ラブライブ!スーパースター!! 赤と青の双星   作:松兄

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過去のトラウマ

千砂都先輩から四季が新曲のセンターに推薦され練習後の下校中、渚、メイ、四季、きな子、夏美、ライカの6人はカフェでティータイムとしていた。

 

因みに陽菜は用があるらしい。

 

夏美「それにしても、四季がセンターとは……」

 

ライカ「華もあるし良いと思うわ」

 

きな子「千砂都先輩の言う通り、新しい風が吹きそうっす!」

 

四季「……………」

 

「四季?」

 

な〜んか暗い顔……。

 

メイ「大丈夫、"今の"四季ならできるって!!」

 

ライカ(今の……?)

 

四季「メイとナギサがみたいだけ」

 

「まあ否定はしない」

 

メイ「お、おう……」

 

きな子「作曲は、メイちゃんがやるんすよね?」

 

メイ「ああ。先輩たちから頼まれた。全力で頑張るぜ」

 

夏美「私が衣装担当〜!」

 

すると、

 

きな子「あの、メイちゃん……。作詞にもチャレンジしてみないっすか? 四季ちゃんのこと、一番わかってるのは渚くんを除けばメイちゃんっす!きな子も協力するっすし、相談しながらやってみないっすか?」

 

メイ「作詞か……。分かった、四季が嫌じゃなければ」

 

すると、黙り込む四季。

 

渚・メイ「「四季?」」

 

四季「ナギサとメイは、本当に私がセンターでいいと思ってる?」

 

渚・メイ「「もちろん!!」」

 

二人の即答。四季は少し気圧される。

 

四季「そう……」

 

すると夏美が時間になったと急いで帰っていったので、俺たちもお開きにして会計して帰ることにする。

 

そしたら、

 

ライカ「四季、渚借りて良い?」

 

四季「? 何で?」

 

「おう、俺も聞いてないぞ?」

 

ライカ「実はね、あたし今度開かれる剣道の都大会に出てみようと思ってて。優勝すると関東大会、最後まで行くと全日本選手権まであるんだけどね……」

 

へぇ?凄いな……。

 

ライカ「ただ、最近ちょっとしっくり来なくて……渚そう言うの見極めるの得意だから何かアドバイス貰えたらなって。勿論変なことはしないから」

 

四季「……分かった。そういう事なら大丈夫」

 

「分かった。じゃあ、また明日な!」

 

そして2年生は別れて、俺とライカはすみれ先輩の家の神社に向かった。

 

 

 

 

神社に着くと、家の自室で道着に着替えたライカが出てきた。

 

ライカ「じゃあ、ちょっと見てて」

 

するとライカは竹刀を構えて手頃な木に面に胴、小手の動作で打ち込んだ。

そしてしばらくやると、

 

ライカ「まあ、こんな感じ……」

 

「ん~、確かに前見た時より動きにキレがない気がするな……」

 

ライカ「でしょ?私も気になってるのよ……Liella!も次を目指して頑張り始めたから、私も更に上を目指したいと思って……」

 

「上を目指すか……。まぁ、自分が成長していくのは嬉しいしな」

 

ライカ「ええ。そもそも私は、弱い自分を乗り越えたくて鍛練をはじめたから……ってそう言えば、渚には言ったわね」

 

「ああ………」

 

ん〜……

 

「ライカってさ、何で剣道を選んだんだ?」

 

ライカ「え? それは……先祖が宮本武蔵だし、向いてるかな……って」

 

「ほんとにその理由?」

 

ライカ「え? どういうこと?」

 

「いや、Liella!のみんなは、上を目指してるけど、どんどん成長してる。ライカも同じだけど、こっちは今停滞中。そう考えて今両方を見た時、決定的に違うのがあった気がしてさ」

 

ライカ「……何?」

 

「教えちゃうとためにならない気がするから。ヒントね。ライカ、"今少しキツそうだよ?"」

 

渚の言った言葉に困惑するライカ。

 

ライカ「キツそうって……そりゃあ鍛錬してるんだからその間キツイに決まって……」

 

「そういう意味じゃないんだな、じゃあ俺は帰るよ……」

 

ライカ「ちょっ、待ちなさいって!!」

 

渚は、そのまま帰っていった。

 

ライカ(……どういう意味?)

 

 

翌日の結ヶ丘。Liella!は四季をセンターで起用する為に、まず四季にセンターの感覚を掴ませようと体育館のステージの真ん中に立たせた。

 

四季「……………」ブルブル

 

(……………四季、震えてるな)

 

メイ「ナギ……」

 

「ああ……」

 

可可先輩が体育館の照明を消し、

 

可可「では行きま〜す!」

 

四季「っ!」

 

「可可先輩待っ……!」

 

言う前に四季にスポットライトが当たる。

 

すると、

 

四季「……………っ!」

 

 

(根暗女!)

 

(日宮と米女が居ないとダメなくせに!)

 

(マッドサイエンティスト!)

 

 

様々な暗い思い出が四季の脳裏にフラッシュバックする。そして、

 

 

四季「……………」フラッ……バタン!

 

四季は倒れてしまった。

 

「四季!!」

 

メイ「四季!大丈夫か!?」

 

渚とメイが急いで四季を抱き起こす。四季は気絶しており、その表情も強張っている。

 

千砂都「四季ちゃん!?」

 

陽菜「四季!? どうしたの!!」

 

きな子「四季ちゃん!」

 

すみれ「どうしたのよ!!」

 

恋「四季さん!気をしっかり!!」

 

すると、可可先輩も降りてきて、

 

可可「大丈夫なんデスか!?」

 

ライカ(四季……っ!)

 

そして、

 

「すみません。保健室連れてくんで……。そこで話します」

 

恋「分かりました。このままにしておく訳には行きませんしね」

 

そして、渚が四季をおんぶして保健室に連れて行きベッドによこたえる。

 

可可「どういう事デス?何故四季はいきなり……」

 

メイ「…………」

 

メイが俺を見る。

 

「分かった。……それを話すには、まず俺達の過去を話さないといけません。皆さんは……小学生の頃の四季が、今とは別人なくらい明るい子だったと言ったら、信じられますか?」

 

 

Liella!『え?』

 

 

そして話は、小学生の頃に遡る。

 

 

 

ー つづく ー




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