ラブライブ!スーパースター!! 赤と青の双星   作:松兄

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いよいよ第1部最終回です。

また、後書きにてお知らせもありますので、よろしければ最後までご覧ください。

それではどうぞ!!


第1部 最終話 私を叶える物語

かのん先輩が留学の決意を固め、残される俺たちもLiella!を続けてかのん先輩の夢を応援しようと決めたその日から、ラブライブ!全国大会までの間、俺たちは毎日必死に練習した。

俺たちは絶対に優勝してかのん先輩を笑顔で送り出す為に、かのん先輩は優勝して皆との最高の思い出を残すために。

 

皆それぞれの思いを抱えて、毎日必死に練習の日々を送っていた。

 

俺たちが校外にランニングに出ると、

 

「頑張ってーー!!」

 

「ファイトーーっ!!」

 

沿道から皆が応援の言葉を毎日の様にかけてくれる。それが俺たちに次から次へとやる気を与えてくれていた。

 

メイ「くーーっ、寒みぃ……」

 

四季「頬の感覚無い」

 

きな子「温かいっす……」

 

すみれ「本当に? さすが北海道出身ね?」

 

きな子「そうじゃなて、皆の応援が温かいんす!!」

 

すみれ「っ! …確かに、そうかも!!」

 

ダンス練習も四季と千砂都先輩が中心になり

 

四季「7、8、1、2、3、4、5、6、7、8!!」

 

四季の掛け声に合わせてダンスのリズムを覚える皆。一旦休憩を取ると、

 

「はい水、寒くても身体は凄く水分消費してますからしっかりと飲んてくださいね? はい、千砂都先輩」

 

千砂都「ありがとね?」

 

「ほらメイも」

 

メイ「おう。サンキュ!!」

 

四季「ナギサ……」ギュッ

 

すると、四季が突然抱きついてきた。

 

「お、オイ四季?!」

 

四季「疲労度が増加してるからナギサ成分補給して身体を癒やしている」

 

「ったく……」

 

俺が四季の頭を撫でてやると四季の顔はフニャッとなり幸せそうになる。だが、

 

可可「ナギサさん! 四季さん! 付き合ってるとはいえ練習中にイチャイチャしない!!」

 

怒られてしまった……。

 

メイ(見せつけてんのか……?)イラッ

 

フィジカルアップの筋トレ中も、

 

「ナッツーー!!」

 

夏美は足がもうパンパンだが気合でスクワットを続ける。意気込みは充分だ。

 

千砂都「後10秒!!」

 

可可先輩ときな子も体幹を鍛えるために腹筋を使って身体をV字にしてバランスを取って耐久する。

 

可可「ク〜っ……き、きついデス!!」

 

きな子「でもやるっす!!」

 

かのん先輩と恋先輩とすみれ先輩は校外にランニングに出る。

 

「かのんちゃ〜ん!!」

 

「ライブ見に行くよ〜っ!!」

 

全校生徒皆が、そして地域の人まで応援してくれている。皆の暖かさが心に染みた。

 

合間を縫っては可可先輩とすみれ先輩が共同で全国大会のライブ衣装のデザインを考える。

 

そして数日後、全国大会での衣装が完成した。

 

かのん「うわぁ〜〜っ!! ステキ!!」

 

可可「こんなに早くできるなんて!!」

 

かのん「ありがとう!!」

 

八重「学校の皆、協力してくれてるから!!」

 

九乃「他にもやれることあったら何でも言って!!」

 

恋先輩とメイも共同で曲作りの最終調整。夏美のオニナッツチャンネルにも、Liella!を応援するコメントが大量に届いていた。

 

 

理事長「決めたのね?」

 

かのん「はい!! 皆が背中を押してくれて…だから決断できました! 歌で世界を幸せにしたい。世界に歌を響かせられる様に、精一杯頑張ります! それがLiella!の、結ヶ丘の未来にも繋がって行くと思いますから!!」

 

理事長「ふふっ、いい顔をしてるわね。行ってらっしゃい」

 

そして月日は流れ、いよいよ全国大会当日。神宮国立競技場には、各地の地方予選を勝ち抜いたスクールアイドル、そしてファンの皆が集結した。

 

