四季とメイ、渚の3人の関係にも進展がありますのでお楽しみに。
また、後書きにてお知らせもありますので、よろしければ最後までご覧ください。
では、始まります!!
林間学校
Liella!が9人となり学園祭ライブを行った1週間後、今日は1年生の林間学校で山間のキャンプ場に行く。
そこで飯盒炊爨で協力してカレーを作って食べ、少し経ったら帰るとのことだ。
事前に班を決める際に一班四・五人と言われており、俺たちの班のメンバーは・・・・
◇◆◇◆◇◆◇◆
ー キャンプ場 ー
生徒全員、先生やキャンプ場管理者の諸注意を聞き、それぞれの班に分かれて作業開始。
俺たちの班のメンバーはというと・・・
「では、これよりカレー作りを始めます。班長の日宮です。宜しくお願いします・・」
メイ・四季・きな子・夏美「「「「は~い!!」」」」
いつものLiella!1年生組の班だった。俺は皆から班長やってくれと半ば無理やり押し付けられていた。
大丈夫かな・・・・?
きな子「日宮くんに任せておけば安心できるっす!! 大丈夫っすよ!!」
う〜む・・・きな子にまで心を読まれた。俺の平穏が脅かされてる気がする・・・・。
「では、まず道具を持ってくるので夏美手伝ってくれ。他のメンバーは食材の準備を」
4人『ラジャーー!!』
そして管理小屋で飯盒や鍋、包丁等の調理器具を貰いみんなのもとに戻る俺と夏美。他の班の皆も動き出している。
夏美「ナギくんっ!」ピタッ
夏美が俺の肩に自分の肩を寄せてくる。 嬉しいような困ったような・・・。
そして皆のもとに行くと既に用意は済んでおり、持ってきた調理器具を使って調理を始める。俺は飯盒を使って米を炊いていた。他のメンバーはカレーに入れる野菜などの仕込みをしている。
飯盒を火に掛けたので俺は皆の様子を見に行く。
「メイ、やっぱり料理上手いよな」
メイ「サンキュ」
四季の方へ目をやると、
四季「・・・・・・・」
何故か不貞腐れて切り方が雑になっていた。
「四季? なんか雑だな」
すると四季の手が止まり、
四季「私を舐めないでよ!!」
「な、なんだそのテンション!?」
メイ「四季?!」
四季「メイもちょっとナギサに褒められたからって、勝ち誇らないでよ!!」
メイ「な、なんでそうなるんだ!?」
四季「にんじんの早切りで勝負!!」
すると四季はトントンにんじんを切っていった。
メイ「あ、アタシもやらないとダメか?」
「お、俺に言われても・・・・」
四季「っ! ・・・・・・」
そして1時間後、カレーが完成し皆で食べ始める。
「旨めーーっ!!」
きな子「美味しいっす!!」
夏美「飯盒炊爨でこんな美味しいカレー食べたの初めてですの〜っ♪」
四季(・・・・・・・・)
ん? 今四季が俺の方をチラッと見たような・・・。そして四季の様子がおかしいことは当然メイも気付いていた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
カレーを食べ終わり、皆で皿洗いをしてる時、
「おい四季!! 指から血が出てるぞ!!」
四季「えっ!? ああ・・・気づかなかった・・・」
「気付かなかったじゃねぇよ!! バイ菌入ったらどうすんだ!! 「自分でできるよ!!」」
俺が無理やり傷口を水で流させると、四季は振り払い自分で流し始める。
きな子「誰か絆創膏持ってるっすか?「大丈夫。私も持ってきてるから」」
メイ「(? やっぱりおかしい・・・)ちょっと見てくる」
ー メイ side ー
四季「全く・・・・」
すると傷口を見つめた四季は、自身の指の傷口にキスした。すると視線を感じたのか四季は振り返ると、
メイ「・・・・・・・・」
四季「っ!! ど、どうしたのメイ?」
メイ「四季、まさか・・・まさか、ナギのこと・・「っ!!」っ! 待ってくれ四季!!」
四季(バレた・・・っ! バレた・・っ!! バレた・・・・っ!!!!)
