次の日、歩夢達は釧路から釧網本線に乗って知床へ向かった。
「あっ、あれが「しれとこ」ね。」
「乗ろう。」
歩夢としずく達は8時55分の快速「しれとこ」に乗って知床斜里へ向かった。
釧路と網走を結ぶ釧網本線の快速「しれとこ」は8時55分に釧路に発車し、遠矢、塘路、茅沼、標茶、磯分内、摩周、川湯温泉、緑、札弦、清里町、中斜里、知床斜里、止別、浜小清水、北浜、藻琴に停車し終着網走には11時48分に到着する。
「ん、あれこの男の子は。」
「どうしたの、かすみちゃん。」
「ねぇ、この男の子は事件と関係しているのかな。」
「ああ、それも考えられるわ。」
「うん。」
11時09分、快速「しれとこ」は定刻通り知床斜里に到着した。
「やっと、知床ね。」
「うん。」
「私も、一度は行きかったわ。」
と、しずくは言った。
「あっ、さっきの男の人は。」
「どうしたの、かすみちゃん。」
「ねぇ、さっきの人札幌駅で見たよ。」
「えっ、それ本当。」
歩夢は、すぐに南に連絡した。
「はい釧路公安室、ああなんだ歩夢ちゃんか。えっ!、現金輸送車襲撃犯と小学生と一緒に。」
「かすみちゃんがその男と一緒に知床に入るの、きっと犯人よ。」
「それで、歩夢ちゃん達は何処にいるんだ。」
「うん、今私は知床斜里に入るの。」
「うん、わかった、北海道警察に連絡してすぐ知床に向かうから。」
そして、南はこう推理した。
曙は友人と野球している時に、襲撃犯の逃走車を見つけ目撃され連れ去り、曙はその男と一緒に北海道へ向かった。
男と曙は上野発16時50分の寝台特急「北斗星1号」に乗って北海道へ向かった。
そして、仲間と思われる男が阿寒湖で殺害した。
男はもう1人の仲間がいるところに向かう。
「なるほど、明くんを誘拐して仲間を殺して逃げていたって事か。」
「そうだ。」
「班長、犯人はこの列車に乗ったと考えられます。」
「ほう。」
上野発16時50分 寝台特急「北斗星1号」に乗車
札幌着8時53分 下車
札幌発9時40分 特急「オホーツク3号」に乗車
網走着15時09分 下車
網走発15時40分 釧網本線に乗る
知床斜里着16時23分 下車
「なるほど、犯人はそれに乗ったのか。」
「ええ。」
「と言う事は、その誘拐犯が男を殺害した。」
「そうだ、犯人はこれを利用したのだよ。」
そして、釧網本線に乗って釧路へ行き、瀬島を阿寒湖で殺害した。
「そうか、誘拐犯の瀬島を奪った金を独り占めにしようとして殺害したのか。」
「そうだ。」
「わかったの、犯人は何処にいるか。」
「ああ、恐らく犯人は知床にいる筈だ。」
「よし、知床だ。」
と、南と高山と小海と高杉はパトカーに乗り、知床へ向かった。
「あっ、あなたは。」
「よくも秘密を見たな、生かしておけねぇな。」
「あっ、かすみちゃん。」
「助けて―。」
そこへ、高杉と南達がやって来た。
「そこまでだ!、沖谷。」
「な、何でここがわかったんだ。」
「くそー。」
そして、高山は沖谷とその手下を逮捕し、手錠をかけた。
「よかった、よかった、もう大丈夫よ。」
「あー、怖かったよ。」
小海顕を保護し曙を保護した。
「大丈夫か、かすみちゃん。」
「うん。」
「よかった、よかった、無事で。」
「ありがとう、南さん。」
「いいんだよ、それに歩夢ちゃん通報ありがとう。」
「ええ。」
こうして、歩夢の寝台特急「北斗星」の事件は解決した。
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劇中の列車時刻は平成4年のダイヤを利用しています