現在東京大会の結果発表。順位が次々と発表され、次は第二位。そこに映し出されたのは…、
ー 第二位 ー
ウィーン・マルガレーテ
マルガレーテ「なっ!?」
かのん「えっ、てことは……!!」
続いて第一位、ファイナリスト。映し出されたのは…、
Liella!
映し出されたのはLiella!の文字。
メイ「勝った……!」
すみれ「勝ったわぁーーっ!!」
千砂都「かのんちゃん! 次は全国大会だよ!!」
きな子「勝ったっす!!」
かのん「っ! うん!! やったぁ~っ!!」
喜びに湧くかのん先輩たち。俺も舞台袖で思いきりガッツポーズしていた。
「よしっ!!」
よく頑張ったな…メイ、四季……。
しかしここでこの結果を受け入れられない者がいた。
マルガレーテ「納得できないわ!!」
マルガレーテはズカズカと司会者に近づき、マイクを引っ手繰る。
マルガレーテ「私は、この結果を認めない!!」
往生際の悪いマルガレーテ。流石にここで、俺も堪忍袋の緒が切れた。
「いい加減にしろ!!」
急に登場した男子に観客はざわめく。だがそんなものは関係ない。
「この結果は…ファンのみんなや、会場に見に来てくれたみんなが決めた物だぞ! 絶対に不正なんかできない……! この結果を素直に受け入れられないなら、もうラブライブ!のステージに立つな!!」
かのん「な、渚くん……?」
マルガレーテ「!! ふんっ!!」
マルガレーテはさっさと去っていった。俺が啖呵を切った事に会場中の視線集まっていた。やべぇ………。
「……すみませんでしたぁっ!!」
俺は急いで舞台袖にダッシュで戻る。観客が騒がないと良いけど……、
観客「あの人…カッコいいかも」
観客「ひょっとして噂のLiella!のマネージャー?」
かのん「あっ、あの!!」
かのん先輩が声を上げる。
かのん「今の彼は、私達のマネージャーです」
可可「カレが支えてくれたから、クゥクゥたちは練習に集中できました!」
すみれ「けど、女子の部活であるスクールアイドルで、皆がどう思うかは分かりません」
千砂都「けど、わたしたちはこれからも彼とやっていきたいです」
恋「お願いします! 認めて下さい!」
観客シーンと静まり返る。するとポツポツと声が漏れ、歓声に変わる。
観客「いいぞーっ!!」
ライブ配信のコメントも……
『ビックリしたけど、Liella!の思いがよく伝わったわ。こういうグループも良いんじゃない?』
『ファイトだよっ!!』
『ハラショー!』
『凄く胸に刺さったズラ!』
『うゅ!』
『すっごくトキメいちゃったぁ〜!!』
『私の目もパッチリ覚めちゃったぜぇ〜。Liella!、これからも応援するね〜』
などなど殆どが好意的なコメントだった。
かのん「皆さん……!!」
そして、めでたくマネージャーとしての俺の存在はファンに公認され、表彰式を行い東京大会は幕を閉じた。
そして、俺たちは打ち上げにかのん先輩の実家の喫茶店に来ていた。だが途中で、俺と四季、メイの三人は一度外に出させてもらった。
「おまたせ。じゃあ、返事するな……?」
メイ「ああ…」
四季「………………」
「じゃあ、後ろ向いてくれないか? 俺が選んだ方に、後ろからハグするから」
俺の言葉に二人は困惑しながらも、素直に後ろを向く。
「じゃあ、やるな…?」
そして、俺は目的の彼女のもとに歩む。思えば、彼女には元気を貰ってばかりだった。不器用ながらも、三人の関係を誰よりも大事にしていたのは彼女かもしれない。
その彼女とは……
ギュッ!
「
クールぶった表情の内には、3人の誰よりも繊細な感情を持っていた、青髪の少女だった。
四季「ぁ………あ……、ナギサ…本当に?」
「ああ!!」
四季「でも、メイは……」
メイ「四季!! その言葉は、私への侮辱になるぞ?」
四季「! メイ……「あ〜あ…初恋、…終わっちまったな……」っ!!」
メイは……両目から大粒の涙をボロボロとこぼす。だが、決して恨むような言葉は言わなかった。それどころか、
メイ「四季! お前が選ばれたんだから、絶対に幸せになれよ! アタシの事は気にすんな!」
メイがニカッと笑うが、明らかに空元気であることは誰にでもわかる。
メイ………、
四季「メイ……」
メイ「四季、振られた私が言うのも何だけど、これからもたまには…3人の時間があっても良いか?」
四季「メイ、何言ってるの! そんなの当たり前!!」
「ああ!! 振った瞬間もうメイなんか知らねなんて言うわけ無いだろ!! 俺たちが積み上げてきたものを舐めるな!!」
メイ「ありがとう。じゃあ私は戻るな? 明日からは程々によろしく」
そして、メイはかのん先輩たちがいる喫茶店に戻る。
四季「まったく、ナギサ……本当に、私でいいの?」
「ああ、四季が良いんだ……俺と、付き合ってくれるか?」
四季「うんっ!」
四季は俺の胸に飛び込んできた。俺をギュッと抱きしめてきた。俺も、四季の事を抱きしめ返す。
「随分…待たせちまったな……」
四季「バカ……メイを選べば良かったなんて、絶対に後悔なんかさせないから。絶対にナギサにふさわしい女になる」
「いや、もうなってるだろ……むしろ俺のほうが見劣りするくらい……」
四季「そんなこと無っ…!」ムグッ!?
俺は、四季の唇を奪った。お互いに初めての、いわゆるファーストキスだ。
「/////」
四季「自分からやったのに、顔真っ赤///」
お前もじゃねぇかよ。
四季「そっか…私は、ナギサの彼女なんだ……」
「これから宜しくな?」
そして、俺たちも皆のもとに戻った。俺たちの事を報告したら、皆に祝福されたが、約一名
可可「スクールアイドルが恋愛なんてダメデスよぉ〜〜っ!!?」
クゥクゥ先輩の絶叫が響き渡ったが、皆完全に無視していた。
クゥクゥ先輩……不憫な……。
四季、これからよろしくな!!
ー 続く ー
見事渚くんのハートを射止めたのは四季ちゃんでした。入学の頃はメイちゃんが好きでも、そこからこれまでで渚くんの二人への気持ちも変化していたんですね。
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