それでは…どうぞ!
クラスメイトside
騎士団員達のサポートがなくなり、続々と増え続けるポケモンたちにパニックを起こし、魔法を使いもせずに剣やら槍やら武器を振り回す生徒がほとんどである以上、もう数分もすれば完全に瓦解するだろう。生徒達もそれをなんとなく悟っているのか表情には絶望が張り付いていた。
誰もが、もうダメかもしれない、そう思ったとき……
光輝「――天翔閃!!」
純白の斬撃がポケモンたちを攻撃した。
光輝「皆! 諦めるな! 道は俺が切り開く!」
そんなセリフと共に、再び天翔閃が敵を切り裂いていく。光輝が発するカリスマに生徒達が活気づく。
メルド「お前達!今まで何をやってきた!訓練を思い出せ!さっさと連携をとらんか!馬鹿者共が!」
皆の頼れるメルド団長が天翔閃に勝るとも劣らない一撃を放ち、敵を次々と打ち倒す。
光輝「皆!続け!階段前を確保するぞ!」
光輝が掛け声と同時に走り出す。
ある程度回復した龍太郎がそれに続き、バターを切り取るようにポケモンたちの包囲網を切り裂いていく。
そうして、遂に全員が包囲網を突破した。背後で再び橋との通路が肉壁ならぬ骨壁により閉じようとするが、そうはさせじと光輝が魔法を放ち蹴散らした。
メルド(よし…なんとかこやつらを避難出来そうだな…あとはあの子たちだけ…………………………っ!!!?)
メルド団長がレイたちを呼ぼうとすると激しい光が迷宮を照らした。そして、光が晴れるとそこには銀色のメガメタグロスがいた。
メルド「何なんだ…アレはいったい…」
階段へと避難出来たクラスメイトたちまでもがその光景に驚いていた。それもそのはず、メタグロスが新たな姿で現れたのだから。
その光景に天之河光輝は訝しそうな表情をした。以前彼はチャンピオンであるレイと戦った。ダイゲンキとは違い、明らかにさらに強いポケモンだとわかってしまった。やはりあの戦いは『手加減』されていたとわかってしまったのだ。
光輝「………………くそっ!!」
拳を強く握り、遠すぎるレイの存在に彼は言葉を吐き捨てた。
天之河光輝 side out
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ハジメ「メガシンカ………まさかその姿を生で観られるなんて………」
恵理「ハジメ、メガシンカってなんなの?」
ハジメ「メガシンカってのは『進化を超えた進化』と言われているんだよ。一定で最終形態まで進化したポケモンがそれ以上進化することはないんだけど、メガシンカはその限界を超えた『ポケモンの進化』なんだよ。身体が成長し新たな姿となるのではなく、トレーナーと強い絆で結ばれたポケモンに、ある特定の条件下のみで発現しそして、メガシンカを遂げたポケモンは、通常の進化ではありえないパワーを発揮することができるようになると言われてるんだよ 」
雫「成る程ね…そして師匠のメタグロスがあの姿となった訳ね」
ハジメたちがメタグロスの方へ視線を向けるとカジリガメと睨み合いをしていた。
レイ「オイお前ら、時間が無いんだ…さっさと終わらせるぞ!」
3人「「「了解!!!」」」
レイ「チコリータ!『はっぱガッター』!!メタグロス!『コメットパンチ』!」
チコリータ「チッ………コ!」
メガメタグロス「メタッ!!」
カジリガメ「グオッ!!??」
効果抜群であるはっぱガッターとメタグロスの特性『かたいツメ』の効果により強力なコメットパンチがカジリガメを襲った。
するとカジリガメが赤い巨大な膜『ふしぎなバリア』を貼った。
雫「何……あれ……?」
レイ「野生のダイマックスポケモンが使うバリアみたいなものだ!攻撃してバリアをぶっ壊すぞ!」
恵理「了解!ゲンガー!『マジカルシャイン』!」
ゲンガー「ゲンッッッガ!!」
雫「エルレイド!『インファイト』!」
エルレイド「エルッッッ!!」
カジリガメ「グルァ!!?」
エルレイドのインファイトとゲンガーのマジカルシャインによってバリアにダメージを与えていく。
カジリガメ「グラァァァァァァァ!!!」
カジリガメも負けじとカジリガメの技、キョダイガンジンを出す。
メガメタグロスは躱すことが出来たが、チコリータとエルレイドとゲンガーは躱すことが出来ずその場から動けなかった。
ハジメ「錬成!!」
しかし、ハジメの錬成で盾を作り、3匹のポケモンを守った。しかし、ダイマックス技はデカ過ぎるためハジメの錬成で作った盾が壊れて、3匹のポケモンに攻撃が当たってしまった。
ハジメ「くっ……すいません…」
レイ「いや、ハジメのおかげでダメージが軽減出来た。助かったぜ、ハジメ」
恵理「ナイスファイトだぜハジメ!」
ハジメ「レイさん……中村さん………」
雫「油断しないで!まだバトルは終わってないわよ!」
レイ「そうだな!だかそろそろバリアがぶっ壊れる頃だ!チコリータ!『ソーラービーム』の準備だ!メタグロス!『アームハンマー』!」
メガメタグロス「メッ………タ!!」
チコリータは光を吸収し始め、どんどん光が集まってきた。
恵理「ゲンガー!『シャドーボール』!」
ゲンガー「ゲェェェェンガッ!!」
ゲンガーのシャドーボールが当たりそして……
パリーン!
