では、行ってみよーー!!
四季とメイも真田姉妹、ライカとも仲良くなり後日、四季の家に女子たちで集まっていた。
渚は今日は一緒にはおらず、1人で走り込みをしている。
ー 四季の家 ー
メイ「へぇ~、紗夜そんなに強いのに昔は臆病だったのか……」
四季「でもさすがナギサ。それは確かに心は昔の方が強い」
紗夜「う〜……私も渚くんに言われて、今になってやっと分かったのよ……。身体が強いよりも、内面的に強い方が良いって……」
陽菜「紗夜はそれから自分の過去から目を逸らさないで向き合おうとしてきたもんね? 昔の私の大好きで憧れだった紗夜が帰ってきて嬉しかったよ? あっ!! 勘違いしないでね? 今も大好きだから!!」
慌てて訂正する陽菜ちゃん。紗夜ちゃんは「分かってるよ」と笑顔で陽菜ちゃんに言う。仲の良い姉妹だね……。
ライカ「私と似てるわね。私は過去と向き合いはしてたけど、身体は強くなっても心の奥底が中々変わってくれなかったから。でも渚は、「自分の弱さとちゃんと向き合ってたんだったら決して私は弱くない」って言ってくれたわ。後、コレはこの中では私と紗夜と陽菜に言える事だけど、"先祖がどんなに凄い人でも、私は私だって。先祖を真似る必要は無い"って……」
紗夜「さすが渚くん。良い事言う!」
陽菜「こんな男の子いるんだねぇ……」
四季「勿論。ナギサをそこらの男と一緒にしないでほしい」
メイ「同感だ」
するとここで、四季とメイはどういった事が過去にあったのか気になり、代表してライカが2人に質問した。
ライカ「2人は渚とどんな事があって好きになったの?」
紗夜「確かに。気になるね……」
陽菜「うん!」
メイ「しょうがねぇな…。確かアレは……8年前だったな。アタシと四季とナギは同じ小学校の同じクラスだったんだけど、アタシと四季、結構クラスで浮いてたんだよ…」
四季「私は根暗女って言われてたし……メイは昔から目が悪くて目を凝らしてただけなんだけど、そのせいで目つきが悪いと取られてヤンキーって言われてた」
紗夜「いや、確かに四季は自分からはそこまで積極的に話す方じゃない印象はうけたけど、根暗女って……」
ライカ「ソイツら2人の事何も見てないのね。四季もメイもこんなに良い子なのに……」
陽菜「それ男子が?」
メイ「いや、女子からも言われてたな……」
3人は女子もそんな事を言っていたのか……。と、四季とメイを悪く言った2人の元クラスメイトに少しばかりイライラしていた。
メイ「でな? その事をけっこうハッキリとクラスの奴らに面と向かって言われてな、アタシ涙目になっちまって……四季も無言だったけど悲しかったと思う」
四季「うん。でも、そしたらナギサなんて言ったと思う?」
紗夜「なになに?」
ライカ「たぶんカッコいいこと言ったのよ」ニヤニヤ
四季「うん。クラスの子たちにキレて、「お前ら!! 2人の事を見かけだけで判断するな!! 2人の事なんか何も知らないくせに!!」ってキレて。その結果ケンカになってナギサが怒られちゃったんだけど……」
メイ「その時思ったよ。「アタシたちを本当に理解してくれるのはナギだけだ」って。その時からかな? あたしがナギを好きになったのは……」
陽菜「へぇ~、やっぱりカッコいいね? 渚くん」
メイ「まぁ今はクラスに友達も大勢できて楽しくやってるけどさ? スクールアイドル部の同級生も先輩たちも優しいし!!」
四季「うん!」
メイの過去を聞いて、紗夜たちは改めて渚に感心していた。ここまでの心を、小学生の時に既に持っていたことに驚いている。
紗夜「なるほどねぇ……四季は?」
四季「私は中学生の文化祭の時。科学部の出し物で発明品を作って展示してたんだけど、「何でこんなもの中学生が作れるんだ?」とか、「マッドサイエンティストかよ? 引くわ」とか言われて。慣れてたはずなのに、私泣いちゃったの」
陽菜「うわ、酷いねそれ……」
四季「そしたらそれを見たナギサがブチギレちゃって、悪く言った人たちは身体のどこかに最低1箇所以上は青痣作られて……、ナギサはそのせいで先生に大目玉食らっちゃって。でも、その日私とナギサは一緒に帰ったんだけど……ナギサに、「あんな事して後で面倒な事になるとは考えないの?」って言っちゃったの。本当は、凄く嬉しかったのに……」
陽菜「で? で!?」
ライカ「勿体つけずに言いなさいよ?」
四季「そしたら、「考えねぇな。群れで囲んで陰険なんざ男だろうと女だろうとただのクズだ。気に入らねぇ」って言ったあとで、私の化学の知識は決しておかしなものじゃない。誇れる物なんだって言ってくれて……、そこで気づいたの。私もナギサが好きなんだって。けど、その時はナギサとメイは付き合ってはいなかったけど、両思いなのが私は分かってたから、私は自分から諦めようとしたの」
この言葉に3人は驚いた。
陽菜「えっ!? じゃあなんで今、四季ちゃんが渚くんの彼女なの?」
メイ「アレは去年の林間学校の時だな。ちょっと四季の様子がおかしくてさ? アタシが気になって様子を見に行ったら……四季も渚のことが好きで、もう我慢できなくなってきてることに気づいて……。「そんな溜め込んでるんだったらなんで堂々と勝負しようって言えないんだよ?」って言ってやった。「アタシと若菜四季の関係は、男を取り合ったくらいで壊れない。第一それでアタシが選ばれたとしても、大切な友達の悲しみの上に成り立つ幸せなんか喜べない」って言ってな?」
ライカ「それでお互いに渚に告白して正々堂々勝負した結果、四季が勝ったって訳ね?」
四季「そういう事」
紗夜「凄い……。なんかドラマみたいな展開なんだけど……」
陽菜「そんなことがあっても、3人の絆は壊れないんだねぇ……」
ライカ「お互いがお互いを凄く大切にしてるのが伝わってくるわ」
四季「うん。メイもナギサも、私の宝物だから!」
メイ「アタシも。四季とナギは絶対に失いたくない!」
陽菜「きっと渚くんも同じこと思ってるよ」
ライカ「結果としてメイは振られちゃったけど、渚を好きになったことを後悔してる?」
ライカは真剣な顔でメイに問いかける。
メイ「まさか! 確かに振られたのはショックだったけど、ナギはちゃんとアタシと四季の想いに向き合って、ちゃんと答えを出してくれた。だからナギを好きになったことに後悔なんか無い!」
その答えを聞いたライカはフッと優しい表情になり、
ライカ「それを聞けて良かったわ。それにしても、改めて渚の良い所が浮き彫りになったわね」
紗夜「ホントだよね? こんな人、本当にいないよ?」
陽菜「四季ちゃん、自分はかなりの幸せ者だって自覚はしてね? でないと他の女の子から恨まれることになりかねないから。渚くん絶対モテるし……隙あらば奪おうとする子は絶対にいるよ?」
四季「うん。分かってる! 誰が来ても、ナギサは絶対に渡さない!」
メイ「よし。じゃあ、次は何の話する?」
こうして、ガールズトークはたいそう盛り上がったそうな。
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