ありふれた携帯獣と絶対王者   作:零の世界

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描き終わった!
それでは…どうぞ!!!


ステータスプレート

ハジメ「アル…セウス?」

 

初めて聞くポケモンに3人は戸惑いを隠せなかった。

 

雫「師匠…何なの?そのポケモン?」

 

レイ「アルセウスは始まりのポケモン。なにもない所から宇宙が生み出し、この世界を創り、分身によって時間と空間が生まれた。そして海や陸が生まれ様々な生物生まれたんだ。それが人やポケモンだよ」

 

恵理「ちょっと待って…アルセウスが世界を作ったってことは…エヒトって神は!」

 

レイ「その通り…アルセウスを倒し、あろう事か世界を破滅にもたらそうとしたポケモン…そんな言いがかりをした…クソッタレな偽神だよ」

 

レイそこまで言うと3人も怒りが込み上げてくる。

 

レイ「ともかく今はこの戦争に参加しようと俺は思う…今日はもう遅い…解散してまた後日話そう」

 

3人は頷き、お開きとなった。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

翌日から早速訓練と座学が始まった。

 

まず、集まった生徒達に十二センチ×七センチ位の銀色のプレートが配られた。不思議そうに配られたプレートを見る生徒達に、騎士団長メルド・ロギンスが直々に説明を始めた。

 

騎士団長が訓練に付きっきりでいいのかとも思ったハジメだったが、対外的にも対内的にも〝勇者様一行〟を半端な者に預けるわけにはいかないということらしい。

 

 

メルド「よし、全員に配り終わったな? このプレートは、ステータスプレートと呼ばれている。文字通り、自分の客観的なステータスを数値化して示してくれるものだ。最も信頼のある身分証明書でもある。これがあれば迷子になっても平気だからな、失くすなよ?」

 

非常に気楽な喋り方をするメルド。彼は豪放磊落

な性格で、「これから戦友になろうってのにいつまでも他人行儀に話せるか!」と、他の騎士団員達にも普通に接するように忠告するくらいだ。

 

クラスのみんなもその方が気楽で良かった。遥

か年上の人達から慇懃な態度を取られると居心地が悪くてしょうがないのだ。

 

メルド「プレートの一面に魔法陣が刻まれているだろう。そこに、一緒に渡した針で指に傷を作って魔法陣に血を一滴垂らしてくれ。それで所持者が登録される。 〝ステータスオープン〟と言えば表に自分のステータスが表示されるはずだ。ああ、原理とか聞くなよ? そんなもん知らないからな。神代のアーティファクトの類だ」

 

光輝「アーティファクト?」

 

メルド「アーティファクトって言うのはな、現代じゃ再現できない強力な力を持った魔法の道具のことだ。まだ神やその眷属達が地上にいた神代に創られたと言われている。そのステータスプレートもその一つでな、複製するアーティファクトと一緒に、昔からこの世界に普及しているものとしては唯一のアーティファクトだ。普通は、アーティファクトと言えば国宝になるもんなんだが、これは一般市民にも流通している。身分証に便利だからな」

 

なるほど…と頷き生徒達は、顔を顰めながら指先に針をチョンと刺し、プクと浮き上がった血を魔法陣に擦りつけた。すると、魔法陣が一瞬淡く輝いた。ハジメも同じように血を擦りつけ表を見る。

 

南雲ハジメ 17歳 男 レベル:1

天職:錬成師

筋力:10

体力:10

耐性:10

敏捷:10

魔力:10

魔耐:10

技能:錬成・言語理解

 

とこんな様に表示された。

 

まるでゲームのキャラにでもなったようだと感じながら、ハジメは自分のステータスを眺める。他の生徒達もマジマジと自分のステータスに注目している。

 

メルド団長からステータスの説明がなされた。

 

メルド「全員見れたか? 説明するぞ? まず、最初にレベルがあるだろう? それは各ステータスの上昇と共に上がる。上限は100でそれがその人間の限界を示す。つまりレベルは、その人間が到達できる領域の現在値を示していると思ってくれ。レベル100ということは、人間としての潜在能力を全て発揮した極地ということだからな。そんな奴はそうそういない」

 

 どうやらゲームのようにレベルが上がるからステータスが上がる訳ではないらしい。

 

メルド「ステータスは日々の鍛錬で当然上昇するし、魔法や魔法具で上昇させることもできる。また、魔力の高い者は自然と他のステータスも高くなる。詳しいことはわかっていないが、魔力が身体のスペックを無意識に補助しているのではないかと考えられている。それと、後でお前等用に装備を選んでもらうから楽しみにしておけ。なにせ救国の勇者御一行だからな。国の宝物庫大開放だぞ!」

 

メルド団長の言葉から推測すると、魔物…ポケモンを倒しただけでステータスが一気に上昇するということはないらしい。地道に腕を磨かなければならないようだ。

 