カジリガメのバリアが壊れた。
レイ「今だ!バリアが壊れた今、カジリガメは今防御力と特防が下がってる!今のうちに攻撃するんだ!」
雫「わかったわ!エルレイド!『インファイト』!」
エルレイド「エルッッッ!!!」
カジリガメ「グラァァァァァァァ!!????」
強烈な攻撃がカジリガメを襲い、大ダメージが入った。
レイ「トドメだ!チコリータ!『ソーラービーム』をぶっ放せ!!!」
チコリータ「チィィ………コォォォォォ!!!!」
光が溜まり、チコリータのソーラービームがカジリガメに当った。そして……
カジリガメ「グッッッラァ……」
ドシン!とともにカジリガメはその場に倒れた。
雫「勝った………の?」
恵理「動かない……よね?」
しばらく沈黙が流れ……そして………
三人「「「やったぁぁぁぁ!!!!!!」」」
雫と恵理とハジメはハイタッチを決めた。
レイ「ふっ、よくやったなお前ら…ナイスファイトだぜ」
恵理「レイ兄ぃもナイスファイトだったぜ!」
雫「師匠…お疲れ様」
ハジメ「レイさん…お疲れ様です!」
そんな光景をクラスメイトたちは眺めていた。
メルド「やっぱり彼らは凄いな……あんな巨大な魔物を倒すなんて………」
香織「よかった……みんな無事で……」
鈴「流石チャンピオンたちだね。私たちも頑張らないと」
香織「うん……そうだね……」
とクラスメイトたちが驚きをみせていた。
雫「さて、そろそろ戻りましょ。橋が壊れるかもしれないわ」
恵理「そうだね、早く避難した方が良いかもね」
レイ「ああ……そうだな…………あれ?」
ハジメ「? どうしたんですか?レイさん?」
レイ「
するとカジリガメの目がカッと開いた。
レイ「っ!!?オイ!急いで逃げるぞ!まだ終わってない!」
ハジメ「えっ!?」
カジリガメ「グラァァァァァァァ!!!!」
カジリガメが動き出したことで橋に大きなヒビが入っていった。
雫「不味いわ!橋が崩れる!!」
恵理「レイ兄ぃ!ハジメ!急いで!」
レイ「ああ!わかった!」
メルド「お前たち!急いで逃げろ!こちらでカジリガメを足止めする!前衛組!魔物どもを寄せ付けるな!後衛組は遠距離魔法準備!アイツらが離脱したら一斉攻撃するぞ!」
メルド団長も彼らの危機を感じたのかクラスメイトたちに指示を送る。そして、後衛組は遠距離魔法の準備をし始めた。
しかしその奥で、ほの暗い笑みを浮かべた奴がいた。
一方その頃、レイたちは階段に向かって走り続けていた。地面が破裂するように粉砕されカジリガメが咆哮を上げてレイたちを追いかける様に動き出す。その眼に、憤怒の色が宿っていると感じるのは勘違いではないだろう。
カジリガメ「グルァァァァァァァァァァ!!!」
再び咆哮を上げ、さらに橋にヒビが入りもう橋は限界だった。
レイ「くっ…間に合うか…?」
レイがそんなことを考えていると…
メルド「お前たち!早くこっちにこい!魔法を一斉に放ってカジリガメを足止めする!」
メルド団長が大きな声でそう言った。
レイ「っ!!メルドさん…わかりました!」
その言葉を聞き、四人はさらに足を速めた。
メルド「今だ!打て!!!!!」
メルド団長がそう言うと一斉に魔法が放たれた。
夜空を流れる流星の如く、色とりどりの魔法がカジリガメを打ち据える。ダメージはやはり無いようだが、しっかりと足止めになっていた。
ハジメ「………うわっ!」
ハジメは上を観ていたせいか転んでしまった。
レイ「ハジメ!?大丈夫か?」
ハジメ「いてて……すいません…レイさん…ありがとうございます」
レイ「気をつけろよ、さあ…帰ろうぜ…」
そう言ってレイはハジメに手を差し伸ばした。
ドカァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!
無数に飛び交う魔法の中で、一つの火球がクイッと軌道を僅かに曲がり、ハジメに当たった。
レイ「っ!?ハジメ!」
レイは夢中で手を伸ばす。しかしその手は届かず何もない空気を掴んだ。
レイ「ハジメェェェェェェェェェェェェェェ!」
ハジメはカジリガメと共に奈落の底へと落ちていった。
如何でしたでしょうか?
奈落へ落ちたのはハジメくんだけでした。
はてさて彼は原作通り魔王になってしまうのか!そしてハジメハーレムを作ってしまうのか!(タグでもうバレてる)
次回もお楽しみに!
タイトルどれがいいですか?
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ありふれた職業と携帯獣
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ありふれた携帯獣と絶対王者