ラブライブ!スーパースター!! 赤と青の双星   作:松兄

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お泊り会②

 俺は自分の耳を疑った。今四季はなんと言った………?

 

「この布団で3人一緒に寝る……?」

 

 マジで言ってるのか……?

 

メイ「ほら、布団入れよ。電気消すぞ……「ちょ、ちょっと待て!!」何だよ?」

 

 何の疑問も持たずにメイが布団に入るように促してくる。いやいや!

 

「いやおかしいだろ!?何でそんな自然な流れで寝ようとしてるんだ!俺たち高校生!男と女!!分かる!?」

 

 俺がそう言うと、四季とメイはキョトンとした顔を見合わせ、

 

メイ「何当たり前の事言ってんだ?」

 

四季「どうかした………?」

 

 あれぇ?! 何その「コイツ何言ってんだ?」みたいな表情。俺がおかしいのか!?

 

 なんか俺が間違ってるみたいな気がしてくる。

 

「だったら俺はリビングのソファで寝るから」

 

 変な気になったら洒落にならんし……、何より2人と同じ布団で寝て襲わない自信がない。

 

 俺はリビングに降りようと部屋を出ようとする。――と、

 

メイ「四季!!」

 

「っ!!」

 

 すると突如として首筋にビリッと痛みが走り、そのまま俺の意識は遠退く。

 薄れゆく意識の中、最後に覚えているのは笑顔を浮かべる2人の顔だった。

 

 

 

 

 

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

 

「う〜ん………ハッ!」

 

 意識がなんとか戻ってきて目を覚ます。部屋は既に暗く、もう深夜である事が伺えた。

 

(……何があったんだっけ?)

 

 記憶が飛んでる……。なんとか思い出そうとすると、腕になにかが絡みついてる感覚がした。

 

(なんだ……?)

 

腕を動かすと、

 

ムニュッ

 

?「ァンッ……」

 

 

柔らかい感触と喘ぎ声。「まさか!?」と、声のした方を見ると、四季が俺の右腕をガッチリとホールドした体勢で抱きついて眠っていた。

 反対側を見ると、左腕もメイが同じくホールドして眠っている。

 

(っ//// 〜〜〜〜っ!!)

 

 この体勢まず過ぎるだろ……。っ!まさかの既に……!

 自分の身体に意識を向けるが、変な感覚はしない。

 

(事後でないと……。でも、この状況はマズい!)

 

俺がホールドを解こうと腕を抜こうとすると、

 

四季「んん……ギュッ」ムニュウ

 

 四季が抱きつく力を強めてきた。その際に俺の腕が四季の女の娘の2つのお山に押し付けられる。

 

 柔らかい………///

 

 そんな考えが頭をよぎるが、必死に振り払う。

 

(くっ、こっちはダメか。なら先にメイから………)

 

 今度はメイの方の腕を気付かれぬようにゆっくりと動かし脱出を試みる。――が、

 

メイ「アッ……//」

 

(メイさぁあぁあああんっ!?そんな艶めかしい声で喘がないでくれますかねぇ?!こちとら理性が限界越えちまうんですけどおっ!)

 

 それでも脱出しようとすると、

 

メイ「んん……ギュ~ッ!!」

 

 メチャクチャしがみついてくるんだけど……。っていうか―――、

 

2人とも…意外と胸あるんだな……」ボソッ

 

 俺が小倉でぼそっと呟くと、何故かホールドする力が少し弱くなった。

 

(これ、起きてるのか……?)

 

 なにはともあれコレはチャンス!! 俺は緩んだ隙に急いで腕を引き抜いてホールドから脱出。

 布団から出ようとした。――が、

 

四季「ナギサ…私のことも見てよ。大好き…だよっ……」ボソッ

 

(っ!?)

 

 寝言だよな?でも…今………。

 

「俺のこと……好きって言ったよな………?」

 

(いや、なんで!? そんな素振り全く……ん?)

 

俺が思い返すと、

 

ー 今朝 ー

 

『っ!?/// か、カワイイ………』

 

四季『フェッ!?///』

 

 

(まさかあのときの赤面は好きな人に可愛いって言われて恥ずかしいのと一緒に嬉しかったから?)

 

 俺だって好きな人からカッコいいって言われたら嬉しいし顔赤くなるかもしれん。

 

 

 

 この男、ここまでされてようやくである。マジで女子からしたら地獄に落ちたほうがいいと思われても仕方ない。

 

(四季………)

 

 ともあれ、ここで渚は四季の気持ちに気づいた。

 

メイ「んん……ナギぃ………っ」

 

(!! メイ……まさかメイも!?ど、どうしたら……はぁ、でも、今日くらいは良いか)

 

 俺は脱出できたが、自らの意思で再び布団に戻ると四季とメイの頭を優しく撫でてやった。

 

メイ・四季「「エヘヘへ……ムニャ」」スゥスゥ…

 

 俺………とんだ馬鹿野郎だったみたいだな。2人の気持ちに、ここまでされなきゃ気付かないなんて………。

 

 2人の事、もうちょっと見てやれるように頑張るか。

 

 

 ――そして朝になり、2人が起床。態度からしたら、どうやら昨日の夜は起きてはいなかった。

 

 完全に寝言だったらしい。

 

 俺は、2人にある事を提案した。

 

「……四季、メイ、写真撮らねぇか? 久々に……」

 

メイ「おっ!! さんせー!!」

 

四季「私も賛成。 でも急にどうしたの?」

 

「………別に///」

 

 真っ赤になった顔を背ける俺。不味い、昨日の夜のせいで二人のことまともに見れねぇ……でも、

 

四季「?」

 

 そしてカメラをセットしてタイマーをかける。

 

メイ「ナギ真ん中な!!」

 

四季「メイもう少し寄って」

 

 そして、ランプが点滅し、

 

「メイ! 四季!!」ガバッ

 

メイ・四季「「わっ!?」」

 

パシャッ!!

 

 俺が勇気を出して2人を抱き寄せた瞬間シャッターが切られる。

 

メイ「ナギ……?」

 

四季「なんかいつもと違う」

 

 そんな俺のいつもと違う様子に2人は困惑する。

 

「なんでもねぇよ!! ほら、朝飯食うぞ。今日もどうせ出かけるんだろ?」

 

メイ「なんだよ〜? 何があったんだよ?(でも、悪い変化じゃない………)」

 

四季(むしろ……凄く心地良い。いい方向に変わった?)

 

 そして笑う男子と、戸惑いながらも笑顔を見せる2人。

 写真には、女の娘2人の肩を抱き、笑顔で顔を寄せ合う男子を含む3人の姿が映っていた。

 

 

 

ー 続く ー




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