クソマゾ提督の逆襲   作:uncle_kappa

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明石のクレーン

提督だお。おはー。

 

なんだよ、いきなり誰も相手してくれなくなっちゃったよ。

なんだっけ、あ、思い出した。昨日言ってたっけな。

 

鎮守府は今日から北極海で捕鯨任務と、深海棲機雷除去任務が始まっている。

 

暇なんだお

はしけにいってくるお。

 

あ、吹雪だ

 

提督「おーい」

吹雪「はいっ、吹雪、行ってきますっ」

提督「よーし、元気でなー」

 

吹雪艦隊かぁ、あいつ、いっぱしの嚮導艦になりやがったな。

よく浜辺で泣いてたっけ。大和ラムネおごってやったら、スッカリ機嫌よくなっちゃってさ

 

ガキあつかいしたらすぐ切れるし。金剛に泣きつくし、、、。

金剛の墓に行かなきゃな。

 

テートクサンテートクサンって、、、。

 

あ、また涙が勝手に

 

具合悪い。

確かに明石の見立ては正しい。

 

テートクサンの映像が脳内でリフレインされて自分じゃ止められなくなっちまった。

 

あいつの目。

あの人懐っこさ。

誰に対してもさわやかな態度。

俺は彼女を本当に尊敬したてんだ。

 

あんな風に艦娘と接点を持ちたいと思っていたし、あいつの艦隊がいれば本当に心強かったんだ。

だけど、意味もなく映像がリフレインされるのはどうしたものかなぁ。

 

あ、今日が何日かわからなくなった。

しかも何をしていいかも決められなくなった。

 

これを通過するしかないんだな、俺は一生。

 

寝るか、、、。

 

※※

 

、、、

、、、、

、、、、、

 

ね、ねれねぇ。

 

※※

 

おい明石、とんぷくで睡眠剤たのまぁ。

 

明石「駄目です、今飲んでは。まだ時刻が早いですから」

提督「え、そうなんだ。」

 

 

提督「、、、非番の艦いねーし。」

明石「私と大井さんなら。」

 

提督「おめーらは確か任務があったぞ。えーと。うーと。くそ、ポンコツ脳だなあ俺の脳」

 

明石「っ」

提督「なんだよ。」

 

明石「自分の事をポンコツとかいわないでください。」

提督「事実だしー。」

 

明石「わたし、余りおとなしくないですよ。」

提督「え、怒るの。」

明石「そうですね、今の発言でみんなアウトになりましたから。」

 

提督「そんなこと、そんなアウトとか言うなよ、たのむよ。」

明石「クレーンで殴っていいですか。」

提督「殴りたきゃ殴れ」

 

ズギャ

 

明石「あーもう、私がなぜオコなのか説明しますね。」

提督「なんだよ、、、いや、すまねえ。たのむよ。」

 

明石「私たちの命は一度海に帰りました。」

提督「、、、そうだった、、、俺が悪い、あの時、戦略爆撃機の基地を取られちゃいけなかったんだ。」

 

「バン」

 

グワラゴワカキーンぐ( ´∀` )

 

提督「いてて、イテー」

オイ。地球一周しちまったじゃねーか。

 

明石「してません。ついでにいうとパイタッチしないでください。」

提督「え、俺してないよ、艤装点検してただけ。」

 

明石「艤装は禁止され、、、いや、すみませんでた。些末事したね。」

提督「、、、。それじゃあ説明の続きをしてよ。」

 

明石「俺が悪いとか、ポンコツだとか、いつもいってますよね、提督」

提督「事実だ。俺は有能な提督とは言えなかった。」

明石「でも、そうしたら、提督から生まれた私たちはポンコツってことになるんですよ。」

 

提督「っ」

明石「私たち、死んだ方がよかったっていうことになるんです。」

 

バーン

 

二人「大淀。扉」

大淀「はい大淀です。扉はあとで修理します。でも、聞いてください。」

 

二人「えっ。艦隊指揮任務。」

大淀「問題はありません。もうすませてますから。」

 

つかつかつか。

大淀は怒っていた。

 

大淀「小艦は無能ですか。貴方と戦った戦績、戦闘詳報統計を資料化しましょうか、提督。」

 

提督「なんだよ、つっかかるな。」

大淀「つっかかります。貴方は科学的に言っていません。感情でものを言っています提督」

 

提督「違う。俺はそうじゃなくて。」

二人「違、い、ま、せ、ん。」

 

痛い痛い痛い、おれのほっぺが伸びるからやめください。

っていうか、俺、提督なんだけど。

馬乗りになってほっぺのばすのやめろ。

 

明石「大淀さん、提督の発言記録を電子化して、統計化してくださいませんか。」

大淀「ここにあります。死にたい、ポンコツ、俺のせいで、ダメだ、俺は無能だ、それぞれの発言を日別、時間帯別に表にしました」

提督「おいっ、何の意味があるんだ。」

 