そしてしばらく走った四季は雑木林の中の少し開けた場所に出る。追い掛けてきたメイもやっと追いついて四季の手を握って捕まえる。
四季「・・・・・・」
メイ「どういうことだ四季っ!? 四季も・・・ナギのこと、好きなのか? なら、なんであんなにアタシに協力してくれたんだ!! アタシに譲るつもりだったのか? 四季・・・・っ!! "どういうことだっつってんだよ!! 若菜四季!!"」
四季「っ!! メ、メイ・・・?」
四季は分かりやすく動揺していた。私が四季に対してこんなに感情剥き出しで怒鳴ることなんかなかなか無いからな。
メイ「どういうことだいったい!! さっさと言わねぇと友達辞めるぞ!!」
すると四季は狼狽え、涙をこぼしながら口を開く。
四季「だって、だってそうしないと・・・3人でいられなくなる! 「なんで3人でいられなくなるんだ!!」だって、男の子を取り合ったりしたら、揉めるでしょ? 友情とか、木っ端微塵になってもおかしくないし・・・メイはナギサが好きで、ナギサもメイが好きで、二人が付き合えば、凄く凄く丸く収まるでしょ? そうすれば、ずっと3人でいられる・・・」
メイ「バカじゃないのか? 丸く収まるからってそんな・・・若菜四季がこんなにバカだとは思わなかった!!」
四季は一瞬怯むが、堰を切ったように言葉は溢れ出てくる。それに、アタシは一つ一つ返していく。
四季「私は、ナギサや、メイがいなかったら多分ずっと独りだった・・だから今のこの場所を絶対に失いたく無かった・・・他にどうすれば良いか分からなかったの!」
メイ「知るかそんなもん!! そんなに不安だったんなら言えよ!! 言わなきゃそんなもん分かるわけ無いだろ!!」
四季「それは・・・っ!!」
メイ「四季はさ、必死にアタシたち3人での関係を守ろうとしてたんだろ? でも、それでもどうしようもないくらいに、ナギのことが好きになったんだろ!?」
四季「っ!!」
メイ「大丈夫だ四季!! アタシは、いつまでも若菜四季の友達でいてやる・・いや、"いてやる"なんておかしい。アタシは、ずっと若菜四季の友達でいたいよ! お願いだからいさせてくれよ!!」
四季「っ!! ・・・私は、ずっと・・そんなふうに言ってほしかったんだ。でも、もう今さらだよね。もう私は二人の邪魔者。だから私はもう・・・」
メイ「なんでそういう話になるんだよ・・・」
四季「だって、もう気不味くなるのは避けられないし・・・・」
メイ「さっき四季言ったよな? アタシとナギが付き合えば丸く収まるって、けど、四季とナギが付き合ったって、それも丸く収まったんじゃないのか?」
四季「でも・・私は最初は、自分がナギサのこと好きだって気づいてなかったし・・・あ、いや今も別に「どうしてここまで来て自分に嘘つこうとするんだ!」嘘なんて別に・・・」
メイ「四季、自分の気持ちに素直になってくれよ。アタシがスクールアイドルに憧れてたのになれなかったときも、四季はアタシを見捨てないで、それどころかアタシのためにって動いてくれた。そんなアタシが、四季のことを見捨てるわけないだろ?」
四季の顔がハッとした表情に変わる。畳み掛けるなら今だな。
メイ「第一、米女メイと若菜四季の関係は・・・男を取り合ったくらいで壊れねぇよ。それにさ、仮にアタシがナギと付き合えたとしても、大事な友達の悲しみの上に成り立つ幸せなんて、アタシが喜べる訳ないだろ・・。だから、自分が悲しさを被って関係守ろうとか、馬鹿なこと考えんなよ・・。」
四季「・・・・良いの? 本当に・・・ナギサに好きって言って・・・メイと同じ土俵に上がっても、良いの?」
アタシは笑顔を浮かべ、
メイ「良いに決まってんだろっ!!」
四季「・・・分かった。でも、どっちが勝っても恨みっこなしだからね? メイにも、夏美ちゃんにも絶対に負けない!!」
メイ「アタシだって負けてたまるかよ!!」
そして、アタシたちは二人揃って皆のもとに戻る。
ー メイ side out ー
洗い物を終えた俺たちは結局戻ってこなかった二人を探していた。
「ったく、どこ行ったんだ?」
すると、近くの雑木林から2人が出てきた。いたよ・・・ったく、
「どこ行ってたんだよ・・・」
四季「っ/////」
四季は顔を真っ赤にしてメイの背に隠れる。な、なに?
メイ「ほら、四季」
すると覚悟を決めた顔をした四季は隠れるのをやめて前にでると、
四季「ナギサ・・・・好き///」
メイ「アタシもだ。ナギ、大好きだ//」
っ?!/// 瞬間、俺の顔が真っ赤になる。言葉に詰まるが、きちんと言わなければならない。
「え、えっと・・・俺は・・俺は二人から好きだと言われたことが本当に嬉しい。本当に、心の底から誇りに思う! でも、今は答えは出せない。ゴメン」
すると二人は顔を見合わせ、
四季・メイ「「プッ、アハハハッ!!」」
急に笑いだした。
メイ「分かってたよ。でも答えは出せないってことは、アタシと四季、両方にチャンスがあるってことだろ?」
四季「ナギサも安心して? 正々堂々勝負しようってことになってるから」
「おい、ちょっと待て。いったい・・・」チュッ
四季とメイにそれぞれ左右の頬にキスされた。
「っ////」
四季「じゃあそういうことだから、よろしくね!!」
そして二人は行ってしまった。
四季「〜っ!!/// 恥ずかしい//キスしちゃったぁ///」
メイ「アタシだって恥ずいっての///」
だが、二人は曇り1つない笑顔で笑い合っていた。
ー 続く ー
お泊り会の時点で渚は二人の気持ちには気づいていました。ですがそれを知らない二人にとって、本当の勝負はここから始まります。
果たして勝利し、渚と結ばれるのはどちらか? まさかの大穴で夏美か?
追記:
この話での四季とメイのやり取りは、部分的に違うところが多々ありますがとある漫画のオマージュです。何の漫画か分かる人どれくらいいますかね?
感想・評価宜しくお願いします!!
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