修学旅行の2日目の夜、現在札幌にいる外苑西中3年生は夕食を食べた後ホテルに移動し、今はもう各自の部屋の中でゆっくりしていた。
ただ、渚はというと………、
「ウップ…、マジで喰い過ぎた………。吐きそう……」
先程、ビール園で夕食として食べたジンギスカンを食べ過ぎてしまい、気持ち悪さと戦っていた。
(メイと四季の忠告をちゃんと聞いておくんだった……)
後悔先に立たずというが、今更後悔していると……
ピロン♪
「ん?」
渚のスマホに着信が。画面を開くと、
(えっと……LINE。差出人は…メイか)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
差出人:メイ
宛先:ナギ
件名:遊びに行っていいか?
本文:今から遊びに行くから部屋の鍵を開けておいてくれ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と、書かれていた。
(あ〜、気は紛れるか……)
そして渚は扉の元へとヨロヨロと歩いて行き鍵を開ける。するとものの数秒後、
ガチャッ!
メイ「ナギ……大丈夫か?」
四季「大丈夫?」
「メイ、四季……何とか…………。ウッ…」
すると二人はため息を付き、
四季「嘘つかないでよ……すごい顔してるよ?」
メイ「あぁ。青い顔してるぞ?」
「マジ? そんな酷い顔してる……?」
二人がコクリと頷く渚は「マジか……」と呟くと、ベッドの方へとフラフラと覚束ない足取りで歩く。
メイ「ああもう無茶すんなって……」ガッ
四季「少しは頼って欲しい」ガシッ
渚は二人に方を支えられながら歩き、ベッドにダイブする。
「悪い……」
四季「良いって……渚、ちょっと頭を上げるよ?」
「へ? うん……」
すると四季がやったのは男の夢、女の子の膝枕。渚は気持ち悪さを少し忘れて顔を真っ赤にする。
「し、四季!?」
四季「よしよし……」
動揺する渚の頭を優しく撫でる四季。は、恥ずかしい……。
四季「子供の頃とか私が泣くとお母さんがこうしてくれたら落ち着いてたらしいから。どう?」
「い、いや……あの頃とはもう色々成長してるし逆に落ち着かな…ハフゥ」
メイ「いや思いっきり落ち着いてるじゃねぇか変態!」
「い、いやそんな事は……ハフゥ……」
四季「ナギサ、カワイイ……」
メイ「は!? アタシは少し引いたぞ!?」
「四季さん? 男にカワイイは褒め言葉じゃ無いからね……? メイも引いたの……?」
男なのにカワイイって言われてオマケに幼馴染にも引かれて渚のライフは限りなく0に近くなってしまった。
すると、
四季「この程度で引くなんて、メイの幼馴染への愛が足りないんじゃないの?」
"愛が足りない"その言葉は、渚のことが大好きなメイの闘志に火を着けた。
メイ「はぁ!! 愛が足りないだと!? なら私もやってやる!!」
するとメイは渚を四季からぶん取ると、自分の膝に渚の頭を乗せて優しく撫でた。
メイ「はぁ/// だ、大丈夫か?」
「なんか気持ち悪さが吹き飛んだよ……///」
メイ「そ、そうか……なら良かったな」スクッ
するとメイは膝枕を解除して立ち上がり、横になる渚の上に四つん這いになって覆いかぶさる。
「っ!? め、メイさん?? 何して……」
メイ「ナギ……///」ガシッ ムニュッ
「っ!?////」
するとメイは渚の手を取り、自分の胸に押し付けた。柔らかい………。メイの方が大きさは小さいけど…弾力が……////
メイ「なんだよ…小さくて満足出来ないのか…?」
「い、いや……そんな事は、無いです///」
渚はもう頭に血が登って何が何やら分からなくなっている。
メイ「私だって……お前に愛はあるんだからな……?」
あ、四季の言葉に対抗してるのか。なら、
「メイ!!」ガシッ!!
渚は覆いかぶさるメイの腰回りに腕を回して引き寄せて抱きしめた。
メイ「わっ!?」
「メイ、メイと四季、二人共俺の大切な友達だし…それはいつまで経っても変わらないよ? 二人から伝わってくるものに不満を感じたことなんか一切無いしな……?」
メイ「あっ……/// ナギ……」
四季「……良かったねメイ?」
メイ「四季が焚き付けたんだろ?」
「四季も」ギュッ
四季「っ!!」
渚は、四季とメイをギュッと抱きしめる。二人共顔を赤くしてされるがままになっている。渚に身を委ねていると言うべきか。
すると、
四季「ねぇ、ナギサ……メイの胸を触ったよね?」
「えっ!? いやアレは……「私も触って欲しい」はっ?!」
見ると真剣な表情の四季。コレは本気の眼だ。
「わ、分かったよ。じゃあ……」フニュッ!
四季「んっ///」
弾力のあるメイとはまた違いマシュマロのような柔らかさ……って何をまじまじと感想を述べてるんだ!これじゃあマジモンの変態じゃねぇか!!
「ご、ゴメン…強かったか?」
四季「ん…少し……」
メイ「ナギ〜?」
「うっ、ゴメンナサイ……」
すると、
コンコン
扉をノックする音が鳴った。
「っ!? ヤバい隠れろ!!」
そして二人が隠れたのを確認した渚は扉を開けた。
「は~い……あっ、先生…どうしました?」
先生「いや、体調は大丈夫かと思ってな」
「はい…時間が経って少し楽になってきました……」
先生「そうか。それは良かったなじゃあ早く寝ろよ?」バタン
そして先生は去っていった。
「ふぅ~」ガチャ
渚は扉の鍵を掛け直す。
「良いぞ?」
メイ「ったく…良いところで邪魔しやがって………」
四季「空気読んでほしい」
「いや、先生は立場上しょうがないだろ……そろそろ部屋もどれよ。巡回来たときに居ないと色々面倒だぞ?」
四季「むぅ〜、分かった……」
メイ「家に帰ったらまたお泊りしような!!」
「もちろん!」
そしてメイと四季は渚の部屋を後にし、自分たちの部屋に戻って行った。
「ふぅ……寝るか………」
そして、部屋に備え付けのシャワーを浴びて今日は就寝した渚だった。
ー 続く ー
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