明石「あります。提督の自己評価を羅列したものだからです。」

大淀「私頑張りました。褒めてくださいませんか。」

 

提督「わけわからない。それは大淀の任務なのか。」

 

バーン

 

扉は全壊した。

 

長門「長門だ、失礼する。」

長門「なかなか楽しんでいる処、すまないな。」

三人「えっ。デバガメですか。」

 

長門「ちがう、そこはどうでもいい。聞け提督。統計化任務は私の指示だ。」

 

長門「貴様は科学的に可視化しないと聞いてくれないだろうと踏んだからな。」

提督「小職は許可してないんだが。」

 

大淀「提督、私さっき言いました。艦隊指揮任務は完了しましたと。問題ありません。」

提督「指揮系統。」

長門「特権例外だ。あと、大淀へのパイタッチはやめろ。」

 

提督「あっ、体が、、、気づいていなかったすまない。」

三人「ええええっ。」

 

明石「私記録します。認知の衰えと、自己評価が低い。と。あとパイタッチ。」

 

吹雪「失礼します。吹雪、任務完了しました。」

吹雪「みなさん、お茶が入りましたよ。お茶をどうぞ。

 

吹雪「あと、大淀さん、着衣の乱れ。」

大淀「、、、。」

 

※※

 

ずずず、、、

 

提督「つまり、科学的にいうと、俺の認知機能の衰えは、情動が俺の脳機能を阻害した結果ということか。」

明石「はい。」

 

大淀「吹雪さん、着衣はこれでいいですか。」

吹雪「はい、痴女艦さん。」

大淀「痴女艦、、、。」

 

大淀の眼鏡は定位置より5cm下方に位置している。

重力による仕事の結果であるが、端的に言うと「へぼめがね」化したのだろう。

 

吹雪「ハァハァ言ってたじゃないですか、馬鹿艦さん。」

三人「認めなさい。大淀。」

 

大淀「がーん。わたし、痴女艦で馬鹿艦だったのですか。」

 

提督「吹雪。」

吹雪「はい、上官侮辱による懲戒は覚悟しています。でも、問題はそこじゃあありません。発言許可をお願いします。」

 

提督「まあいい、許可する。」

長門「許可する。」

 

吹雪「司令が自分の事を馬鹿とか無能とか言う毎に、私の情動がおかしくなります。」

提督「馬鹿になるということか」

 

明石「結果、そうなります。」

吹雪「時に悲しくなって哀しくなって業務に差支えがるんです。何もできなくなって、何もしたくなるんです。」

提督「おまえ、、、」

吹雪「明石さんに相談済みです。」

 

提督「あ、、、。」

明石「そうです。提督の症状です。」

提督「なんでだよ、おれのせいか。やっぱりおれはここにいちゃだめなのか。」

 

キーン

 

提督は金的をやられた。

明石のクレーンは正確に機能していた。

さすが明石である。さすあか

 

 

明石「艦娘の特性としては、心が提督と連動しているんですかね。研究でもよくわかっていないんですが。」

提督「、、、。キンタマイテー」

三人「問題はそこじゃあありません。」

 

明石「これは心理学なんですが、心の伝搬効果ということです。」

提督「鏡面効果か。そういうのがあったな。スッカリ忘れてたよ、すまない吹雪。」

吹雪「今度デートしてくださいませんか。司令」

長門「却下だ。」

 

提督「俺はいいよ。許可。」

三人「えっ。」

 

吹雪「やったwww」

 

大淀「提督、具申します。もう二度と自分の評価を下げないでください。」

提督「努力はしてみるが約束はできないかもしれない。それでいいか。」

 

長門「長門、了解しました。」

明石「はい、明石、了解しました。」

大淀「大淀、了解しました。」

 

大井「大井だよー。りょーかーい。」

 

四人「わぁぉ。」

 

提督「さすが大井だな。吹雪、お茶お替りたのむ。大井のも含めて。」

 

吹雪「デートだデートだ嬉しいなっ。えへー。」

提督「駄目だこりゃ。吹雪行動不能につき、長門に移管」

 

長門「了解、私の腕はすごいぞ、なんせ金剛ゆずりだからな。」

明石「そうだったんですか、、、。」

長門「ああ。誰かに伝えたかったって。」

 

大淀「金剛さん、、、。」

 

それから皆は金剛の思い出話に華を咲かせた。

 

大淀に衝突した回数、吹雪との心温まる交流。長門は戦闘の思い出が、大淀はハレンチ行為がいかに凄かったかを語った。

 

話すことはいっぱいあったので、妖精さんに制止されるまで業務時刻のアラートに誰も気づいていなかった。

 

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