卒業式前夜
ラブライブをLiella!が2連覇して数日後、俺たち1、2年生は新体制でのラブライブ三連覇に向けて、既に走り出していた。
かのん先輩たち1期生は、それぞれ卒業した後のための準備などで、学校に来るか来ないかは自由になっていた。
きな子「疲れたっす〜!!」
きな子がヘトヘトになって座り込む。
夏美「いきなり練習がハードすぎますの〜。動けないですの〜……」
夏美も倒れ込んでしまう。
おいおい―――、
「ほら、そんなんじゃあラブライブで俺たちに負けたライバルに示しがつかないぞ?」
マルガレーテ「ほんとね」
冬毬「私とマルガレーテでメニューを作ったんですが……」
夏美「あなたたち二人で作られたらこうなるの当たり前ですの!!」
まったく……
紗夜「でも、このメンバーで三連覇するならこのくらいやらないといけないんじゃない?」
ライカ「3年生、凄い人たちだったからね。その抜けた穴を埋めるならこのくらいしないと……」
きな子・夏美「「ひぃーー!」」
やれやれ………
メイ「舐めるな!私はまだまだやれるぞ!」
奏「さすが部長! じゃあどうします?」
四季「部長……どうする?」
メイ「そうだな……って、待て待て待て!部長!?誰が!!」
「メイしか居ないだろ。できそうなやつ。きな子は生徒会長だし……残る3人になると……」
メンバー全員が頷く。
メイ「えぇ………」
メイが冷や汗をかく。
きな子「そうっすね。メイちゃんが部長に相応しいと思うっす!」
陽菜「異論ある人いる?」
聞いたが、誰も異論はない。
メイ「………はぁ、分かったよ。なら!四季が副部長やれ!それならやってやる!」
「お、良いと思う」
紗夜「さんせ〜!」
四季「……みんながそう言うなら」
メイ「よし、決まりだ!もうワンセット!!」
きな子「は、はい〜!」
夏美「ナツ〜!!」
そして、練習を続ける俺たち。ランニングを始めてみんなを追いかけると、
(?かのん先輩?)
視界の端に、かのん先輩が覗いていた。
(最後に部室を見納めに来たのかな……)
そして、練習終わりに部室に荷物を取りに行くと、誰か来た跡があった。
マルガレーテ「? 誰か来たのかしら」
「さっきかのん先輩が、視界の端にチラッと見えたぞ?3年生が部室を見納めに来たんじゃないか?」
マルガレーテ「そう……」
「じゃあ、帰るか……」
そして、俺たちが学校を出ると、
「?」
体育館の明かりがついていた。そして何やら笑い声。
(かのん先輩たちの声か?まさか泊まり?)
四季「ナギサ?どうしたの?」
「………なんでもない」
―――先輩、みんなの事、任せてください。
………そしていよいよ、『結ヶ丘高校』、第1回卒業式の日を迎えた。
―― つづく ――