では・・どうぞ!!
Liella!の生徒へのありがとうライブの翌日の昼休み、俺と2人は教室で3人で昼飯を食べていた。
「四季、その弁当もしかして四季の手作りか?」
四季「うん・・・良かったら唐揚げひとつ食べてみる?」
「良いのか? じゃあ一個貰うな?」
四季が自分で作ったという唐揚げをパクッと一口。するとスパイシーな風味が口の中に広がる・・・
「美味い・・・カレー味か?」
四季「正解。唐揚げ粉に、粉末のカレー粉を少量混ぜてみた。美味しかった?」
「いや、マジで美味い。今度俺も作ってみよ・・・」
ほんのり頬を赤らめながら笑顔を見せる四季。前も言った通り四季は普段は無表情なため、笑顔を見せることはあまり無い。
俺やメイと話してる時は比較的笑顔を見せることは多いが・・・、それが赤の他人に変わるとたとえ気分が楽しかったとしても、ここまで明確な笑顔を見せることは恐らくない。
なのでもしも、"四季も勘違いされやすいのか?"と聞かれたら、ある意味その通りなのだ。
だからこそ、四季にとってもメイにとっても・・俺を含めたお互いが、自分を偽らずにありのままで話せる数少ない相手なので、もしも失いかけたら何が何でも守ろうとするだろう。
すると、突如教室がざわめきだし―――
同級生「ねぇ? あれLiella!の先輩たちだよね!?」
同級生「本当だ!! なんで1年生の教室に・・?」
メイ「なにっ!?」ガタッ!!
周りの生徒の声に、メイが音を立てて立ち上がり廊下に出る。
メイ「澁谷さんと可可さんだ!! はわぁ〜〜っ!!///」
四季「メイ・・・表情おかしくなってるよ?」
メイの後を追って俺たちが話していると、お二人がこっちに気づいて近寄ってくる。
メイは緊張から目を見開いて顔がどんどん赤くなっている。
かのん「やっぱりかわいい・・・「ふぇっ!?///」ねぇ? あなた名前は?」
メイ「えっ、あ・・・よ、米女メイです・・・///」
可可「アナタが・・ そっちの青髪の子は四季さんでシタよね?」
四季「えっ? なんで知って・・?」
かのん「二人共、単刀直入に言います!! スクールアイドル、やってみませんか?」
メイ「へぇ・・・・・っ!?」
メイ『え"ぇえ"え"ぇえ"え"ぇえ"え"ぇっ!?!!!!?』
メイの耳をつんざくような絶叫。周りの皆は驚愕の表情を浮かべながらも耳を塞いでいる。
メイ「な、なんでアタシが!?」
四季「私も・・・・?」
可可「なんでって・・・スカウトです!! お二人共カワイイですし、美人と言って差し支えないデス!! ククたちと一緒に高みを目指しまショウ!!」
メイ「・・・・・・・・・・・・・」
あっ、メイが放心状態でぶっ壊れてる。ここは、
「ていっ!!」
ポカっ!
俺がメイの頭に斜め30度の角度でチョップを噛ますと意識が戻る。昭和のテレビかよ・・・
メイ「ハッ!! そ、そう言われましても・・・何故
もうキャラ崩壊起こしてんぞ・・・・www
可可「ククたちも今のままでは力不足だと言う意見が上がったのデス。勿論ククたちも練習して力をつけマスが・・・」
かのん「今のLiella!にいないタイプの子を入れた方が良いんじゃ無いかって話になってね。前にそこの男の子と話す機会があって、二人の話は聞いてたんだけど・・・」
それを聞いたメイが俺を睨む。四季も呆れた顔をしているが、
可可「でも、今日初めてお会いしてそこの子の言ってたことが間違いじゃないとククたちが実感しました!! 是非お二人に入って欲しいのデス!!」
メイ「それは・・コイツに言われたからってことですか?」
かのん「ううん、それはただのキッカケ。1番の理由は今こうして会って、2人が条件に合っててかつ可愛いって・・私達自身が思ったから!!」
それを聞いたメイは顔を真っ赤にして俯く
メイ「そ、そんな・・・・アタシなんて・・・・///」ゴニョゴニョ
かのん「四季さんもどうかな? おねがいします!!」
なんと澁谷先輩が頭を下げた。周りの皆もメイも驚いている。
メイ「し、澁谷さん!?」
四季「・・・メイと一緒なら考えます」
かのん「どうかな? 米女さん!!」
メイ「す、少し考えさせて下さい・・・あっ、最後に確認していいですか? 先輩たちは、アタシの目つき・・どう思います?」
メイは悩みの性質上、コレだけは聞いておかなければ答えは出せない。だが、お二人は顔を見合わせクスッと笑い、
かのん「それも聞いたよ? 目が悪いから目を凝らしてる結果睨んでるって勘違いされてるだけなんでしょ? そんな人を悪く思わないよ!!」
可可「ククたちは、自分たちの意思で今お二人をスカウトしてるのデス!! お二人に可能性を感じたので。決して頼まれたからではありまセン!!」
そう。コイツは不良どころか、実際はただのスクールアイドルオタクだ。
――まぁ、今それを言ったらマジで命が危ういので言わないがな。
メイ「(そんな・・アタシが? 夢みたいだ・・で、でも・・・)な、なるべく早く答えを出すので、ちょっと待ってて下さい・・・」
かのん「うん!! いつでも待ってるから!! 返事してくれるときは部室に来て?」
可可「待ってマスから!!」
そして、お二人は教室に戻っていった。そして、俺はなぜか教室でメイに正座させられていた。あれ?
メイ「はぁ〜・・・ナギ、お前なぁ・・」
「・・・こないだのお泊り会の時、お前に聞いただろ? そしたらお前、絶対ないけどって言って、"先輩たちが自分の意志でアタシのことを美人とかカワイイって認めてくれたら"って言ってたよな? あの時には既にその絶対無いが起こってたんだよ」
メイ「マジか・・・・・」
四季「良かったねメイ? コレで邪魔するのは無くなったよ・・・・?」
メイ「どうしよっかなぁ・・・・・////」
メイの表情は手で顔を抑えても分かるほど真っ赤になってニヤけまくっていた。やれやれ・・・
「で? 俺はいつまでこうしてれば・・・「午後の授業が始まるまでそうしてろ!!」ヒィッ!?」
凄い剣幕で怒られてしまった。先輩たちの意思でスカウトしてくれたからと言って、それとこれとは話が別らしい・・・
トホホ・・・・・・
ー 続く ー
メイちゃんと四季ちゃんがLiella!に本加入してからが、この物語の本当の始まりなので、もうしばらくお待ち下さい。
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