兵器】じゃ、ねぇよ。」

 

参謀長「一號、貴様の提督から聞かなかったか?貴様のような旧式に出撃機会は、無い」

 

天龍「俺は、【艦娘】天龍だって云ってんだよ、艦の娘、だっての、耳聞こえてんのかよ、あ?」

 

参謀長「海軍魂、注入開始ッ」

突貫である。

刃を抜く参謀長

しかし!

 

「キん」

 

彼のサアベルは敗北した。

初撃で根元から分離し、放物線を描した参謀長の其れ。

彼の技は、天龍にとっては児戯に等しかったのだ。

 

天龍「ナマクラ参謀が、何か【注入開始】だっつの、オラ。」

 

※※※

 

参謀A「(おい、きゃつは反逆罪で解体だろ、つれてけ)」

参謀B「(まあ待て、勇ましいチビだ、使ってやろう。)」

 

※※※

 

天龍「失礼します。」

 

司令「何事かッ」

 

天龍「軽巡洋艦、天龍です。意見具申許可願います。」

 

司令「参謀長はどこか。」

 

天龍「参謀長さんは、お体の具合が悪く、私が衛生所にお連れしておきました。」

 

司令「ではA,B、貴様らの二名の職務とする。第一號特殊兵器の提案を検討せよ。」

二人「はっ。」

 

※※※

 

天龍「ソロモンに俺を使え。龍田の代わりをしてやる。」

参謀A「第二号艦【龍田】の代わりとは何を指すのか」

 

天龍「龍田は、もう居ねぇ、その代わりに俺が【被害担当】になってやるっていってるんだよ。」

 

参謀B「言っている意味が判りかねるな。被害担当任務など、存在しない。」

 

天龍「言葉の綾だな。いいから、第一攻略経路に俺を使えっていってるんだよ。」

 

参謀A「第一攻略経路は第33号駆逐艦【望月】が担当している。」

参謀B「ということは、第一号艦、具申内容は、水雷戦隊の編成変えであろうか。」

 

天龍「具体案を書き入れておいた、お前らの頭で検討しとけ。」

 

参謀A「待て、一号艦」

参謀B「待たんか!」

 

※※※

 

待たない。

 

 

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