――後日、
かのん「いらっしゃ〜い!」
冬毬「おじゃまします……」
かのん「遠慮しないで?」
マルガレーテ「狭いところだけど」
ありあ「あら!? 言うね……」
紗夜「マルちゃん、居候させてもらってそれは無いんじゃな〜い?」
マルガレーテ「マルちゃんってなによ!?でも、まあ……そうねごめんなさい」
かのん「うむ。分かればよろしい!」
冬毬「では、お世話になります」
そして、冬毬は部屋へと上がっていった。
ありあ「私と同い年とは思えないくらい大人な雰囲気………」
かのん「ふふっ。ステキな子でしょ?」
―― ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ――
かのん「お待たせ〜……?」
マルガレーテ「かのん、なんとかしてあげて」
かのん先輩が飲み物を持ってきてくれると、冬毬ちゃんがワナワナと震えていた。
冬毬「な、な、ななな…………」
かのん「な、な、なな?」
冬毬「な、な、7巻が無い!!」
かのん「どうしたの?」
冬毬「あ、いえ……コレの7巻はどこに?」
かのん「え? どこだろう?」
冬毬「っ!? よくそれで落ち着いていられますね……!!信じられません!」
紗夜「冬毬ちゃんって結構潔癖なんだね〜」
冬毬「私は普通です!近くの本屋で買ってきます!!」
かのん「後で探しておくからいいよ」
紗夜「マルちゃん、さっきからなに読んでるの?」
マルガレーテ「だからマルちゃん言うな……コレ」
マルガレーテがだしたのは、冬毬が無いと騒いでいた漫画の7巻だった。
冬毬「あっ……」
かのん「あはは………」
さて、かのん先輩のお家で開かれたのはたこ焼きパーティ。なのだが――
かのん「マルガレーテちゃん、たこパ初めて?」
マルガレーテ「買って食べることはあるけど………」
冬毬「所で………この格好はなんですか!?」
4人はいま、パンダに竜に犬にとコスプレ状態だ。
かのん「上海のお土産。盛り上がれるでしょ?」
紗夜「いえーい! はいチーズ!」
かのん「いえい!」
マルガレーテ「え?」
冬毬「は、はいっ!」
パシャッ!!
冬毬「もう!紗夜先輩……」
マルガレーテ「撮るなら撮ると声かけてよね?」
紗夜「あはは、ごめーん」
かのん「後でちょうだい?」
紗夜「オッケーです」
そして、4人でのたこパを満喫し、今はカフェオレをのみながら休んでいた。
かのん「どうぞ〜」
冬毬「いただきます……っ!美味しい……」
かのん「良かったぁ!!冬毬ちゃんの好きな焼き芋も準備してるからね!」
冬毬「!焼き芋!! ……それより、用件を言ってください!」
かのん「?用件?」
冬毬「用件があるから呼び出したのでしょ?……まさか、違うのですか?」
かのん「ん~とね、上海に行ったときも、4人で話し合う機会とか無かったでしょ?だから色々と話して、お互いの事を知りたいなと思って!!」
冬毬「コミュニケーションを取りたかったと?」
かのん「そうそれ!上海のライブの時、なんでLiella!と合わせる練習を一度もしてないのにぶっつけ本番で合わせられたか分かる?」
マルガレーテ「それは…」
冬毬「私もそれは不思議でした……」
かのん「それはね、あの瞬間だけは、11人全員が同じ目標に向いてたからだよ。だから、気持ちが一つになれたの」
マルガレーテ・冬毬「「……………」」
紗夜「つまり、こうやってただ話すだけでも無駄ではなく、いいライブをするには必要ってことですね〜」
かのん「そうそう!」
冬毬「なるほど……」
冬毬はカフェオレを一口飲む。
かのん「冬毬ちゃんは甘いものは好き?」
冬毬「大好きです!!」
紗夜「へぇ。意外。ストイックな印象があった」
冬毬「普段は体型維持のためにセーブしてますが、甘いもの自体は大好きです」
かのん「ほらね?お互いの知らないこといっぱいあるでしょ?」
冬毬「なるほど……じゃあ、紗夜先輩は何か大切してる物とかありますか?」
紗夜「友達と妹」
冬毬「友達というと……」
紗夜「特になのは渚くんと、四季、メイかな」
マルガレーテ「Liella!じゃないのよ……」
紗夜「誘惑して四季から渚くんを奪いに行こうかと思ってる」
冬毬ちゃんとマルガレーテが吹き出す。
冬毬・マルガレーテ「「はい!?」」
かのん「あはは……ほどほどにね?そうだ!うちはコノハズク飼ってるんだけど、3人は好きな動物とかいる?」
マルガレーテ「サメかしら」
紗夜「クジラかな?」
冬毬「クラゲ……」
マルガレーテ「クラゲって……ジェリーフィッシュ?気持ち悪くない?」
冬毬「何をいいますか!!あんなに可愛くて癒される生き物は他にいません!寝る前に鑑賞してますし……」
かのん「飼ってるんだ?」
冬毬「はい」
紗夜「こうしてみると、知らないこと意外とあるんですね……」
かのん「そうだよ〜」
すると、
かのん母「お芋焼けたわよ〜?」
かのん「あっ、取ってくるね」
― つづく ―
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