ありあさんと別れた後、かのん先輩は資料室で神宮音楽学校時代まで遡り、この学校と街の歴史を調べていた。
かのん「音楽学校の歴史・・・「いた!」 あっ、ちぃちゃん・・そうだ片付け!!」
千砂都「もう終わったよ? はいコレ」
千砂都先輩はたこ焼きスムージーをかのん先輩に手渡す。受け取ったかのん先輩は見た瞬間顔を引き攣らせて「何これ・・・」やっぱりそうなるよなぁ。
千砂都「えへへ・・売れ残り」
かのん「そりゃ売れないよこんなの」
千砂都「アハハ。かのんちゃん、この街の歴史調べてるの?」
かのん「うん。この学校がなんでここにあるのか、それがステージを決めるヒントになればと思って」
千砂都「そっか、見つかった?」
かのん「残念ながらまだ・・・」
ブーッ ブーッ!
するとここでかのん先輩のスマホに着信が。
かのん「サニパさん?」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
場所を部室に移し、前年度ラブライブ!の覇者、"サニーパッション"の2人とテレビ電話を繋ぐ。
かのん「ステージ?」
悠奈「せっかくなら、1番信頼してるスクールアイドルにお披露目したいなぁって」
摩央「自信作なの」
可可「サニーパッション様の・・・」
メイ「ステージ!!」
すると夏美がスマホの撮影モードを起動し画面を撮影しようとする。ライバルグループのネタバレを起こそうとする夏美だが、四季が間にたこ焼きスムージーを割り込ませて阻止する。
四季「信頼関係」
夏美「わ、分かってますの・・・」
「夏美、後でお仕置きな?」
夏美は絶望の表情を浮かべるが、残念ながら止めようとする者はいなかった。
メイ「当たり前だろ・・・・」
悠奈「では、本校初公開!! これが、私達のステージだよ!!」
そしてカメラの視点がステージに移る。
サニーパッションのステージは海の上に浮かび、ステージバックに太陽を模したアーチがあり、サイドを南国を意識したデザインで固めていた。
Liella!『うわぁ〜〜っ!!』
可可「ステキなステージ!!」
メイ「リモートじゃなくて生で見てぇ!!」
摩央「島の皆が私達をイメージして作ってくれたの。最後だからって」
かのん「最後?」
悠奈「うん。この地区予選を仮に突破できたとしても、東京大会や本戦は本土になる。そうすると、この島でライブできるのは最後だから・・・」
摩央「この島で生きて、仲間がいたからここまで来られた」
悠奈「この学校と、この島をもっと盛り上げたい!! 皆に来てほしいって! お互い、ステキなライブにしようね!!」
可可「ハイデス!!」
メイ「ありがたきお言葉・・・!!」
そして、映像は途切れた。
かのん「私達も、見つけなきゃ!!」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
翌日、今日は祝日のため学校は休み。俺とメイと四季、いつもの3人は街に遊びに出掛けている。今は3人でクレープを食べていた。
メイ「ハムッ 美味いな」
四季「美味しい・・・」
「ここ前に見つけたんだよ。気に入ってもらえたなら良かった」
メイ「ナギよくこんなとこ見つけたな・・・ん? アレは・・・」
「どうした?」
メイの視線の方向を見ると、かのん先輩ときな子が2人で歩いていた。
メイ「きな子!! かのん先輩と2人なんて!!」
メイは二人の方へと駆け寄る。かのん先輩たちも気づいたのか俺と四季もメイの元へと駆け寄る。
かのん「3人で出掛けてたの?」
四季「はい。食べ歩きしようかって」
「きな子とかのん先輩は何してたんですか?」
きな子「2人で散歩っす。この街どこに行っても賑やかで、きな子は人の少ない所で育ったからワクワクしてくるっす!!」
するとかのん先輩が突然静かになった。
かのん「どこも賑やか・・人が集まる街・・・「かのん先輩?」っ! ゴメン!」
四季「何かヒントが?」
かのん「う〜ん、喉の奥まで出かかってる様な・・・」
ああ、そういうときあるよな。でもかのん先輩がこういう時って本当に答えが出る寸前のときが多いから期待できる。
すると近くの店の扉が開き、
かのん「あっ、七未ちゃん」
七未「あっ、ナイスタイミング!!」
そしてスクールアイドル部は全員集合してかのん先輩の実家の喫茶店へ。
七未先輩たちからLiella!に話があるらしい。
七未「生徒会は私達に任せて!」
恋「どういう事ですか?」
七未「ラブライブ!が終わるまで、かのんちゃんたちは練習に集中!」
八重「その間、生徒会の仕事は私達ががんばります!!」
九乃「去年もステージ作り手伝ったでしょ?」
かのん「嬉しいけど、もし全国大会まで行けたとしたら・・・・」
恋「かなりの長期間頼る事になってしまいます・・・。そこまで甘えるのは」
九乃「私達も、かのんちゃんたちと一緒に喜びたいの」
八重「だからやれる事、手伝える事があれば全部やりたい!!」
七未「悔いが残らない様に!!」
っ!! 本当に・・結ヶ丘は良い学校だな。
可可「ウァアア〜ッ」
千砂都「クゥクゥちゃん泣くの速いよ?」グスッ
可可「そう言う千砂都も泣いてるデス」ズビッ
すみれ「泣き虫なんだから」ズズッ
夏美「そう言ってるすみれ先輩も泣いてますの」
恋「グスッ ありがたいです・・・」
皆が笑顔になる。Liella!の面々は、ここは皆の好意に甘える事にし、練習に集中することにした。
翌日からLiella!の練習が再開。生徒会をみんなに任せ、Liella!全員で練習する。
可可「ハイ! ワン・ツー・スリー・フォー・ファイブ・シックス・セブン・エイト!!」
クゥクゥ先輩の掛け声のリズムに合わせて皆が踊る。俺は横で皆の動きを見てフォームチェック。
「かのん先輩少し速いです!! メイと四季は逆に気持ち速めに!! きな子と夏美良い感じ!!」
かのん「わ、分かった!」
メイ・四季「「了解!!」」
きな子「分かったっす!」
夏美「了解ですの!!」
七未先輩たちサイドは、
九乃「あれ? どうしても数字合わない」
八重「一から計算してみなよ」
九乃「なんで合わないのーーっ!!」
八重「葉月さん、こんなに大変なことを一人でやってたんだ・・・」
七未「私も生徒会に入ってビックリしたんだよ」
また別の日、体育館に場所を変えてLiella!サイド。すみれ先輩と四季は平均台の上でY字バランスをしていた。
教師「しっかりと体幹を意識して」
すみれ「分かってるわよ!!」
四季「・・・・・・」
夏美「凄い! できてますの!!」
四季「止まっているのは得意」
四季、凄げぇ・・・。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
七未「Liella!、ステージ会議を始めます!! アイディアがある方は挙手してください!!」
すると次々と手が上がっていく。
全校生徒の皆がこんなにサポートしてくれるなんて、本当に身の引き締まる思いだな。俺もマネージャーとして頑張らないと!!
(メイ、四季・・・・あの二人は随分と待たせちまってたんだよな。俺が気付かなかったせいで・・・あの二人がこんなに頑張ってるんだから、俺もそろそろ選ぶ覚悟と傷つけてしまう覚悟を決めるべきかな)
ー 続く ー
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