ラブライブ!スーパースター!! 赤と青の双星   作:松兄

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始まりは君の空

卒業式が終わり、Liella!のメンバーはみんなで写真撮影をしようとしていた。

 

夏美がカメラをセットし、

 

「3年生前行ってください」

 

可可「押すなデス〜!」

 

すみれ「ギャラクシー!!」

 

恋「もう。すみれさんてば………」

 

ライカ「すみれ……」

 

千砂都「みんなもっと寄って!!」

 

奏「はい!!」

 

紗夜「渚くん!」

 

「ちょっと!?」

 

四季「ナギサ………?」

 

「怖いよ!?」

 

マルガレーテ「ほら、シャンとしなさいよ!」

 

冬毬「仕方の無い先輩たちですね……」

 

かのん「ほら、撮るよ!!せ〜の!!」

 

シャッターが切られる瞬間、

 

Liella!『ラブライブ!』

 

カシャッ!!

 

写真には、結ヶ丘の校舎をバックに、俺たち全員の笑顔が写っていた。

 

 

――そして、いよいよかのん先輩たちとのお別れの時が近づく。

 

きな子「うっ、うぅ………」

 

メイ「グスッ………」

 

四季「っ………」

 

夏美「あぁ……う、」

 

「……………っう、」

 

俺たちは別れが辛くて涙を流す。だが、1年生も泣いている。

 

マルガレーテ「泣かないでよ……みんな、かっこ悪いんだから」

 

メイ「うるせぇな!お前だって、泣いてんじゃねぇか!!」

 

マルガレーテ「泣いてない!!」グスッ……

 

――すると、

 

冬毬「……………かのん先輩!」

 

Liella!「?」

 

みんなが、冬毬ちゃんを見る。冬毬ちゃんはかのん先輩の前に進み出ると、

 

冬毬「……リボン、リボン下さい!!」

 

かのん「……え?冬毬ちゃんが?」

 

冬毬「ずっと、憧れてました。スクールアイドル始めたときから……」

 

マルガレーテ「朝言ってたタスクってそれ……?」

 

冬毬「はい………」

 

すみれ「意外…………」

 

すると、かのん先輩はリボンを解き、冬毬ちゃんの右手の手首に結ぶ。

 

かのん「はい!……これからもよろしくね?結ヶ丘のこと」

 

冬毬「っ!……Agreeです!!」

 

かのん「マルガレーテちゃんもよろしくね?」

 

マルガレーテ「言われなくたって!」

 

かのん「渚くん、奏くん、Liella!のみんなを任せたよ?」

 

渚・奏「「はい!!」」

 

かのん「ふふっ」

 

3年生たちは俺たちに微笑むが、きな子が、

 

きな子「でも、行っちゃったら終わりなんすよね……。居なくなっちゃうんすよね……。あの部室や教室に行っても……先輩たちにはもう、会えないっ!!」

 

大粒の涙をボロボロと流すきな子。

 

かのん「大丈夫。居なくならないよ。私たちはずっと一緒。顔が見れなくても、声が聞けなくても、一緒に過ごした時間は、その思いでは、無くならない。………だから!」

 

3年生が1列になって立つ。いよいよ、別れの時がやって来た。

 

かのん「これまでも、これからも……、大人になっても、ずっと……ずっと!!」

 

そして、かのん先輩たちは一斉に足を進めて学校から出る。

 

かのん・可可・すみれ・千砂都・恋「「「「「よろしく!!」」」」」

 

 

かのん『あなたの歌を響かせて……』

 

きな子「全力で響かせるっす!」

 

可可『自分の大好きを、大切にするのデス……』

 

渚・四季「「大好きを、ココロの中に!!」」

 

すみれ『諦めなければ、何も終わらないから………』

 

マルガレーテ・ライカ「「絶対に諦めたりしない!!」」

 

千砂都『足を止めちゃダメだよ……』

 

メイ・奏・紗夜「「「最後まで走り抜けます!!」」」

 

恋『夢を見ることを、忘れないで………』

 

夏美・冬毬・陽菜「「「絶対に忘れません!!」」」

 

そう叫ぶ夏美は、かつて大事にしていた夢ノートを抱きしめて、もう二度と夢を離さないと誓う。

 

 

…………そして、3年生は、学校の外に出て、結ヶ丘の生徒では………無くなった。

 

――すると、

 

かのん「元気でね?」

 

Liella!『はい!!』

 

かのん「………ねぇみんな。このあと、聞いてもらいたい曲があるの」

 

Liella!『?』

 

 

 

そして日も暮れ、連れてこられたのはとあるビルの屋上。そこには、Liella!の1期生ラストライブのステージが作られていた。

 

四季・メイ・きな子・夏美・紗夜・陽菜・ライカ・渚『…………………』

マルガレーテ・冬毬・奏『…………………』

 

 

衣装に着替えた3年生が出てきた。

 

かのん「これが……、私たち3年生の、スクールアイドルとして歌う最後の歌」

 

かのん先輩たちは手をつなぎ合う。

 

かのん「私たちの。そして、みんなに贈る……!」

 

3年生『始まりの歌!!』

 

かのん「聞いて下さい!」

 

3年生『― 始まりは君の空 ―!!』

 

そして行われた最後の卒業ライブ、かのん先輩たちは、本当に楽しそうに歌い、スクールアイドルとしての幕を下ろした。

 

 

― 完 ―




ご愛読ありがとうございました!

今度エピローグとして1話、冬毬とマルガレーテの誕生日短編を投稿し、それを持って【ラブライブ!スーパスター!!〜赤と青の双星〜】は、完全完結とさせていただきます。

今までの応援、ありがとうございました!!
またどこかでお会いしましょう!!
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