時は過ぎ7月初旬、夏休みが近付いたある日の体育の授業が始まる前、体育館で俺とメイと四季が3人で話していた。しばらく経ったら先生が来たので生徒たちは集合する。
先生「よし、今日はバスケを行うが、ディフェンスとオフェンスに分かれて1vs1を行う。やり方の見本を見せるので・・日宮!! 相手しろ!!」
え? オレ・・・・?
「大丈夫なんすか?」
先生「心配するな。私はこれでも高校時代全国大会ベスト8まで行ったんだ!! 男子とはいえバスケ部でもない奴などすぐ勝てる」
「・・・・あ"?」
今の一言にカチンと来た。上等だよ! 生徒の前で恥かかせてやる!!(怒)
そして俺がオフェンス、クソババア(先生)がディフェンスに入る。
球出しの生徒からボールが入った時点で開始。俺はドリブルしながら隙を伺う。
先生(? 何だ? 素人にしては違和感が・・・)
ババアがスティールしようと手を伸ばしてくる。それをすぐさまレッグスルーで躱し、喰らいついてきた所をクロスオーバーで揺さぶる。
先生(っ!? 早い!?)
しかし俺はクロスオーバーで横にスライドしただけ。抜きには掛かっておらず、ババアの体勢は大きく崩れる。
「貰った!!」バッ!!
俺が3Pシュートを放とうとすると、まずいと思ったのか、崩れた体勢でも素早く立て直してすぐさまブロックに跳躍するババア。腐っても上級者か・・・しかし、当然俺は、
先生(後ろに跳んだ!?)
俺の
ザシュッ!!
先生「!?」
シュートはゴールの真ん中をリングに触れすらせずに射抜き、シュートは決まった。俺の勝ちだ。
「はい、俺の勝ちです」
先生「( ゚д゚)ポカーン・・・」
「おーい・・?」
先生「はっ!? お前、何だ今の!! 素人じゃないのか!?」
「先生? 部活やってない=上手くないって言うのは偏見ですよ?」
メイ「先生、ナギはストリートの1vs1の大会で優勝するくらいには上手いんですけど・・」
先生「何ぃっ!?」
「これに懲りたらあんましバカにしないほうが良いですよ?」
先生「はい・・・・そ、それじゃあ各自分かれて始めてくれ。日宮は審判を頼む。お前が相手になったら皆の心がへし折られかねん・・・」
「了解しました・・・・」
そして皆が一組一組順番にバトルしていく。途中、メイvs四季の戦いもあり、
メイ「負けねえぞ四季!!」キュッダムッ!!
四季「私だって!」キュッキュッ!!
メイのドリブルの揺さぶりに四季もついて行く。四季が想像していたよりも運動ができたことに、クラスの皆はビックリしている。
というかこの二人はたまに俺と一緒にやることがあったからそこそこ上手いんだよな・・・。
きな子「米女さんと若菜さん凄いっす!!」
?(あの4人、確かスクールアイドル部の。動画に出演してもらってLiella!の動画を撮っても良いかもしれませんの!! チャンネル登録者急増の予感ですのーー!!)
若干1名変なことを考えている者もいたが・・・
四季「貰う!!」バチッ!
メイ「あっ!!」
スティールがキレイに決まり、四季とメイの対決は四季が勝った。四季・・ディフェンス上手いな・・・・。
メイ「くそっ!! やるな四季!!」
四季「こういう勝負でメイには負けたくないから・・・」フンスッ
そしてそんなこんなで終了の時間になり、号令と共に俺は教室に戻ろうとしたら、クラスメイトの女子たちが群がってきた。
「日宮くん先生に勝つなんて凄い!!」とか、「カッコよかった!!」とか、飛び交う黄色い声。
となればどうなるか、俺も男である。表情が緩むに決まっている。
ゾクッ!?
背筋に悪寒を感じ辺りを見ると、もの凄い怖い顔をしてコチラを睨む四季とメイがいた。ガクブル
?「日宮くん!! ちょっと!!」
ん? 確か、鬼塚だっけ? が俺の右腕に抱きついて話しかけてきた。腕が鬼塚の胸に挟まれてるんだけど・・・狙ってるのか? メイと四季からの視線が一層鋭くなる。
「確か、鬼塚夏美・・だっけ?」
夏美「はい! アナタの心のオニサプリ〜、オニナッツこと鬼塚夏美ですの〜!! ちょっと日宮くんにお願いがあるんですの!!」
「お、お願い?」
夏美「夏美のL TubeチャンネルでLiella!の特集組みたいのでお願いしたいんですの!!」
「・・・は?」
夏美「マネージャーの日宮くんもビジュアル映えするし、Liella!も美少女揃い・・・そうすればマニーの収益もうなぎのぼり・・」
心の声ダダ漏れですけど。
メイ「おい!! そんなの許さねぇぞ!!」ギロッ!
四季「ナギサは渡さない!!」ゴゴゴゴ!!
2人が物凄い威圧感を放ちながら鬼塚を睨む。他の生徒はあまりの恐怖にそそくさと逃げていった。
夏美「あっ、お二人も良かったら出演してくださいですの!!」
メイ「は、はぁ!?」
四季「L Tubeの動画に出るってこと? 私達が?」
夏美「スクールアイドル部に入っている人たちにお願いしたいんですの。宜しければ動画の最後に宣伝してもいいですの」
メイ・四季「「!?」」
それは・・・Liella!にとっては魅力的な誘いかもしれない。だが、
四季「私達の一存じゃあ決められないから私達の部の先輩に相談してからでいい?」
夏美「もちろんですの!! 何なら私が説明に行きますのーっ!!」
そして、鬼塚は颯爽と去って行った。嵐のような奴だったな・・・・。
「とりあえず教室戻るか・・・・」
メイ「だな・・・あっ、そうだ!!」
四季「女の子に囲まれて鼻の下を伸ばしていた件について、後でゆっくりと反省の言葉を聞かせてもらうから」
なんか余計に疲れてきた・・・・。
ー 続く ー
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