メルド「次に天職ってのがあるだろう? それは言うなれば才能だ。末尾にある技能と連動していて、その天職の領分においては無類の才能を発揮する。天職持ちは少ない。戦闘系天職と非戦系天職に分類されるんだが、戦闘系は千人に一人、ものによっちゃあ万人に一人の割合だ。非戦系も少ないと言えば少ないが……百人に一人はいるな。十人に一人という珍しくないものも結構ある。生産職は持っている奴が多いな」

 

ハジメは自分のステータスを見る。確かに天職欄に錬成師とある。どうやら錬成というものに才能があるようだ。

 

ハジメ達は上位世界の人間だから、トータスの人達よりハイスペックなのはイシュタルから聞いていたこと。なら当然だろうと思いつつ、口の端がニヤついてしまうハジメ。自分に何かしらの才能があると言われれば、やはり嬉しいものだ。

 

しかし、メルド団長の次の言葉を聞いて喜びも吹き飛び嫌な汗が噴き出る。

 

メルド「後は……各ステータスは見たままだ。大体レベル1の平均は10くらいだな。まぁ、お前達ならその数倍から数十倍は高いだろうがな! 全く羨ましい限りだ! あ、ステータスプレートの内容は報告してくれ。訓練内容の参考にしなきゃならんからな」

 

明らかに普通のステータスに冷や汗が流れてた。

すると二人がやってきた。

 

雫「ハジメ、貴方のステータスはどうだった?」

 

恵理「お互いに見せ合いしようぜ」

 

ハジメ「うん…そっちはどうだった?」

 

雫「私のはこれよ」

 

 

八重樫雫 17歳 女 レベル:1

天職:剣士

筋力:130

体力:100

耐性:80

敏捷:120

魔力:75

魔耐:100

技能:剣術[+斬撃速度上昇][+抜刀速度上昇][+無拍子]・縮地[+爆縮地][+重縮地][+震脚][+無拍子]・先読[+投影]・気配感知・隠業[+幻撃]・言語理解

 

 

恵理「そして僕のはこれだね」

 

 

中村恵理 17歳 女 レベル:1

天職:降霊術師

筋力:50

体力:80

耐性:60

敏捷:70

魔力:150

魔耐:100

技能:降霊術適正[+魔力効率上昇][+発動速度上昇][+遠隔操作]・闇属性適性・言語理解

 

 

ハジメ(2人ともすごいなぁ…さすがジムリーダー候補ってことか)

 

恵理「因みにハジメのは……………………なんか…ごめん」

 

雫「大丈夫よ、ハジメにはポケモンの知識に関してはすごいから」

 

ハジメ「うっ…二人の優しさが痛い…でもありがとう」

 

恵理「ところで…レイ兄ぃはどうだったんだろう?」

 

雫「そうね…師匠はどこに…………いた」

 

レイはステータスプレートを眺めていた。

 

3人はレイの側へと駆け寄った。

 

恵理「レイ兄ぃ〜ステータスどうだった?」

 

レイ「・・・・・・・・・・」

 

しかしステータスプレートを見たまま反応がなかった。

 

雫「? 師匠どうしたの?ステータスプレートみたまま固まって?」

 

しかし反応がない。

 

恵理「レイ兄ぃどうしたんだろう…まあいいやステータス見させてもらうね〜」

 

そう言って3人はレイのステータスプレートを覗いた。

 

雫、恵理、ハジメ「「「………………………………はぁ!!!???」」」」

 

レイのステータスプレートをみた瞬間驚き…開いた口が塞がらなった。

 

メルド「全員見れたか?それじゃあ確認して行くぞ。」

 

メルド団長の呼びかけにステータスの報告をしに光輝が前に出た。

 

 

天之河光輝 17歳 男 レベル:1

天職:勇者

筋力:100

体力:100

耐性:100

敏捷:100

魔力:100

魔耐:100

技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解

 

 

メルド「ほお~、流石勇者様だな。レベル1で既に三桁か……技能も普通は二つ三つなんだがな……規格外な奴め! 頼もしい限りだ!」

 

光輝「いや~、あはは……」

 

団長の称賛に照れたように頭を掻く光輝。

 

そしてクラスメイトのステータスを確認し、規格外のステータスばかり確認してきたメルド団長の表情はホクホクしている。多くの強力無比な戦友の誕生に喜んでいた。

 

そしてハジメの番となり、ステータスプレートを確認した。

 

その団長の表情が「うん?」と笑顔のまま固まり、ついで「見間違いか?」というようにプレートをコツコツ叩いたり、光にかざしたりする。そして、ジッと凝視した後、もの凄く微妙そうな表情でプレートをハジメに返した。

 

メルド「ああ、その、なんだ。錬成師というのは、まぁ、言ってみれば鍛治職のことだ。鍛冶するときに便利だとか……」

 