そしてついに、ラブライブ!全国大会のステージ直前になる。男の俺がいる事に他のグループは戸惑っていたが東京大会の時の映像に俺が映っていた事で、"そう言えばLiella!には男マネがいたっけ?"と思い出してくれたのか自然と視線は少なくなった。

 

そして俺の脇には、衣装に着替えた皆がいた。

 

恋「本当にここで歌うんですね…」

 

きな子「こんな大きなステージで……」

 

メイ「あ、あ"ぁあ"あ"あ"……」

 

四季「メイ落ち着いて。ナギサ、行ってくるね?」

 

「おう!」

 

夏美「ん〜っ! マニーの香りがしますの!!」

 

すみれ「ギャラクシーな私に相応しい舞台と言えそうね!」

 

千砂都「全部出しきらないとね!!」

 

可可「このステージを夢見て、ここまで頑張って来たのデス!! 結ヶ丘が始まってから……Liella!を始めてからずっと!!」

 

かのん「私達の全部を、このステージで!!」

 

 

その頃客席では

 

悠奈「はい!」

 

前年度ラブライブ!の王者、サニーパッションがLiella!の応援に来てくれていた。

 

摩央「ありがとう」

 

悠奈さんが摩央さんにサイリウムを手渡す。すると、

 

摩央「こんなにステージを遠く感じる時が来るなんて……」

 

悠奈「な〜に染み染みしてんのっ? 今日はLiella!を全力で応援しちゃうよーーっ!!」

 

サニーパッションの2人も、盛り上がる準備はオッケーだった。

 

ありあ「すごい人……」

 

かのん母「さすが全国大会……」

 

?「すみません? もしかして澁谷かのんさんのご家族ですか?」

 

かのん母「はい。あなた方は…?」

 

渚母「申し遅れました。私Liella!マネージャーの日宮渚の母です」

 

四季母「若菜四季の母です」

 

メイ母「米女メイの母です」

 

かのん母「ああ、あの3人の!! かのんが、すごく中のいい幼馴染の3人組が入ったって言ってましたし実際に会いましたから知ってますよ。こうしてご家族と合うのは初めてですね」

 

?「澁谷さん!」

 

かのん母「あら、嵐さん!!」

 

すみれ母「嵐さんコチラは?」

 

千砂都母「こちらは澁谷かのんさんのお母さんです平安名さん」

 

?「す、すみません…Liella!の皆のお母さんですか?」

 

かのん母「はい?」

 

?「私、鬼塚夏美の母です……」

 

何気にLiella!メンバーの家族が揃っていた。

 

渚母「親同士が顔を合わせるのは初めてですね。若菜さんと米女さんとは知り合いですけど……」

 

千砂都母「私も澁谷さんとは前から知ってましたけど他の方とは初めてですね」

 

四季母「まぁこうして知り合えたんですし一緒に子供たちの応援しません?」

 

そして家族皆で応援することになった。

 

 

ウィーン「………………」

 

2階の客席通路には、Liella!を見届けに来たウィーンがいた。

 

 

七未「声枯らして行くよーーーっ!!」

 

結ヶ丘生徒『『『おおーーーーーっ!!!』』』

 

結ヶ丘の生徒たちも盛り上がる準備は万端。そして、次はいよいよLiella!の番になる。

 

かのん「皆行くよ、1!」

 

可可「2!」

 

すみれ「3!」

 

千砂都「4!」

 

恋「5!」

 

きな子「6!」

 

メイ「7!」

 

四季「8!」

 

夏美「9!」

 

「10!」

 

かのん「Liella!〜っ!! スーパー…」

 

Liella!『スターーッ!!』

 

そしてLiella!のパフォーマンスが始まる。俺が今まで見てきた中で、その全てを凌駕する最高のパフォーマンス。皆が自分の出せる全てを出し切り、圧巻のダンスと歌を奏でていた。

 

 

新潟県、とある男子中学生がいた……

 

?「凄い……Liella!か。俺も…この日宮さんみたいにLiella!を支えてみたい! 俺の受験する高校は決まったかな?」

 

また、とある場所、

 

「姉者、昔とは見違えるほど生き生きとした笑顔。夢……、ですか…」

 

