メイちゃんの策に四季ちゃんも後手に回るか?
始まります。
俺がストバスのイベントで優勝した翌日の月曜日、学校でいつもどおり午前中の授業を受け終わった俺は購買部へ向かおうとしていた。
「ったく。母さんが、寝坊するなんて珍しいな・・・」
母さんが珍しく寝坊してしまい、弁当を作ってもらえなかったために昼飯を買いに行くところだ。
メイ「あっ、ナギ!!」
「ん? メイどうした?」
四季(?)
メイは顔を赤らめモジモジと落ち着かない態度だったが、意を決して口を開いた。
メイ「ナギ、今日は昼飯あるか?」
「ん、ああ・・・母さんが寝坊してさ、無いから買ってこようかと」
メイ「じゃ、じゃあコレ!! 弁当作りすぎちまったから良かったら食ってくれないか?」
四季「なっ!?」
は・・・・・・?
うぉあぁあぁあああッ!!!! マジか!? 女の子の手作り弁当!! しかもスクールアイドルやるような美少女のと来た!!
・・・いくら幼馴染みとはいえ他の男子がいたら殺されてるな俺。
前に理事長から聞いた話だとこの学校俺以外に男子いないらしいから本当セーフ!!
まぁ、それで肩身の狭い想いをすることもあるけど。
メイ「で、どうだ? 駄目か?」
メイが瞳を潤ませて上目遣いで聞いてくる。オッケーに決まってんだろ!!
「喜んで頂きます!!」
メイ「良かった・・・。ほら、出すから座れよ」
「はーい!!」
俺がとてもいい返事をするとメイはお弁当箱を取り出す。
メイ「こっちがナギのな?」
するとここで四季が、
四季「ねぇメイ? いくらなんでもタイミングが良すぎる気がするんだけど?」
言われてみれば・・・母さんが寝坊することを予め知らないと無理なタイミングではある気がする。
四季「メイ?」
メイ「あ、アハハ・・・・やっぱりバレたか」
は?
「え? どういうこと?」
メイ「実は・・・・」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
なんとメイは母さんに今日は自分が俺の弁当を作りたいから作らないでくれと頭を下げて予め頼んでいたらしい。
母さんも母さんで「それなら自然な方が怪しまれないわね」とノリノリで父さんに事情を説明したうえで今日はわざと寝坊したらしい。
そこまでするか・・・・
メイ「やっぱ四季にはバレるかぁ・・・」
四季「メイ、ズルい」
メイ「悪かったって」
「メイって意外と策士だったんだな」
まぁ弁当があるから良いけど。
「とりあえず食わしてくれよ」
メイ「了解。開けてみな」
俺が弁当を開けると、中にはおむすびが2つと唐揚げ。ポテトサラダにタコさんウインナー、ミニサラダにプチトマトと見た目も鮮やかかつ栄養バランスも良さそうな光景が。
「美味そう!!」
メイ「へへっ、食ってみてくれ!!」
「おう!! いただきます!」
四季「むう・・・」
俺はまずは唐揚げに手を付ける。食べてみるとなにかが違う。
「これ、胸肉か?」
メイ「正解。高タンパク低カロリーを意識してみた」
「でも胸肉にしては柔らかいな・・・」
メイ「ああ。昨日の夜のうちに重曹水に漬け込んだんだ。そうすると胸肉も柔らかくなるんだ」
マジか・・・・知らんかった。
「ポテトサラダも美味い・・・・」
メイ「それも1からアタシが作ったんだぜ? じゃがいも潰してさ」
何という手間の掛かった弁当だ・・・。
メイ「手間だけじゃなくて愛も籠もってるぞ?」
「・・・・違いない」
そして俺はメイの愛の籠もった手作り弁当を完食。一品一品がけっこう量があったため満腹だ・・・・。
「ふ~毎日は無理でもまた食べたいな・・・」
メイ「っ!! お、おう。また今度な?//」
四季「っ! ナギサ!!」
ビクッ!「な、なに? 四季・・・」
四季「明日は私が作ってくるから!!」
「へ?!」
メイ「おい真似すんなよ四季!!」
四季「メイこそ!! お義母さんを味方につけるなんてズルい!!」
あの、字が違った気がするのは俺だけ?
メイ「はん、知らないのか? オトすなら胃袋を掴むのは基本だぞ!!」
四季「なら明日のお弁当でメイのよりも美味しいの作ってくる!!」
メイ「面白れぇ!! やってみやがれ!!」メラメラ
四季「絶対に負けない!!」メラメラ
なんか背後に燃え盛る炎と火花が見える・・・。
っていうかクラスの面々の前で大声でそんな言い争いしないでくれる? ジロジロ見られて恥ずかしいんだけど・・・。////
四季「ナギサ、楽しみにしてて」
「わ、分かった」
こうなったらこの2人はもう止まらない。大人しく食べよう。四季も料理決して下手ではないし、むしろ上手いほうだしな。
安心して食べられると言うのは幸せな事だな。
ー 続く ー
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