可可先輩の故郷、上海でのフェスから帰国し数日後、結ヶ丘も夏休が明けて今日からまた学校が始まる。
マルガレーテ「……………………」
マルガレーテは、スマホで上海フェスの時の動画を見ていた。あのライブは、マルガレーテが敵だと言っていたLiella!と一緒に歌ったライブ。だが、色々と思うところがあったようだ。
マルガレーテ(………あのライブ、あの感覚は…一体)
マルガレーテが教室に向かう途中、中庭で冬毬が踊っていた。
マルガレーテ(冬毬……?)
―― ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ――
冬毬(…………あのライブ)
すると、
マルガレーテ「冬毬」
冬毬「あっ、マルガレーテ……どうかしましたか?」
マルガレーテ「いや、その振り……上海フェスの時のよね?」
冬毬「イメージトレーニングしてただけです。失礼します」
冬毬は行ってしまった。
マルガレーテ「……………」
――すると、
メイ「マルガレーテ、おはよ!」
四季「グッモーニン」
きな子「おはようっす!!」
「3人とも、あのフェスからもう完全にマルガレーテを認めたな……」
マルガレーテ「笑ってないで止めなさいよ!!」
「悪い悪い」
マルガレーテ「まったく……、それより……馴れ馴れしくしないでくれる!?Liella!は私にとって敵なんだから!!」
マルガレーテは「フン!」と吐き捨てると教室に向かっていく。
「やれやれ……」
メイ「相変わらずだな」
四季「でも、確実にマルガレーテちゃんの意識は変わってきてるはず。去年と変わらなかったら、ブッツケ本番であんなに良いパフォーマンスは不可能」
きな子「そうっすよね!分からないっすけど、心の奥ではきな子たちを信頼してくれてたからあんなパフォーマンスができたんだと思うっす!」
「そうだな……その通りだ」
――そして、理事長室にかのん先輩と千砂都先輩が呼び出されていた。
理事長「さて、今度のラブライブ!ですが、毎年の通り大会規定ででられるのは1校につき1グループのみ。事情があって2グループに分かれているのは知っていますが、どちらかは出られないことになります」
かのん「はい。分かってます」
千砂都「私もです」
理事長「生徒たちからは2グループとも人気を集めているのは知っていますがらそろそろ決めなければなりません。グループ対抗で、対決してもらい、勝った方を今年度の結ヶ丘代表とします。もしもその前にグループを統合するということなら、問題はないのでいつでも言ってください」
かのん・千砂都「「はい!!」」
そして放課後、Liella!の2年生はトマカノーテの3人を偵察に来ていた。
「偵察で弱みを握るって……」
きな子「なんか卑怯な気がするっす……」
メイ「そんな事言ってる場合か!」
四季「後はかのん先輩がいるときのデータを取れれば……」
ライカ「あんたたちね……」
陽菜「そのかのん先輩は?」
すると、
紗夜「あれ?みんな」
陽菜「紗夜!」
陽菜が紗夜に抱きつく。
紗夜「わっ、と!様子見に来たの?」
「おう。かのん先輩は?」
紗夜「かのん先輩なら……」
きな子「あっ、千砂都先輩からメールっす」
千砂都『かのんちゃん今日休みなんだって。なんか家の水道が水漏れしたらしくて』
きな子「休み!?」
紗夜「うん」
すると――、
すみれ『じゃあそのままマルガレーテと冬毬ちゃんを勧誘してきなさい。そのまま解決ギャラクシーよ!』
夏美「何が解決ギャラクシーですの!!」
紗夜「すみれ先輩は相変わらずみたいだね……」
「いい人ではあるんだけどな」
メイ「でも、たしかにここで仲間にできるなら問題ない……」
四季「夏美ちゃん、Go」
夏美「な、なんで夏美が!?」
四季「だって、冬毬ちゃんと姉妹だし」
メイ「話しやすいだろ?」
夏美「い、いや……姉妹だからこそ言いにくいと言うか……」
すると、去年のLiella!1年生北海道合宿のときの夏美トラウマの強制ランニングマシンを取り出すきな子や四季たち。
夏美「ちょっとーー!!?」
そして夏美を無理矢理動かして勧誘を仕掛けるLiella!だが、結果はだめだった。
冬毬ちゃんは夏美の覚悟が本物かを確かめるには合流は時期尚早。
マルガレーテは『Liella!は敵』というスタンスを崩さない。
だが、2人の態度は上海フェスの前とは違い明らかに軟化。迷いの様な物も見られた。
(これは……何かきっかけがあればあと一押しで行ける気がするんだが………)
― つづく ―
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