あれから数日が経ち、曲作りを行っていた俺たち。学校の生徒たちがスクールアイドルに隠れて何かを行っていたようだが、無事に曲は完成し、いよいよ学園祭の日がやって来た。
お客さんはたくさん来場し、恋センパイは魔法使いのコスプレをして……結ヶ丘の学園祭の宣伝動画に出ていた。
恋「今こそ、結ヶ丘を音楽の故郷にしましょう〜!」ルンルン
きな子「は〜い、オッケー!」
ハッと我に返る恋センパイ。
恋「恥ずかしい!何故私がこの様な事を!!」
メイ「こういうのは生徒会長がやらないとな!」
「大丈夫です!皆、恋先輩の事が大好きになりますから!」
恋「ホントですか……?」
四季「本当です」
千砂都先輩は、キッチンカーでたこ焼き屋台をだしていた。
すみれ「…………………」
千砂都「いらっしゃ〜い!たこ焼きいらんかね〜?」
可可「レインボーたこ焼きも復活デスよ〜!!」
すみれ「宜しくお願いしま〜す!って、ちょっと!!またこの格好!?」
すみれ先輩はグソクムシの着ぐるみを着ていた。
可可「ククは好きデスよ〜、グソクムシ〜」
すみれ「褒めてないでしょそれ!!」
千砂都「あっ、いらっしゃ〜い!」
すみれ「いらっしゃいませ〜!」
来たお客さんに直ぐさま笑顔を向けるすみれ先輩。
………プロだ。
夏美は――、
夏美「じゃ~ん!ご好評につき、今年も新作スムージーがオニ登場!その名も、〈濃い抹茶、濃過ぎても流行っ茶葉スムージー〉ですの〜!!」
冬毬「以前のたこ焼きスムージーよりはマシですが、その分、意外性もなくなりました……」
夏美「ふっふ〜、そう言われるのも織り込み済み」
冬毬ちゃんはスムージーを一口飲むと、
冬毬「っ!? あ、姉者コレ!!」
夏美「もはや茶葉スムージーは、栄養素も満点。高麗人参の中でも有効成分を多く含み、滋養強壮、虚弱体質等にも優れた……」
冬毬ちゃん怖い顔で夏美に迫る。
冬毬「姉者……、私は、"甘い飲み物"が好きなのです!苦いのは嫌いです!!」
夏美「そ、そうでしたの……忘れてましたの」
みんながそれぞれ学園祭を楽しむ中、いよいよ、Liella!とトマカノーテの対決ライブが近づいてきた。
紗夜「いよいよだね〜」
Liella!、トマカノーテ、それぞれ円陣を組む。
かのん「うん」
マルガレーテ「勝つ!!」
冬毬「正々堂々と参りましょう!!」
かのん「真っ正面からぶつかって、悔いなく歌い切ろう!! Song for me!!」
千砂都「Song for you!!」
16人『Song for all!!』
そして始まるライブ。まず最初の歌い出しはトマカノーテ。冬毬ちゃん、マルガレーテ、かのん先輩と歌いつなぐが、歌詞が対決に臨む決意をもろに言葉にした歌詞。
熱い勝負を予感させる歌詞だ。
続いてはLiella!。きな子から始まりメイ、四季と、こちらも勝負に臨む決意を歌ったのは同じだが、Liella!はそこに更に人数の多いLiella!だからこその持ち味を歌詞に追加している。
そして振り付け、両者が全力で競い合い、バチバチと火花が散る。お互いがお互いに負けないように、どんどんパフォーマンスレベルが引き上げられていき、曲の中でとんでもない速度で成長していってる。
そしてサビ。トマカノーテの青、Liella!の赤の衣装を全員脱ぎ捨てると、Liella!の元のチームカラーであるか紫の衣装を着たみんなが現れる。そこからは1つになったLiella!のライブ。マルガレーテと冬毬も、みんなと息がピッタリとシンクロし、最後のキメポーズはとても美しい光景だった。
会場中から割れんばかりの拍手。
Liella!もトマカノーテも、お互いの健闘を称え合う。あのマルガレーテでさえ、Liella!認めた。逆にLiella!も、マルガレーテの実力と努力を、たしかに認めていた。
そして、運命の結果発表。
七未「では投票結果を発表します!投票結果は………」
Liella!『……………………』
トマカノーテ『…………………』
七未「結果は! "2グループが一つになって、ラブライブ!に出場してください!!"」
Liella!・トマカノーテ『『え?!』』
千砂都「みんなで!?」
すみれ「どういう事!?」
八重「みんなに署名してもらったんだ。私たちやっぱりみんなが一緒にやる所、アイドルもマネージャーも含めた、16人のLiella!が見たい!だから!」
八重「『Liella!は敵』は、もうおしまい!!」
会場から拍手が沸き起こる。
これを裏でやってたのか……。
かのん「………あっ、ちぃちゃんたち、勝ったら私たちに何かお願いがあるって……」
千砂都「ああ……」
夏美「勝負に負けた方は、勝った方のお願いを1つ何でも聞く」
きな子「勝ち負けじゃ、なくなったっすけど」
四季「かのん先輩たちのお願いは?」
かのん「私たちは、勝ったら16人でラブライブ!を目指そうって言うつもりだった」
千砂都「! 一緒だ!!」
すみれ「私たちもよ!!」
かのん「ほんとに!?」
「みんな、考えることは同じみたいですね……」
ライカ「そうね。とっくに、お互いに認め合ってたのよ」
紗夜「あとはマルガレーテと冬毬ちゃんが素直になれば良いだけだったんだよね」
湧く会場。
千砂都「じゃあ改めまして!」
かのん「私たちは、結ヶ丘のスクールアイドル!」
16人『Liella!です!!』
― つづく ―
「かのん先輩!」
Liella!『お帰りなさい!!』
かのん「みんな〜!ただいま〜!!」
紗夜「ただいま〜!」
陽菜「紗夜、お帰り!!」
紗夜「うん、冬毬ちゃんもマルちゃんも!!」
冬毬「は、はい!」
マルガレーテ「マルちゃん言うな!!」
かのん先輩と紗夜が、2人の手を引く。
かのん「ようこそ!」
Liella!『Liella!へ!!』
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