歯切れ悪くハジメの天職を説明するメルド団長。

 

その様子にハジメを目の敵にしている男子達が食いつかないはずがない。鍛治職ということは明らかに非戦系天職だ。クラスメイト達全員が戦闘系天職を持ち、これから戦いが待っている状況では役立たずの可能性が大きい。

 

檜山大介が、ニヤニヤとしながら声を張り上げる。

 

檜山「おいおい、南雲。もしかしてお前、非戦系か? 鍛治職でどうやって戦うんだよ? メルドさん、その錬成師って珍しいんっすか?」

 

メルド「……いや、鍛治職の十人に一人は持っている。国お抱えの職人は全員持っているな」

 

檜山「おいおい、南雲~。お前、そんなんで戦えるわけ?」

 

檜山が、実にウザイ感じでハジメと肩を組む。見渡せば、周りの生徒達――特に男子はニヤニヤと嗤っている。

 

ハジメ「さぁ、やってみないと分からないかな」

 

檜山「じゃあさ、ちょっとステータス見せてみろよ。天職がショボイ分ステータスは高いんだよなぁ~?」

 

そう言ってハジメのステータスプレートを奪い取る。

 

檜山「ぶっはははっ~、なんだこれ! 完全に一般人じゃねぇか!」

 

斉藤「ぎゃははは~、むしろ平均が10なんだから、場合によっちゃその辺の子供より弱いかもな~」

 

近藤「ヒァハハハ~、無理無理! 直ぐ死ぬってコイツ! 肉壁にもならねぇよ!」

 

次々と笑い出す生徒に香織が憤然と動き出す。しかし、ある一人の少女がハジメのステータスプレートを奪えかえした。

 

雫「やめなさい。非戦闘職なんだから戦うかどうかは彼次第でしょ?人には個性というものがあるのだからアナタに彼をバカにする権利はないわ」

 

そう言ってハジメにステータスプレートを返す。

 

メルド「そうだ!錬成師だって武器を調整したり、生産したりする大事な職業だ!」

 

そう言ってメルド団長がフォローを入れる。

 

檜山「……………ちっ」

 

舌打ちをしその場を去っていく。

 

メルド「すまなかったな…坊主」

 

ハジメ「いえ…大丈夫ですよ…ありがとうございます」

 

ハジメは素直に2人にお礼を言った。

 

メルド「そして残るは…君か…」

 

未だにステータスプレートを見て固まっているレイがいた。

 

雫「……………………チコリータ」

 

チコリータ「チコ!」

 

チコリータはフードから飛び出しレイに体当たりした。

 

レイ「フゲッ!………ハッ!俺は今まで何を?」

 

ようやく目が覚めたのかレイが起きた。

 

メルド「次は君の番だ…見せてくれ」

 

レイ「あっ……ハイ…どうぞ」

 

レイはメルド団長にステータスプレートを見せた。

 

 

レイ 22歳 男 レベル:1

天職:絶対王者

筋力:2000000

体力:8000000

耐性:4000000

敏捷:2000000

魔力:1000000

魔耐:4000000

技能: 全属性適性・全属性耐性・物理耐性・気配感知・魔力感知・回避・創造者の加護・加護者の召喚・背面取り・言語理解

 

 

メルド「・・・・・・・・・・・」

 

メルド団長は目を擦る…再び見る…目を擦る…を何回か繰り返した。

 

メルド「(オール)七桁…だと…!?」

 

流石に規格外過ぎてこの場の全員が驚きを隠せなかった。

 

レイ「………何でこうなったと思う?」

 

レイは雫と恵理に顔を向けた。

 

雫、恵理「「チャンピオンだからでしょ」」

 

レイ「えぇ…(困惑)」

 

愛子「流石チャンピオンですね…私だって南雲くんと同じ非戦系? とかいう天職ですし、ステータスだってほとんど平均ですよ」

 

そう言ってステータスプレートを見せる。

 

 

畑山愛子 25歳 女 レベル:1

天職:作農師

筋力:5

体力:10

耐性:10

敏捷:5

魔力:100

魔耐:10

技能:土壌管理・土壌回復・範囲耕作・成長促進・品種改良・植物系鑑定・肥料生成・混在育成・自動収穫・発酵操作・範囲温度調整・農場結界・豊穣天雨・言語理解

 

 

レイ「…………先生もチートじゃねーか…」

 

愛子「え?」

 

このステータスをみてハジメは膝から崩れおちた。それを雫、恵理、香織が慰めていた。

 

光輝「……………何であいつらばっかり…」

 

遠くで見ていた少年はその光景を忌まわしく思っていた。




初のポケモンバトル次の予定でしたが、今回結構長くなっちゃったので残念ながら延期です。多分ですけど次の次辺りですね。
次回もお楽しみに

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  • ありふれた職業と携帯獣
  • ありふれた携帯獣と絶対王者
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