もしかしたら、「感想欄で見たことある!」という人もいらっしゃるかもしれませんが宜しくお願いします。
ではどうぞ!!
ある日、メイ、紗夜、陽菜、ライカの4人は四季から相談があると学校の科学室に呼び出されていた。
紗夜「相談ってなんだろうね?」
ライカ「さぁ? 多分渚には言えない類の事じゃないかしら? そうでもなかったら四季なら渚を頼りそうだし……」
メイ「確かにな……」
陽菜「あっ、噂をすれば来たみたいだよ?」
科学室の扉が開き、四季が入って来る。
四季「ゴメンね、来てくれてありがとう……」
メイ「それは良いけど……どうしたんだ?」
四季「実は……」
四季の相談とは…………、
ライカ「渚が最近冷たい?」
四季「うん。話しかけても上の空っていうか、聞こえてないことが多いみたいで……」
メイ「疲れてるだけじゃないのか?」
四季「あのナギサが?」
メイ「確かにアイツはどんなに疲れてても、アタシや四季に話しかけられて聞こえてない様に黙ってる所は見たことないな……」
ライカ「私最近クラスの子に聞いたんだけど、渚が商店街のカフェでバイトしてるところを見たって子がいたわよ? そのせいじゃあ……」
四季「っ?! そんな話聞いてない!!」
えっ? 四季が聞いてないって何かおかしいな。今までのアイツは、必ずアタシか四季のどちらかには大事な事は言ってたし……
紗夜「そんなに気になるならこれからそのカフェに行ってみない?」
ライカ「そうね。そうすればハッキリするでしょ?」
陽菜「浮気じゃなきゃ良いけど」
四季「………」ジワッ
陽菜の言葉に、四季の瞳に涙が滲む。
紗夜「四季!? 陽菜!余計なこと言わない!!」
メイ「とりあえず行こうぜ?」
そして5人は、渚がバイトしていると目撃情報があったカフェへと向かった。
ライカ「ここね……」
紗夜「あっ! 渚くん!!」
陰から隠れて覗くと、渚がバイトしていた。
四季(ナギサ………何で言ってくれなかったの?)グスッ
メイ「あ〜もう! 泣くな四季!」
陽菜「あっ!! 渚くんが女の人と話してる!!」
メイ「ええっ!?」
急いで見ると、渚が二十歳くらいの女性店員と話していた。何か凄く楽しそう……、
陽菜「ま、まさか本当に…………?」
メイ「ナギが……? う、ウソだろ………?」
四季「……………」グスッ
!? 四季が涙を流した瞬間、我慢の限界とばかりに紗夜と陽菜とライカが突貫した。
紗夜「もう許さない!! 渚くんはそんな男じゃないと思ってたのに!!」
ライカ「アイツ!! あんな奴だったなんて!!」
陽菜「それはアウトだよ渚くん!!」
メイ「おい!3人共!?」
紗夜と陽菜とライカの3人が脇目もふらずに店の中に突っ込む。アタシは四季に付いててやることにした。
カフェの自動ドアが開き、中に入る3人。
「いらっしゃいませ~……って、ライカ!?紗夜!?陽菜!?」
ライカ「渚覚悟!!」
紗夜「この浮気者!!」
陽菜「渚くん!流石にそれだけはダメだよ!?」
「えっ!? ちょっと待って何の話……みぎゃぁあぁああぁあああぁっ!!?!?」
紗夜とライカの2人に滅茶苦茶ボコボコにされた渚だった。しかし、陽菜は突っ込んでは来たが言葉の説教で鉄拳は飛んで来なかった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
四季「勘違い………?」
四季たちも店の中に入り、今は従業員の休憩スペースで渚の話を聞いていた。
「ああ。お前らが疑ってたあの女の人は俺の母親の友達の娘さんで、この店のオーナーでな。そのツテでバイトさせてもらってたんだよ」
陽菜「じゃあ最近四季に冷たかったっていうのは……」
「あ〜…バイトするのは初めてだったんけど、やっぱり大変でさ……神経も使うし。疲れてたんだ。四季にも謝らないとと思ってたんだけどな」
メイ「じゃあ、黙ってバイトしてたのは……」
