ラブライブ!スーパースター!! 赤と青の双星   作:松兄

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オリジナル回2回目です。

ではどうぞ!!


若菜四季 心の内

 ナギサに送ってもらって家に戻ってきた私。自室に戻った私はふと目にとまった、中学校の卒業アルバムに目を通した。

 

 するとあるページに目が止まり、無表情な私の顔からかすかな笑みがこぼれる。

 

四季(これ、3年の球技大会の時だね……。ふふっ、このときの種目はバスケだったからバスケ部にも負けない勢いでナギサが無双してた……)

 

そして次のページへめくる。

 

四季(修学旅行か……北海道に行ったんだよね。夕飯のビール園で食べたジンギスカンはちょっと美味しかった……あっ、そう言えば………)

 

 私は、修学旅行の2週間ほどあと、ナギサが女の子から手紙を貰ってるのを目撃したんだ。すぐにメイに話して告白の現場を見てたけど……でも――、

 

「ゴメン。君とは付き合えない」

 

(メイのあのホッとした表情、今でも覚えてる。でも、私までちょっと胸の内が軽くなったんだよね)

 

 あのとき何故私の胸まで軽くなったのか、答えを知ったのは、文化祭のとき……。

 

 私はナギサとメイと3人で科学部を作って、その出し物で、私は自作の色々な発明品を発表展示してたんだよね。

 

 でも―――、

 

「何で中学生がこんなもの作れるんだよ………」

 

「マッドサイエンティストかよ、引くわ〜……」

 

 周りからの好奇の目や、異質なものを見るような目。昔からだったから、だいぶ慣れたつもりだったけど……あのときはショックで泣いてしまった。

 

 そしたら―――、

 

ふざけんなお前らぁあぁああぁあああッ!!!

 

 ナギサが私を悪く言った人達にブチ切れて、暴動になっちゃったんだ………。

 

四季(私を悪く言った人たちは、全員もれなく身体のどこかに最低1箇所以上は青痣作られてたし……。そのせいでナギサは先生たちに「友達を悪く言われて怒る気持ちは分かるがやりすぎだ」と、メチャクチャ怒られて反省文+放課後の居残り課題3週間……)

 

 今思えばよくその程度で済んだなと思う………。

 

四季(あの時先生たちに聞いたら、事情が事情なだけに先生たちも怒りたくはないが、明らかにやりすぎだからその罰は与えないといけないって言ってたしね……。まあ、私の目にもやりすぎな気はしたけど)

 

 〜 文化祭の帰り道 〜

 

 ナギサが私を心配して一緒に帰ってくれて、帰り道をナギサと2人で歩きながら、ナギサをこんなことにしてしまった罪悪感を感じて、私は口を開いた。

 

四季「ナギサはバカだよね………」

 

 

 違う…………

 

 

「なんだよ……」

 

 私の言葉に少しブスッとした声で反応するナギサ。

 

四季「あんなことして、あとで面倒な事になるとは考えなかったの……?」

 

 

 違う。こんな事言いたいんじゃない……っ!!

 

 

「考えねぇな。群れで囲んで陰険なんざ男だろうと女だろうとただのクズだ。気に入らねぇ……気にすんなよ四季?俺は平気だし、お前の科学の知識はスゲェ才能なんだから、大切にしろよ?」

 

四季「っ……//// (何で…そんなに優しいの……?)」

 

 あの時の胸の高鳴り、ハッキリと覚えてる。あのとき理解したんだ。私は、ナギサのことが好きなんだって。

 

 この優しい幼馴染に、恋をしているんだって……。

 

 本当に……私まで落としてどうするんだか。あのときのナギサのキズだらけの横顔を思い出すだけで、今でも心臓がドキドキと脈を打つ。

 

四季:「………ばか。でも……ナギサ、"ありがとう"っ!」

 

 このときばかりは、普段無表情な私の瞳からも涙がこぼれ、庇ってくれた嬉しさから微笑(ほほえみ)を浮かべた。

 

「……四季はやっぱり、笑ってた方がかわいいぜ?だから、笑ってこうぜ?」

 

 全く、ズルい人だよね………。でも、私の気持ちは知られちゃいけない。ナギサはメイが好きで、メイはナギサが好き。私が入る余地なんか無いし、あってはならないんだから、今まで通りでいい。

 

 私は2人のことが大好き。その大好きな2人を引き裂くようなことをしたくはない……。

 

 でも、もしも…本当にもしもだけど、ナギサが少しでも私を見て、気付いてくれていたら……私は……それだけで満足だから。

 

 

 それに、ナギサはさっきカフェで私に「スクールアイドルやらないのか?」と聞いたけど、もしも私がスクールアイドルになるんだったら、メイと一緒にやりたい。

 

 そして、ナギサにマネージャーとして私とメイを支えて欲しいな……。

 

 

ー To be continue ー




四季ちゃんの心の奥に封印した思いでした。
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