ではどうぞ!!
四季・メイと遊園地に行った翌日の日曜日、俺は原宿のとある広場で開催される1vs1のストバスの大会に出るためにウェアを着て会場に来ていた。
「よし、受付は済ませたし、俺のゲームは3試合目か」
この大会はルールにサドンデスルールを採用しており、オフェンス・ディフェンスをお互い最低1回ずつ行い、ポイント差がついた時点で決着となり、勝者が次に進む。
メイ「頑張れよナギ!!」
四季「応援してるから!!」
「おう!!」
そして俺の番になりフィールドに立つ。まずは俺がディフェンスからだ。
相手のボールから始まり相手は速攻で仕掛けてきた。俺がディフェンスに入るとロールターンで躱そうとしてきたが、読んでおりすぐにバックステップで後ろに下がりシュートの時に正面からボールを叩き落とした。
よし、まずは一本止めた。これで次に俺が決めればその時点で俺の勝ち。絶対に決めてやる!!
四季「頑張れーー!!」
ゲーム開始と共に俺はその場でドリブルして様子を見る。
動きでフェイクを入れると相手が釣られたためにすぐに最高速フルドライブで一気に抜き去る。
そこまでスピードのある相手では無かったために相手は俺に追いつくことができず、ワンハンドでダンクを叩き込んで1ゲーム終了。
ポイント1ー0で俺の2回戦進出が決まった。
俺が2回戦に向けて給水しながら他の試合を見ていると、
かのん「あっ! 渚くんいた!!」
「かのん先輩? なんでここに・・・」
可可「四季サンとメイサンから連絡貰ったのデス」
きな子「水臭いじゃないっすか!! 応援くらいさせてほしいっす!!」
嬉しいと思いつつも、恥ずかしいとも思っているとすみれ先輩が、
すみれ「それで試合は?」
「1回戦は突破しました」
夏美「さすがナギくんですの〜!!」
「はいはい・・・・」
係員「次の試合、受付番号32の方準備お願いします!」
「あっ、呼ばれたんで行ってきますね」
千砂都「頑張ってね!!」
恋「勝つことを信じてますから!!」
めっちゃプレッシャーかけてくるなぁ・・・でも、これで奮い立たなければ嘘というもの。
「はい!!」
その後も俺は順当に勝ち上がり準決勝、俺が後攻で第1ゲームは0ー0の
コレを決めれば俺の勝ちだ。
相手「くっそ!! 来い!!」
俺は一気にドライブで抜こうとするが相手は手を伸ばしてカットしようとする。
しかし寸前でクロスオーバーで躱し、ゴール下まで侵入する。
相手「くそっ!!」
しかしスティールを躱された相手はすぐに立て直してゴール下へ。
俺のシュートを阻むため跳躍する。
「甘いな」
空中でボールを持つ手を変えてダブルクラッチでゴールに、ダンクを叩き込んだ。
実況「日宮渚選手、決勝進出!!」
かのん「やったぁ~!!」
可可「さすがククたちのマネージャーデス!!」
すみれ「やるじゃないアイツ!!」
四季「まだ決勝戦が残ってますよ」
メイ「恐らく相手は春の大会の決勝戦でナギと戦ったあの人だ・・・」
実況「剛石輝選手、決勝進出!!」
そして10分間の休憩を挟んだ後、両者コートに立つ。
剛石「またお前とやれる時を楽しみにしてたんだぜ? 絶対にリベンジしてやる!!」
「俺だって負けませんよ!!」
両者正々堂々と闘うことを誓うように握手してゲーム開始。だが、
勝負は第5ゲームまでもつれ込む接戦となり、お互いの実力はほぼ互角。だが、渚にとって苦しい展開となった。
可可「相手も強いデス。サスガ決勝戦・・・!!」
すみれ「でも、体格差がすごいわよ?」
千砂都「さっきからパワーでゴール下に押し込まれて、上から決められてる・・・」
かのん「渚くん頑張れーー!!」
俺もフェイダウェイスリーなどテクニックを駆使してポイントを取ったが、相手の方が高さもパワーもある。千砂都先輩の言う通りゴール下での力勝負にゴリ押しで持ち込まれたらまたもつれ込む。
「クソっ!!」
これを止めれば勝ちなのにっ!!
剛石「だいぶ消耗してるな。コレを決めて第6ゲームで俺の勝ちだ!!」
相手はパワーでゴール下まで侵入してくる。
クソっ・・・!
四季・メイ「「ナギサ(ナギ)ーーーーッ!!」」
!! 二人の声が聞こえた気がした。それに続いて、
かのん「渚くん!!」
可可「ナギサさん!!」
すみれ「渚!!」
千砂都「渚くん!!」
恋「渚さん!!」
きな子「渚くん!!」
夏美「ナギくん諦めたらダメですの!!」
・・・・・そうだ! 諦めて・・ッ!
「たまるかぁああぁあああッ!!!!」
その瞬間、俺の内側から今まで感じたことのない力が湧き上がる。
相手は跳躍し、ボールをリングに叩きつけようとする。
「させるかぁっ!!!」
俺も跳躍し、シュートをブロック。先程まではあっけなくふっ飛ばされていたが、今度は俺は力の限り粘る。
剛石「なっ!? (この状況でどこにそんなパワーが!?)」
すると俺のブロックが徐々に相手のダンクを押し返し始め、
剛石(っ!?)
Liella!『行けぇええぇええぇええッ!!』
「うぉおおぉおおおぉおおおっ!!」
ドガァアァアアッ!!
俺のブロックは相手を空中で弾き、そのままボールはコートの外に出た。
「ハァ、ハァ・・・か、勝った?」
実況「き、決まったぁああぁあああぁあああッ!! 優勝は、日宮渚選手だぁあぁああぁあああっ!!」
すると会場は歓声に包まれる。
剛石「ハァ、負けたか・・・。やっぱり強いな、お前」
俺たちは手をガシッと握り互いの健闘を称え合う。
「あなたも。正直負けたと思いました。でも・・・」
そして、俺がLiella!の皆を見ると
剛石「そうか、あの子達か・・・」
「ええ・・・・」
すると、俺のもとにLiella!の皆が飛び出してくる。
かのん「渚くん凄い!!」
可可「ハイ! ククたちのマネージャーはスゴイんです」
すみれ「やるじゃないアンタ!!」
千砂都「凄かったよ!!」
恋「はい!! 手に汗握る熱戦でした!!」
すると、観客の誰かがLiella!を知っていたらしく少しばかり騒ぎになる。
するとかのん先輩が、
かのん「この人は、日宮渚くんは・・私達Liella!のマネージャーです!!」
会場の皆は驚いた顔になるが、運営委員の人が騒ぎを納めて表彰式。
俺はトロフィーと小さい金メダルを貰い今年の春休みに続き、再び優勝したのだった。
あのとき、皆の応援が俺に確かに力をくれた。けど、あの力が開放された様な感覚・・アレは何だったんだ?
その日の夜は俺も含めたLiella!のグループLINEは俺の話題でそれはそれは盛り上がった。
明日からまたLiella!のために頑張るか!!
ー 続く ー
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