「四季にサプライズでプレゼントでも渡そうかなと思ってて。プレゼントを買うための資金を稼いでたんだよ」
紗夜「じゃあ、あの人と話して笑ってたのは……」
「接客業は職場で辛そうな顔見せたり無愛想な顔できないんだよ。できるだけ笑ってろって言われててな」
メイ「そういう事だったのか………」
四季「なんだ……良かった……」グスッ
陽菜「ホントに良かったね……? 勘違いだったんだ」
「あ〜もうほら泣くなって………」
渚はハンカチで四季の涙を拭く。疑ってたのが馬鹿みたいだね。
さて、考えずに突撃した挙げ句暴力を振るったこの二人は………、
紗夜・ライカ「「大変申し訳ありませんでした……」」
両手をきっちり揃えて、キレイな土下座を披露していた。
ったく………、
「あ〜良いよ。四季にはサプライズの予定だったから言えなかったけど、お前らには言っとけば良かったな。そしたらこんな無駄にボコされなくて済んだのに……」
紗夜・ライカ フイッ
渚が少し皮肉を言うと、二人は目を合わせられずに顔を背ける。渚は今、顔が二人に殴られアザだらけなのだ。
陽菜「良かったね四季ちゃん。浮気じゃなくて!!」
四季「うん……っ」
「は〜……そこまで勘違いさせちまってたか。悪かったな」
四季「そんな! ナギサは悪くないよ!」
「まぁそれでも……な? 飲み物くらいなら1杯だけ奢ってやるから、店の席に座って待ってな。ほら、二人もそろそろ立って皆と待ってろ」
ライカ「渚ぁああ〜〜っ!!」(号泣)
紗夜「流石渚くん! 心が広いよ!」(ガン泣き)
「分かったから離れろ!!」
泣きついてくる2人を引き剥がし、5人を席に案内する。注文を聞いて渚が飲み物を作っていると、
その間に、渦中のオーナーが5人の座る席に来た。
オーナー「誤解は解けたのかしら?」
紗夜「はい。スミマセンでした……」
オーナー「全くもう……、四季ちゃんだっけ?」
四季「はい……」
オーナー「良い彼氏ね? 大切にしなさいよ?」
四季「っ! はい!!」
「お待たせしました……あれオーナー? 何を話してたんですか?」
オーナー「何でもないわよ。それより渚くんは今日でバイトの期間は終了よね? コレ、今渡すから今日は帰ってこの子達と一緒にいてあげなさい?」
「えっ、でも……「良いから! 今後店を贔屓にしてくれたらいいから」はぁ、分かりました。ではお言葉に甘えて。短期でしたがありがとうございました!」
そして皆の会計を済ませ、帰り道を歩いていると……
「イテテ……」
渚が顔の痣を触り痛そうにする。
紗夜「あ、あの……ゴメンナサイ」
ライカ「悪かったわ……」
「ん、ああ……こっちこそ悪かったな」
紗夜「渚くんは悪くないわよ! 知らぬ事とは言え、私達が無実の渚くんをボコボコにしちゃったのが悪いの……」
ライカ「…………」
二人はもう完全に落ち込んでる。
「良いって。それより、四季のために怒ってくれてありがとな? やっぱりお前ら良い奴だ!」
陽菜「渚くんはお人好しだねぇ……」
メイ「それがナギだからな」
四季「二人共、ナギサはもう良いって言ってる」
紗夜「でも……」
ん~どうしようか……あっ、
「なら二人共罰として何か今度俺の頼みを聞くって言うのでどうだ? もちろん実現可能な範囲だけど」
ライカ「そうね。そうしてくれた方が気が楽だわ」
紗夜「うん。逆に何か償いがあった方が良い……」
「じゃ決まりで。あっ、言っとくけどエッチな事とかそんな事は絶対に要求なんかしないからな?」
紗夜「分かってるよ……」
ライカ「渚がそんなことしない人だって言うのは今回で嫌というほど思い知ったわ……」
そして6人はそれぞれ家に帰り、今日の事を思い返すのだった。
ー 渚の家 ー
渚母「渚!? そのケガどうしたの!?」
「ちょっと階段から落ちた」
家でも、紗夜とライカをチャッカリと庇っていた。
ー 続く ー
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