別々の場所に、今度中学を卒業し、入試で結ヶ丘を受けることにした2人の中学3年生がいた事を、俺たちは4月に知ることになるのだった。

 

そして、万感の拍手と共に全国大会は終わりを告げた。

 

 

 

 

そして後日…………、

 

結ヶ丘の周辺はLiella!一色。地元の学校がラブライブで優勝したことで、街はものすごく賑わっていた。

 

ー 結ヶ丘スクールアイドル部室 ー

 

可可「じゃじゃーん!とりゃあっ!Liella!、優勝しましたぁっ!!」

 

可可先輩が優勝旗を振り回す。皆は喜びを爆発させているが、

 

「嬉しいのは分かるけど、もう何回目だよ………」

 

すみれ「そうよ。こうやって喜ぶの何回目よ! 恥ずかしい!!」

 

可可「恥ずかしいとはなんデスか!! 優勝デスよ!? ラブライブ!優勝!!」

 

すみれセンパイとクゥクゥ先輩のいつもの言い合い。もう日常になっちまったな。慣れって恐ろしい………。

 

きな子「何度見ても良いっすね……」

 

メイ「ああ…。最っ高だ!!」

 

夏美「ま、私がいれば当然ですの!」

 

しかし夏美は小声で、「初めての一等賞……」と喜びに浸っていたのを俺は聞いていた。

 

すみれ「どうしたの?」ニヤニヤ

 

夏美「っ、何でも無いですの!!」

 

四季「皆、頑張った……」

 

あの普段無表情な四季の目から感動で涙が溢れる。本当に嬉しかったんだな。

 

「涙出てるぞ?」

 

すると四季は涙を拭き取り、

 

四季「違う。これは汗」

 

まったく、嬉しいなら嬉しいってハッキリ言えば良いのに……。

 

恋「幸せです……。お母様の作った学校を、皆の力で大きく成長させることができました」

 

恋先輩の言葉に皆が恋先輩を見つめる。そうだよな、1番嬉しいのは恋先輩かもしれないな。

 

夏美「ところで………かのん先輩はいつまで学校に?」

 

かのん「え?」

 

夏美「出発間近のハズでは?」

 

すみれ「さっさと帰って準備しなさいよ!」

 

かのん「い、良いじゃん! 家にいたって落ち着かないんだから……」

 

きな子「逆にこっちが心配で……」

 

恋「落ち着きません…」

 

千砂都「ほら、のんびりしてるとかのんちゃんが帰りづらくなっちゃうから練習練習!!」

 

可可「そうデス! かのんの分まで可可はもっともっと頑張りマス!だから大船に乗ったつもりで、行ってくるのデーーース!!」

 

そして、皆はかのん先輩をつまみ出した。

 

ー かのんside ー

 

かのん「はぁ、つまみ出されちゃった……。荷造りは、全部済ませちゃってるんだよなぁ……ん?」

 

かのん先輩が何かに気づき前を向くと、何故か結ヶ丘の制服を着たウィーンが立っていた。

 

かのん「マルガレーテちゃん? えっ?その服……えっ?」

 

マルガレーテ「見ての通りよ、留学は中止」

 

かのん「え"?! そ、そんな急にどうしたの……?」

 

マルガレーテ「あなたの元へも手紙が届いているはずよ?」

 

かのん「えぇええええっ!?」

 

ー 渋谷家 ー

 

ありあ「お母さん、この手紙なんだろう?」

 

かのん母「さぁ…? お母さんドイツ語読めないからなぁ……」

 

ありあ「お父さーーん!!」

 

かのん先輩の家には、確かに国際郵便で留学中止を知らせる手紙が届いていたとさ……。

 

どうやら、かのん先輩を含めたLiella!の物語は、まだ終わらないらしい。

 

かのん「ど、どうなっちゃうのーーーーっ!!?」

 

 

 

ー 第一部・終 ー




ラブライブ!スーパースター!!2期が始まってから今までご愛読ありがとうございました。また3期が始まったら再開致しますので、それまでは時々出す後日談や誕生日短編、番外編をお楽しみください。

それではまた第2部執筆時にお会いしましょう!それではまた!!

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