ラブライブ!スーパースター!! 赤と青の双星   作:松兄

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揺れる気持ち

――かのんの家

 

かのんは、家の水道を工具弄っていた。そして、

 

かのん「よっしゃあ!水漏れ止まったぁ!!」

 

ありあ「流石お姉ちゃん!」

 

かのん「任せて!……って!なんで私がやってるの!?」

 

ありあ「私文系だから……」

 

かのん「関係ある!?」

 

憤慨するかのん。

 

かのん「はぁ、こういうのいつもお父さんがやってくれてたんだなぁ……」

 

かのん母「私もこう言うの苦手で。ありがとうねかのん」

 

かのん「……美味しい夜ご飯期待してま〜す」

 

 

 

そこへ、マルガレーテが帰ってきた。

 

かのん「あっ、お帰り……?」

 

マルガレーテ「………………」

 

かのん「ごめんね?今日練習抜けちゃって……」

 

マルガレーテ「構わないわ……」

 

かのん「? 機嫌ナナメ?」

 

 

 

その頃――、

 

夏美「冬毬、少し話が……」

 

冬毬「今宿題をやってるところです。後にしてください」

 

夏美「……わかったんですの」

 

夏美は諦めて自室に戻るが、冬毬は宿題はやっておらず、アクアリウムで飼っているクラゲを見ていた。

 

冬毬(……………あのライブ)

 

 

 

 

 

コンコン

 

マルガレーテ「!!」

 

マルガレーテは上海フェスを見ていたスマホを音を切って枕の下に隠す。

 

かのん「ちょっといい?」

 

マルガレーテ「なによ……」

 

かのん「お父さんから調べもの頼まれちゃって」

 

マルガレーテ「………どうぞ」

 

かのん「ごめんね?」

 

かのんは部屋に入ると本棚を見て目的の本を探す。

 

かのん「え〜っと……どれだ〜?この辺りだと思うんだけど……」

 

マルガレーテ「早くしてよね」

 

かのん「……………マルガレーテちゃん、Liella!に誘われたんだって?」

 

マルガレーテ「っ!!千砂都先輩から聞いたの? 分かってるとは思うけど、私はLiella!と一緒にならない。私の目的は……」

 

かのん「Liella!を倒して、ラブライブ!で優勝。でしょ?」

 

マルガレーテ「っ!………ふん!」

 

すると、

 

かのん「あ、あった!たぶんこれだ。じゃあバイバーイ」

 

かのんが部屋から出ていこうとすると、

 

マルガレーテ「ちょっと!」

 

かのん「?」

 

マルガレーテ「かのんはそれで良いと思ってるの……?」

 

かのん「なんで?」

 

しばらくお互いに沈黙すると、

 

かのん「ねぇ、マルガレーテちゃん」

 

マルガレーテ「なによ……っ!?」

 

かのんがマルガレーテに飛びつく。

 

かのん「今度、冬毬ちゃんと紗夜ちゃんを家に呼んでみない?」

 

マルガレーテ「はぁ!?」

 

かのん「例えば、お泊り会とか!」

 

マルガレーテ「なによ急に……」

 

かのん「ふふっ。上海で言えなかったこともたくさんあるだろうし、一度ゆっくりあたしたちだけでお話してみようよ!不器用な者同士で」

 

マルガレーテ「!! ふん!別に良いけど!!」

 

 

 

――翌日・Liella! Side ――

 

きな子「3人でお泊り会?」

 

可可「なんて楽しそうな!イベント!!」

 

夏美「そう言えば冬毬から聞きましたの」

 

陽菜「あたしも紗夜から聞いた」

 

千砂都「かのんちゃん、4人でちゃんと話す機会作ろう……って思ったんだろうなぁ」

 

メイ「かのん先輩なら、冬毬とマルガレーテの心に寄り添って、解決策を見つけてくれそうだ」

 

「そうだな」

 

――すると、

 

陽菜「……かのん先輩ってそんなことまでできるの?」

 

ライカ「とんでもない人ね」

 

四季「一部の人の間では教祖と呼ばれてる」

 

奏・陽菜・ライカ「「「教祖!?」」」

 

すみれ「四季、メタ発言は辞めなさい」

 

夏美「でも、かのん先輩の影響力が絶大なのは事実ですの」

 

恋「二人の気持ちが少しでも変わると良いのですが……」

 

皆に沈黙が流れる。

 

 

千砂都「――いつか11人に。でも、今は急がず焦らず、あの2人の気持ちも大事にしていこう?さっ、練習!!」

 

 

 

そして、今日もLiella!の練習が始まった。

 

 

― つづく ―




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